目次


新人 SE が学ぶ IBM Connections

第9回 新人SEも若手敏腕SEに変わる!~リア充はこうして生まれた~(完)

Comments

コンテンツシリーズ

このコンテンツは全#シリーズのパート#です: 新人 SE が学ぶ IBM Connections

このシリーズの続きに乞うご期待。

このコンテンツはシリーズの一部分です:新人 SE が学ぶ IBM Connections

このシリーズの続きに乞うご期待。

そろそろ 1 年が過ぎようとしていた。

長かった、本当に長かったと思う (休載期間が)
「連載っていつからだっけ?」と気になった方も気になっていない方も今からブラウザーをきりかえて各回を表示し、時系列をむざむざ追わないで頂きたい。
皆様に無駄なツッコミをさせるのは心苦しい。

IBM Connections (以下、Connections) を通して得たこの一年、学ぶことはかなり多かったがそれよりもまず気になっていたことがあった。
そもそも僕は何故 Connections をこんなに頑張っていたのだろうか。
仕事を覚えたのは間違いない。全てのことを Connections を通して学んだとは流石に思っていないが、その多くに Connections が役立っていた。
ひとまず例のごとくメンターに確認をとってみた。

「ぼくの連載って何したら終わるんですかー」

静かに、そして厳かに、メンターは言った。

「ggrks (自分で調べなさい)」

叱咤激励とも辛辣とも取れる言葉を吐かれたので、独りとぼとぼ席に戻り振り返るため『新人 SE』と調べた。

やった!
検索上位だった。
IBM ってすごいって思った。

ただ喜んでいいのか毎回不安になる。だって言っても新人だし。なんにもカッコよくない。
第一回に振り返ったところ、書かれている目標に驚愕した。

『リア充になること』

なんだこれは冗談かと思ったが文章を読み直すとなるほど、確かに自分の文の癖が読み取れる。
しかしこの一年でリア充になったのだろうか、自信はない。

「そろそろ今年の自己評価を出してね」

上司が通りかかり言う。そう、自分で評価を出さねばならない。
僕は入社当時 4 月にリア充になるための 2 つのゴールがあった。
というわけでおそるおそるではありますが、目標と照らしあわせて振り返ってみたいと思います。

新人 SE としての顔が売れた僕

リア充になる為の目標
1. IBM Connections のネットワークの数で、組織内 1 番になる。
 (当時、組織内暫定トップは 198 人)

組織内の暫定トップは現在 208 人だった。
僕のネットワーク数をあらためて確認してみると、、

219 人である!すごい、うちの部署で一位だ。
それに意味があるのかよくわからないがたった一年で社内の 219 人の人とつながれた。
ソーシャル事業部 (旧 Lotus、ICS 事業部) の営業・SE の先輩方の倍以上の人間とつながったことになる。

社内イントラネット上のつながりとはいえ、それだけのつながりでは勿論ない。
匿名にせず社内のいろんな人と知り合いである、リア充っぽい。

219 人の内訳を見てみよう。

  • ソーシャル事業部 (営業・SE 系) : 32 人
  • ソーシャル事業部 (サービス系・グループ会社) : 18 人
  • ソーシャル事業部 (海外) : 39 人
  • 同期 : 44 人
  • 年次が近い他部署の先輩 : 18 人
  • 社内で挨拶しただけなのにとにかくネットワーク申請した人 : 23 人
  • 研修で一緒になった人 : 15 人
  • Connections を活用中、コメントくれた人した人 : 18 人
  • その他 : 12 人

最初は自分の組織、ソーシャル事業部には、関連する方々と片っ端からつながった。
どんな人とつながると良いかわからなかったので、先輩方が主にどんな人とつながっているか中心に見た。
あとはレポートチェーンからソーシャル事業部の人間に総当りだ。
このおかげでソーシャル事業部の最新情報や、製品の機能や障害の対応情報を調べる時にあまり困らなくなった。
製品の情報通、うん出来る人っぽい。

ソーシャル事業部 (海外) の方々は第 7 回頃からつながることを頑張ってみた。
つながる際には、自分の組織の人間が海外にかなりいたのでどう繋がるかを考えたが、資料を作成することが多いのでファイルから Connections で検索し "いいね" が多い人から順につながった。
またタイムラインで呟いている人間、特に上役の方やシニアセールス・SE の方が大事なことをアナウンスすることが多いので中心につながった。
実際は 100 人くらいに申請を出している。仕事でつかう人間つかわない人間は Connections に限らずどんなツールにもあることなのでそれは仕方ない。
このおかげで他の地域ではどんな取組みをしているかや、資料の作り方が非常に参考になった。
日本はプレゼンテーション資料に詳細情報を記載することが多いが、海外の方は箇条書きが比較的多かった。
IBM は多くの国で展開をしている会社なので日本からグローバルの取組みがみえるのは凄く嬉しい。普通なら海を渡った向こうでは何をしているかわからないまま仕事をしないといけない。
この点、組織を知る上でも非常に勉強になった。
そういう意味では僕は既に国際人だ、海外事情通っぽい。

あとはソーシャル事業部と関係ない方々とも積極的につながった。
出会った人は基本的にその日のうちに調べてつながった。おかげで他の製品については勿論のこと、社内の色々な取組み知ることができた。
第 5 回に出演したパチさんのつながりもその 1 つだし、第 8 回の「教えて!社内展開タブレット」コミュニティも知ることができた。
他にも育児系コミュニティなんてのも発見したし、IBM の人間で行っているボランティアのコミュニティも見つけて参加してみたりした。
新人がまるでシニアのように会社を見通すことができるようになった。
いろんな人と関わろうとする積極的な姿勢、なんかイイ感じっぽい。
なんか適当になってきたっぽい。っぽい。

見よ、この人数! (全部モザイクですみません。リアルつながりなので)

営業さんならお客様とつながることが何よりではあるが、僕は言っても SE。
お客様とつながるのは勿論だとしても社内の調整であれこれ動く方が多い。なので社内の人とつながる意味は営業さんよりも大きいと思う。

こんなに 1 年で社内の人とつながれるような新人がいるだろうか、いやいない (反語)
大きな人脈を手に入れた。来年からはもっと増やしていきたい。

目標その 1 結果:達成

新人 SE としての実績を出した僕

リア充になる為の目標
2. IBM Connections に資料をアップロードし、合計 100 ダウンロードを目指す。

この目標ですね、正直言うとマジ無理と思いました。いきなり敬語にしますけど。

だって新人のファイルなんか欲しくないじゃないですか、普通。
んでダウンロードしたところでクオリティ高くないじゃないですか、実際。
もっと言うと間違ってたりするじゃないすか、現実。

僕が仮に先輩ならそう思う。

仮に好意的に目算をしてみると、 Connections のファイルで 1 つのファイルにつき、周りの諸先輩方がお情けでダウンロードしてくれたところで 40 ダウンロード、新しいバージョンをアップロードしたものも多く見積もって 80 ダウンロード。それでも足りないし、実際値はもっと少ないのはやる前からすぐわかった。
これは無謀な挑戦だったのだ。

さて、結果をダウンロード数でソート (整列) してみる。

204 ダウンロード、すみません、余裕でした。

無理とか言って自分で振っておきながら、余裕かましちゃいました。

ちょーーーーーーーーーーー余裕でした。

もっと目標たかくてもイケましたね。

らくしょ (以下略)

なんだよ予定調和かよ!と思わずスマフォや PC を投げだしたくなった方、こらえてください。
自慢なんて滅多にできないので思わず自慢したくなって余裕ぶりましたがここにもちゃんと苦労がありました。

ファイルを皆からダウンロードしてもらうためにせこせこレポートファイルを作ったりした。メンターと上司しかダウンロードしないので合計 10 ダウンロードもいかなかった。そのうちレポートファイルがダウンロードされなくなり、意味を感じなくなった僕もアップロードするのをやめた (若手はそういうとこしっかり見てますよ!)

開き直って自由に資料を作ってみた。
新人であるが故にダウンロードされないのなら、新人しか作れない資料を作ってやろうと思った。
あとで制裁を受けるのを覚悟でいうけどやっぱり自分って、SNS ネイティブなんで部署の先輩方よりは、SNS 詳しいはずである。
というわけで、新人の立場で「ソーシャルってなんだろう?」という資料を作ってみた。これは先輩には作れないから。
結果は思いの外悪くなかったはずだが、新人教育という点で汎用性が薄かったせいか 70 くらいのダウンロード、健闘で終わった。 (実際はしばらく経つと 100 ダウンロードを超えたが 1 年で間に合わなかった)

資料のコンセプトは悪くなかったと思う

もうこれはアカンと思った僕は 12 月頃先輩に泣きついた。
ちゃんと使われる資料作りたいんです、と。
すると IBM Notes のブラウザーで使用する際の iNotes という機能の資料、それの最新版がなくて良く部署の方々が困っているという。

ならば!と自分で作ってみた。
コメントがめっちゃついた。

直した。

またコメントがめっちゃついた。

直した。

コメントがついては直し、コメントがついては直し、そんなことを繰り返す内にようやくお客様に出せるようなクオリティの物ができあがった。
作成期間約 2 ヶ月、コメントは 10、バージョン更新も 10 と色んな方にご迷惑をかけたが結果 146 ダウンロードもされた。いいねも 14 ついた。

その資料はもう公開されているので、もしご興味ございましたら見てみて下さいませ。ぜひぜひ。
「なんだこのクオリティは!」と憤慨したらそれはごめんなさいになりますが精一杯作ったのです。

同じ developerWorks 上で公開されています。

IBM iNotes および Web・モバイル機能

SE の条件、『信頼に足る情報を提供できる』ように少しはなったと自負したい。まだまだですけどね。

目標その 2 結果:達成

そして若手 SE になれた僕

3 月某日、自己評価報告の日。上司とメンターに呼び出された。

上司: 「目標達成おめでとう。ちゃんと完遂したことは素晴らしいことだし、このつながり、経験、Connections の知識を財産にこれからもがんばってください」

メンター: 「どうだった、この一年」

僕: 「そうですね、自分では思いたくなかったんですがだいぶ引っ込み思案な感じはなくなった気がします。あとスーツと革靴がおじさんっぽかったので新調しました」

上司: 「たしかにプライベートも含めて前向きになったかもね、たぶん色んな人とつながれて自信がついたからだと思うよ。後者は興味ないけど」

ある意味一番切実な悩みを興味ないとか言わないで欲しい。

メンター: 「developerWorks にあげた資料も部署内では上々の評判だし、これからは独りでも大丈夫だよね」

僕: 「ありがとうござ、え、いや」

メンター: 「だいじょぶだいじょぶ、大丈夫だよねー (念押し)」

はい、と力なく頷く僕。落ちこぼれの問題ではなく。
これ部署で流行ったらやだな。

そういえば、とつなげる僕。

僕: 「結局僕は Connections でリア充になれたんでしょうか。実感ないんですけど。そもそも Connections でリア充になれるもんなんでしょうか」

目が泳ぐ上司とメンター。あれ。

メンター: 「リア充はキミの心の中にあるよ」

上司: 「キミがリア充と思うならリア充なんだろうな。きっと」

遠い目をする二人。まぁともあれよしぃも無事育ったようでよかったよかった、とミーティングはそこで終わった。
斬新なミーティングの終わらせ、いや終わり方である
ぽつんとミーティングルームに残される僕。

僕: 「はぁ」

一年の締めくくりもこの台詞で終わるのかと思うと頭が痛いが、ともあれ 4 月からは晴れて新人がとれて若手 SE だ。
もしかしたら後輩も入ってくるかもしれないし頑張ろう。後輩が同じようにもし情けなかったら、とりあえず Connections を積極的に活用することを勧めよう。いい経験ができたのは事実だ。
後輩が情けなくイケイケだったら、うん、逆にいじめられないように頑張ろう。

春だね。

意外なリア充認定

Connections を使いこなせるようになったもののリア充認定の件だけ残ったので、なんとなく業務後に自席で思索にふける。
やっぱりリア充ってなんか友達とたくさん遊んでるとかコミュニケーションがめっちゃ取れる人のことを思うし、そういう意味だとスポーツを始めるのもいいかもしれない。
スキューバ―ダイビングとか休日にテニスとかやってたらそれっぽいようなそれっぽくないような。

後日、飲み会に行った。同じように IBM に入った大学時代の先輩たちと会った。

先輩: 「よしぃ、めっちゃリア充になったよね」

え、と振り向く僕。マジで、それってあれですか、Connections とか。

先輩: 「まぁそれもないとは言えないけど、SNS でたくさん出張の写真あげてるじゃん。ご当地の名物とか。なんかアクティブになったなって」

それ、ただ出張で浮かれたテンションであげたやつだ。社会人になって自分の金で美味しいもの食べられるのが嬉しくてばかすかあげたやつだ。
というかアクティブってただの出張だし。

先輩: 「元気にやってるようでよかったよ」

僕: 「…やっぱそう思います?そうなんですよ、毎日めっちゃ楽しいんですよね!IBM 最高ですよ!」

ということにしておいた。
リア充ってなんだろうね。

(答えは御社の新人 SE に聞いてみてください)

IBM 最高ですよ!

現在の繋がり人数:219 人 (51 人 UP) 部署内つながり人数 1 位達成!
ファイルのダウンロード数:146 ダウンロード(76 ダウンロード UP) 100 ダウンロード目標達成!

IC 研究所

こんにちは、別当です!
完結しました。ホッとしました。彼のマイペースぶりに翻弄され、いえ、私のことはいいですね。

新人 SE に限らず新人教育という観点で少しだけ。
Connections とリア充の関係は謎に包まれたままになりましたが、以前の連載のおさらいをすると IBM では実際に Connections を実際の現場に限らず研修でも活かしています。
それは第 5 回でもご紹介しましたし、今回よしぃくんの資料でも紹介していますね。
自由に Connections 上でコミュニティを作ることができるので、同期の輪を広げることは勿論、それぞれが自発的に勉強会をしたり各部署で扱っている製品について情報交換をしていることもあるようです。気になった情報は IBM Notes/Domino を活用して調べるだけでなく、社内チャット IBM Sametime でコミュニケーションを取り、社内の情報を柔軟に取り入れているというのが今の新人さんですら出来るというので驚きですね。前回でちらりと、よしぃくんが寝ながらグローバルの情報を知り得たことが書いてありましたが、これは冗談ではなくそれだけ新人でも簡単にコラボレーションができる時代がもう来ているのです。
何度も言ってることですが私が入社した頃にはこれらのツールはまだなかったので少し羨ましくもありますね。

ただ社内コミュニケーションを推進するだけではなく人を中心に仕事をする、ソーシャル事業部のコラボレーション製品はそれを実現します。勿論ツールで完了させず、その活用も IBM がご支援します。いつでもご相談下さい。
連載にお付き合い頂きました皆様、本当にありがとうございました。
これにて一旦、完結となります。またお会いしましょう。

上司から一言

「次はキミがリア充だ」


ダウンロード可能なリソース


コメント

コメントを登録するにはサインインあるいは登録してください。

static.content.url=http://www.ibm.com/developerworks/js/artrating/
SITE_ID=60
Zone=Lotus
ArticleID=1007340
ArticleTitle=新人 SE が学ぶ IBM Connections: 第9回 新人SEも若手敏腕SEに変わる!~リア充はこうして生まれた~(完)
publish-date=06052015