backupios コマンドを使用した、ユーザー定義の仮想デバイスのバックアップ

システム障害や災害時に備えて、Virtual I/O Server (VIOS) をバックアップするほかに、ユーザー定義の仮想デバイス (仮想デバイスのマッピングなど) のバックアップを取ることも必要です。 ユーザー定義の仮想デバイスをある場所に保存し、保存したデータが、backupios コマンドを使用した VIOS のバックアップ時に自動的にバックアップされるようにすることができます。

始める前に

ユーザー定義の仮想デバイスには、物理環境と仮想環境の関係を定義するメタデータ (仮想デバイスのマッピングなど) が組み込まれています。VIOS を新しいシステムまたは別のシステムにリストアする計画の場合は、VIOS とユーザー定義の 仮想デバイスの両方をバックアップする必要があります。(例えば、システム障害時、あるいは災害時。)

始める前に、以下の作業を行ってください。

  1. VIOS をテープ、DVD、またはリモート・ファイル・システムにバックアップします。方法については、以下の手順のいずれかを参照してください。
  2. 以下の手順のスクリプトを作成するかどうかを決めます。 これらのコマンドのスクリプトを作成すると、情報の自動バックアップをスケジュールするのが容易になります。

このタスクについて

ユーザー定義の仮想デバイスをバックアップするには、以下のステップを実行します。

手順

  1. 次のコマンドを実行して、ボリューム・グループ (および、ストレージ・プール) をリストし、バックアップを取る必要があるユーザー定義ディスク構造を判別します。
    lsvg
  2. ボリューム・グループごとに次のコマンドを実行して、バックアップする各ボリューム・グループ (および、ストレージ・プール) を活動化します。
    activatevg volume_group
    ここで、volume_group は、活動化するボリューム・グループ (または、ストレージ・プール) の名前です。
  3. ボリューム・グループごとに以下のコマンドを実行して、各ボリューム・グループ (および、ストレージ・プール) をバックアップします。
    savevgstruct volume_group
    ここで、volume_group は、バックアップするボリューム・グループ (または、ストレージ・プール) の名前です。
    このコマンドは、ボリューム・グループ (および、ストレージ・プール) の構造のバックアップを /home/ios/vgbackups ディレクトリーに書き込みます。
  4. 次のように、各コマンドを tee コマンドと実行することによって、ネットワーク設定、アダプター、ユーザー、およびセキュリティー設定に関する情報を /home/padmin ディレクトリーに保管します。
    command | tee /home/padmin/filename
    各部分の意味は次のとおりです。
    • command は、保管する情報を生成するコマンドです。
    • filename は、情報の保管先のファイル名です。
    表 1. 保管する情報を提供するコマンド
    コマンド 説明
    cfgnamesrv -ls ローカル resolver ルーチンによって使用されるドメイン・ネーム・サーバー情報に関連した、 すべてのシステム構成データベース・エントリーを表示します。
    entstat -all devicename

    devicename は、その属性または統計を保管したいデバイスの名前です。属性または統計を保管したいデバイスごとに、このコマンドを実行します。

    指定されたデバイスのイーサネット・ドライバーおよびデバイスの統計情報を表示します。
    hostmap -ls システム構成データベース内のすべてのエントリーを表示します。
    ioslevel Virtual I/O Serverの現行の保守レベルを表示します。
    lsdev -dev devicename -attr

    devicename は、その属性または統計を保管したいデバイスの名前です。属性または統計を保管したいデバイスごとに、このコマンドを実行します。

    指定されたデバイスの属性を表示します。
    lsdev -type adapter 物理アダプターおよび論理アダプターに関する情報を表示します。
    lsuser すべてのシステム・ユーザーの全属性のリストを表示します。
    netstat -routinfo 各経路のユーザー構成コストと現行コストを含む、ルーティング・テーブルを表示します。
    netstat -state すべての構成済みインターフェースの状態を表示します。
    optimizenet -list すべてのネットワーク・チューニング・パラメーターの特性 (現行値およびリブート値、範囲、単位、 タイプ、および依存関係を含む) を表示します。
    viosecure -firewall view 許可ポートのリストを表示します。
    viosecure -view -nonint 非対話式モードのセキュリティー・レベル設定をすべて表示します。