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IBM WebSphere Portal 8.0 IIM / ランチパッド / ファースト・ステップの概要: WebSphere Portal および Portal Express のインストール

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概要

この資料は、IBM® WebSphere® Portal 8.0 を初めて使用するユーザー向けに、主な機能とベスト・プラクティスを紹介し、また、IBM Installation Manager (IIM)、WebSphere Portal 8.0 ランチパッドについて簡単に取り上げます。また、WebSphere Portal/IBM WebSphere Portal Express のインストール、およびファースト・ステップ機能、また、アンインストールのクイック・ガイドについても説明します。

この資料は、iSeries® 以外、および zOS® 以外のオペレーティング・システム専用です。iSeries および zOS の手順は異なっており、この資料の範囲には含まれませんが、重要な問題を強調するため、一部の領域については、iSeries 固有の説明も含まれています。

WebSphere Portal 8.0 および WebSphere Portal Express 8.0 のソフトウェアの入手方法の確認から開始します。これには 3 とおりの方法があります。

  • 物理的なDVDイメージ。 DVD ディスクで WebSphere Portal が入手可能な場合は、ディスク・ドライブに挿入してインストールを実行できます。iSeries では DVD からのインストールがサポートされないことに注意してください。

  • 電子イメージ。 「e-image」とも呼ばれ、これによってパスポート・アドバンテージ(PPA)を使用して、イメージをローカル・ドライブにダウンロードし、インストールを実行できます。

  • ライブ・リポジトリー。 ライブ・リポジトリーを使用したインストールには、PPA 資格情報が必要です(IIM インストールはパスポート・アドバンテージを介して実行できないため、事前にシステムにインストールされている必要があることに注意してください)。

IBM Install Manager

IIM は、WebSphere Portal 8.0 で導入された新製品で、すべての WebSphere Portal 8.0 のインストールおよび構成の前提条件として必要です。デフォルトでは、Microsoft® Windowsシステムの場合は、C:\Program Files\IBM\Installation Manager に、UNIX® オペレーティング・システムの場合は /opt/IBM/Installation Manager にインストールされます。

IIM は、IBMIM.exe を使用して、または Eclipse ディレクトリーからの /IBMIM コマンドによって起動できます。Windows 上では、「スタート」メニューから起動することもできます。

IIM 関連のログは、Windows では C:\ProgramData\IBM\Installation Manager に、UNIX システムでは /var/ibm/InstallationManager にあります。Windows OS の一部のバージョンはデフォルトで ProgramData フォルダーが非表示になっていますが、システム設定に移動してこのフォルダーの非表示を解除すると IIM ログを処理できます。

IIM ログは、.xml 形式で保存され、3 色のカラー・コードとメッセージに分類されます。緑の行はログの詳細を、黄色は無視できる可能性がある警告を、赤はインストールまたはアンインストールを正常完了させるには修正が必要なエラーを意味します。ログは、読みやすく、ナビゲートしやすい書式で示されます(図 1 を参照)。

図 1. IIM のインストール・ログの例
IIM のインストール・ログの例
IIM のインストール・ログの例

IIM は、前述のディレクトリー構造の uninstall フォルダーから uninstall.exe および ./uninstall コマンドを実行することによって、また Windows システムの場合は、「コントロール・パネル」の「プログラムの追加と削除」を使用して、アンインストールできます。

: IIM は、これを使用してインストールされたすべての製品のアンインストールが完了した後のみ、アンインストールが可能になります。

ランチパッド、WebSphere Portal/Portal Express 8.0、およびファースト・ステップのインストール

次に、インストール手順について説明します。

ランチパッド

ランチパッドをインストールするには、dvdimg --- Setup --- setup.sh/exe から、また 64 ビット Windows の場合は setup64.exe から起動します。

重要ポイント

  • 「Launchpad」オプションは、iSeries 以外、および zOS 以外のシステムへの WebSphere Portal 8.0 のインストールのみで使用できます。

  • ランチパッドには、IIM がまだシステムにインストールされていない場合に、IIM をインストールするオプションがあります(前述のように、IIM は WebSphere Portal 8.0 をインストールするための前提条件です)。

  • ランチパッドにより、ダウンロードされたイメージまたは物理ディスクを使用する、メディアからの WebSphere Portal V8 のインストールが可能になります。マシン上にランチパッドが存在しない場合のみ、マウントされたネットワークを使用してネットワークからランチパッドをインストールして、IIM をインストールします。

  • ランチパッドは WebSphere Portal をインストールする以外に、クイック・スタート、リリース情報、前提条件情報、および管理ツールなど、製品に関する詳細を提供するオプションがあります。

WebSphere Portal

WebSphere Portal V8.0 は、前述のランチパッドの使用、または IIM からのリポジトリーの直接接続の実行により、GUI を使用して、つまり IIM ベースのインストールでインストールできます。また、応答ファイルの記録が必要な場合は、サイレント・インストールを使用してインストールすることもできます。

: iSeries のサイレント・インストールのサンプル応答ファイルはインストール・イメージで使用できます。Windows、AIX、Linux、および Solaris 上では、IIM コマンドを使用してこのファイルを記録できます。

Enable、IBM Web Content Manager、WCM_Se、および Extend など、WebSphere Portal V8 の多様なオファリングは、IBM WebSphere Application Server (WAS)、またはプリインストールの WAS によってインストールできます。ただし、WebSphere Portal Server V8 パッケージがなければ、これらのオファリングをインストールできません。これは、このパッケージとの依存性があるためです。

WebSphere Portal 8.0 Express のインストールは IBM DB2® に付属しています。IIM パネルで、DB2 パスワードの入力が求められるため、DB2 パスワードは必ずシステムのパスワード要件に準拠させてください。例えば、Windows のパスワード設定で大文字が 1 文字要求される場合は、DB2 パスワードもこの要件に従う必要があります。

WebSphere Portal Express 8.0 の場合、IIM 上の DB2 パネルに DB2 ユーザー ID をテストするオプションが用意されています。システム要件に一致しないパスワードが入力された場合は、ユーザー ID のテストが失敗します。また、DB2 ID がシステムに既に存在している場合は、この機能によってその ID が検証され、別の DB2 ID を入力するように要求されます。

ファースト・ステップ

WebSphere Portal 8.0 のインストールが完了した後に、次の場所からファースト・ステップを起動します。

  1. 「スタート」メニューから、「すべてのプログラム」、「IBM WebSphere」、「IBM WebSphere Portal Server 8 」、「FirstSteps」の順に選択します。

  2. インストールの完了の直後は、IIM パネルでファースト・ステップを開始するラジオ・ボタン・オプションを選択するか、コマンド・ラインで、<wp_profile_root>\PortalServer\firststeps から firststeps.sh/bat を使用します。

重要ポイント

  • 通常どおり、ファースト・ステップには、WebSphere Portal Server を開始して、ログインするオプションがあります(AIX 上では、Firefox の Mozilla ブラウザーを使用した Portal Server へのログインがサポートされないため注意してください。「FirstSteps」パネルには、AIX で使用可能なブラウザーに関する説明が含まれています)。

  • ファースト・ステップには、cw_profile にインストールされた Configuration Wizard Server を開始するオプションもあります (cw_profile の詳細については、WebSphere Portal 8.0 の製品資料を参照してください)。

  • Configuration Wizard Server の開始後は、「WAS Integrated Solution」コンソール・メニューから起動できます。これは以前のリリースの WebSphere Portal と異なる点です。図 2 は、ナビゲーション・ペインの左下部にある Configuration Wizard リンクを示しています。

図 2. Configuration Wizard リンク
Configuration Wizard リンク
Configuration Wizard リンク

WebSphere Portal および Portal Express 8.0 のアンインストール

IIM によるアンインストール

  1. IIM の「Uninstall」オプションをクリックして、WebSphere Portal 8.0 と WAS の両方のアンインストールか、WebSphere Portal のみのアンインストールを続行します。

  2. アンインストールを続行するには、すべてのサーバーが停止している必要があります。停止していないものがある場合は、IIM パネルに図 3 のようなメッセージが表示されます。

  3. すべてのサーバーが停止した後に、「Recheck Status」ボタン(図 3 の左下隅)をクリックして、アンインストールの続行に必要なすべての前提条件を満たしていることを確認します (「Recheck Status」オプションは、WebSphere Portal 8.0 の新機能です)。

図 3. アンインストール
アンインストール
アンインストール

重要ポイント

  • WebSphere Portal Express 8.0 には、図 4 に示されるように DB2 をアンインストールするオプションがあります。Portal Express 8.0 のアンインストールで「Uninstall DB2」オプションを選択すると、データベース・インスタンス、データベース・ファイル、作成されたユーザーIDのすべてが削除されます。また、以下の点にも注意してください。

    • db2users、db2admins などのグループは削除されません。同じボックスに WebSphere Portal Express を再インストールする予定がある場合は、これらを手動で削除する必要があります。

    • また、新規にフレッシュ・インストールを行うには、マシンの再起動をお勧めします。

  • 応答ファイルが記録され、uninstall コマンドが実行される場合は、サイレント・アンインストールによるアンインストールが可能です。このプロセスでも、いずれかのアンインストールのコマンドを実行するには事前にサーバーを停止しておく必要があります (インストールの際と同様、iSeries ではサイレント・アンインストールのみがサポートされます)。

  • 常に、WAS および WebSphere Portal のすべてのディレクトリーをファイル構造から削除し、すべての実行プロセスを終了させることを強くお勧めします。必要に応じて、マシンをリブートして、新規インストールの障害となるものがまったく存在しないようにします。

図 4. 「Uninstall DB2」オプション
「Uninstall DB2」オプション
「Uninstall DB2」オプション

その他の機能

IIM パネルのインストールとアンインストールの機能に加え、変更、更新、ロールバックなどの機能もあります。これらはすべて、それぞれに独自の機能があります。これらを簡単に紹介します。

更新。 「Update」オプションは、IIM を介したフィックスのインストールに使用されます。次の点に注意してください。

  • インテリム・フィックスでも、累積フィックスでも、フィックスは「Uninstall」を使用して削除できます。

  • フィックスパックは、「Rollback」オプション(下記参照)を使用して削除できます。

変更。 変更は、WebSphere Portal および Deployment Manager のプロファイルの追加や削除に使用されます。

ロールバック。 ロールバックは、適用されたフィックスパックの削除、および元のインストールへの復帰に使用されます。

IIM の record コマンドを使用して応答ファイルが記録されている場合は、サイレント・インストールを使用してこれらの機能を実行することもできます。iSeries 固有システムでは、iSeries 以外の応答ファイルを iSeries に合わせて変更することによって、応答ファイルを作成できます。

結論

この資料では、WebSphere Portal 8.0 のインストールおよび構成のハイライトと重要な領域について説明しました。より確実な情報および詳細な知識については、製品に付属の WebSphere Portal 8.0 の資料、およびランチパッドにあるクイック・スタート・ガイド、リリース情報、前提条件情報のリンクを参照してください。

リソース

IBM WebSphere Portal V8.0


ダウンロード可能なリソース


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