Tivoli® Storage Manager FastBack は、
データ保全性やオンライン操作のパフォーマンスを損なうことなく、Microsoft SQL Server 2000、2005、2008、および 2014 Standard Edition および SQL Server 2012 Enterprise Edition のデータベースとトランザクション・ログのバックアップ拡張機能およびリストアの拡張機能を提供します。
重要: SQL Server 2012 および SQL
Server 2014 をサポートするには、NT AUTHORITY¥SYSTEM ログインを「sysadmin」サーバー役割のメンバーとして追加する必要があります。
また、スタンドアロン SQL Server のみがサポートされます。AAG (AlwaysOn Availability Group) を有効にすることはサポートされません。
以下のリストに、Microsoft SQL Server 2000、2005、2008、2012 および 2014 の Standard Edition のデータベースとトランザクション・ログに対して提供されているサポートを詳しく示します。- バックアップ・タスク用の SQL 固有の API を使用した SQL Server との透過的な統合。
- Volume Shadow Copy (VSS) サービス (Windows Server 2003 および Windows Server 2008 環境の SQL Server 2005 および SQL Server 2008 に対する、アプリケーション静止化のタイプ)。
ユーティリティー区画のバックアップに VSS 静止アプリケーションを使用することはできません。アプリケーション認識スナップショットが必要な場合、VSS アプリケーション静止化を使用しないでください。
- Windows Server 2000 および Windows Server 2003 にインストールされている SQL Server 2000 に対する IBM® のアプリケーション静止化。
- 単一ボリューム上にある、または複数のボリュームにまたがる SQL データベースのバックアップおよびリストア。
- 複数のデータ・ファイルまたは複数のログ・ファイルが格納されている SQL データベースのバックアップおよびリストア。
- SQL Server の運用を中断することのない、複数のデータベースの同時バックアップ。
- FastBack Mount を使用した表、ビュー、およびその他の SQL エレメントのリアルタイム・リストア。
ディスクにボリュームをリストアせずに、バックアップ・データベースを使用して仮想ボリュームをマウントし、必要な項目をすべてリカバリーすることができます。
- Tivoli Storage Manager FastBack は名前付きインスタンスをサポートしていますが、名前付きインスタンスは FastBack Manager で表示されません。名前なしインスタンスは FastBack Manager で表示されます。
以下は、リカバリー・モデルのサポートに関連する事項です。
- Tivoli Storage Manager FastBack は、単純リカバリー・モデルを使用したバックアップをサポートしています。データベースが完全リカバリー・モデルとしてマーク付けされている場合、データベースはバックアップされますが、ログはパージされません。
- 名前付きインスタンスは、FastBack Manager では表示されません。
サポートされる SQL のバージョン
サポートされている SQL バージョンは、以下のとおりです。
- Microsoft SQL Server
2000 Standard Edition - Windows 2003 上。
- Microsoft SQL Server
2000 Enterprise Edition (Service Pack 2) 以降 - Windows 2000 Server (Service
Pack 4) または Windows 2003 Enterprise 上。
- Microsoft SQL Server
2005 Standard Edition (32 ビットおよび 64 ビット)。
- Microsoft SQL Server
2005 Enterprise Edition (32 ビットおよび 64 ビット)。
- Microsoft SQL
Server 2008 Standard Edition (32 ビットおよび 64 ビット)。
- Microsoft SQL Server
2008 Enterprise Edition (32 ビットおよび 64 ビット)。
- Microsoft SQL Server 2012 Enterprise Edition (64 ビット) - Windows 2008 Server R2 または Windows 2012 Server R2 上。
- Microsoft SQL
Server 2014 Standard Edition (64 ビット)。
Microsoft Exchange Server および Microsoft SQL Server の両方を同じコンピューター上に並行してインストールする場合は、各サーバーを個別にバックアップする専用のポリシーを作成する必要があります。
以下の表に、各種オペレーティング・システムおよび SQL Server での VSS サービスおよび SQL スクリプトの使用方法に関する推奨構成例をまとめます。
表 1. オペレーティング・システムおよび SQL Server での VSS サービスおよび SQL スクリプトの使用| |
SQL Server 2000 |
|
SQL Server 2005 |
|
SQL Server 2008 |
|
SQL Server 2012 |
|
SQL Server 2014 |
|
| |
デフォルト |
名前付きインスタンス |
デフォルト |
名前付きインスタンス |
デフォルト |
名前付きインスタンス |
デフォルト |
名前付きインスタンス |
デフォルト |
名前付きインスタンス |
| Windows 2000 |
FastBack Client アプリケーションの
静止 |
XRSQL スクリプト |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
| Windows 2003 |
FastBack Client アプリケーションの
静止 |
XRSQL スクリプト |
VSS サービス |
VSS サービス |
VSS サービス |
VSS サービス |
- |
- |
- |
- |
| Windows 2003 64 ビット |
- |
- |
VSS サービス |
VSS サービス |
VSS サービス |
VSS サービス |
- |
- |
- |
- |
| Windows 2008
64 ビット |
- |
- |
VSS サービス |
VSS サービス |
VSS サービス |
VSS サービス |
VSS サービス |
VSS サービス |
VSS サービス |
VSS サービス |
| Windows 2012 R2 64 ビット |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
VSS サービス |
VSS サービス |
VSS サービス |
VSS サービス |
サポートされている SQL Server 2005 ソフトウェアを実行する場合は、ログとデータの両方のボリュームを選択し、VSS アプリケーション静止化を選択して、バックアップを行います。
サポートされている SQL Server 2000 ソフトウェアを実行する場合は、IBM のアプリケーション静止化を使用して、データ・ファイルとログ・ファイルの両方をバックアップします。
名前付きインスタンスを実行する場合は、スクリプトを使用してバックアップします。
Tivoli Storage Manager FastBack は、Microsoft Cluster Server 環境でも SQL Server をバックアップできます。
クラスター内のすべてのノードに
FastBack Client をインストールする必要があります。
以下の表に、環境サポートのマトリックスを示します。
表 2. Cluster Server 環境での SQL Server の環境サポート・マトリックス| |
Windows Server
2003 Cluster Server (32 ビット) |
Windows Server
2003 Cluster Server (64 ビット) |
Windows Server
2008 Cluster Server (64 ビット) |
Veritas Cluster Server/Windows Server 2003 (32 ビット) |
Veritas Cluster Server/Windows Server 2003 (64 ビット) |
| Microsoft SQL
Server 2000 |
はい |
SQL 2000 は Itanium プロセッサー上でのみ使用可能 |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
| Microsoft SQL
Server 2005 (32 ビット) |
はい |
いいえ |
はい |
いいえ |
いいえ |
| Microsoft SQL
Server 2005 (64 ビット) |
いいえ |
はい |
はい |
いいえ |
いいえ |
| Microsoft SQL
Server 2008 (32 ビット) |
はい |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
| Microsoft SQL
Server 2008 (64 ビット) |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
スナップショットおよび CDP は両方とも、名前付きインスタンスおよび名前なしインスタンスのどちらの場合も、SQL Server でサポートされます。