スチューデント化された残差

スチューデント化された残差により、回帰モデル内の観測された目標値と予測された目標値の差異を、異なる予測変数値にわたって比較できます。 また、既知の分布と比較して、残差のサイズを評価することもできます。

回帰モデルの残差は、データ・レコードごとに、モデルによって予測された目的変数の値を観測値から減算して求められます。 スチューデント化残差は、回帰残差を補正標準誤差で除算して計算されます。

残差の標準誤差は、誤差原因の平均二乗の平方根から求められます。 補正標準誤差は、てこ比の値を 1 から減算した値の平方根に、標準誤差を掛けたものです。 てこ比の値は、特定のデータ行の計画行列および計画行列行に基づいて計算されます。 これは、予測変数の値を考慮して標準偏差を補正します。 その結果、すべてのスチューデント化残差の標準偏差は同じになります。