変更できるバッファー・プールのしきい値

ALTER BUFFERPOOL コマンドを使用して直接変更できるしきい値もあります。

汎用プログラミングインターフェース情報の開始。 1つのバッファー・プール内のしきい値を変更しても、他のバッファー・プールに影響はありません

以下のバッファー・プールしきい値を変更することができます。

順次スチールしきい値 (VPSEQT)

このしきい値は、順次アクセス・ページがバッファー・プール内で占有できるパーセンテージです。 これらのページはどのような状態 (更新済み、使用中、または使用可能) でも構いません。 したがって、個々のページのカウント値は、他のバッファー・プールしきい値を超える場合もあり、超えない場合もあります。

このしきい値のデフォルト値は 80% です。 この値は、ALTER BUFFERPOOL コマンドの VPSEQT オプションを 使用して 0% から 100% までの任意の値に変更することができます。

このしきい値が検査されるのは、バッファー・プール内のページにアクセスする前ではなく、順次アクセス・ページのためにバッファーをスチールする前です。 しきい値を超えると、Db2は、ランダムにアクセスされたページを保持する1つではなく、順次アクセスされたページを保持するバッファーをスチールしようとします。

しきい値を 0% に設定すると、プリフェッチは使用不可になります。 すべての順次アクセス・ページは、アクセスされるオブジェクトの数が使用可能なバッファー数を超えるとすぐに破棄されます。 メモリー内の索引またはデータの場合など、ページが既にバッファー・プールにあるときに、不要なプリフェッチのスケジュールを回避するために、VPSEQT を 0% に設定することをお勧めします。 ただし、VPSEQTを0に設定すると並列処理が無効になる場合があります。ALTER BUFFERPOOLコマンドのPGSTEAL NONEオプションを使用すれば、並列処理を無効にすることなく、同じ結果を得ることができます。

しきい値を 100% に設定すると、順次ページはバッファー・プール全体を占有できるようになります。

仮想バッファー・プール並列順次しきい値 (VPPSEQT)

このしきい値は、並列操作をサポートするために使用されるバッファー・プールの一部分です。 これは、順次スチールしきい値 (VPSEQT) のパーセンテージとして測定されます。 VPPSEQT をゼロに設定すると、並列操作が使用不可になります。

このしきい値のデフォルト値は順次スチールしきい値 (VPSEQT) の 50% です。 この値は、ALTER BUFFERPOOL コマンドの VPPSEQT オプションを使用して 0% から 100% までの任意の値に変更することができます。

据え置き書き出ししきい値 (DWQT)

このしきい値は、更新ページと使用中ページの両方を含む使用不可ページがバッファー・プール内で占有できるパーセンテージです。

このしきい値のデフォルト値は 30% です。 この値は、ALTER BUFFERPOOL コマンドの DWQT オプションを使用して 0% から 90% までの任意の値に変更することができます。

Db2は、ページの更新が完了すると、このしきい値を検査します。 バッファー・プール内の使用不可ページのパーセンテージがしきい値を超えると、しきい値より 10% 下になるまで使用不可バッファー数を削減するために、データ・セットについて (1 データ・セット当り最大 128 ページ) の書き込み操作がスケジュールされます。 例えば、しきい値が 50% の場合、それが 40% になるまで使用不可バッファー数が減らされます。

据え置き書き出ししきい値に達すると、最も古い更新済みページが含まれているデータ・セットが非同期的に書き込まれます。 Db2 比率が閾値を下回るまで、ページの書き込みを続けます。

垂直据え置き書き出ししきい値 (VDWQT)

このしきい値は据え置き書き出ししきい値に似ていますが、バッファー・プール内での 1 つのページ・セットの更新済みページ数に適用されます。 データ・セットの更新済みページのパーセンテージまたは数がしきい値を超えると、そのデータ・セットについて 128 ページまでの書き込みがスケジュールされます。

このしきい値は、以下の 2 つの方法のいずれかで指定できます。

パーセンテージ

バッファー・プール内で、単一のページ・セットの更新ページが占有できるパーセンテージとして指定する。 このしきい値のデフォルト値は 5% です。 このパーセンテージは 0% から 90% までの任意の値に変更できます。

絶対数
バッファー・プール内で、単一のページ・セットの更新ページが専用できる合計バッファー数として指定する。 バッファー数には、0 から 9999 までの数を指定できます。 しきい値としてバッファー数を使用したい場合は、パーセンテージのしきい値を 0 に設定しなければなりません。

パーセンテージまたはバッファー数を変更するには、ALTER BUFFERPOOL コマンドの VDWQT キーワードを使用します。

VDWQT までカウントするバッファーは DWQT までの数もカウントするため、DWQT より大きい VDWQT パーセンテージを設定しても効果は現れません。先に DWQT に達すると、書き込み操作がスケジュールされ、VDWQT には達しなくなります。 したがって、ALTER BUFFERPOOL コマンドでは、VDWQT のパーセンテージを DWQT より大きい値に設定することはできません。 DWQT より大きいバッファー数を VDWQT に指定することはできますが、こちらも効果は現れません。

GBP 従属の場合は、それによって、コミット時にグループ・バッファー・プールに書き込まれるページ数を減らすために、しきい値が定数の 64 ページに設定されます。

変更の開始この閾値は、バッファプールサイズのパーセンテージではなく、64ページまたは128ページの一定の制限を使用する、いくつかの Db2 ユーティリティによって上書きされる。 ユーティリティのリストには、LOAD、REORG、REBUILD INDEX、およびRECOVERが含まれる。変更の終わり

VDWQT を 0 に設定する。

VDWQTをゼロに設定すると、Db2は、バッファー・プールの1%(特定のページ数)を暗黙的に使用するか、または、次の表に示すように、バッファー・プール・ページ・サイズによって決定される数値を暗黙的に使用します。これにより、ディスクへの同期書き込みが行われなくなります。

表 1. バッファー・プール・サイズに基づく変更ページ数
バッファー・プールのページ・サイズ 変更ページ数
4 KB 40
8 KB 24
16 KB 16
32 KB 12

汎用プログラミングインターフェース情報の終了。