データベース・パーティション互換データ・タイプ

データベース・パーティションの互換性 は、分散キーの対応する列どうしのそれぞれの基本データ・タイプを対象に定義されます。 データベース・パーティション互換データ・タイプには、型は異なるものの同じ値を持つ 2 つの変数が、同じデータベース・パーティション関数によって同じ分散マップ索引にマップされるという特性があります。

表 1 は、データベース・パーティションのデータ・タイプの互換性を示しています。
データベース・パーティションの互換性には、次の特性があります。
  • DATE、TIME、および TIMESTAMP には内部フォーマットが使用されます。 内部フォーマットは相互に互換性がなく、文字またはグラフィック・データ・タイプとの互換性がありません。
  • パーティションの互換性は、列の NULL 可能性の影響は受けません。
  • パーティションの互換性は、照合の影響を受けます。ロケールに依存する UCA ベースの照合では、完全一致突き合わせが要求されます。ただし、照合の強さ (S) 属性は無視されます。他のすべての照合は、パーティションの互換性を判別する目的においては同等であると見なされます。
  • ロケールに依存する UCA ベースの照合以外の照合が使用される場合、FOR BIT DATA で定義される文字の列は、FOR BIT DATA なしの文字の列とのみ互換性があります。
  • 互換データ・タイプの NULL 値は同じように取り扱われます。 互換性のないデータ・タイプの NULL の場合は異なる結果が生じることがあります。
  • UDT の基本データ・タイプは、データベース・パーティションの互換性を分析する場合に使用されます。
  • 分散キーの同一値のタイム・スタンプは、そのタイム・スタンプの精度が異なっている場合であっても、同一として取り扱われます。
  • 分散キーの同一値の小数部は、位取りおよび精度が異なっている場合であっても、同一として取り扱われます。
  • 文字ストリング (CHAR、VARCHAR、GRAPHIC または VARGRAPHIC) の末尾のブランクは、 システムにより提供されるハッシュ関数によって無視されます。
  • ロケールに依存する UCA ベースの照合が使用された場合、CHAR、VARCHAR、GRAPHIC、および VARGRAPHIC は互換性のあるデータ・タイプです。 他の照合が使用される場合、CHAR と VARCHAR は互換タイプであり、GRAPHIC と VARGRAPHIC は互換タイプですが、CHAR と VARCHAR は GRAPHIC と VARGRAPHIC との互換タイプではありません。長さが異なる CHAR または VARCHAR は、互換データ・タイプです。
  • 等しい DECFLOAT 値は、精度が異なっていても同一として取り扱われます。数値的に等しい DECFLOAT 値は、異なる数の有効桁数を持っていても同一として扱われます。
  • 分散キーの一部としてサポートされていないデータ・タイプは、データベース・パーティションの互換性には適用できません。この種のデータ・タイプの例を以下に示します。
    • BLOB
    • CLOB
    • DBCLOB
    • XML
    • BLOB、CLOB、DBCLOB、または XML に基づく特殊タイプ
    • 構造化タイプ
表 1. データベース・パーティションの互換性
オペランド 2 進整数 10 進数 浮動小数点数 10 進浮動小数点数 文字ストリング グラフィック・ストリング バイナリー・ストリング 日付 Time タイム・
スタンプ
特殊タイプ Boolean
2 進整数 はい いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ 1 いいえ
10 進数 いいえ はい いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ 1 いいえ
浮動小数点数 いいえ いいえ はい いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ 1 いいえ
10 進浮動小数点数 いいえ いいえ いいえ はい いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ 1 いいえ
文字ストリング いいえ いいえ いいえ いいえ はい2 2, 3 いいえ いいえ いいえ いいえ 1 いいえ
グラフィック・ストリング いいえ いいえ いいえ いいえ 2, 3 はい2 いいえ いいえ いいえ いいえ 1 いいえ
バイナリー・ストリング             はい         いいえ
日付 いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ はい いいえ いいえ 1 いいえ
Time いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ はい いいえ 1 いいえ
タイム・スタンプ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ はい 1 いいえ
特殊タイプ 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
Boolean いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ いいえ 1 はい
注:
1
特殊タイプの値は、その特殊タイプのソース・データ・タイプと互換性があるか、または同じソース・データ・タイプの他の特殊タイプと互換性があるデータベース・パーティションです。 特殊タイプのソース・データ・タイプは、分散キーの一部としてサポートされているデータ・タイプでなければなりません。 ユーザー定義特殊タイプ (UDT) の値には、UDT のソース・タイプ、もしくはデータベース・パーティション互換ソース・タイプをもったその他の UDT とのデータベース・パーティション互換性があります。特殊タイプは BLOB、CLOB、DBCLOB、または XML に基づくことはできません。
2
照合に互換性のある場合、文字およびグラフィック・ストリング・タイプは互換性があります。
3
ロケールに依存する UCA ベースの照合が有効である場合、文字およびグラフィック・ストリング・タイプは互換性があります。そうでない場合、これらは互換タイプではありません。