表関数を使用した要求情報のモニター

要求モニター・パースペクティブは、アプリケーション要求を処理するためにデータ・サーバーによって費やされた作業量および労力全体を対象としています。このパースペクティブから、データ・サーバーの実行内容を全体として、およびアプリケーション要求の特定のサブセットごとに判別することができます。

要求モニター・エレメントと呼ばれる、このパースペクティブのモニター・エレメントは、要求の処理と関連するデータ・サーバー操作の全範囲を対象とします。

要求モニター・エレメントはメモリー内に継続的に累積されて集約されるため、それらは即時に照会に使用可能です。 要求モニター・エレメントは、ワークロード管理 (WLM) オブジェクト階層のさまざまなレベル (作業単位別、ワークロード別、サービス・クラス別) の要求全体について集約されます。 それらは接続別でも集約されます。

以下の表関数を使用して、現在の要求モニター情報にアクセスします。
  • MON_GET_AGENT
  • MON_GET_CONNECTION および MON_GET_CONNECTION_DETAILS
  • MON_GET_SERVICE_SUBCLASS および MON_GET_SERVICE_SUBCLASS_DETAILS
  • MON_GET_UNIT_OF_WORK および MON_GET_UNIT_OF_WORK_DETAILS
  • MON_GET_UTILITY
  • MON_GET_WORKLOAD および MON_GET_WORKLOAD_DETAILS

この一連の表関数により、特定の集約レベルの要求モニター・エレメントをドリルダウンしたり、それに焦点を当てたりすることができます。 表関数は対で提供されています。1 つは一般に使用されるデータへのリレーショナル・アクセス用、もう 1 つは使用可能なモニター・エレメントの完全セットへの XML アクセス用です。

バージョン 11.1 で作成されたデータベースの場合、デフォルトでは、要求モニター情報はこれらの表関数によって収集されます。 以下の方式のどちらかまたは両方を使用して、デフォルト設定を変更できます。
  • mon_req_metrics データベース構成パラメーターを設定して、すべてのサービス・クラスについての最小収集レベルを指定する。
  • COLLECT REQUEST METRICS 節を含んだ CREATE SERVICE CLASS または ALTER SERVICE CLASS ステートメントを発行して、サービス・スーパークラスについての最小収集レベルを指定する。 この設定を使用して、すべてのサービス・クラスに設定されている最小レベルの収集をオーバーライドして、特定のサービス・クラスの収集レベルを上げることができます。

NONE を指定すると、要求モニター・エレメントは収集されません。 BASE を指定した場合は、すべてのサービス・クラスについてすべての要求モニター・エレメントの基本レベルのデータが収集されます。

次の例は、サービス・クラスのサブセットのみに関する要求モニター情報を収集する方法を示しています。
  1. データベース構成パラメーター mon_req_metrics を次のように NONE に設定します。
    UPDATE DB CFG FOR SAMPLE USING mon_req_metrics NONE
  2. 次のように、必要なサービス・クラスごとに ALTER SERVICE CLASS ステートメントを発行して収集レベルを設定します。
    ALTER SERVICE CLASS service-class-name COLLECT REQUEST METRICS BASE.