新しい RAID レベルへの既存のディスク・アレイのマイグレーション

SAS RAID コントローラーは、 既存の RAID 0 または 10 ディスク・アレイをそれぞれ RAID 10 または 0 にマイグレーションすることをサポートします。 これによって、既存データを保存しながら、 ディスク・アレイの保護のレベルを動的に変更することができます。

このタスクについて

RAID 0 から RAID 10 にマイグレーションする場合、追加レベルの保護を提供するために、 追加ディスクを RAID 10 ディスク・アレイに組み込む必要があります。 追加ディスクの数は、元の RAID 0 ディスク・アレイ内のディスク数と等しくなります。 ディスク・アレイの容量は変わらず、移行中もディスク・アレイはアクセス可能のままです。 移行が完了するまで、ディスク・アレイは RAID 10 によって保護されません。

RAID 10 を RAID 0 に移行する場合は、RAID 0 ディスク・アレイに追加のディスクは組み込まれません。 結果の RAID 0 ディスク・アレイ内のディスクの数は、元の RAID 10 ディスク・アレイ内のディスク数の半分に減ります。ディスク・アレイの容量は変わらず、移行中もディスク・アレイはアクセス可能のままです。

既存のアレイを新しいレベルに移行するには、以下の手順を実行します。

手順

  1. iprconfig と入力して、iprconfig ユーティリティーを実行します。
  2. ディスク・アレイの処理 (Work with disk arrays)」を選択します。
  3. ディスク・アレイ保護の移行 (Migrate disk array protection)」を選択します。
  4. ディスク・アレイ保護レベルの移行先のディスク・アレイを選択します。
  5. c を押し、上矢印キーと下矢印キーを使用して保護レベルを変更し、Enter キーを押します。
    次のような画面が表示されます。
    +------------------------------------------------------------------------------+ 
    |                            Select Protection Level                           | 
    |                                                                              | 
    | Current RAID protection level is shown.  To change                           | 
    | setting hit "c" for options menu.  Highlight desired                         | 
    | option then hit Enter                                                        | 
    |                                                                              | 
    | c=Change Setting                                                             | 
    |                                                                              | 
    |/dev/sdf - Protection Level . . . . . . :   RAID 0                            | 
    |                                                                              | 
    |Press Enter to Continue                                                       | 
    |                                                                              | 
    |e=Exit   q=Cancel                                                             | 
    +------------------------------------------------------------------------------+
    
  6. オプション: さらにメンバー・ディスクが必要な場合 (例えば RAID 0 から 10 へ移行する場合)、候補リストで上矢印キーと下矢印キーを使用してカーソルを移動し、1 を押して希望のディスクを選択します。 ディスクの選択が完了したら Enter キーを押します。
    次の例のような画面が表示されます。
    +------------------------------------------------------------------------------+ 
    |                         Select Disk Units for Migration                      | 
    |                                                                              | 
    |A minimum of 2 disks must be selected.                                        | 
    |A maximum of 2 disks must be selected.                                        | 
    |The number of disks selected must be a multiple of 2.                         | 
    |                                                                              | 
    |OPT Name   PCI/SCSI Location          Vendor   Product ID       Status        | 
    |--- ------ -------------------------- -------- ---------------- --------------| 
    | 1  sg12   0003:00:01.0/2:0:2:0       IBM      HUS151473VLS300  Active        | 
    | 1  sg13   0003:00:01.0/2:0:3:0       IBM      HUS151473VLS300  Active        | 
    |                                                                              | 
    |e=Exit   q=Cancel   t=Toggle                                                  | 
    +------------------------------------------------------------------------------+ 
    
  7. オプション: 必要なメンバー・ディスクの数が少なくなる場合 (例えば RAID 10 から RAID 0 へ移行する場合)、アダプターは余分のディスクを選択して、自動的にディスク・アレイから除去します。 ユーザー介入は必要ありません。
  8. Enter キーを押して、RAID 移行を確認します。

    異なる RAID レベル間の移行は、数秒から数時間かかります。 進行状況画面に移行の進行状況が表示されます。 移行の進行状況は、「ディスク・アレイ状況の表示 (Display Disk Array Status)」画面および「ハードウェア状況の表示 (Display Hardware Status)」画面にも表示されます。