シナリオの実行
時間的因果モデル システムが得られると、ユーザー定義シナリオを実行できます。シナリオ は、時系列 (ルート系列 と呼ばれる) と、指定した時刻範囲に渡るその系列のユーザー定義値のセットによって定義されます。指定した値は、ルート系列の影響を受ける時系列の予測を生成するために使用されます。分析では、時間的因果モデル システムと、そのシステムを作成するために使用されたデータが必要になります。以下の例では、アクティブ データセットが、モデル システムを作成するために使用されたデータです。
シナリオを実行するには、以下の手順を実行します。
- TCM 出力ダイアログで、「シナリオ分析」ボタンをクリックします。
- 「時間的因果モデルのシナリオ」ダイアログで、「シナリオ期間の定義」をクリックします。
図 1. シナリオ期間 
- 「推定期間の最後からの時間区分で指定」を選択します。
- 開始間隔に -3 を入力し、終了間隔に 0 を入力します。
この設定により、各シナリオは、推定期間の最後の 4 つの時間区分に指定された値に基づくことが指定されます。この例の場合、最後の 4 つの時間区分とは最後の 4 週間のことです。シナリオ値が基づく時間の範囲は、シナリオ期間 と呼ばれます。
- シナリオ値の終了を超えて予測する間隔に対して 4 と入力します。
この設定は、シナリオ期間の終了以降の 4 つ分の時間区分に対して予測を生成することを指定します。
- 「続行」をクリックします。
- 「シナリオ」タブの「シナリオの追加」をクリックします。
図 2. シナリオ定義 
- Lever3 を「ルート フィールド」ボックスに移動して、シナリオ期間の Lever3 に指定された値が、Lever3 により因果的な影響を受ける他の系列の予測にどのように影響するかを調べます。
- 「シナリオ ID」に Lever3_25pct と入力します。
- 「ルート フィールドのシナリオ値の式を指定」を選択し、式に Lever3*1.25 と入力します。
この設定は、シナリオ期間の Lever3 の値を観測値よりも 25% 大きくすることを指定します。より複雑な式の場合は、計算器アイコンをクリックして「式ビルダー」を使用できます。
- 「続行」をクリックします。
- ステップ 10 から 14 を繰り返して、ルート フィールドが Lever3、シナリオ ID が Lever3_50pct、式が Lever3*1.5 のシナリオを定義します。
図 3. シナリオ 
- 「オプション」タブをクリックし、影響を受ける対象の最大レベルとして 2 を入力します。
- 「実行」をクリックします。
- ビューアーで Lever3_50pct の影響図をダブルクリックして、アクティブにします。
図 4. シナリオ: Lever3_50pct の影響図 
影響図には、ルート系列 Lever3 により影響を受ける系列が表示されます。影響を受ける対象の最大レベルに 2 を指定したため、2 レベルの効果が示されています。
予測された値の表には、Lever3 により影響を受けるすべての系列の予測が、最大で 2 レベルの効果まで示されています。第 1 レベル効果の対象系列に対する予測は、シナリオ期間開始後の最初の期間に始まります。この例では、第 1 レベルの対象系列に対する予測は 2010-10-10 に開始されています。第 2 レベル効果の対象系列に対する予測は、シナリオ期間開始後の 2 番目の期間に始まります。この例では、第 2 レベルの対象系列に対する予測は 2010-10-17 に開始されています。予測が食い違い状になっているのは、時系列モデルが遅れた入力値に基づいていることが反映されているためです。
- KPI_5 のノードをクリックして、詳細シーケンス図を生成します。
図 5. KPI_5 のシーケンス図 
このシーケンス グラフにはシナリオからの予測値が示されており、さらにシナリオが存在しない場合の系列の値も表示されています。シナリオ期間に推定期間内の時間が含まれている場合、系列の観測値が表示されます。推定期間の終了以降の時間については、元の予測が表示されます。