ダッシュボード・グラフ用の AQL 照会作成のヒント
より簡単に AQL 照会およびダッシュボード・グラフを作成する上で役立つヒントでは、別名、日時形式、および変換ルックアップ関数について説明します。
- 時間基準を含む AQL ステートメントでは、事前定義された SYSTEM:timerange パラメーターを使用できます。 その後、ウィジェットがダッシュボードで使用されると、ユーザーは時間セレクターを使用して、特定の時刻範囲を時間ベースのグラフでダッシュボードに表示できます。 以下の表では、特定の時刻範囲を使用する時間基準を含む AQL 照会の例と、 SYSTEM:timerange パラメーターを使用する AQL 照会の例を比較しています。
表 1. 特定の時刻範囲および SYSTEM:timerange パラメーターを使用した、時刻基準を含む AQL ステートメントの例 特定の時刻範囲を含む AQL の例 SELECT * FROM events WHERE userName IS NULL LAST 1 HOURSSELECT * FROM events WHERE userName IS NULL START '2024-04-25 15:51:20' STOP '2024-04-25 17:00:20'ヒント: STOP は現在時刻を表します。 - START、 STOP、 LAST などの時間基準が含まれていない AQL ステートメントは、過去 5 分間を表すデータを返します。
- 照会 (特に GLOBALVIEW など) では適切な日付および年度形式を使用します。 日付は自動的には追加されませんので、例えば
StartTime, 'YYYY-MM-dd HH:mm'などを使用します。 - AQL 照会の「時刻 (Time)」にミリ秒の時刻形式を使用します (例:
starttime-starttime%60000など)。 - WHERE 節の IN 演算子で変換ルックアップ関数を使用しないでください。 IN 演算子は WHERE 節で複数の値を指定しますが、照会の実行時のパフォーマンスの問題を引き起こす可能性があります。 例えば、次の照会はパフォーマンスの問題を引き起こす可能性があります。
Where logsourcetypename(deviceType) IN ('a','b') - フィールド名が QRadar® のバージョンによって異なることがないように、常に別名を使用してください。 例えば、次の照会では、「Active Offense Sum」は「SUM_Active Offense Count」フィールドの別名です。
select ("SUM_Active Offense Count" / 2) as 'Active Offense Sum', ("SUM_Dormant Offense Count" / 2) as 'Dormant Offense Sum', "Time" * 1000 as 'sTime' from GLOBALVIEW('Offenses Over Time','NORMAL') order by "Time" desc last 2 days - 「地理分布図」グラフには、検出された悪意のあるアクティビティーの IP の送信元と宛先を示す地理的位置が表示されます。 この情報を収集するには、AQL
GEO::LOOKUP関数のgeo_jsonオプションを使用します。 例:GEO::LOOKUP(sourceip, 'geo_json') AS 'geoSource', GEO::LOOKUP(destinationip, 'geo_json') AS 'geoDest', - 「コロプレス (Choropleth)」グラフでは、各地域で検出された悪意のあるアクティビティーの量に比例して陰影が付けられます。 この情報を収集するには、AQL
GEO::LOOKUP関数のcountryオプションを使用します。 例:GEO::LOOKUP(sourceip, 'country') AS 'geoCountry',MaxMind GeoIP データベースで使用されているものと一致するように、「場所のタイプ」を「国/地域」に設定します。
- IBM® QRadar Knowledge Centerにアクセスしてください。 『リファレンス』の章の『Ariel 照会言語 (AQL)』セクションでトピック『Ariel 照会言語の概要』、『AQL の論理演算子および比較演算子』、『システム・パフォーマンス照会の例』、『イベントおよびフロー照会の例』、『リファレンス・データ照会の例』、および『ユーザーとネットワークのモニター照会の例』を参照してください。