インテグレーターは、クライアント・アプリケーションを使用して、意思決定サービスをテストします。
始める前に
Enterprise ユーザー ID (SAML 認証) を使用してクラウド・ポータルにログインした場合、意思決定サービスを実行することはできません。ローカル・パスワードを持つアカウントを取得する必要があります (クライアント・アプリケーション用のサービス資格情報を参照してください)。
miniloan-webapp Web アプリケーションなどのサポート素材を IBM ODM on Cloud ポータルからダウンロード済みであることを確認します。
このタスクについて
サンプル Web アプリケーション
miniloan-webapp をアプリケーション・サーバーにインストールし、意思決定サービスを実行します。
手順
- 以下のようにして、サーバーおよびサンプル Web アプリケーションをインストールします。
- 次の場所から WAS Liberty をダウンロードします。https://developer.ibm.com/wasdev/downloads/#asset/runtimes-wlp-runtime
ヒント: 以下のステップのために WAS Liberty のバージョン番号を書き留めてください。
- 次のコマンドを実行して、Liberty プロファイルをターゲット・ディレクトリーにインストールします。java -jar wlp-runtime-<Liberty version number>.jar <Liberty version number> はダウンロードした WAS Liberty のバージョン番号に置き換えてください。
- ODMSample という名前の新規 Liberty サーバーを作成するには、<TargetDirectory>/wlp/bin に移動し、次のコマンドを実行します。server create ODMSample
- miniloan-webapp.war ファイルを <TargetDirectory>/wlp/usr/servers/ODMSample/apps ディレクトリーにコピーします。
- 次のフィーチャーを <TargetDirectory>/wlp/usr/servers/ODMSample/server.xml ファイルに追加します。
jsf-2.0
- Miniloan Web アプリケーションを宣言するには、<TargetDirectory>/wlp/usr/servers/ODMSample/server.xml ファイルで httpEndpoint 宣言の後に次の行を追加します。
<webApplication id="miniloan-webapp" location="miniloan-webapp.war" name="miniloan-webapp"/>
location 属性は、apps ディレクトリーにコピーした Web アプリケーション .war ファイルの相対パスに設定する必要があります。
- ODMSample Liberty サーバーを始動します。 <TargetDirectory>/wlp/bin に進み、次のコマンドを実行します。server start ODMSample
- 次の URL を Web ブラウザーに入力して、Liberty サーバー上の miniloan-webapp アプリケーションにアクセスします。http://localhost:9080/miniloan-webapp/ ポート番号は server.xml ファイルの中で定義されます。それは変更できます。
- ルール・セット・パスが正しいことを確認します。
- クラウド・ポータルのサーバー・ホスト名を指定し、ユーザー ID とパスワードを入力してポータルに接続します。 ユーザー・アカウントやサービス資格情報などのクラウド・ポータル・アカウントを使用する必要があります。
- 意思決定サービスを配布した環境を選択します。
- 「ローンの検証」をクリックし、結果を待ちます。 「借り手」および「ローン」 の値に応じて、戻りメッセージは「ローンは拒否されました」または「ローンは承認されました」のいずれかになります。
- フィールド内の値を変更して、意思決定サービスをテストします。
- ODMSample Liberty サーバーを停止するには、<TargetDirectory>/wlp/bin に移動し、次のコマンドを実行します。server stop ODMSample
次のタスク
これで、テスト環境で意思決定サービスを検証できます。