TRACE

CICS® トレース機能を制御します。

構文

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SET TRACE

>>-TRACE--+-ON--+--+--------+--+----+--+------+--+--------+----><
          '-OFF-'  '-SYSTEM-'  '-EI-'  '-USER-'  '-SINGLE-'   

 

説明

TRACE は、さまざまなトレース・フラグのオン/オフを切り替えることによって、CICS トレース機能を制御します。(トレース・フラグおよびトレースの宛先については、トレース・サービス用 API の使用を参照してください。)

オプションを指定しない TRACE ON または TRACE OFF コマンドは、(マスター・トレース・フラグの ON と OFF を切り替えることによって) CICS トレース機能全体を制御しますが、パターンが設定されたトレース活動は制御の対象外です。他のオプションは、TRACE コマンドに指定する ON オプションまたは OFF オプションに従って、特定のトレースを使用可能か使用不可にすることによってトレース・パターンを設定します。ただし、マスター・トレース・フラグを ON に切り替えないとトレースは出力されません (EXEC CICS TRACE ON コマンドの代わりに CEMT トランザクションを使用すると、マスター・トレース・フラグを ON に切り替えることができます)。

SYSTEM オプションは、マスター・システム・トレース・フラグを制御します。システム・トレース項目を作成する前に、このフラグを ON にする必要があります。

EI オプションは、EXEC インターフェースのシステム・トレース・フラグを制御します。システム・トレースがアクティブの場合 (つまり、マスター・トレース・フラグとマスター・システム・トレース・フラグの両方が ON の場合) に、EXEC インターフェースのシステム・トレース・フラグも ON の場合は、EXEC インターフェースによる CICS コマンドのトレースが実行されます。このケースでは、他のシステム・トレース項目は作成されません。

USER オプションは、マスター・ユーザー・トレース・フラグを制御します。ユーザー・トレース項目を作成する前に、このフラグを ON にする必要があります。

SINGLE オプションは、TRACE コマンドを発行するタスクの個別ユーザー・トレース・フラグを制御します。ユーザー・トレースがアクティブ (つまり、マスター・トレース・フラグとマスター・ユーザー・トレース・フラグの両方が ON の場合) で、個別ユーザー・トレース・フラグも ON の場合にのみ、タスクのユーザー・トレース項目が作成されます。

CICS コマンドのトレースを開始するために、マスター・システム・トレース・フラグと EXEC インターフェースのシステム・トレース・フラグを ON に切り替える方法を以下に示します。

注: マスター・トレース・フラグも ON に設定しないと、トレースは実行されません。
EXEC CICS TRACE ON SYSTEM EI

オプション

EI
指定された ON オプションまたは OFF オプションに従って、EXEC インターフェースによる CICS コマンドのトレースを使用可能または使用不可にすることを指定します。これらのトレース項目は、システム・トレースがアクティブの場合にのみ作成されます。
注: EI オプションを使用すると、EXEC インターフェース呼び出しがトレースされます。EI オプションを使用しない場合は、CICS 内部関数がトレースされます (SYSTEM オプションを参照)。
OFF
他のオプションを指定しない場合に、CICS トレース機能全体を使用不可にすることを指定します。マスター・トレース・フラグが OFF であれば、他のトレース・フラグの設定内容にかかわらずトレース項目は作成されません。

TRACE コマンドに他のオプションを指定すると、それらのオプションに対応するトレース・フラグの設定にのみ OFF が適用されます。

ON
他のオプションを指定しない場合に、CICS トレース機能全体を使用可能にすることを指定します。マスター・トレース・フラグが ON であれば、他のトレース・フラグによって設定されたトレース活動のパターンに従って、トレース項目が作成されます。

TRACE コマンドに他のオプションを指定すると、それらのオプションに対応するトレース・フラグの設定にのみ ON が適用されます。

SINGLE
実行期間中に要求を出す (単一) タスクのユーザー・トレース項目に TRACE ON または TRACE OFF コマンドを適用することを指定します。 タスクのユーザー・トレース項目は、ユーザー・トレースがアクティブの場合にのみ作成されます (USER オプションを参照)。
SYSTEM
指定した ON オプションまたは OFF オプションに従って、マスター・システム・トレース・フラグを設定することを指定します。このフラグが ON のときに (トレース機能全体も使用可能である場合)、EXEC インターフェースのシステム・トレース・フラグが ON でない場合、CICS 内部トレース項目が作成されます。
USER
指定した ON オプションまたは OFF オプションに従って、マスター・ユーザー・トレース・フラグを設定することを指定します。このフラグが ON のときに (トレース機能全体も使用可能である場合)、個別ユーザー・トレース・フラグも ON であるタスクに対してのみ、ユーザー・トレース項目が作成されます。