イベント・モニターのデータ収集の有効化

使用しているイベント・モニターのタイプによっては、イベント・モニターの作成後に収集を構成しなければならない場合があります。 デフォルトで、一部のイベント・モニターは、活動化するとただちに一定のデータを収集します。 その他のイベント・モニターでは、イベント・モニターの作成とは関係なく、データの収集を明示的に構成する必要があります。 これらのタイプのイベント・モニターは、パッシブ・イベント・モニターと呼ばれることがあります。

始める前に

すべてのイベント・モニターは、そのターゲット出力表 (通常表または UE 表)、ファイルまたはパイプにデータが書き込まれる前に活動化されている必要があります。 一部のイベント・モニターは、デフォルトで AUTOSTART イベント・モニターとして構成されます。 このことは、データベースが活動化されると、これらのイベント・モニターが自動的に活動化されることを意味しています。 その他のイベント・モニターはデフォルトで、手動による活動化を必要とするように構成されています。 いずれにせよ、デフォルトの開始オプションは、オーバーライドが可能です。 ただし、イベント・モニターの作成後、次にデータベースを活動化する前に自動イベント・モニターを始動するには、SET EVENT MONITOR STATE ステートメントを使用して、イベント・モニターを手動で活動化する必要があります。

このタスクについて

一部のイベント・モニターは、CREATE ステートメントまたは ALTER EVENT MONITOR ステートメントに WHERE 節を使用して、イベント情報を選択的にキャプチャーする操作をサポートしています。 ただし、以下のイベント・モニターは、イベント・モニターの定義には関係なく、どのイベント・データを収集するかを制御する機能を提供しています。
  • アクティビティー
  • 変更履歴
  • ロッキング
  • 統計
  • 作業単位
ここに挙げたイベント・モニターの一部は、活動化後に、デフォルトで一定のタイプのデータを収集します。 その他のイベント・モニターは、データの収集を明示的に有効化する必要があります。 いずれの場合も、データの収集を、次に示す 2 つの方法のうち、対象となるアクティビティーの範囲に応じたいずれかの方法で有効化することができます。
データベース内のすべてのアクティビティー
データベース内のすべてのアクティビティーにわたってモニター・データが収集されるようにするには、調べようとするデータのタイプに該当する構成パラメーターを変更します。 例えば、データベース内で稼働しているすべての作業単位について作業単位データを収集するには、mon_uow_data を BASE に設定します。 場合によっては、構成パラメーターのデフォルトの設定で、日付を受け取るのに適したアクティブなイベント・モニターがある場合、一部のタイプのデータが必ず収集されるようになっています。 例えば、mon_req_metrics のデフォルトの設定は BASE です。 この設定をオーバーライドしない限り、アクティブな統計または作業単位イベント・モニターは、要求モニター・エレメントの BASE セットの値を記録します。
要確認: WHERE 述部の使用をサポートしているイベント・モニターは、関係する構成パラメーターの設定に関係なく、この述部で指定された条件を満たすデータのみを収集します。
選択したアクティビティー
一部のイベント・モニター - 特に、ワークロード管理イベント・モニター (しきい値違反、統計およびアクティビティー) - は、特定のワークロード管理オブジェクトに関するデータ収集を制御する機能を提供しています。 例えば、特定のサービス・スーパークラスで稼働しているアクティビティーに関するアクティビティー情報を収集するように選択することができます。 このレベルでの収集の構成では、通常、CREATE ステートメントまたは ALTER WORKLOAD (あるいは SERVICE CLASS または WORK ACTION) ステートメントに COLLECT 節を追加して、その WLM オブジェクトの保護下で稼働しているアクティビティーに関してどのタイプの情報を収集するかを指定することが必要です。 例えば、サービス・クラス urgent に関する拡張統計情報の収集を有効にするには、次のステートメントを使用するとよいでしょう。
ALTER SERVICE CLASS urgent 
      COLLECT AGGREGATE ACTIVITY DATA EXTENDED
注: WLM CREATE ステートメントまたは ALTER ステートメントで COLLECT 節が指定されている場合、その WLM オブジェクトに関しては、この節で指定された設定のほうが、構成パラメーターを使用して構成されたデータベース全体の設定よりも優先になります。 例えば、mon_req_metrics が EXTENDED に設定されており、ワークロード payroll が BASErequest メトリックを収集するように構成されていた場合 (例えば CREATE WORKLOAD payroll COLLECT REQUEST METRICS BASE など)、データベース内の payroll ワークロード以外の すべてのアクティビティーについて、拡張要求メトリックが収集されます。

手順

このセクションの冒頭で示したイベント・モニターのタイプの 1 つについてデータの収集を有効にするには、以下のステップを実行します。

  1. デフォルトでデータが既に収集されている場合、それが何のデータであるかを判別します。 関心のあるデータを収集するのに、何らかの設定を変更しなくてもよい場合があります。
  2. データを収集する対象のアクティビティーの範囲を決定します。 データを収集するのはデータベース全体か。それとも特定のワークロード、サービス・クラス、または作業アクションについてのみか。
  3. どのタイプのモニター・エレメントを収集するかを決定します。 一部のイベント・モニターでは、要求モニター・エレメント、アクティビティー・データなど、さまざまなタイプのモニター・データの収集をサポートしています。
  4. 収集するモニター・データのセット別に、各セット内で収集するデータの範囲を決定します。 通常、データを収集しない (NONE)、基本データを収集する (BASE)、または拡張データを収集する (EXTENDED) という選択肢があります。 設定ごとに、どのデータを収集するかを調べて決定します。
  5. 前述のステップでの決定に基づいて、構成パラメーターか COLLECT 節のいずれかを使用して、データの収集を構成します。
    1. データベース全体にわたる収集を構成するには、それに適した構成パラメーターを設定します。 例えば、データベース SALES でロッキング・イベント・モニターによりロック待機情報と履歴の収集を有効にするには、次のコマンドを実行します。
      UPDATE DATABASE CONFIGURATION for SALES USING mon_lockwait HISTORY 
    2. 特定のワークロードについての収集を構成するには、そのワークロードに適した COLLECT 節を含めてワークロードを作成するか、そのように変更します。
      例えば、MANAGERS ワークロードで 5 秒を超えて待機しているロックについてのロック待機データをステートメント履歴とともに収集するよう構成するには、次に示すようなステートメントを実行します。
         ALTER WORKLOAD MANAGERS
           COLLECT LOCK WAIT DATA FOR LOCKS WAITING MORE THAN 5 SECONDS
             WITH HISTORY

次のタスク

これでイベント・モニターが作成されてアクティブになり、データの収集が有効になりました。 アプリケーションまたはワークロードを実行してください。