タスク 1: 意思決定サービスのメイン・ルール・プロジェクトの設計
このタスクについて
開発者は、ビジネス・ユーザーがルールを作成および編集するときに使用できるビジネス・ルールの語彙を作成する必要があります。 語彙は、ビジネス・ユーザーがよく知っている用語で構成されていなければなりません。 語彙を作成するプロセスを言語化 といいます。
このタスクでは、Java プロジェクトで定義されたオブジェクト・モデルに基づいてビジネス・オブジェクト・モデル(BOM)を作成します。 以下の図は、BOM のクラスおよびメンバーが、ビジネス・ユーザーがよく知っている語彙にどのように関連しているかを示しています。

ステップ 1: Rule Designer の開始と Java オブジェクト・モデルのインポート
Rule Designer は、ビジネス・ルール・アプリケーション用の Eclipse 開発環境です。 この環境で、ルール・プロジェクトと Java プロジェクトの両方を開発できます。
始める前に
このチュートリアル用にコピーするルールが含まれる元のファイルは、米国英語 (en_US) でのみ提供されます。 米国英語で Rule Designer を使用するには、 <InstallDir>/eclipse/eclipse.ini の -vmargsの前に以下の行を追加します。ここで、 <InstallDir> は、 Rule Designerのインスタンスのインストール・ディレクトリーです。
-nl
en_US
手順
結果
「ルール」パースペクティブには、「ルール・エクスプローラー」や「意思決定サービス・マップ」など、このチュートリアルで学習するさまざまなビューが含まれています。
ルール・エクスプローラー には miniloan-xomが表示されます。これには、チュートリアルで使用する実行オブジェクト・モデル (XOM) が含まれています。 XOM は、ルールを実行する対象となるモデルです。 これは、アプリケーション・オブジェクトとデータを参照し、BOM の基本実装です ( 概要: BOM および実行オブジェクト・モデル (XOM)を参照してください)。 miniloan パッケージは、 Borrower および Loan Java クラスを保持します。
「ルール・プロジェクト・マップ」タブに注意してください。 意思決定サービスの作業を行っているとき、「ルール・プロジェクト・マップ」タブに「意思決定サービス・マップ」が表示されます。これには、意思決定サービスを作成および配布するためのさまざまなステップが含まれています。 「意思決定サービス・マップ」を意思決定サービスの作成プロセスのガイドとして使用できます。 意思決定サービス・マップ が表示されない場合は、 をクリックして開きます。
以下のイメージは、タブ・バーにある「ルール・プロジェクト・マップ」を示しています。

ステップ 2: 意思決定サービスのルール・プロジェクトの作成
Rule Designerでは、アプリケーションのビジネス・ロジックを意思決定サービスに保管します。 意思決定サービスは、メイン・ルール・プロジェクトとオプションの標準ルール・プロジェクトから構成でき、ビジネス・アプリケーションのロジックを複数のパーツに分割できます。 各ルール・プロジェクトにルール・アーティファクト、BOM、語彙を含めることができ、XOM への参照も含めることができます。 ルール・プロジェクト内で、アプリケーションのビジネス・ロジックを構成する項目を管理、作成、およびデバッグすることができます。 このチュートリアルでは、アプリケーションのロジックを単純化するために、メイン・ルール・プロジェクトのみを作成します。
手順
ステップ 3: ルール・プロジェクトへの XOM のインポート
Miniloan Java プロジェクトから XOM をインポートします。
手順
ステップ 4: ビジネス・オブジェクト・モデルの作成
ビジネス・ルールを作成して編集するためには、BOM を作成しなければなりません。 BOM は手動で作成することも、XOM を解析することで自動的に作成することもできます。 Rule Designer を使用して XOM の Java クラスを解析し、それらのメソッドとプロパティーから BOM を作成します。 その後、BOM に含まれる言語化された用語を使用してルールを作成できます。
手順
ステップ 5: 意思決定操作の定義
ルール・セットは、ルール成果物とその他のエレメントを含む実行可能なパッケージです。 これには、ルール・エンジンで実行可能な一連のルールが含まれます。 ルール・セットの内容のほかに、クライアント・アプリケーションとルール・セットが情報を交換できるようにするためのパラメーターも定義する必要があります。 意思決定操作には、ルール・セットの内容およびパラメーターを定義するために必要なすべての設定が含まれています。
手順
ステップ 6: 操作シグニチャーの設計
クライアント・アプリケーションは、入力パラメーターと出力パラメーターを使用してルール・セットと対話します。 これらのパラメーターは、意思決定操作のシグニチャー内で定義されます。 これらは、Java メソッド・パラメーターと同等です。 これらは、ルールを記述する際に使用できる参照です。
手順
ローンの状況に基づいて意思決定を下せるようにするために、借り手とローンのルール・セット・パラメーターを作成します。
借り手は
INパラメーターです。INパラメーターの値は、実行時にルール・セットへの入力として提供されます。ローンは
IN_OUTパラメーターです。IN_OUTパラメーターの値は、実行時にルール・セットへの入力として提供され、ルール・セットによって変更でき、実行完了時には出力として提供されます。










