SQLJ プログラム用のプログラム準備

SQLJ プログラム用のプログラム準備では、プログラムの変換、コンパイル、カスタマイズ、およびバインドを行います。

このタスクについて

次の図は、.NET を使用するプログラムの準備プロセスの手順を示しています。 IBM® Data Server Driver for JDBC and SQLJ
図1: SQLJ プログラム準備処理
図の説明の開始 この図は、SQLJ アプリケーションのプログラム準備処理を表します。 図の説明の終わり。

プロシージャー

SQLJ プログラム準備の基本ステップは以下のとおりです。

  1. z/OS® UNIX System Services のコマンドラインからsqljコマンドを実行して、ソースコードを翻訳し、コンパイルします。

    SQLJコマンドは、Javaソースプログラムを生成し、オプションでそのJavaソースプログラムをコンパイルし、0個以上のシリアライズされたプロファイルを生成します。 Javaプログラムを個別にコンパイルすることもできますが、sqljコマンドのデフォルトの動作はプログラムをコンパイルすることです。 SQLJ コマンドは、データベース・サーバーに接続せずに実行されます。

  2. z/OS UNIX System Services コマンドラインから db2sqljcustomize コマンドを実行して、シリアル化プロファイルをカスタマイズし、 Db2 パッケージをバインドします。
    db2sqljcustomize コマンドは、次のタスクを実行します。
    • 直列化プロファイルをカスタマイズする。
    • オプションでオンライン検査を実行し、アプリケーション変数タイプが対応する列のデータ・タイプと互換性があるかどうかを確認する。

      デフォルトの動作では、オンライン検査が行われます。 パフォーマンスをよりよくするために、オンライン検査を実行することをお勧めします。

    • オプションで、指定されたデータベース・サーバー上で DB2 パッケージをバインドする。

      デフォルトの動作では、DB2 パッケージがバインドされます。 ただし、パッケージの 自動作成を使用不可にし、後で db2sqljbind コマンドを使用して、パッケージをバインドすることもできます。

      また、以下のような状況でも db2sqljbind コマンドを実行することが必要になります。
      • db2sqljcustomize の実行時にバインドが失敗した場合
      • 複数のロケーションで同一のパッケージを同じ直列化プロファイル用に作成する場合
  3. オプション: Db2 パッケージをプランに紐づける。

    これを行うには、DB2 BIND コマンドを使用します。