IBM データベース・サーバー用の Python、SQLAlchemy、および Django Framework アプリケーション開発
Python は、迅速なアプリケーション開発に最適な、汎用の高水準スクリプト言語です。Python はコードの読みやすさを重視しており、プロシージャー型プログラミング、オブジェクト指向プログラミング、アスペクト指向プログラミング、メタプログラミング、および機能プログラミングなどのさまざまなプログラミング・パラダイムをサポートしています。Python 言語は、Python Software Foundation によって管理されています。
Python アプリケーションから IBM データベース・サーバーにアクセスするために、次に挙げる拡張モジュールが使用可能です。
- ibm_db
- この API は IBM によって定義されており、高度なフィーチャーを最適な形でサポートします。 SQL 照会の発行、ストアード・プロシージャーの呼び出し、pureXML® の使用に加えて、メタデータ情報にもアクセスできます。
- ibm_db_dbi
- この API は、Python Database API Specification v2.0 をインプリメントします。 ibm_db_dbi API はこの仕様に準拠しているため、ibm_db API でサポートされるいくつかの拡張フィーチャーは提供されません。 Python Database API Specification v2.0 をサポートするドライバーを備えたアプリケーションが既に存在する場合、簡単に ibm_db に切り替えることができます。 ibm_db および ibm_db_dbi API は一緒にパッケージ化されています。
- ibm_db_sa
- このアダプターは、IBM データベース・サーバーへの柔軟なアクセス方法を提供する SQLAlchemy をサポートします。SQLAlchemy は普及しているオープン・ソースの Python SQL ツールキットであり、オブジェクト・リレーショナル・マッパー (ORM) です。
- ibm_db_django
- このアダプターは、Django から IBM データベース・サーバーへのアクセスを提供します。Django は、高パフォーマンスの洗練された Web アプリケーションを短時間でビルドするのに使用できる、Web フレームワークとして広く使用されています。
Python アプリケーションを Db2® for IBM® i V5R4 以降のサーバーに接続するには、そのサーバーに PTF SI27256 を適用しておく必要があります。