統計イベント・モニター
統計イベント・モニターは、システムの稼働状況をさまざまな側面から調べるために使用できるデータをキャプチャーします。
- メトリック
- メトリックとは、 システムに関する測定情報をキャプチャーする要求モニター・エレメントのことです。 これらのメトリックには、ロックを待機した時間などの消費時間モニター・エレメントと、 デッドロック発生回数などのカウンター・モニター・エレメントが含まれます。 これらのメトリックの収集は、mon_req_metrics データベース構成パラメーターを使用してデータベース全体に対して構成することも、CREATE ステートメントまたは ALTER SERVICE CLASS ステートメントの COLLECT REQUEST METRICS 節を使用して特定のサービス・クラスに対して構成することもできます。一部のシステム・メトリックは、 EVENT_SCSTATS 論理データ・グループおよび EVENT_WLSTATS 論理データ・グループの details_xml モニター・エレメントおよび metrics モニター・エレメントの一部として収集されます。 これらのモニター・エレメントは両方とも XML 文書です。
- 統計
- 統計は、ワークロード・マネージャー・オブジェクトに関して保持されます。ワークロード・マネージャー・オブジェクトには、 サービス・クラス、作業クラス、ワークロード、およびしきい値キューが含まれます。 これらの統計には、TEMPORARY 表スペースの使用量などの最高水準点モニター・エレメントと、 見積もりコストの平均値などの計算されたモニター・エレメントが含まれます。 この統計はメモリー内に常駐しており、 ワークロード・マネージャーの統計表関数を使用してリアルタイムで表示することが可能です。 また、統計を収集して統計イベント・モニターに送信し、後で履歴分析を行うときに表示することもできます。 デフォルトでは、各ワークロード管理オブジェクトについて、最小セットの統計が収集されます。 統計収集の範囲は、さまざまなワークロード管理オブジェクトに対する CREATE または ALTER ステートメントで各節を使用して変更することができます。
details_xml モニター・エレメントおよび metrics モニター・エレメントの XML 文書には同じメトリックが入っていますが、重要な相違点が 1 つあります。details_xml のメトリックは、一般的には 0 から始まり、 次にデータベースが活動化されるときまで累積し続けます。一方、 metrics のメトリックは、統計が最後に収集された時からのメトリックの値の変化を示すために計算されます。 返される XML 文書のスキーマは、ファイル sqllib/misc/Db2MonCommon.xsd に用意されています。 最上位エレメントは、 system_metrics です。
metrics モニター・エレメントの XML 文書でシステム・メトリックを確認できる他、EVENT_SCMETRICS 論理データ・グループおよび EVENT_WLMETRICS 論理データ・グループに関連する出力から直接、個々のメトリックを確認することもできます。
統計イベント・モニターが収集するメトリックは、 MON_GET_SERVICE_SUBCLASS_DETAILS および MON_GET_WORKLOAD_DETAILS 表関数がレポートするメトリック・セットと同じです。 これら 2 つの表関数から返される表の DETAILS 列内の XML 文書には、 システム・メトリック・モニター・エレメントの他にも多数のモニター・エレメントが含まれています。
prefetchers やページ・クリーナーなどのバックグラウンド EDUs からのメトリックは、ワークロードまたはサービス・クラスに累積されないことに注意してください。
要求に関するシステム・メトリック・モニター・エレメントが収集されるのは、 親のサービス・スーパークラスで要求モニター・エレメント収集が有効になっているサービス・サブクラス内のエージェントによってその要求が処理される場合、 またはシステム・メトリック収集がデータベース全体に対して有効になっている場合のみです。 システム・メトリック収集を、サービス・スーパークラスに関してだけでなくデータベース・レベルで無効にすると、 details_xml 文書内にレポートされるメトリックの増加はストップします (あるいはデータベース活動化の時点で要求メトリックが無効になっていた場合は 0 のままです)。