IBM Tivoli Monitoring バージョン 6.3 フィックスパック 2

Netcool/OMNIbus 多層および高可用性アーキテクチャー

IBM® Tivoli® Netcool/OMNIbus 製品を多層構成にデプロイして、パフォーマンスとイベント処理能力を向上させることができます。

各層に基本サーバーとバックアップ・サーバーを追加することで、高可用性もサポートされます。標準の多層環境には、3 セットの Netcool/OMNIbus ObjectServer が含まれています。
  1. 収集層には、プローブの接続先となる ObjectServer が含まれます。高可用性アーキテクチャーでは、この層に基本 ObjectServer とバックアップ ObjectServer のペアが含まれます。収集層の各 ObjectServer は、単一方向ゲートウェイを使用して集約層の ObjectServer に接続されます。
  2. 高可用性アーキテクチャーを使用している場合は、集約層に最大 2 つの ObjectServer が含まれます。この ObjectServer は、双方向ゲートウェイで接続されます。イベント処理の大部分は、集約層で行われます。
  3. 表示層には、1 つ以上の ObjectServer が含まれます。これらの ObjectServer は、単一方向ゲートウェイを使用して集約層の ObjectServer に接続されます。Netcool/OMNIbus デスクトップ・イベント・リストのユーザーおよび Web GUI のユーザーは、この層の ObjectServer に接続されます。オペレーターは、自らの Netcool/OMNIbus デスクトップ UI を、デュアル・サーバー・デスクトップ・モードで表示層に接続します。イベントは表示 ObjectServer から取得されますが、イベントに対して行われた更新は、表示層と集約層の両方に送られます。

高可用性は単層環境でも実現できます。その場合は、基本 ObjectServer とバックアップ ObjectServer を用意し、それらを双方向ゲートウェイで接続します。単層アーキテクチャーでは、プローブとユーザー・インターフェースがこれらの ObjectServer に直接接続され、ObjectServer によって収集、集約、表示の各機能が実行されます。

IBM Tivoli Monitoring トリガーは、primary_only トリガー・グループに割り当てられます。Netcool/OMNIbus 高可用性アーキテクチャーでは、標準の Netcool/OMNIbus オートメーションによって、活動中の基本 ObjectServer 上で primary_only トリガー・グループ内のトリガーが使用可能になり、バックアップ ObjectServer 上では使用不可になります。

Netcool/OMNIbus ObjectServer の多層および高可用性アーキテクチャーとセットアップ手順について詳しくは、Netcool/OMNIbus インフォメーション・センター (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/tivihelp/v8r1/topic/com.ibm.tivoli.namomnibus.doc/welcome_ob.htm) を参照してください。

Netcool/OMNIbus プローブにピアツーピア・フェイルオーバー・モードを設定して、イベントの損失を減らすこともできます。プローブの 2 つのインスタンスは、ピアツーピアのフェイルオーバー関係で同時に実行することができます。一方のインスタンスがマスターとして指定され、もう一方のインスタンスがスレーブとして機能しホット・スタンバイ状態になります。 マスター・インスタンスが失敗すると、スレーブ・インスタンスが活動状態になります。高可用性のためのマスター・プローブとスレーブ・プローブの構成と使用について詳しくは、Netcool/OMNIbus インフォメーション・センター (http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/tivihelp/v8r1/topic/com.ibm.tivoli.namomnibus.doc/welcome_ob.htm) を参照してください。

Netcool/OMNIbus 多層および高可用性アーキテクチャーでは、Tivoli Enterprise Monitoring Server がプローブ経由で ObjectServers にイベントを転送するように構成されます。プローブ・フェイルオーバー・モードを使用する場合は、IBM Tivoli Monitoring で複数のイベント宛先 (宛先の 1 つはマスター・プローブ、もう 1 つはスレーブ・プローブ) を使用してシチュエーション・イベントを構成する必要があります。

多層アーキテクチャーでは、IBM Tivoli Monitoring から、収集層に追加するトリガー、集約層用のデータベース・スキーマ更新とトリガー、表示層用のデータベース・スキーマ更新が提供されます。ゲートウェイもマッピング項目で更新する必要があります。このアーキテクチャーでは、集約層の各 ObjectServer に、IBM Tivoli Monitoring Situation Update Forwarder がインストールされます。

図 1. 高可用性を備えた標準の多層アーキテクチャー
高可用性を備えた標準の多層アーキテクチャー

単層の高可用性アーキテクチャーでは、IBM Tivoli Monitoring のトリガーおよびデータベース・スキーマ更新が基本 ObjectServer とバックアップ ObjectServer に適用され、ObjectServer 間の双方向フェイルオーバー・ゲートウェイに対してマッピング項目が構成されます。各 ObjectServer には、IBM Tivoli Monitoring Situation Update Forwarder がインストールされます。

図 2. 単層の高可用性アーキテクチャー
単層の高可用性アーキテクチャー

用法

Netcool/OMNIbus 環境にスケーラビリティーを追加してパフォーマンスとイベント処理を向上させる必要がある場合は、Netcool/OMNIbus 多層アーキテクチャーを使用できます。単層アーキテクチャーおよび多層アーキテクチャーの ObjectServer に高可用性を追加して、ObjectServer に障害が発生した場合でも、ご使用の環境をフル・キャパシティーで (かつイベントの損失を最小限に抑えて) 継続的に運用することができます。

プローブにピアツーピア・フェイルオーバーを追加して、プローブで障害が発生した場合のイベントの損失を減らすことができます。



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