データ・ソースの構成
データ・ソース・ツールを使用して、IBM® Intelligent Operations Center にデータをに提供するデータ・ソースを構成します。
ソリューション内に既にあるデータ・ソースの一部の構成パラメーターを更新したり、ソリューションからデータ・ソースを削除することもできます。
データ・ソースを作成したら、フィルター構成ツールを使用して、フィルター内のフィルター・ペインにデータ・ソースを割り当てます。 複数のデータ・ソースを 1 つのカテゴリーの下にグループ化し、フィルター・ペイン上にまとめて表示することができます。その後、操作ビューのフィルター内のデータ・ソースを選択することができます。ユーザーがフィルターで選択するオプションの組み合わせにより、マップとリストに表示されるデータ・ソースが決まります。
データ・ソースを構成するときに、データ・ソースを表すアイコンを割り当てることができます。フィルター・ペインを構成するには、1 つのデータ・グループ内のすべてのデータ・ソースを表す、マップ・マーカー内で使用される色を選択します。アイコン・シンボルとデータ・ソースが属しているグループの色との組み合わせによって、マップ上でデータ・ソースを識別できます。
「統計」タブでは、データ・ソースの統計を表示できます。例えば、データの最終インポート時刻を表示できます。
データ・ソースの以下の項目を構成できます。
- 1. 収集方法
- データ・ソースからデータを収集する方法を選択します。方法を選択すると、そのタイプのデータ・ソースに接続してデータを収集するために必要な情報を指定するように要求されます。
- 2. 基本情報
- ソリューションによるデータの使用方法に関する基本情報を指定します。データ・ソースに、ソリューション・ユーザー・インターフェース全体で使用される名前を付けます。データの処理方法に関する基本指示 (新規データを検査する頻度など) を指定します。
- 3. 最小プロパティー
- データ・ソースからのプロパティーを、ソリューション内のすべてのデータ・ソースに必要な共通のプロパティーの最小セットにマップします。デフォルトでは、最小プロパティーには、ユーザー・インターフェース内の共通ラベルが割り当てられます。最小プロパティーは、プレビュー・カードで表示することも、リスト内の表の行で表示することもできます。 時間およびマップ上の表示に関して、必要なデータ形式を受信するように最小プロパティーを設定します。図形の形式、およびマップ上でデータ項目を表すための位置に関する情報を提供する方法を選択します。例えば、マップ上の表示の形式は、単一ポイント、複数のポイント、線、複数の線、またはポリゴンです。
- 4. 重要プロパティーと詳細プロパティー
- データ・ソースの個々のプロパティーの追加の詳細を定義します。最小プロパティーまたはキー・プロパティーのどちらとしても定義されていないプロパティーは、デフォルトで、詳細プロパティーとして扱われます。キー・プロパティーは、最小プロパティーとともに、ユーザー・インターフェース上のプレビュー・カードまたはリストに表示されます。詳細プロパティーは、追加の情報を要求したときに詳細プロパティー・ウィンドウ内に表示されます。プロパティーにユーザー・インターフェース用のラベルを割り当てることができます。プロパティーに関連付けられたデータを処理および表示する方法に関する指示を指定できます。
- 5. セキュリティー
- グループまたはユーザーに、データへの適切なアクセス権限およびデータ・ソースに対する許可特権を割り当てます。例えば、特定のユーザーまたはユーザー・グループに、データ・ソースからの項目の表示を許可するには、読み取り専用権限を定義します。
- 6. ルーティング
データ・ソースの個々のプロパティーに基づいて、ソリューションによって受信されるデータを処理するためのルーティング指示を割り当てます。データは、ソリューション全体、重要業績評価指標 (KPI)、選択された標準操作手順、または事前定義された統合トピックのいずれかにルーティングできます。
相関トピックにもデータをルーティングできます。
- 7. アクション
コンポーネント・カスタマイズ・ツールを使用してデータ・ソースにアクションを割り当てることができます。
アクションは、関連付けられているデータ項目のプレビュー・カードの「追加のアクション」メニューに表示されます。
- 8. 外観
- データ・ソースからのデータをマップ上で表すには、マップ上のポイントの位置を表すアイコンを割り当てます。ポイントの表現以外の図形の形式には、色スタイルを割り当てます。色スタイルは、最小プロパティーで選択した図形の形式情報に関連付けて使用されます。式を使用して、データ・ソースからの個々のプロパティーに基づいて、データ・ソースに割り当てられた外観のスタイルを変更することもできます。必要に応じてマップ上でデータ項目の表示を有効にするには、項目の外観に関する情報を入力して、このステップを完了します。この割り当ては、ステップ 3 で選択したマップ位置と図形の形式の設定によって異なります。アイコンの色はフィルター構成によって設定されるため、形状の色の設定によってアイコンが影響を受けることはありません。