作業が組み込まれた e-Learning
「エクステント・プール」 e-learning コース

エクステント・プールとは、ご使用のストレージの管理を単純化するために作成するランクのグループ化のことです。エクステント・プールを作成する際に、各ランクは 1 つのエクステント・プールに 1 つだけ存在できるが、エクステント・プールには、ランクが同じタイプのストレージである限り、複数のランクを含めることができることに注意してください。エクステント・プールが作成されたら、それらの中にスペース節約ストレージを作成できます。スペース節約ストレージは、エクステント・プールで使用可能なストレージの効率を向上させ、実際よりも多くの使用可能スペースがあるように感じさせます。

エクステント・プールを表示および作成するには、左のナビゲーションから「プール」 > 「内部ストレージ」を選択します。

グラフに、新規エクステント・プールを作成するのに使用可能なスペースの量に関する情報が示されます。エクステント・プールが既に存在する場合は、そのエクステント・プールに関する情報が表示されます。

エクステント・プールにまだ割り当てられていない使用可能なストレージがある場合は、新規エクステント・プールを作成できます。1 つ以上の新規エクステント・プールを作成するには、「アクション」メニューから「エクステント・プールの作成」を選択します。

ここで、ご使用のエクステント・プールに適用される情報を入力します。

エクステント・プールのストレージ・タイプは、サーバーのオペレーティング・システムによって異なります。IBM® z/OS® または IBM S/390® オペレーティング・システムの場合は、カウント・キー・データ (CKD) を選択します。その他のすべてのオペレーティング・システムの場合は、固定ブロック (FB) を選択します。次に、RAID タイプを選択します。これらの選択は、このエクステント・プールの構成可能な容量の可用性に影響する可能性があります。

構成のタイプは、手動または自動です。これは、「自動構成」が選択された場合のインターフェースを示しています。ドライブ・クラスのリストに、エクステント・プールを追加するために使用可能なスペースを持つドライブの情報が示されます。この設定により、エクステント・プール内にランクが含まれるドライブすべてが確実に同じクラスになり、使用可能なスペースの量が示されます。ドライブ・クラスを選択すると、「構成する容量の選択」リストが、使用可能な容量を構成するためのオプションと共に取り込まれます。必要に応じて構成オプションの 1 を選択すると、グラフが更新されて、新しいランクが表示されます。構成可能な容量がない場合は、すでに行った RAID またはストレージ・タイプの選択により、エクステント・プールを作成するのに十分なスペースが割り当てられていない可能性があります。デバイス・アダプター (DA) のペアにより、いずれかのディスクにアクセスするための異なるパスが少なくとも 2 つ確保されます。「DA のペアの使用法」設定を使用して、このエクステント・プールに使用されるペアの決定方法を指定します。

手動による構成タイプでは、自動タイプの場合よりも、エクステント・プールのセットアップ時の柔軟性が高くなりますが、アレイ、アレイ・サイト、およびランクに関する深い知識が必要です。エクステント・プールに割り当てるリソースを使用可能なリソースから選択できるように、これらのリソースが相互に持つ関係を理解している必要があります。アレイおよびランクについて詳しくは、オンライン資料を参照してください。

構成のタイプを選択したら、識別に役立つエクステント・プール ID 番号に追加できる接尾部を含め、エクステント・プール (複数も可) に関する情報を提供します。作成するエクステント・プールの数と、そのサーバーにエクステント・プールを含めるかを決定します。ランクが以前に 1 つだけ選択されている場合は、単一エクステント・プール・オプションのみが使用可能です。「ストレージのしきい値」設定は、容量に達しようとしているという警告が出されるときに使用されるストレージの割合を指定します。「予約済みストレージ」設定で、実際のエクステントに割り振られるエクステント・プール内のスペース量を指定できます。

入力した情報を見直して、1 つ以上のエクステント・プールを作成できる検証パネルがあります。

スペース節約ストレージにより、ストレージ効率が向上します。それには 2 つのタイプがあります。割り振りの単位がトラックである、トラック・スペース節約ストレージと、割り振りの単位がエクステントである、エクステントのスペース節約ストレージです。トラック・スペース節約ストレージでは、最初にスペース節約リポジトリーを作成すると、論理ボリュームが、書き込みトランザクション中に限り、そのリポジトリーから物理ストレージ・スペースを割り振ります。エクステントのスペース節約ストレージでは、リポジトリーは必要ありません。大きなボリュームを作成することはできますが、この場合もやはり、物理スペースが使用されるのは書き込みトランザクション中だけです。

この概念をさらに深く理解するには、IBM FlashCopy® 機能と一緒にトラック・スペース節約ストレージを使用する例を参照すると役立ちます。FlashCopy 関係が作成されると、ターゲット・ボリュームはソース・ボリュームで必要とされるスペースと同量のスペースを予約します。ターゲット・スペースは、ソース上で変化するデータのみを格納するため、最初は、すべてゼロで埋められます。ソース・ボリューム上のデータが更新されると、ソース・ボリューム上の元のデータがターゲット・ボリュームにコピーされます。次に、新しいデータがソース・ボリュームに書き込まれます。FlashCopy 操作中にソース・ボリューム全体が更新されない限り、ターゲット・ボリューム上には数多くのゼロが存在することになります。

この例を先に進む場合、100 GiB のデータが含まれているエクステント・プールを作成してあるものと仮定しています。ターゲットに対してコピー・オン・ライト FlashCopy が発生するよう、3 つの異なる時間をスケジュールしてあります。FlashCopy のインスタンスごとに、ターゲット・ボリュームがソース・ボリュームと同じサイズであるか、またはそれより大きいことが必要です。ソース・ボリュームに書き込まれるデータの量がボリューム・サイズの 5% を超えない場合には、ターゲット上に相当量の無駄なスペース (インスタンス当たり約 95 GiB) があります。

スペース節約ストレージを追加する場合、リポジトリーの作成後に、トラック・スペース節約 (TSE) 論理ボリュームを作成します。これらの論理ボリュームは、FlashCopy ターゲットとして設定されます。ソース・ボリューム上で変更されたデータはすべて、スペース節約ボリューム上の仮想スペースを通って、リポジトリー内の特定の場所にマップされます。次に、FlashCopy 更新がリポジトリーにコピーされます。仮想スペースを作成するためのエクステント・プールから少量のスペースが必要とされますが、スペース節約ストレージを使用した場合は、相当量のスペースが節約されます。

オープン・システムおよび IBM System z® ホスト用にトラック・スペース節約ボリュームを作成できることに注意してください。エクステント・スペース節約ボリュームは、オープン・システムに対してのみ作成できます。

トラック・スペース節約ボリュームを作成する前に、まず最初に、スペース節約リポジトリーを追加する必要があります。「ディスク構成の管理」パネルにナビゲートします。

「アクション」メニューから「スペース節約リポジトリーの追加」を選択します。このステップは、トラック・スペース節約ボリュームに対してのみ必要であることに注意してください。

リポジトリー容量は、作成するリポジトリーのサイズです (100 GB)。しきい値のパーセントは、容量のパーセントに達した時点で通知をセットアップできるようにします。リポジトリーが作成されると、スペース節約ストレージを追加することができます。

エクステント・プールについて詳しくは、オンライン資料の該当するトピックを参照してください。