IBM Streams 4.2.1

ストリーム・グラフの細分度

ストリーム・グラフを設計するときには、オペレーターの設計時に従うプロセスと同様に、読みやすさと再利用性を考慮してください。

Streams Processing Language (SPL) で、コンポジット・オペレーターのストリーム・グラフは、管理可能なサイズに維持する必要があります。 ストリーム・グラフ内のオペレーターの数が増加して、一度にすべて考慮するのが困難な程度に達したら、 関連するサブグラフを独自のコンポジット・オペレーターに論理的に分離します。 この手法は、あるまとまりのオペレーターが強く関連していることを示すためにも、同じオペレーター・パターンを複数回繰り返さないようにするためにも便利です。継続的に繰り返し行うプロセスで、関連するオペレーターからコンポジット・オペレーターを作成してください。 適切であれば、プログラマーは、作成したコンポジット・オペレーターをさらに細分化し、アプリケーションが開発中である間はこのプロセスを続けます。 このようにして、コンポジット・オペレーターは、C および C++ の関数や Java™ のクラスと類似した、 SPL の抽象化メカニズムとして機能します。 ストリーム・グラフが約 10 個のオペレーターに達した場合や、80 行を超えるコードを含むようになった場合、そのグラフをいくつかのコンポジットに細分化してください。 ストリーム・グラフ自体の構造は、容易に理解できるものです。