メンバー類縁性クラスタリング

複数のメンバーから大量の順次挿入処理を行うアプリケーションの場合、 スペース・マップ上の競合または表の最後にあるデータ・ページに 関する競合が激しくなる可能性があります。

CREATE TABLESPACE の MEMBER CLUSTER オプション によって、Db2 は、1 つの中央スペース・マップを使用する代わりに、メンバー別に挿入用のスペースを管理します。 MEMBER CLUSTER を使用して定義した表スペースは以下の特性を持ちます。
  • SQL INSERT ステートメントによって挿入されるデータは、 暗黙クラスタリング索引 (最初の索引) または明示クラスタリング索引による クラスター化が行われません。
  • Db2 は、データを置く場所を、ロックおよびラッチの競合を回避するように選択します。 一般的に、ローカルにキャッシュされたスペース・マップ・ページの範囲内への データの挿入を試みます。 そこにスペースが見付からない場合には、スペース・マップ・ ページが使用可能な場所が見付かるまで、スペース・マップ・ページの検索を 継続します。 結果として、データ・セット内のスペースを完全に使用できない場合が あります。 しかし、データ・セットがエクステントの最大数まで到達すると、ロック競合が増加する可能性があり、Db2 はスペース全体を使用していることになります。
  • 変更の開始ユニバーサルテーブルスペースの場合、ページサイズに関わらず、スペースマップページには10個のセグメントがあります。 Db2 の各メンバーに割り当てられるデータページ数は、SEGSIZEによって異なります。 SEGSIZE 値が大きいと、スペース・マップ・ページによってカバーされるデータ・ページが多くなります。これにより、複数メンバーによるデータ共用環境では表スペースが大きくなります。 SEGSIZE が小さい場合は、より多くのスペース・マップ・ページが必要になります。

    パーティション化 (非 UTS) 表スペースの場合、各スペース・マップは 199 のデータ・ページをカバーします。 より多くのスペース・マップ・ページがあり、 一部は部分的にしか使用されていない可能性があるため、MEMBER CLUSTER 指定で定義した表スペースは、 より多くのディスク・スペースを使用します。

    変更の終わり
  • MEMBER CLUSTER 表スペースの場合は、ページ P ロックを再獲得する オーバーヘッドを削減するために、ページ P ロックがより長く保持されます。

MEMBER CLUSTER を使用した場合の欠点は、データがクラスタリング順に 挿入されないことです。 したがって、データがクラスタリング順になっているときにパフォーマンスが最高になる照会アプリケーションがある場合は、 開始する前に表スペース上で REORG ユーティリティーを実行してください。