変更履歴イベント・モニター

変更履歴イベント・モニターは、 標準的なデータベース・ワークロードの実行に影響を与える可能性がある、 データベース・サーバー上のイベントに関する情報をキャプチャーします。このイベント・モニターでキャプチャーしたデータを使用すると、 データベースおよびデータベース管理システムの動作、パフォーマンス、または安定性の変化について調べることができます。

標準的なワークロードにパフォーマンスの低下が発生したり、 予期しない動作が見られたりした場合は、そのワークロードの動作の変化と、 変更履歴イベント・モニターでキャプチャーされたイベントとの相関関係を調べることができます。次の変更は、 データベース・システムに悪影響を及ぼす場合があります。
  • 予期しない索引の作成またはドロップ
  • 定期保守の実行の失敗
  • データベース構成パラメーターまたはデータベース・レジストリー変数の変更
変更は、ユーザーによって明示的に実行された可能性があります。例えば、 管理者が、索引をドロップする DDL ステートメントを実行した可能性があります。また、 ユーザーとの対話なしに暗黙的または自動的に変更が発生した可能性もあります。例えば、 セルフチューニング・メモリー・マネージャー (STMM) によって構成パラメーターが変更されたり、 表の自動再編成によって表が再編成されたりした可能性があります。

データベース・サーバーに対する変更を手動で追跡することは、 困難な作業となる場合があります。これまで、さまざまなインターフェースを介して、 さまざまなタイプの変更に関する情報がキャプチャーされてきました。 例えば、構成の更新は診断ログ・ファイル (db2diag ログ・ファイルなど) に書き込まれますが、ユーティリティーの進行はデータベース履歴ファイルにキャプチャーされます。変更履歴イベント・モニターは、 データベース・システムの動作およびパフォーマンスの特性を変化させるイベントをキャプチャーする、 単一のインターフェースを提供します。イベント・モニター表を使用して、 関心のある変更イベントについて調べることができます。

変更履歴イベント・モニターは、多数のアクションおよび操作に関して変更関連イベントをキャプチャーできます。以下に例を示します。
  • データベースおよびデータベース・マネージャーの構成パラメーターの変更
  • レジストリー変数の変更
  • DDL ステートメントの実行
  • 変更履歴イベント・モニターの開始
  • 次のデータベース・ユーティリティーおよびコマンドの実行
    • LOAD
    • ADMIN_MOVE_TABLE プロシージャーの呼び出し
    • BACKUP DATABASE (ONLINE オプションのみ)
    • RESTORE DATABASE (ONLINE オプションのみ)
    • ROLLFORWARD DATABASE (ONLINE オプションのみ)
    • REDISTRIBUTE DATABASE PARTITION GROUP
    • REORG
    • RUNSTATS
一般的に、 変更履歴イベント・モニターが非アクティブである間、またはデータベースがオフラインの間に発生したイベントに関連する情報は、キャプチャーされません。ただし、 イベント・モニターの活動化の際に有効なレジストリー変数値をキャプチャーするように、 変更履歴イベント・モニターを構成することができます。同様に、 データベースおよびデータベース・マネージャーの構成パラメーター値も、 変更履歴イベント・モニターの活動化の際にキャプチャーすることができます。 構成パラメーター値をキャプチャーするときに、イベント・モニターは、イベント・モニターが非アクティブであった間に構成パラメーターが変更されたかどうかを検出できます。そのため、イベント・モニターは、 変更が行われていた場合にのみ、構成パラメーター値をキャプチャーします。