2.5.9 エレメント・タグ
エレメント・タグは、 IBM® Digital Analytics でページ内コンテンツをトラッキングするために使用されます。エレメント・タグによって収集されたデータは、「エレメント・カテゴリー」レポートおよび「トップ表示エレメント」レポートで値にデータを取り込むために使用されます。
エレメント・タグとその関連レポートにより、さまざまなページ内エレメントとの対話およびそれらのエレメントがどのようにして目標の達成を推進するかをトラッキングする柔軟性が組織に与えられます。 エレメント・タグを使用してトラッキングできるエレメントの例をいくつか次に示します。
- ポートレット
- 検索ポートレット
- ニュース・ポートレット
- AJAX 詳細吹き出し
- プロダクト詳細吹き出し
- 顧客レビュー吹き出し
- ビデオ再生
- 再生
- 停止
- 巻き戻し
- Explore ビデオ・レポート。ビデオ・プレイヤーのトラッキングを参照してください。
- 動的ページ・コンテンツ
- 価格スライダー・バー
- ブランド・フィルター・チェック・ボックス
- フィーチャー・セレクター
- ページまたはフォーム・エラー・メッセージ
- 「ファイル・ダウンロード」またはサード・パーティーのコンテンツあるいはバナーをクリック
- PDF ダウンロード
- サード・パーティーのバナーまたはコンテンツ
- データが取り込まれる主要レポート:
- コンテンツ (エレメント); レポート・セグメント
- Digital Data Exchange オブジェクトの例:
-
digitalData = {component:[{componentInfo:{componentID:'ELEMENT-ID'}, category:{primaryCategory:'ELEMENT-CATEGORYID'}, attributes:{exploreAttributes:''}}]};
タグ付け関数
エレメント・タグを使用するために、適切なパラメーターを持つ cmCreateElementTag(…) 関数が呼び出されます。
注: cmCreatePageElementTag と cmCreateProductElementTag は 2010 年 1 月に非推奨となりました。現在は、これらの関数を呼び出すと cmCreateElementTag(…) が呼び出されます。 新規実装では cmCreateElementTag(…) を直接呼び出すようにしてください。ご使用の実装にどの関数を適用できるか判断に迷う場合は、IBM サポートにお問い合わせください。
パラメーター | 必須 | 説明 | 長さ |
---|---|---|---|
エレメント ID | 必須 | エレメントの固有の ID または名前、およびエレメント・レポートに表示される値。 長さ制限の単位は「文字」であり、バイト長での長さ制限はエンコード方式によって異なります。 | 50 |
エレメント・カテゴリー | オプション | エレメント・タグで渡されたカテゴリーは、エレメント・カテゴリー・レポートにデータを取り込むために使用されます。現在サポートされているカテゴリー化の階層レベルは 1 つのみであり、この階層レベルはクライアントのカテゴリー定義ファイル (CDF) の仕様とはまったく関係がありません。 | 50 |
属性文字列 | オプション | Analytics および Explore レポートにおいて人口統計グループ情報を表す最大 50 個の「-_-」区切り「attribute」値。詳細については、IBM Digital Analytics Explore 用の追加タグ属性を参照してください。 | 1 つの値につき 256 |
例
以下は、エレメント ID が「Vacation Planner」で、エレメント・カテゴリー ID が「Vacation Tools」であるエレメント・タグの例です。
<head>
<script type="text/javascript" src="//libs.coremetrics.com/eluminate.js"></script>
<script type="text/javascript">
cmSetClientID("99999999",true,"data.coremetrics.com","thesite.com");
</script>
</head>
<body>
...
<script type="text/javascript">
cmCreateElementTag("Vacation Planner", "Vacation Tools");
</script>
</body>