イベント・タイプの論理データ・グループへのマッピング

ファイルおよびパイプのイベント・モニターに関しては、イベント・モニターの出力は、順序付けされた一連の論理データ・グループから成っています。どのイベント・モニター・タイプの場合にも、 出力レコードには必ず同じ開始論理データ・グループが含まれています。 論理データ・グループが示すフレームは、 イベント・モニターによって記録されるイベント・タイプによって異なります。

ファイルおよびパイプ・イベント・モニターの場合、 イベント・レコードはどの接続についても生成されることがあるため、 ストリーム中にいろいろな順序で現れる場合があります。 すなわち、接続 1 のトランザクション・イベントの直後に接続 2 の接続イベントを取得することがあるということです。 しかし、単一の接続または単一のイベントに属するレコードは、論理順序で現れます。 例えば、ステートメント・レコード (ステートメントの終わり) は、 トランザクション・レコード (UOW の終わり) があれば、必ずその前に来ます。 同様に、デッドロック・イベント・レコードは、 必ずデッドロックに関係する各接続のデッドロック接続イベント・レコードの前に来ます。 アプリケーション ID またはアプリケーション・ハンドル (agent_id) を使って、 レコードと接続を一致させることができます。

接続ヘッダー・イベントは通常、データベースへのそれぞれの接続ごとに書き込まれます。 詳細付きデッドロック・イベント・モニターの場合は、 デッドロックが生じたときにだけ書き込まれます。 この場合、接続ヘッダー・イベントは、デッドロックに関係したものについてのみ書き込まれます。 データベースへのすべての接続について書き込まれるわけではありません。

論理データ・グループは、4 つの異なるレベルに従って配列されます。 すなわちモニター、プロローグ、内容、およびエピローグです。 以下は、各レベルの詳細な記述です。 対応するイベント・タイプおよび論理データ・グループも示しています。

モニター

モニター・レベルの情報は、すべてのイベント・モニターに対して生成されます。 これは、イベント・モニターのメタデータから成っています。
表 1. イベント・モニター・データ・ストリーム : モニター・セクション
イベント・タイプ 論理データ・グループ 入手できる情報
モニター・レベル event_log_stream_header イベント・モニターのバージョン・レベルおよびバイトの並び順を識別する。 アプリケーションはこのヘッダーを使用して、 evmon 出力ストリームを処理できるかどうかを判別できます。

プロローグ

プロローグ情報は、イベント・モニターが活動化されると生成されます。
表 2. イベント・モニター・データ・ストリーム : プロローグ・セクション
イベント・タイプ 論理データ・グループ 入手できる情報
ログ・ヘッダー event_log_header トレースの特性、例えば、サーバーのタイプおよびメモリーのレイアウト。
データベース・ヘッダー event_db_header データベース名、パスおよび活動化時間。
イベント・モニター開始 event_start モニターが開始されるか再始動された時間。
接続ヘッダー event_connheader 現行接続のヘッダーごとに 1 つ。 接続時間とアプリケーション名を含みます。 イベント接続ヘッダーが生成されるのは、 接続、ステートメント、トランザクション、およびデッドロックの各イベント・モニターに対してのみです。 詳細付きデッドロック・イベント・モニターは、 デッドロックが生じたときだけ接続ヘッダーを生成します。

内容

イベント・モニターの指定されたイベント・タイプに固有の情報は、 内容セクションに表示されます。

表 3. イベント・モニター・データ・ストリーム : 内容セクション
イベント・タイプ 論理データ・グループ 入手できる情報
ステートメント・イベント event_stmt ステートメント・レベル・データ。 動的ステートメントのテキストを含む。 ステートメント・イベント・モニターは、フェッチのログを取りません。
サブセクション・イベント event_subsection サブセクション・レベル・データ。
トランザクション・イベント1 event_xact トランザクション・レベル・データ。
接続イベント event_conn 接続レベル・データ。
デッドロック・イベント event_deadlock デッドロック・レベル・データ。
デッドロック接続イベント event_dlconn デッドロックに関係している接続ごとに 1 つ。 関係するアプリケーションと競合しているロックを含みます。
詳細付きデッドロック接続イベント event_detailed_dlconn、lock デッドロックに関係している接続ごとに 1 つ。 関係するアプリケーション、競合しているロック、現在のステートメント情報、 およびアプリケーション競合によって保持された他のロックを含みます。
オーバーフロー event_overflow 脱落したレコードの数。 書き込み装置が (ブロック化されていない) イベント・モニターに追い付かないときに生成されます。
詳細付きデッドロック履歴2 event_stmt_history デッドロックに関係する作業単位で実行されたステートメントのリスト。
詳細付きデッドロック履歴の値2 event_data_value event_stmt_history リスト内のステートメント用のパラメーター・マーカー。
アクティビティー event_activity システムで実行が完了した、または完了前にキャプチャーされたアクティビティーのリスト。
event_activitystmt アクティビティー・タイプがステートメントであった際に、そのアクティビティーが実行したステートメントに関する情報。
event_activityvals SQL ステートメントである各アクティビティーの入力変数として使用されるデータ値。こうしたデータ値には、LOB データ、LONG データ、または構造化タイプ・データは含まれません。
統計 event_scstats システム内のそれぞれのサービス・クラス、処理クラス、またはワークロードで実行されたアクティビティーから算出される統計、さらにしきい値キューから算出される統計。
event_wcstats
event_wlstats
event_qstats
event_histogrambin
しきい値違反 event_thresholdviolations 違反したしきい値とその時間を示す情報。
1
このオプションは推奨されなくなりました。 この使用は推奨されておらず、将来のリリースでは除去される予定です。トランザクション・イベントをモニターするには、CREATE EVENT MONITOR FOR UNIT OF WORK ステートメントを使用してください。
2
このオプションは推奨されなくなりました。 この使用は推奨されておらず、将来のリリースでは除去される予定です。ロック・タイムアウト、ロック待機、デッドロックなどのロック関連イベントをモニターするには、CREATE EVENT MONITOR FOR LOCKING ステートメントを使用してください。

エピローグ

エピローグ情報は、データベースが非アクティブ化状態にあるとき (最後のアプリケーションが切断を終了したとき) に生成されます。

表 4. イベント・モニター・データ・ストリーム : エピローグ・セクション
イベント・タイプ 論理データ・グループ 入手できる情報
データベース・イベント event_db データベース・マネージャー・レベル・データ。
バッファー・プール・イベント event_bufferpool バッファー・プール・レベル・データ。
表スペース・イベント event_tablespace 表スペース・レベル・データ。
表イベント event_table 表レベル・データ。