シナリオ: 組み込み管理ビューを使用したバッファー・プール効率のモニター

DBA の John は、SALES データベースのアプリケーション・パフォーマンスの低下の原因は、バッファー・プールが効率的に機能していないことにあると考えています。 これを調査するため、MON_BP_UTILIZATION 管理ビューを使ってバッファー・プールのヒット率を調べます。
CONNECT TO SALES;
SELECT BP_NAME, DATA_HIT_RATIO_PERCENT, INDEX_HIT_RATIO_PERCENT,
       XDA_HIT_RATIO_PERCENT, COL_HIT_RATIO_PERCENT
  FROM SYSIBMADM.MON_BP_UTILIZATION;
John は、あるバッファー・プールのヒット率が非常に低いことに気がつきます。これは、大量のページがバッファー・プールからではなく、ディスクから読み取られるということです。
そこで、MON_BP_UTILIZATION 管理ビューを使って、プリフェッチャーの調整が必要かどうかを調べます。
CONNECT TO SALES;
SELECT BP_NAME, PREFETCH_RATIO_PERCENT FROM SYSIBMADM.MON_BP_UTILIZATION;
PREFETCH_RATIO_PERCENT の値から、プリフェッチを行って非同期で読み取られるページのパーセンテージが分かります。 値が小さければ、ディスクから直接読み取られているデータのパーセンテージが高いことを示しており、プリフェッチャーがさらに必要であることを示している可能性があります。
PREFETCH_RATIO_PERCENT の値が許容範囲内と思われるので、John は MON_BP_UTILIZATION 管理ビューを使用して、入力データ・ページのためのスペースのクリアにページ・クリーナーがどれだけうまく機能しているかを、次のように調べます。
CONNECT TO SALES;
SELECT BP_NAME, AVG_WRITE_TIME, SYNC_WRITES_PERCENT,
       AVG_SYNC_WRITE_TIME, AVG_ASYNC_WRITE_TIME
  FROM SYSIBMADM.MON_BP_UTILIZATION;

SYNC_WRITES_PERCENT の値から John は、同期実行された物理書き込み要求のパーセンテージが分かります。 この数値が低い場合は、ページ・クリーナーがよく機能しており、新しいデータ・ページ要求の着信前にバッファー・プール内のスペースを消去しているということかもしれません。この数値が高い場合は、データ・ページがバッファー・プールに読み込まれるのをアプリケーションが待っている間に、データベース・エージェントが実行する物理書き込みの数が増えるということです。

John は SYNC_WRITES_PERCENT の値が 75 % であることが分かるので、SALES データベースに対してさらに多くのページ・クリーナーを構成して、非同期書き込みの比率を上げることにします。 ページ・クリーナーの数を増やした後、再びバッファー・プール管理ビューを使って、チューニングの効果を確かめることができます。