IBM Streams 4.3.0
インスタンス・レベルまたはドメイン・レベルでのデフォルト配置方式の設定
ドメイン・レベルまたはインスタンス・レベルで PE を分散するデフォルトの方法を指定できます。ユーザーは、オプションとして、ジョブのサブミット時にデフォルト配置方式をオーバーライドできます。ただし、ユーザーがジョブのサブミット時に配置方式を指定しなかった場合、ドメインまたはインスタンスのデフォルト値が使用されます。
このタスクについて
デフォルト配置方式は、動的なインスタンスまたはドメインのプロパティーとして指定され、インスタンスまたはドメインを再始動しなくても有効になります。デフォルト配置方式は balancedInstance です。
デフォルトの placementScheme を変更するには、streamtool setproperty コマンドを実行します。
placementScheme により、アプリケーション内の処理要素 (PE) をインスタンス内の複数のホストに分散する方法が決定されます。placementScheme プロパティーは以下のレベルで設定できます。
- インスタンス・レベル (instance.placementScheme)
- ドメイン・レベル (domain.placementScheme)
placementScheme プロパティーをインスタンス・レベルで指定しなかった場合、ドメイン・レベルの placementScheme 設定の値が使用されます。
placmentScheme プロパティーに有効な値は、以下のとおりです。
- balancedJob
- このジョブ内で PE のバランスを取ります。このオプションを指定した場合、PE は、リソースの能力に基づいて、各リソースに分散されます。このオプションは、インスタンス内で現在実行されている他のジョブを考慮しません。
サブミットされたジョブの配置にのみ関心があり、その配置の予測可能性を非常に高くする場合に、このオプションを指定します。
- balancedInstance
- このインスタンス内で PE のバランスを取ります。このオプションを指定した場合、PE は、リソースの能力、および以前のジョブからリソース上で実行されている PE の数 (これにより、リソースにおける現在の負荷の近似が得られる) に基づいて、各リソースに分散されます。これは、デフォルト設定です。
ほとんどの環境で、恐らく、このオプションによって最適な配置結果が得られます。
- legacy
- IBM® Streams バージョン 4.1.1 以前の動作を使用します。PE は、リソースの能力および各リソースにおける現在の負荷に比例して、各リソースに分散されます。ただし、以下の要因に非常に依存しているため、長期的に見て、このオプションではめったに最適な配置は得られません。
- IBM Streams が、特定の PE によって各リソースに課される負荷を正確に予測できる必要がある。
- 各ホスト上の現在の負荷が、予期される将来の負荷の適切な予測子になっている必要がある。
以前のリリースの配置動作がご使用の環境で適切に機能している場合、このオプションを指定します。
例
インスタンスの配置方式を balancedJob に設定する場合、以下のコマンドを入力します。
streamtool setproperty -i myInstance instance.placementScheme=balancedJob