IBM Rational ClearCase z/OS Extensions V8.0 日本語関連の改善について

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1. TSO Client 日本語パネル使用時の分散システム上のメッセージの言語設定

TSO Client は、z/OS の ISPF (対話式システム生産性向上機能) を使用して、Windows/AIX システム上の Rational ClearCase リポジトリにアクセスするための機能です。

V7.1.x の TSO Client で日本語パネルを使用するためには、分散システム (Windows/AIX) で ClearCase のメッセージが日本語で表示されるよう設定する必要がありましたが、V8.0 の TSO クライアントでは、英語/日本語メッセージのどちらに設定されていても動作します。

図 1. TSO Client 日本語パネル
TSO Client 日本語パネル
TSO Client 日本語パネル

TSO Client で日本語パネルを使用するためには、ホスト システムと分散システムに設定が必要です。

ホスト システム

TSO Client を起動する hlq.version.TSCRX(RCCTSOR) を、日本語パネルを使用するように編集します。

分散システム

ClearCase コマンド実行時に日本語メッセージが表示されるように設定して、rccTSOServer を起動します。

  • TSO Client のサーバーおよびクライアント コンポーネントの始動と停止

    日本語メッセージを表示するための設定
    Windows の場合
        通常、設定する必要はありません。
        cleartool コマンドを実行して日本語メッセージが表示されることを確認します。
    AIX の場合
        /opt/rational/clearcase/bin/rccTSOServer を起動する前に、NLSPATH 環境変数に
            SJIS(LANG=Ja_JP) の場合
                /opt/rational/clearcase/lib/nls/sjisJP/%N.cat
            EUC(LANG=ja_JP) の場合
                /opt/rational/clearcase/lib/nls/eucJP/%N.cat
        を設定します。
        cleartool コマンドを実行して日本語メッセージが表示されることを確認します。
    英語メッセージを表示するための設定
    Windows の場合
        C:\Program Files\IBM\RationalSDLC\ClearCase\bin\rccTSOServer.exe を起動する前に、
            set NLSPATH=C:\
        を実行します。
        cleartool コマンドを実行して英語メッセージが表示されることを確認します。
    AIX の場合
        日本語の ClearCase メッセージ・カタログを NLSPATH 環境変数に指定しません。
        cleartool コマンドを実行して英語メッセージが表示されることを確認します。

V7.1.x の TSO Client では、分散システムで英語の ClearCase メッセージが表示されるように設定されていた場合、メインメニュー『1.3 ビューの選択 / 作成、 STR の作成』でビューの選択を行うと次のエラーが発生します。

    無効なビュー
        ビュー・タイプに、指定された ED ファイルとの整合性がありません。

V8.0 の TSO Client は、分散システムで英語の ClearCase メッセージが表示されるように設定されていた場合でも、ホスト システムで日本語パネルが使用できます。この場合、TSO Client のログに記録される分散システム上の ClearCase のメッセージは英語です。
V8.0 の TSO Client がサポートするパネル/メッセージの言語の組み合わせは表 1 のとおりです。

表 1. パネル/メッセージの言語の組み合わせ
ホスト システムのパネル分散システムの ClearCase メッセージ
英語英語
日本語日本語
日本語英語

2. UNIX System Services 用 Remote Build の日本語メッセージ カタログ

UNIX System Services (以下 USS) 用 Remote Build は、ClearCase クライアント プラットフォーム (Windows/AIX) から USS にビルド要求を送信して、生成されたオブジェクトをクライアント プラットフォームに戻します。ビルド中のメッセージをクライアント プラットフォーム上で見ることができます。

V8.0 から USS 用 Remote Build の日本語メッセージ カタログ (IBM-939) が使用できるようになりました。Remote Build サーバーの発行するメッセージが日本語になります。

図 2. Remote Build サーバー 日本語メッセージ
Remote Build サーバー 日本語メッセージ
Remote Build サーバー 日本語メッセージ

このメッセージ カタログを使用するためには、ホスト システムと分散システム (クライアント プラットフォーム) に設定が必要です。

ホスト システム

Remote Build サーバー JCL のカスタマイズ後、 日本語メッセージ カタログを使用するために、シェル・スクリプトの編集を行います。

USS 用の Remote Build サーバーを始動するために、hlq.version.JCL(RCCRUNU) をサブミットします。

分散システム

rccbuild コマンドを実行する前に、USS 上のメッセージ カタログから日本語メッセージを受け取るために RCC_LANG 環境変数を jpn に設定します。

  • Remote Build 機能の使用法 > 日本語オプションの設定



    Windows の場合
    set RCC_LANG=jpn
    
    set LANG=ja_JP
    set NLSPATH=C:\Program Files\IBM\RationalSDLC\ClearCase\bin\resdll\%L\%N;%NLSPATH%
    
    rccbuild -h yourhost@9501 (ここで改行せず、次の行を続けて入力してください。)
     -k IBM-943 -r IBM-939 -b cc -it rcopy.c -o rcopy.ob -p --o rcopy.ob rcopy.c
    AIX の場合
    export RCC_LANG=jpn
    
    export LANG=Ja_JP
    export NLSPATH=/usr/lib/nls/msg/%L/%N:$NLSPATH
    
    rccbuild -h yourhost@9501 (ここで改行せず、次の行を続けて入力してください。)
     -k IBM-943 -r IBM-939 -b cc -it rcopy.c -o rcopy.ob -p --o rcopy.ob rcopy.c

    ※ LANG、NLSPATH 環境変数は、分散システム上の日本語メッセージ カタログ (bccMsg.cat) を使用するために設定しています。


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Zone=Rational
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ArticleTitle=IBM Rational ClearCase z/OS Extensions V8.0 日本語関連の改善について
publish-date=12092011