Product Definitions (XAD)

Product Definitions (XAD) は、X/Open XA プロトコルを使用する他のトランザクション製品、 例えば XA 準拠のデータベースへのインターフェースに必要な情報を保持します。各 XAD 項目には 1 つの製品の情報が入っています。Product Definitions (XAD) には、以下の属性が含まれます。
注: 属性名はコマンド行で使用されるとおりに表示されており、 AIX® System Management Interface Tool (SMIT) で使用される説明が括弧内に続いています。
<Key>
この属性は、製品の名前を指定する、XAD 項目のキーです。製品名は、12 文字以下で指定できます。

この値の設定に IBM TXSeries Administration Console、SMIT (CICS for AIX)、または SAM (CICS for HP-IA) を使用する場合は、文字の使用に関する制約事項を参照してください。

ActivateOnStartup (リソースをコールド・スタート時に活動化しますか?)
この属性は、領域のコールド・スタート時に永続データベースから実行時データベースにリソース定義を常にコピーするかどうかを指定します。 この属性が yes に設定されると、永続データベースから実行時データベースにリソース定義が常にコピーされます。この属性が no に設定されると、そのグループがRegion Definitions (RD)Groups 属性で指定されていない限り、実行時データベースにリソース定義はコピーされません。デフォルト値は yes です。
AmendCounter (更新の数)
この属性は CICS® 内部使用に予約されています。
GroupName (リソースが属するグループ)
この属性は、このリソース定義が属するグループの名前を指定します。名前は 8 バイトのストリングで指定します。コールド・スタートの場合、ユーザーは、CICS がRegion Definitions (RD)Groups 属性に指定されたグループに属するリソース定義を永続データベースから実行時データベースにコピーするように指定できます。 (これは定義を永続データベースから実行時データベースへ始動時にコピーするリソースの ActivateOnStartup 属性を yes に設定するのに追加して行えます。) デフォルト値は "" で、これはグループを指定しません。
Permanent (リソースを変更から保護しますか?)
この属性は、永続データベース項目の変更または削除を許可するかどうかを指定します。属性が no に設定されている場合、項目は変更または削除できます。属性が yes に設定されている場合、項目は変更も削除もできません。項目を変更するには、最初にこの属性を no にリセットします。項目を変更した後、この属性を再び yes に設定してください。 デフォルト値は no です。
ResourceDescription (リソース記述)
この属性は、この XAD 項目を 30 バイトのストリングで指定します。デフォルト値は「XA Product Definition」です。
SwitchLoadFile (スイッチ・ロード・ファイルのパス名)
この属性は、xa_switch_t 構造定義とこの XA 準拠の製品用の XA サポート・サブルーチンの入ったオブジェクト・ファイルのパス名を指定します。デフォルト値は "" です。

このファイルは、オペレーティング・システム呼び出しによって、CICS アプリケーション・サーバーにロードされます。このファイルには、xa_switch_t 構造のアドレスを返す関数が入っていなければなりません。

パス名には、絶対パス名、相対パス名、またはサポート・ファイルのベース名を指定できます。サポート・ファイルのベース名の場合は、現在の領域の bin ディレクトリーから検索され、その後で続いて $CICS/bin ディレクトリー (オープン・システムの場合) または c:¥opt¥cics¥bin ディレクトリー (Windows の場合) からファイルが検索されます。 この属性は、Program Definitions (PD) 定義の PathName 属性と同じ方法で指定できます。CICS は、PathName 属性の場合と同じ検索動作を行います。

XAClose (リソース・マネージャーの終了ストリング)
この属性は、XA の xa_close 関数に渡されるクローズ・ストリングを指定します。 このストリングの内容は、定義する XA 製品に固有の内容になります。XA 準拠の製品と共に提供される製品資料を参照してください。デフォルト値は "" です。
XAOpen (リソース・マネージャーの初期化ストリング)
この属性は、XA 準拠の xa_open 関数に渡されるオープン・ストリングを指定します。このストリングの内容は、定義する XA 製品に固有の内容になります。XA 準拠の製品と共に提供される製品資料を参照してください。デフォルト値は "" です。
注: デフォルトでは、この XA オープン・ストリングは始動時に CICS 領域のコンソール・ファイル内に表示されます。このストリング (データベースによっては、ユーザー ID とパスワードが入っている場合があります) がコンソール・ファイル内に表示されないようにするには、行 CICS_SUPPRESS_XAOPEN_STRING=1 を領域の環境ファイルに追加します。この環境ファイルは、オープン・システム CICS の場合は /var/cics_regions/regionName/environment、CICS for Windows の場合は ¥var¥cics_regions¥regionName¥environment にあります。
XASerialize (リソース・マネージャーのシリアライゼーション属性)
この属性は、CICS が XA 準拠のリソース・マネージャーへのアクセスをマルチスレッド・プロセスでどのようにシリアライズするかを指定します。この属性は、XA 準拠のリソース・マネージャーが複数のスレッドからの XA 呼び出しをサポートすること、およびこの XA 準拠の製品でどのようなシリアライゼーションのスタイルが要求されるかを示すために使用します。

指定できる値は以下のとおりです。

  • all_operations: CICS は、実行される各 XA 呼び出しをシリアライズします。
  • start_end: xa_start および xa_end 呼び出し: トランザクション全体でシリアライゼーションが発生します。
  • single_association: XA 準拠の製品がスレッドに対応していない場合は、この値を指定します。データベースに対して一度にアクティブにできるアソシエーションは 1 つのみです。xa_open 呼び出しは、プロセス全体で 1 回、データベースに対する最初の処理が完了したときに行われます。
  • multiple_association: XA 準拠の製品がスレッドに対応している場合、この値を指定できます。一度に複数のアソシエーションをアクティブにできます。xa_open 呼び出しは、データベースにアクセスする各スレッドに対して行われます。

デフォルト値は all_operations です。