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新人 SE が学ぶ IBM Connections

第3回 マイクロブログで変わる!~部署の人と全てつながる~

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このコンテンツは全#シリーズのパート#です: 新人 SE が学ぶ IBM Connections

このシリーズの続きに乞うご期待。

このコンテンツはシリーズの一部分です:新人 SE が学ぶ IBM Connections

このシリーズの続きに乞うご期待。

僕が上司とメンターに「IBM Connections を使ってリア充になれ!」と言われて早 1ヶ月、5月となりました。とりあえず周りにどんな人がいるのか知りたい、と思い先輩すぎ坊さんに頼って、プロフィールビジネスカードを使うのが前回のお話。
今回はそこからもう少し進んでマイクロブログ、つまりはつぶやきをして周りに自分をアピールしようと奮闘するお話。

試してみる僕

5月も中旬に差し掛かった頃、前回の甲斐あり周りの先輩達とはかなりつながったものの、彼らが普段何をしているかわからない。何を専門にやっているのか等も知りたいがどこから初めていいかまた考えこんでしまった。

とりあえず IBM Connections でマイクロブログでも流してみれば?とアドバイスは先輩に頂いたが、何を流して良いものなのかわからない。 でも先輩に尋ねると「なんでもいいんだよ」と言う。

で、試してみる。

「今日のご飯おいしかったぁ!」

半日待ってみる...

当たり前というかなんというか反応がない。

というかこれでは普通の SNS でも『いいね!』などのレコメンドボタンすら押されないと思う。
写真がないから駄目なのだろうかとふと考えたがお昼ごはんの写真をただアップロードして喜ぶ人がいるだろうか。名店の写真は「美味しそう!」といったコメントもあるだろうが、それは別に企業用の SNS でつぶやく意味がない気がする。
会社近くの名店のご飯の写真をアップロードして、社員の意欲を煽ろうかとも思ったが、マイクロブログ上を見ると真面目な発言ばかり。ここにカレーの写真を上げるのも気が引ける。

社内の情報はありとあらゆる機密情報の宝庫だ、そこに僕お勧めのカレーの写真があったらどうだろうか...笑える。少なくとも僕は。

仕方なし、と思ったので会社の皮肉を書いてみることにした。

「投資信託の種類が明らかに少ない」

確定拠出年金に対する苦言である。まず確定拠出年金の何たるかをこの発言をする 2時間前に調べたばかりの癖をして、あたかも玄人のように言ってみる。
そして今だからわかるが、確定拠出年金というのはどの会社に行ってもそこまで種類が多いわけではない。無知の恥さらしもいい所だ。
ただそのときの僕は、『新入社員なんて反骨精神の塊のようなものだし、会社内も所詮不満の吹き溜まりのようなもの。誰かが口火を切って勇気を与えてやれば、すかさずこれ幸いと乗じてくるに違いない』と思ったのだった。

かくして予想通り反応は...あった。1週間後に。
反応の遅さにびっくり。

1週間後とは何とも暢気な社員がいたものであると思ったものだが、なかなかない返事にやあ嬉しやと思ったのもまた事実。
メールで通知を受け取り投稿を見てみた。

早くもそのコメントにさらにコメントがある。
2件もコメントがついてるとは何とも嬉しいではないか。で、見てみる。

コメント2件が投稿されている状態のスクリーンショット
コメント2件が投稿されている状態のスクリーンショット
「てへぺろ」
「昨日、某 BP (ビジネスパートナー) 様に社内環境をデモしていたら「てへぺろ」って入れちゃうんだ~と妙に感心してました (^^)」

同期の発言だった。
挨拶を抜かせば僕の発言に初めてコメントがついたものである。初めてされたコメントが色々おかしい。
まさか『確定拠出年金って、てへぺろな気分☆』とかそういう意味だろうか、いやそれは一体どんな意味だと小一時間考えあぐねた。だが、絶対適当にコメントを返しただけだという結論に達した。
ちなみに後ろの発言は先輩がやんわりと嗜めた台詞である。先輩もさながら最後の絵文字『(^^)』を『(^^##)ピキピキ』としたかったに違いない。しかもお客様にデモ途中とまである。最悪だ。

何がしたいのかわからない発言は、何がしたいかわからない発言を呼ぶ。これは中々勉強になった。
新人の僕でもこれがお客様への信用に関わることくらいはわかる。

迷走する僕

ただ、リア充たるを目指す者がこの程度でへこたれてはいられない。色々試してみた。

Hiroki Yoshiharaの投稿:昨日S&Dの歓迎会がありましたが、自分以外の同期10人のキャラが中々濃くて敵わないなと感じました。(新人)「私は日本刀が大好きです」「誰を斬りたいとかあるんですか?w」(新人)「いつか上司を...」 Hiroki Yoshiharaのコメント:ちなみに女の子です
Hiroki Yoshiharaの投稿:昨日S&Dの歓迎会がありましたが、自分以外の同期10人のキャラが中々濃くて敵わないなと感じました。(新人)「私は日本刀が大好きです」「誰を斬りたいとかあるんですか?w」(新人)「いつか上司を...」 Hiroki Yoshiharaのコメント:ちなみに女の子です

↑誰もコメントをくれないので、自分で自分にコメントをつけた。自演ですらない。
そして今読み返しても実につまらない。改めて彼は何がしたかったのか。

Hiroki Yoshiharaの投稿:今日健康診断だってこと忘れていて、昨日ワインをがぶ飲みしてしまった。一応ヘルプデスクに相談したらやっぱり駄目で明日になった。血を抜かれたことがほぼないので、ちょっと怖かったりします
Hiroki Yoshiharaの投稿:今日健康診断だってこと忘れていて、昨日ワインをがぶ飲みしてしまった。一応ヘルプデスクに相談したらやっぱり駄目で明日になった。血を抜かれたことがほぼないので、ちょっと怖かったりします

↑自分で「てへぺろ」な体験も入れてみたが反応なし。やはり文はつまらない。

Hiroki Yoshiharaの投稿:名刺&携帯電話 受領
Hiroki Yoshiharaの投稿:名刺&携帯電話 受領

↑最小の単語で済ます為、中国人ばりに漢字のみ。
過去の自分を察するに誰も返事をくれないのでテンションが下がり悲しくなっているようだ。

この原稿を書いている今もなんだか悲しくなってきた。

Hiroki Yoshiharaの投稿:同期のlCのタイムラインが読みたいけれどほとんど誰も使ってない。どうやって使わせるべきか
Hiroki Yoshiharaの投稿:同期のlCのタイムラインが読みたいけれどほとんど誰も使ってない。どうやって使わせるべきか

↑これはあたかも同期を心配するかの発言だが、遠回りに「僕もう投稿できません... (誰も返事くれないから) どうすればモチベを持続して投稿できますか」と言っている。

よくここまで恩着せがましくカムフラージュしたことに今更ながら感心する。実際には「同期」とはつまり僕を指している。そしてこれには珍しくコメントが、

Hikaru Matsuuraのコメント:返事を期待しない一方的かつパブリックな連絡をしたい時の手段として、メールやチャットではなくその人のボードに書き込む
Hikaru Matsuuraのコメント:返事を期待しない一方的かつパブリックな連絡をしたい時の手段として、メールやチャットではなくその人のボードに書き込む

↑上司からのツッコミ。やはり見抜かれていた。

「返事を期待しない」期待してた、ものっそい期待してた。そして見抜かれてた、恥ずかしい。
会社に布団が敷いてあったら顔をうずめて「ウォぉぉぉー」とのた打ち回る所だ。それくらい恥ずかしい。関係ないが会社に布団があったら嬉しい。

というより、これは少なくとも同期に向けての発言ではない。同期に向けてなら、「 IBM Conncetions を使ってね☆ でも返事は期待するなよ」と言わなければならない。
ある意味正しいが使ってもらいたいのに返事を期待するなとは矛盾してる。僕に対しての発言とみてほぼ間違いない。

もう悩んでいても仕方ないので、例のごとく杉山さんに聞こうとした。
だが、IBM Sametime (以下、ST) にはいない。再び頭を抱え込む。

大川さんと僕

「どうしたんだい」

顔をあげると、そこには大川さんがいた。
IBM Connections ならこの人であり、この人に聞けばほぼ間違いないほどの助っ人参上である。ついでに言うと常に爽やかさを振りまいているこれまた僕とは対照的なお方である。

これこれしかじかと状況を聞いてくれる間も爽やかにうんうんとニコニコしながら頷き聞いてくれる。

PCの液晶画面にいくつかの付箋が貼られており、それを指差し確認している人の写真

大川さん:「先輩達が言うとおり、つぶやく内容は基本なんでもいいね。制限されると大事な情報も出なくなっちゃうから。今はなんでもいいから呟くことが大切だよ」

話を聞くと悩みはどの企業でも初めに思うことらしい。実際うちの会社でも最初のうちは「おなかすいた」などあまり必要ない情報が流れていたらしい。
しかし、使っていくうちに企業内の不満や疑問や共有したいことがわき上がってきたのだ。

すると段々、業務に関する疑問が生まれてそれを回答したり、みんなに知ってもらいたい製品についての情報を共有する習慣が生まれたらしい。

大川さん:「アメリカの社員とかは普通にランチの写真も流しているしね。堅苦しい情報ばかりだと逆に誰も見なくもなるし、緩やかな情報だってその人と会話する糸口になる。『昨日アップロードしていたランチはおいしそうでしたね』って台詞で会話が円滑になるならそれに越したことはないじゃない」

確かに。アメリカ人が僕と同じ発想とは驚いた。いや、ほかの SNS も然り、食べ物の情報というのも人が共通で楽しめるファクターなのかもしれない。

大川さん:「よしぃ君の情報もよしぃ君からしたら大事なものに見えないかもしれない。けど、部署や社内の人たちはどんな新人が入ってきたか気になるわけだから、それだって立派な情報となっているわけだよ。人と人とのコラボレーションを生み出しているからね」

僕の呟きがコラボレーションを生み出している!まさか、とは思ったものの冒頭の「てへぺろ」も実はその後先輩との会話でネタとして用いられた。
それで会話が弾んだのも事実である。

大川さん:「もうひとつだけ言うと実は SNS は 20%くらいの人が呟いているだけなんだ」

:「え、それって駄目じゃないですか」

大川さん:「でも逆に 80%の人が情報を見てるわけだよ。情報がちゃんと拡散してるんだ。全員が情報を出せたらそれはそれで素晴らしいけど、一番必要なのは大事な情報を発信する人と受け取る人がきちんといることなんだよ」

:「...!!」

じゃああんまり深く考えないで頑張ってね、とこれまた爽やかに言い残し大川さんは去っていった。
大川さんが講演するセミナーが大人気なわけである。わかりやすい。

言われて即実践の僕

企業で扱われる情報ということで恐縮していたのかもしれない。その後は疑問に思ったことはどんどん呟きとして流した。

疑問がすべて答えてもらえるわけではないが、それでも高確率でコメントがもらえるようになった。よくよく思えば、今までの呟きは「だから何なのだ」といったものばかりだった気がする。

コメントが返されると、コメントを返してくれた人と繋がっているが自分とはまだ繋がっていない第3者の人も、それを見てコメントをくれるようになった。

この段階でだいぶ部署の人達とほとんど繋がることが出来たと思う。

ただある日、先輩にミーティングが終わった直後にぼそりと言われた。

先輩:「でも、てへぺろはないよねー」

:「....うっす」

てへぺろ。

目標人数:198人

現在の"繋がり人数":58人 目標まで残り 140人

IC 研究所『マイクロブログについて』

こんにちは、まだまだ夜が寒い時期ですね。メンター別当です。
今回は試行錯誤しながらマイクロブログに投稿するよしぃ君のお話でした。文中でも出ましたが実際のお客様でも「企業用のマイクロブログは何を投稿すべきなのかわからない」といったように、いざ使い始めて迷われる方も多いようです。
大川さんが美味しいところを持って行ってしまいましたが、私からももう一度解説致します。

よしぃ君は今回素直に IBM の製品に関する疑問をマイクロブログ上に投げかけることで、感じが掴めてきたようですが、実際には企業用といって必要以上に堅くなり投稿を控えるのは好ましいとは言えません。
それよりもブレインストーミングのように思ったことを素直に言った方が、重要な情報が出やすくなるはずです。
マイクロブログとは所詮マイクロなブログ、重要な情報を溜め込むだけの場では決してありません。

lCのいろいろな投稿画面がされている状態のスクリーンショット。「いいね」されている部分と食べ物の写真が投稿されている部分がハイライトされている
lCのいろいろな投稿画面がされている状態のスクリーンショット。「いいね」されている部分と食べ物の写真が投稿されている部分がハイライトされている

さて、マイクロブログの主な機能について改めてご紹介致しましょう。
マイクロブログでは投稿機能以外に

  • 他人の投稿に発言する、コメント機能
  • 投稿をレコメンドする、いいね機能
  • 特定の個人にコメントが届くよう発信する、@メンション機能
  • ファイルやブログの投稿・更新を流す、通知機能

が主なものとしてあります。

特にいいね機能では誰かが「いいね」を押すと、自分のタイムライン上に表示されるので、自分が繋がってない人の有用なファイルや投稿を発見することも可能です。
よしぃ君のようにネットワークリストが少ない段階ですと情報があまり流れこない心配もあるように思えます。しかし、この機能があるお陰で、まだつながっている人が少ない段階でも積極的に使っている人が一人でもいれば有用な情報はどんどん流れてくるわけです。逆に自分でもどんな素朴な疑問でも流してみることで知らない誰かへ広がり回答を貰える可能性が高まります。

またコメントを返されるという行為でよしぃ君も浮き沈みしていますが、何か情報を共有したとき「いいね」やコメントが返ってくると存外「次はもっといい情報を流すぞ!」とモチベーションが沸くもののようです。
マイクロブログは一見ただ情報が垂れ流しにされているようで、個々の社員の情報共有・やる気を底上げするという効果を持っているのです。

では次回はブログ編でお会いしましょう!

上司から一言

「返事を期待するなとは言いましたがやはり『いいね』くらい欲しいものです。」


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