カスタム照会
カスタム照会を使用して、IBM® Tivoli® Enterprise Monitoring Agent および IBM Tivoli Enterprise Monitoring Server でのネットワーク・トラフィックと処理サイクル数を削減することができます。
カスタム照会を使用すると、以下のことが可能になります。
- IBM Enterprise Portal Server およびクライアントでのメモリー使用量を削減する
- エージェントから IBM Tivoli Enterprise Monitoring Server に渡される行と列の数を制限する
例えば、特定の制御装置上のデータ・セットをターゲットとする照会を作成するには、データ・セット属性データベース機能を使用します。 さらに、スペース使用率に関するモニター情報だけを取得するように、照会を絞り込みます。この場合、以下の理由から、この照会が返すデータの量を大幅に減らし、システム・リソースに対する要求を削減することができます。
- 照会が特定の制御装置に制限される
- モニター対象の属性が指定される
データをフィルタリングするには、ビュー・フィルターを使用するより、カスタム照会を使用するほうが効率的です。ビュー・フィルターによって、システム・リソースに対する要求が削減されることはありません。 実際、ビュー・フィルターを使用すると、IBM Enterprise Portal に必要となるプロセッサー・リソース量が増加します。 クライアントは、現行ページにフィルターを適用します。 照会によって複数のページが返される場合、各ページにはデータのサブセットのみが表示されます。 IBM Enterprise Portal は、ユーザーにページのサイズを増やすためのオプションを用意しています。 このオプションを選択すると、各ページには、より多くのフィルタリングされたデータが表示されます。 照会が取得するデータは、より大きいサイズのページに保管されることになるため、クライアントのメモリー所要量が増加します。