Sandbox インスタンスのプロビジョニングの準備
WaziSandboxSystem を使用して Sandbox インスタンスを作成するか、WaziSandboxVolumeCopy を使用してボリュームをコピーする前に、以下の要件を満たしていることを確認してください。
対象者: アプリケーション開発者
- 基本的な Red Hat® OpenShift や
Kubernetes のコマンドの
ocやkubectlに精通している - クラスター管理者によって Sandbox Operator がクラスターにインストールされており、以下の情報がユーザーに提供されている
表 1. Sandbox インスタンスのプロビジョニングの準備に関する説明 カスタム・リソース 要件 必須/オプション 詳細な説明 WaziSandboxSystemまたはWaziSandboxVolumeCopySandbox Operator が実行されているプロジェクトまたは名前空間。また、ユーザーに Sandbox インスタンスのカスタム・リソースを作成する権限がある必要があります。 必須 Sandbox インスタンスのデプロイメントを制御するためのクラスター固有の構成 必須 Sandbox インスタンスの名前空間内の固有の名前。 必須 Sandbox コンテナーを使用するレジストリーの イメージ・プル・シークレット。 イメージ・プル・シークレットの名前は wazi-sandbox-pull-secret でなければなりません。 必須 イメージ・プル・シークレットを作成する方法 Extended ADCD ボリュームを保持する SFTP サーバーのパスワードを含む Secret の名前。 または SFTP サーバーのパスワード。 必須 SFTP サーバー・パスワード用の Secret を作成する方法 Sandbox ライセンス・サーバーのアドレスと SFTP サーバーの詳細が含まれる ConfigMap の名前。 または Sandbox ライセンス・サーバーおよび SFTP サーバーの詳細情報。 必須 Sandbox ライセンス・サーバーと SFTP サーバーの情報を指定する方法 WaziSandboxVolumeCopyクラウド対応イメージに使用される手動で作成された PersistentVolumeClaim の名前、または PersistentVolumeClaim を作成するための情報 (使用するストレージ・クラス名、クレーム・サイズ、使用するセレクター、および作成権限)。 Sandbox インスタンスよりもストレージのほうが長く使用されることが予期されている場合は必須。 詳しくは、手動で PersistentVolumeClaim を作成する理由を参照してください。
手動で PersistentVolumeClaim を作成する方法 WaziSandboxSystemSandbox インスタンスに使用するクラウド対応イメージの名前 将来の高速 Sandbox インスタンス・プロビジョニングのためにクラウド対応イメージを準備する
イメージ・プル・シークレットを作成する方法
以下の手順を実行して、イメージ・プル・シークレットを作成します。- IBMコンテナー・ライブラリーからイメージ・プル・シークレットのライセンス・キーを取得します。 ライセンスのページが表示されていない場合は、「ライセンス・キーの取得 (Get an entitlement key)」をクリックします。
- 以下のコマンドを使用して、wazi-sandbox-operator をインストールした名前空間にシークレットを作成します。
oc create secret -n <NAMESPACE> docker-registry wazi-sandbox-pull-secret --docker-server=cp.icr.io --docker-username=cp --docker-password=<your IBM Entitled registry key> --dry-run -o yaml | oc apply -f -
SFTP サーバー・パスワード用の Secret を作成する方法
クラスター管理者が開発者間で共有するシークレットを作成しなかった場合、開発者は、Sandbox インスタンスを作成する前に、以下のようにカスタム・リソース YAML ファイルの spec.zpdt.secretName で使用する Secret を作成する必要があります。
- Red Hat OpenShift® Web コンソールで、 にナビゲートします。
- 「作成」をクリックし、「キー/値のシークレット (Key/Value Secret)」を選択し、
必要な詳細を入力します。 Secret には、次の 2 つのキーが必要です。
- zdtAuthPassword: コンテナー内で使用される内部パスワードを設定します。 ハードコーディングされたパスワードが Sandbox システムで使用されないようにするためにこれを指定する必要があります。
- sftpPassword: クラスター管理者によって指定された SFTP サーバーとユーザー名に対応するパスワードを保持します。
-
「作成」をクリックします。

カスタム・リソース YAML ファイルについて詳しくは、構成リファレンスを参照してください。
Sandbox ライセンス・サーバーと SFTP サーバーの情報を指定する方法
クラスター管理者が既存の ConfigMap の名前を指定した場合、カスタム・リソース YAML ファイルで spec.zpdt.configMap.name をこの名前に設定し、別の ConfigMap フィールドをファイルから除外します。
クラスター管理者が使用する既存の名前を指定していない場合は、以下の手順に従って Sandbox ライセンス・サーバーと SFTP サーバーの詳細な情報を指定してください。
- カスタム・リソース YAML ファイル内の spec.zpdt.configMap.create を true に設定します。
- 以下のキーにクラスター管理者によって指定された正しい値を指定します。
デフォルトで 22 に設定されている sftpPort を除いて、すべてのキーが必須です。 sftpPort キーが必要なのは、別のポートが使用されていた場合のみです。 クラスター管理者は、使用する追加のキーと値を指定することもできます。 使用可能な構成オプションの完全なリストについては、構成リファレンスを参照してください。
キー 説明 licenseServer Sandbox ライセンス・サーバーのアドレス。 sftpHost SFTP サーバーのアドレス。 sftpPort SFTP サーバーが listen するポート。 sftpUser SFTP サーバーにアクセスするためのユーザー名。 sftpPath z/OS® ボリューム・ファイルが含まれる、SFTP サーバー上のディレクトリー・パス
手動で PersistentVolumeClaim を作成する理由
- (オプション 1) Sandbox Operator によって PersistentVolumeClaim を自動的に作成します。 この場合、Sandbox インスタンスが削除されると、すべての変更内容が失われます。 このデフォルトの方法を使用する場合は、手動で PersistentVolumeClaim を作成する必要はありません。
ユース・ケース: これは、ユース・ケースによっては望ましい場合があります。 例えば、常にクリーンな環境が必要な自動化テストで、パスまたは失敗の結果のみを必要とし、ボリュームの内容は保持する必要がない場合です。
- (オプション 2) 開発者またはクラスター管理者のいずれかが、PersistentVolumeClaim を手動で作成します。
ユース・ケース: ほとんどの場合、このストレージは Sandbox インスタンスよりも存続期間が長いため、Sandbox 操作の外部で管理する必要があります。 これは、SFTP サーバーからのボリュームのコピーに比較的コストがかかり、コンテンツに対するそれ以降の変更 (ターゲット・アプリケーションのカスタマイズなど) は、Sandbox インスタンスが削除されても、すべて保存する必要があるためです。 そうすることで、同じストレージを使用して、以前に削除した Sandbox インスタンスを再作成することができます。
手動で PersistentVolumeClaim を作成する方法
開発者とクラスター管理者は、どちらも手動で PersistentVolumeClaim を作成できます。
- PersistentVolumeClaim を作成する権限と、ストレージ・クラス名、要求サイズ、使用するセレクターなどの情報をクラスター管理者から取得します。
- PersistentVolumeClaims に関する Kubernetes 資料に説明されている方法で、PersistentVolumeClaim を作成します。