CEILING または スカラー関数 CEIL

CEILING 関数は、引数以上の最小の整数を戻します。

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スキーマは SYSIBM です。

引数は、いずれかの組み込み数値データ・タイプの値を戻す式であることが必要です。

引数を、文字ストリングまたはグラフィック・ストリングのデータ・タイプにすることもできます。 ストリング入力は、暗黙的に DECFLOAT(34) の数値にキャストされます。

引数が DECIMAL の場合は位取りは 0 になる以外は、 関数の結果のデータ・タイプと長さ属性は、引数と同じになります。 例えば、データ・タイプ が DECIMAL(5,5) である引数の結果は、DECIMAL(5,0) になります。

結果はnullになる可能性があります。引数がnullの場合、結果もnull値となります。

例 1
次のステートメントは、正および負の値に対する CEILING の使用を示しています。
   SELECT CEILING(3.5), CEILING(3.1), CEILING(-3.1), CEILING(-3.5)
     FROM SYSIBM.SYSDUMMY1;
この例は次を返します: 04.、 04.、 -03.、 -03.
例 2
サンプルテーブル DSN8C10.EMP を使用して、全従業員の最高月給を求めなさい。 結果を次の整数に丸めます。 SALARY 列には、10 進データ・タイプがあります。
   SELECT CEILING(MAX(SALARY)/12)
     FROM DSN8C10.EMP;
次の例では、給与が最も高い従業員は、年収 $52750.00 の Christine Haas であるため、04396 が返されます。 CEILING 関数を適用する前のこの従業員の平均月給 は 4395.83 です。