
この e-Learning モジュールでは、IBM® System Storage® DS8000® シリーズで提供されるリモート・ミラーおよびコピー・サービスのいくつかのタイプについて、詳しく学習します。これらの高度な 2 サイトおよび 3 サイトの事業継続性機能により、計画システム停止時と計画外システム停止時のどちらにおいても、必要に応じていつでも基幹業務アプリケーションを使用できるようになります。リモート・ミラーおよびコピー・サービス機能を使用すると、ボリュームの同期および非同期のコピーを作成して、管理者がデータのマイグレーション、バックアップ、およびリカバリーを行えるようになります。
リモート・ミラーおよびコピー・サービスには、メトロ・ミラー、グローバル・コピー、およびグローバル・ミラーが含まれます。それぞれを、さらに詳しく見ていきます。 FlashCopy® と同様に、これらのすべてのサービスはソース・ボリュームをターゲット・ボリュームにコピーします。ただし FlashCopy とは異なり、ソース・ボリュームとターゲット・ボリュームは相互に距離の離れた場所に配置することができます。これによって、バックアップを物理的により遠い場所に保管できます。また、FlashCopy は単一のポイント・イン・タイム・コピーを作成しますが、リモート・ミラーおよびコピー・サービスは、ソース・ボリューム上に加えられたすべての変更をコピーします。
メトロ・ミラーはコピー・サービスの一種であり、1 つのボリュームの同期ミラーをもう 1 つのボリュームに連続して提供します。別のボリュームは、最大 300 キロメートルまで離れた場所に設置可能なため、メトロ・ミラーを使用して、現場から離れてあるいは町を越えてコピーを作成できます。メトロ・ミラーはリアルタイムで更新されるので、障害の発生時にデータが失われることはありません。メトロ・ミラーは一般的に、災害復旧の目的、データ保護、データ・ボールト、およびハイ・アベイラビリティーに使用されます。メトロ・ミラーは、ソースおよびターゲット・ロケーションの両方が同一の SAN にある場合、または異なるリモート SAN にある場合に、チャネル・エクステンダーを使用せずに実装することができます。
グローバル・コピーは、メトロ・ミラーと同様、ボリューム・セットのミラーをリモート・ロケーションに提供するコピー・サービスです。ただしグローバル・コピーは非同期で、ターゲット・サイトへのホスト書き込み操作は、ターゲット・サイトにあるストレージ・ユニットに送信される前に完了したものとみなされます。これによって書き込みの待ち時間が削減され、帯域幅をより効率的に使用できるため、グローバル・コピーは大量のデータをマイグレーションする場合または生産上重要ではないデータを 300 キロメートルより離れたリカバリー・サイトに移動する場合の、すぐれたオプションになっています。
上記のメトロ・ミラーまたはグローバル・コピー機能にアクセスするには、最初に、ソースとターゲットのストレージ・ユニットで論理サブシステム (LSS) 間のパスを作成する必要があります。次に、ソース・ボリュームとターゲットのボリュームの間に関係を作成する必要があります。
パスを作成するには、DS Storage Manager のナビゲーションからを選択します。を選択します。 ソースおよびターゲットの LSS および入出力ポートを選択して、「追加」をクリックします。追加のパスがあればこのステップを繰り返してから、「作成」をクリックしてパスの作成を完了します。
1 つ以上のパスを作成した後で、ソース・ボリュームとターゲット・ボリュームの間にメトロ・ミラーまたはグローバル・コピーの関係を確立します。を選択してから、「アクション」メニューを使用して、メトロ・ミラーまたはグローバル・コピー関係を選択して作成します。ソース・ボリュームおよびターゲット・ボリュームの情報を入力して、「追加」をクリックしてから「作成」をクリックします。このパネルからは、パスも作成できることに注意してください。
管理インターフェースを使用して既存の関係を表示でき、「アクション」メニューを使用してミラーリングまたはコピー操作を中断または再開できることに留意してください。
グローバル・ミラーは 1 つ以上のグローバル・コピー関係によって構成されているため、ボリュームを 300 キロメートルより離れた場所に置くことができます。グローバル・ミラーでは、ターゲット・グローバル・コピー・ボリュームに第 3 のボリュームとの FlashCopy 関係があります。このため、ソース・システムはターゲット・システムからの確認を待つ必要がなく、パフォーマンスを低下させることなくより高速な同期が可能になります。グローバル・ミラーはリカバリー時間を 5 秒より短い時間に短縮でき、これは基幹業務アプリケーションにとっては重要です。ただしメトロ・ミラーとは異なり、障害発生時には、停止が起こると送信中のデータを失う可能性があります。
グローバル・ミラーでは、グローバル・ミラー操作用のボリューム収集を管理するためのセッションを作成する必要があります。グローバル・ミラー・セッションを確立するには、を選択してから、を選択します。整合性グループを形成する間の待ち時間、ソース・ホスト入出力を休止する最大時間、および整合性グループを停止する前に書き込みを禁止する最大時間のオプションを入力します。「次へ」をクリックし、このパネルを使用して新規グローバル・コピーを追加または作成します。最後に、「完了」をクリックしてグローバル・ミラー・セッションを確立します。
リモート・コピーとミラーリングの機能、および高度なタスクの実行方法の詳細については、オンライン資料のトピックを参照してください。