Watson Explorer とアンチウィルス・ソフトウェアとの統合

今日、多くのシステムでは、コンピューター・システム上でファイル・システムを定期的にスキャンするバックグラウンド・プロセスまたはシステム・サービス (アンチウィルス・パッケージ、アンチスパイウェア・パッケージ、アンチマルウェア・パッケージなど) を実行しています。これらのパッケージは、新規ファイルと更新ファイルを検査して、ウィルスやその他の問題のあるソフトウェアの既知のシグニチャーが含まれていないかを調べます。Microsoft Windows システムでは、Watson™ Explorer の一部として IBM によって作成されたすべての実行可能ファイルは、それぞれの発信元を識別して内容を検証するためにデジタル署名されています。

このようなスキャン・ソフトウェアを実行している場合、Watson Explorer をインストールしたディレクトリー (Microsoft Windows システムでは c:/Program Files/IBM/WEX/、Linux システムでは /OPT/IBM/WEX) のほか、データ (クロール、索引、および構成の各データ) を保管しているその他の場所を、スキャン対象ディレクトリーのリストから必ず除外してください。Watson Explorer によって作成される索引ファイルは大容量のバイナリー・ファイルであり、ウィルスや危険なソフトウェアを格納することはできません。また、これらのファイルは、ユーザーが選択する索引のリフレッシュ・モードや、ユーザーが索引ファイルを手動更新する頻度に応じて、比較的頻繁に変更されることがあります。これらのファイルをスキャンしても、潜在的利益が何もない上に、システムのパフォーマンス低下につながります。また、アンチウィルス・スキャンで、既知のウィルスのシグニチャーとたまたま一致した索引コードを自動的に置換しようとすることにより、その索引が永久に破損することもあります。

ご使用のシステム・セキュリティー・ポリシーで、すべての実行可能バイナリーおよびライブラリーをスキャンして感染していないか検査することが義務付けられている場合は、Watson Explorer インストール・ディレクトリーの以下のサブディレクトリーのほか、データを保管しているその他のディレクトリーを単に除外できます。

これらの場所には、Watson Explorer によって生成および使用される索引、コレクション、構成データ、アプリケーション、および一時ファイルが含まれていますが、バイナリー・アプリケーションおよびライブラリーは含まれていません。

Watson Explorer ディレクトリーをウィルス・スキャンから除外しないと、ウィルスやマルウェアを検索する必要がないファイルのスキャンがパフォーマンスに悪影響を与えるほか、ステージング索引のライブ索引へのプッシュや一時ファイルのクリーニングなど、標準の Watson Explorer 操作が正しく作動しない可能性もあります。大半のアンチウィルス・ソフトウェアはスキャン中のファイルを開いたままにしておくため、Watson Explorer は、それらのファイルを削除する必要があるときに削除できなくなります。