メインストリーム SSD での IBM i 電源ゲージ・ツールの使用

IBM® i オペレーティング・システムの電源ゲージ・ツールを使用してメインストリーム・ソリッド・ステート・ドライブ (SSD) の残余寿命を確認する方法について説明します。

本タスクについて

IBM i オペレーティング・システムの電源ゲージ・ツールを使用するには、以下の手順を実行します。

プロシージャー

  1. システムに論理区画がある場合、SSD を所有している論理区画からこの手順を実行してください。
  2. QSECOFR ユーザー・プロファイルを使用して IBM i セッションにサインオンします。
  3. スプール・ファイルにレポートを作成するために、XPF コマンド行に以下のコマンドを入力して Enter を押します。
    CALL PGM(QSMGSSTD) PARM('SSDGAUGE' X'00000008' 'SSTD0100' X'00000000')
  4. スプール・ファイルの内容を表示します。 スプール・ファイルに、メインストリーム SSD のレポートが含まれています。 レポートに記載されている各 SSD について、次のステップに進みます。
  5. 「残存耐用年数ゲージ」 フィールドの値は、2% 以下ですか?
    • はい: 次のステップを引き続き実行します。
    • いいえ: メインストリーム SSD は、使用可能な書き込み操作数の状況の変化を報告していません。
  6. 残存耐用年数ゲージ 」フィールドの値は 0% ですか?
    • はい: ステップ 7に進みます。
    • いいえ: ステップ 8に進みます。
  7. メインストリーム SSD が、サポートされている書き込み操作数の限度に達しました。 SSD への書き込み操作はだんだん低速になり、ある時点で SSD は読み取り専用ドライブになります。 オペレーティング・システムが読み取り専用ドライブに対して書き込むと、書き込み操作はリジェクトされ、オペレーティング・システムはそのドライブで障害が発生したと見なします。 例えば、オペレーティング・システムが、RAID アレイ内にあるドライブに書き込みをして、かつ書き込み操作がリジェクトされた場合、そのアレイは無防備な状態になります。 通常の書き込み操作をサポートするためには、ドライブを取り替える必要があります。

    メインストリーム SSD の取り替えは、システムの契約条件によって、システムのサービス・レベルの資格ではカバーされない場合があります。 メインストリーム SSD について詳しくは、 メインストリーム・ソリッド・ステート・ドライブを参照してください。 これで手順は終了です。

  8. メインストリーム SSD が、サポートされている書き込み操作数の限度に近づいてきています。 現時点で、サービス・アクションは不要です。
    注: メインストリーム SSD がサポートされる書き込み操作数の制限に達すると、SSD への書き込み操作は時間の経過とともに遅くなり、ある時点で SSD は読み取り専用ドライブになります。 通常の書き込み操作をサポートするためには、ドライブを取り替える必要があります。 メインストリーム SSD の取り替えは、システムの契約条件によって、システムのサービス・レベルの資格ではカバーされない場合があります。 メインストリーム SSD について詳しくは、 メインストリーム・ソリッド・ステート・ドライブを参照してください。 これで手順は終了です。