以下のコマンドは、IBM® SDK for Node.js で生成されたコア・ファイルで使用できます。
コマンド | 説明 |
---|---|
array | V8 FixedArray オブジェクトのエレメントを表示します。 |
frame | 単一の JavaScript スタック・フレームに関する詳細を表示します。 |
jsfindbyproperty | 指定されたプロパティーを持つ JavaScript オブジェクトを表示します。 指定されたプロパティーの名前は空にしないでください。 |
jsgroupobjects | マップでグループ化された JavaScript オブジェクトを表示します。 同じプロパティーのセットを持つ JavaScript オブジェクトは、1 つのマップを共有します。 50 個の最も一般的なオブジェクトのタイプが表示されます。すべてのオブジェクト・タイプを表示するには、-full パラメーターを指定してください。 |
jslistobjects | 指定されたタイプの JavaScript オブジェクトを表示します。 タイプには大/小文字の区別があります。 objtypes コマンドを使用すると、有効なタイプのリストを表示できます。 |
jsmeminfo | JavaScript メモリー使用量に関する情報 (ヒープ内の最も大きな 5 個のオブジェクトを含む) を表示します。 |
jsobject | JavaScript オブジェクトの詳細を (オプションの詳細出力付きで) 表示します。 |
jsobjectsmatching | 指定されたオブジェクトと同じマップを共有する、JavaScript オブジェクトを表示します。 |
jstringsearch | 指定されたストリングが入っている、ヒープ上のストリングを表示します。 |
nodeoverview | Node.js のバージョン、オペレーティング・システム、依存関係、ヒープおよびガーベッジ・コレクション情報、フィーチャー使用可能性、ロード済みモジュールといった概要を表示します。 |
objtype | V8 ヒープ・オブジェクトのタイプを表示します。 |
objtypes | オブジェクト・タイプのリストを表示します。 それぞれの行の末尾で Ctrl+Enter を押すと、そのタイプのオブジェクトを表示できます。 |
V8 ヒープ・オブジェクトのタイプおよびクラス階層を表示します。 | |
stack | 指定されたスレッドの JavaScript スタック・トレースを表示します。 Linux x86 64 ビット・オペレーティング・システムであれば、JavaScript スタック・トレースと C++ スタック・トレースの混合がサポートされています。 他のオペレーティング・システムでは、スレッド・スタックにおける最上位フレームは JavaScript フレームです。 このコマンドをコア・ダンプ・ファイルに対して使用すると、アプリケーション破損の原因や、アプリケーションがループから抜けられなくなっている原因を見つけるために役立ちます。 |
string | ASCII V8 ストリングの内容を (表記に関係なく) 表示します。
注: ストリングが入っているメモリー領域が (例えば、Node.js 読み取り専用メモリーであるか、または外部ライブラリーであることが原因で)
ダンプ・ファイルにない場合、そのストリングは見つからないため、次のメッセージが表示されます。
このメッセージは一般に、外部ストリングが入っているメモリー・アドレスがコア・ダンプ・ファイルにコピーされなかったことを示します。 |
threads | スレッド ID を表示します。 出力される情報には、表示されたスレッドのそれぞれに対して stack コマンドを実行するためのリンクが含まれています。 |