形状
Spatial Extenderでは、形状の操作の定義は「地形のモデル」です。
Webster の Revised Unabridged Dictionary に
よれば、geometry (幾何学) とは、数学の 1 分野であり、実線、曲面、輪郭、および角度について、その関係、特質、計測を研究するもの、大きさのプロパティーと関係を扱う科学、空間の関係を扱う科学
と
定義されています。また、形状 (geometry) という単語には地形の意味もあり、過去数千年にわたって、世界の地図を作成するために地図製作者が使用してきました。「形状」というこの新しい意味の
抽象的な定義は、「地上の 1 つの地形をあらわす 1 つのポイントまたはポイントの集約」です。
Spatial Extender では、このモデルは、地形の座標を使って表現できます。このモデルは情報を伝達します。例えば、座標は、固定された基準ポイントとの相対的な関係で地形の位置を示します。また、このモデルは、情報を生成するためにも使用できます。例えば、ST_Overlaps 関数は、入力として 2 つの近接領域の座標を受け取り、その領域が重なるかどうかの情報を戻すことができます。
ある形状が表す地形の座標は、その形状のプロパティー と見なされます。形状の 種類によっては、他のプロパティー、例えば、区域、長さ、境界などを持つことがあります。

Spatial Extender がサポートする空間データは、この図に示してある形状で示されているものです。
この図が示すように、形状 という名前の スーパークラスは、階層のルートです。階層内のルート・タイプおよびその他の固有のサブタイプは、インスタンス化 できません。また、ユーザーは、インスタンス化できる、またはできない独自のサブタイプを 定義できます。
そのサブタイプは、基本形状サブタイプと同種集合サブタイプの 2 つのカテゴリーに分かれます。
- ポイント
- 1 つのポイントです。ポイントは、座標上の東西の線 (緯線など) が南北の線 (経線など) と 交差する交点に位置するものとして認識される個々の地形を表します。 例えば、世界地図上で、個々の都市が緯線と経線の交点に位置する場合の表記を考えてください。 この場合、ポイントは各都市を表すことができます。
- 折れ線
- 2 つ以上のポイント間の線です。直線とは限りません。 折れ線は、線状の地形 (道路、運河、パイプラインなど) を表します。
- ポリゴン
- 多角形、あるいは多角形の中の面です。ポリゴンは、複数の辺からなる地形 (森、野生生物の生息地など) を表します。
- 複数ポイント
- 複数のポイント形状の集合です。複数ポイントは、それぞれが 東西に走る座標軸 (緯線など) と南北に走る座標軸 (経線など) の交点 にある複数の地形部分から成り立つ地形を表します (例えば、それぞれの島が 緯線と経線の交点にある群島)。
- 複数折れ線
- 複数折れ線を持つ、複数の曲線形状の集合です。 複数折れ線は、複数の地形部分から構成される地形 (例えば、水系や高速道路網) を表します。
- 複数ポリゴン
- 複数ポリゴンを持つ、複数の面の形状の集合です。 複数ポリゴンは、複数の辺またはコンポーネントから成る、複数部分を持つ 地形 (例えば、特定地域内の集団農場または湖水系) を表します。
同種集合は、それらの名前が示しているように、基本形状の集合です。同種集合 は、基本形状のプロパティーを共有するほかに、それぞれのプロパティーも いくつか持っています。
形状のプロパティー
- 形状が属しているタイプ
- 形状の座標
- 形状の内部、境界、外部
- 単純であるか、非単純であるかの特性
- 空であるか、空でないかの特性
- 形状の最小外接長方形またはエンベロープ
- 次元
- 形状に関連付けられる空間参照系の ID