目次


IBM WebSphere Portlet Factory 7.0を使用したスマートフォン向けWebアプリケーションの開発

Comments

はじめに

スマートフォンおよびモバイル開発の課題と機会

ここ数カ月にわたり、スマートフォン市場が急速に拡大しています。スマートフォン・ベンダーが最新のテクノロジーを搭載した優れた製品を競い合って発表するのに伴い、消費者は最新モデルを購入し、スマートフォンの売上が飛躍的に増加しました。この市場の消費者 – つまり、お客様の顧客や社員 – の間では、これまでラップトップ型やデスクトップ型のデバイスで行っていたことをモバイル・デバイスでも実行できるようになるという期待が高まっています。

このトレンドのもと、テクノロジーを扱う組織は、スマートフォンによる Web アプリケーションへのモバイル・アクセスを素早く提供することを強く求められています。そのためには、モバイルに対応した新規アプリケーションの開発と既存アプリケーションのモバイル・デバイス対応の迅速化を支援するツールおよびフレームワークが必要です。

幸い、スマートフォン Web アプリケーションは、従来の Web アプリケーションと同様の基本テクノロジー (HTML、CSS、および Javascript) で構築されます。iPhone、iPad、Android、Blackberry OS 6 といった最新のスマートフォンとタブレットは、Webkit 拡張や HTML 5 などの先進機能を十分にサポートできる高性能の Web ブラウザーを搭載しています。適切なコーディングで HTML、CSS、および Javascript を使用することにより、これらのモバイル・デバイス用に最適化された、ネイティブな外観のユーザー・インターフェースを持つアプリケーションを提供できます。これらの Web テクノロジーは Portlet Factory アプリケーションによって生成されるものなので、Portlet Factory のあらゆる機能や自動化を活用して、スマートフォン用に最適化された Web アプリケーションを作成することができます。また、Geolocation など、HTML 5 の新機能がサポートされているデバイスでは、これらの新機能も活用できます。

スマートフォンおよびマルチチャネル開発に Portlet Factory を使用することの利点

まず、Portlet Factory をモバイル開発に使用する最大の利点は、Portlet Factory が持っている次のような機能をモバイル・アプリケーションですべて活用できることです。

  • Web 2.0 の豊富な機能を使用した、ポートレットおよび Web アプリケーションの迅速な開発
  • 包括的な統合機能 (SAP、Lotus Domino、リレーショナル DB、Web/REST サービス、PeopleSoft、Siebel など)
  • サービス指向開発に向けたサポートの自動化
  • 単一のソース・モデルから複数のバリエーションを作成する「動的プロファイル作成」機能
  • 複数のデプロイメント・プラットフォーム (WebSphere Portal、WebSphere Application Server、Lotus Mashup Center) のサポート

1.高度に設定可能な Web ユーザー・インターフェースの自動生成

Portlet Factory 7.0 には、高度に自動化された集中的な方式で Web UI の生成を制御する手法がいくつか用意されています。

  • 「データ・フィールドの設定」ビルダーと「リッチ・データ定義」ビルダーには、すべてのデータ・フィールドの表示、フォーマット、および検証方法を集中制御する機能があります。たとえば、各整数フィールドでスマートフォンの数値キーパッドをデータ入力用に自動表示したい場合、「リッチ・データ定義」ベース・ライブラリーで中心的なエントリーを 1 つ変更すれば表示できます。
  • Portlet Factory の UI テーマにより、アプリケーション全体のルック・アンド・フィールの集中制御が可能になります。テーマを使用すると、スタイル・シート、「Data Page」HTML テンプレート、インポートした基本ページ・レイアウトを制御できるだけでなく、大量のデータ・セットのページングに用いるビルダーの選択さえも制御できます。
  • 「Data Page」HTML テンプレートとインポートした HTML ベース・レイアウトにより、生成されるページの構造およびレイアウトを制御できます。たとえば、添付されたサンプルの一部では、特殊な HTML テンプレートとスタイル・シートを使用して、表形式で表示せずに、データの垂直スクロール・リストを生成しています。

次のスクリーン・ショットは、カスタマイズされた HTML テンプレートおよびスタイル・シートとともに標準の「ビューとフォーム」ビルダーを使用して、表形式で表示せずに、スクロール・リスト・インターフェースを生成する方法を示しています。

 

2. 動的プロファイル作成とマルチチャネルのサポート

Portlet Factory の動的プロファイル作成は、1 つのアプリケーションについて、単一ソース・モデルから複数のバリエーションを自動生成する機能です。この機能は、たとえば、Portal グループのメンバーに応じて、アプリケーションの異なるバリエーションを生成するときなどに使用されます。スマートフォンおよびモバイル開発では、動的プロファイル作成機能を使用して、単一ソース・モデルからスマートフォンとデスクトップ・デバイスの両方に最適化されたコードを生成する、「マルチチャネル」アプリケーションをサポートできます。Designer ツールでは、デバイス・タイプごとに生成される内容を確認するために、プロファイル間の切り替えを容易に行うことができます。

動的プロファイル作成を使用して、単一ソース・モデルで複数のデバイスをサポートする方法を下図に示します。

 

3. モバイル向けに最適化された UI パターンのビルダーによる自動化

Portlet Factory の要はビルダーを作成するための非常に柔軟性の高いフレームワークで、このフレームワークにより任意の設計パターンのコード生成を自動化できます。どの新規ビルダーでも、既存ビルダーによるすべての自動化を容易に活用できます。新規ビルダーは、スマートフォンをサポートするために、モバイル・デバイス用に最適化された UI 設計パターンを自動生成できるだけでなく、既存ビルダーのすべての機能を利用できます。たとえば、新規ビルダーを使用して、サムネールのあるネイティブな外観のスクロール・リストを生成したり、ネイティブな外観のタブを画面の最上部または最下部に生成したりすることが可能です。

添付したサンプルには現在のところ、スマートフォンの UI パターンを生成する新規ビルダーは含まれていません。しかし、今後の Portlet Factory 製品のリリースでは、モバイルおよびスマートフォンのビルダーが大きな焦点となるでしょう。今後の Web アプリケーション開発ツールは、従来のデスクトップおよびラップトップ・コンピューターから、スマートフォンやタブレット、さらに TV のようなデバイスなど、幅広い範囲のデバイスをサポートする必要があると考えられます。私たちは、高度に自動化されたコード生成と動的プロファイル作成の機能を持つ Portlet Factory こそが、このマルチデバイス環境における Web アプリケーション開発用の理想的なフレームワークになると確信しています。

被験デバイス、および特定 Portlet Factory ビルダーのスマートフォン・サポートに関するメモ

添付のサンプルは、Webkit エンジンを使用するスマートフォン (iPhone、iPad、Android、および BlackBerry Torch) を用いて開発および試験を行ったものです。その他のブラウザーでは、角丸などのスタイリングが正しくレンダリングされないことがあります。ただし、マルチチャネル・アプリケーション (「WPF モバイル販売注文」および「WPF モバイル注文サンプル」) では、Portlet Factory によってサポートされるブラウザー上であれば、モバイル非対応の「デスクトップ」プロファイルが正しくレンダリングされます。この「デスクトップ」プロファイルが、Portlet Factory ビルダーによって生成されたデフォルトの HTML/CSS を使用しているためです。

一部の Portlet Factory ビルダーでは、スマートフォン・ブラウザーと互換性のないコードが生成される可能性があるため、サポートしたいスマートフォンで、使用したい機能を検証することが重要です。たとえば、Dojo 日付/時刻ピッカーや Dojo ドロップダウン・リストなど、スマートフォンでは正しく機能しない Dojo 入力ウィジェットがあります。添付のサンプルでは、問題となるビルダーの使用を回避しています。たとえば、サンプルで使われている「リッチ・データ定義」ベース・ライブラリーは、スマートフォンで正しく機能しない Dojo 日付ピッカーを使用していません。現時点では、スマートフォン・デバイスで問題となるビルダーまたは機能を総合的にまとめたリストは作成されていません。

サンプルで使われているテクノロジーの概要

ページ自動化

提供されているサンプルの多くは、スマートフォン・デバイス向けアプリケーションの作成を容易にする WebSphere Portlet Factory の主な機能をいくつか活用しています。上位レベルで使用されるテクノロジーにはプロファイル作成、ページ自動化、およびテーマがあり、これらは WebSphere Portlet Factory で従来の Web およびポートレットのアプリケーションを作成するときに使われるものと同じテクノロジーです。すでに WebSphere Portlet Factory を使用しているユーザーにとって好都合なのは、新たに習得すべきものが何もないことです。これらのテクノロジーがスマートフォン・デバイスのサンプルでどのように活用されているかについて、以下に概要を示します。

HTML テンプレート

- サンプルに含まれる HTML テンプレートは、従来の表/グリッド・レイアウトの代わりとなるリスト・タイプのレイアウトを生成するために、ページ自動化用ビルダー (特に、「ビューとフォーム」ビルダーおよび「データ・サービス・ユーザー・インターフェース」ビルダー) によって使用されます。リスト生成テンプレートは、カスタム・スタイル・シートとともに HTML の順序なしリストおよびリスト項目 (<ul> <li>) を使用し、目的のリスト・レイアウトを得ます。リスト・テンプレートには、付随するスタイル・シートが 2 つあります。1 つは、角丸の境界線内にリストがある基本リスト・スタイルと各種レイアウトを提供します。もう 1 つのスタイル・シートは、画面の全幅を使用するようにリスト・スタイルを少し変更します(一般に、エッジ間リストと呼ばれます)。

関連する成果物

  • HTML リスト・テンプレート - WebContent\samples\mobile\html_templates\list_template.html
  • リスト・スタイル・シート - WebContent\samples\mobile\html_templates\list_template_styles.css
  • エッジ間スタイル・シート - WebContent\samples\mobile\html_templates\edge2edge_list.css

データ・フィールドの設定

- 「データ・フィールドの設定」ビルダーは、任意のモデルに含まれるすべてのページ自動化フィールドの制御を可能にします。このビルダーは、サンプルではフィールド・タイプの制御に使用されていますが、制約のあるスマートフォン・デバイスでデータを表示する際に特定フィールドを非表示にする場合にも使われます。同じモデルを使ってマルチチャネルをサポートするときは、プロファイル作成機能を使用し、現在のデバイスに基づいてモデル内の「データ・フィールドの設定」ビルダーを切り替えます。プロファイル作成のアスペクトの詳細については、「プロファイル作成」セクションを参照してください。また、「データ・フィールドの設定」ビルダーは、特定のモデルを対象に、プロジェクト全体に関するデフォルトのリッチ・データ定義ファイルをオーバーライドすることもできます。この手法は、一部サンプルで使用されています。

リッチ・データ定義

- リッチ・データ定義 (RDD) を使用すると、リッチ・ユーザー・インターフェース記述を、スキーマで定義されたフィールドに関連付けることができます。RDD には通常、モデル内のフィールドに関連付けられる基本タイプ (Date、String、Email など) のセットが含まれています。この関連付けは、前述の「データ・フィールドの設定」ビルダーを使用して実行できます。サンプルには、Dojo モバイル RDD ファイルが用意されています。この RDD ファイルは、数値フィールドと電子メール・フィールドに、HTML 5 の新しい入力「type」属性値の一部を設定するのに使用されます。たとえば、この RDD ファイルにより、数値タイプのフィールド入力時に、数値キーパッドをデバイスに表示することができます。また、モバイル RDD ファイルを使用することにより、一部のスマートフォン・デバイスでポップアップが表示されるときに問題が生じる Dojo 日付ピッカーを無効にすることも可能です。

関連する成果物

  • Dojo モバイル RDD - WebContent\WEB- INF\samples\mobile\data_definitions\dojo_mobile_datadef.xml

HTML データ・レイアウト

- 「HTML データ・レイアウト」ビルダーを使用すると、ページ自動化によって作成されたアイテム (たとえば、ページ、表、グループ、フィールド) のレイアウトを変更できます。通常はDesigner を使用して、ページ自動化によって生成された UI を最初に HTML ファイルにエクスポートします (この UI はその後、「HTML データ・レイアウト」ビルダーを使用して、お使いのモデルにインポートされて戻ります)。目的どおりの正確なレイアウトを得るために、任意の HTML エディターを使用してページを変更できます。「社員のアイコン」サンプルではこの手法を使用し、表形式のレイアウトからリスト・フロー形式のレイアウトに変更します。

関連する成果物:

  • Employee Icons モデル - WebContent\samples\mobile\view\vf_ViewPage.html and WebContent\samples\mobile\view\vf_DetailsPage.html

基本ページ

- 各種基本ページは、高度な「ページ自動化」ビルダー (「ビューとフォーム」、「データ・サービス・ユーザー・インターフェース」、「入力フォーム」などの各ビルダー) によって使用されます。これらのページは、上記ビルダーによって生成される各ページ (たとえば、リスト、詳細、入力など) の基礎として使用されます。サンプルには、次の用途で使用するいくつかの基本ページが含まれています。 ボタン・レイアウト – 「戻る」ボタンがページ見出しセクションに配置されるように、ボタン・レイアウトを変更します。このレイアウトは、多くのモバイル・アプリケーションで一般的です。 ボタン・スタイリング – 新しいボタン・クラス名を各ボタン・タイプに追加し、それぞれ別の名称が付けられるようにします。

メタ・タグ – モバイル・デバイスにあわせてページの大きさが適切に調整されるように、Viewport タグをページ・セクションに追加します。

関連する成果物:

  • DSUI 基本ページ - WebContent\samples\mobile\pages\dsui
  • 「ビューとフォーム」および「入力フォーム」の基本ページ - WebContent\samples\mobile\pages\view_and_form

テーマ

テーマは UI に関連する情報の集合物で、アプリケーション UI を提供するモデルでビルダー入力を駆動するために使用できます。これには、HTML テンプレート、スタイル・シート、基本ページ、ハイライト・スタイル、ページ・スタイルなどの項目が含まれますが、これらに限られるものではありません。この記事で提供するサンプルには、モバイル用のルック・アンド・フィール全体の駆動に使用される 2 つの WebSphere Portlet Factory テーマ・ファイルが含まれています。多くのサンプルでは、1 つの「テーマ」ビルダーがモデルに追加されており、用意されたモバイル・テーマのいずれかを示します。また、「テーマ」ビルダーの有効化がプロファイル設定され、デバイス・タイプに基づいて「テーマ」ビルダーを有効または無効にできるようなサンプルもあります。この方法はマルチチャネル・サポートの一部であり、「プロファイル作成」セクションで説明されています。個々のビルダー入力やビルダー呼び出し入力のインスタンスをオーバーライドするために、「テーマ」ビルダーを使用するケースもあります。サンプルではこの手法を使用して、デフォルトのリストをエッジ間スタイル・リストに変更します。たとえば、BankingMain モデルの「テーマ」ビルダーでは、「追加プロパティーおよびオーバーライド」セクションにスタイル・シートのオーバーライドが含まれています。このオーバーライドは「recentTransactions_ViewAndForm_ViewPageStyleSheetOverride」入力を「/samples/mobile/html_templates/edge2edge_list.css」に設定することによって実行され、リストの外観がエッジ間スタイルになります。

関連する成果物:

  • モバイル表テーマ - WebContent\WEB-INF\samples\mobile\themes\mobile_table.uitheme
  • モバイル・リスト・テーマ - WebContent\WEB-INF\samples\mobile\themes\mobile.uitheme (extends the mobile_table.uitheme theme)

各テーマ・ファイルが参照する個々のファイルについては、それぞれのテーマ・ファイルの内容を確認してください。

プロファイル作成

プロファイル作成は、単一ソース・モデルから複数のアプリケーション・バリエーションを生成するために使用されます。プロファイル・バリエーションは、多数のプロファイル・セクション・タイプ (ユーザーのグループや役割など) のいずれかに結び付けることができます。スマートフォンのサンプルでマルチチャネルをサポートするために、受信要求の「user-agent」を使用してプロファイルを決定するカスタム・プロファイル選択ハンドラーが提供されます。このマルチチャネル・サポートにより、デバイス (スマートフォン、デスクトップ・ブラウザー、またはタブレット・デバイスのいずれか) に基づき、単一ソース・モデルを使用して異なる UI をレンダリングできます。マルチチャネルのサンプルでは、mobile_devicetype プロファイル・セット内のプロファイルを使用して、デバイス・タイプに基づいてビルダー入力を有効化/無効化したり、変更したりする方法を理解できます。

関連する成果物:

  • デバイス・プロファイル・セット - WebContent\WEB-INF\profiles\mobile_devicetype.pset
  • プロファイル選択定義 - WebContent\WEB- INF\config\selection_handlers\mobile_devicetype_handler.xml
  • 選択ハンドラー・クラス - WebContent\WEB- INF\work\source\com\ibm\wpf\samples\mobile\DeviceTypeSelectionHandler.java
  • 選択ハンドラーのプロパティー - WebContent\WEB-INF\samples\mobile\mobiledevices.properties

サンプルの説明

「モバイル・バンキング」サンプル

このサンプルは、スマートフォン・デバイスでレンダリングされるアプリケーションを構築するためのさまざまな UI テクニックを示しています。このサンプルではモバイル・テーマを使用して、HTML テンプレート、基本ページ、スタイル・シートなどを変えることにより、UI 生成を変更します。詳細については、WEB-INF\samples\mobile\themes\mjobile.uitheme テーマ・ファイルとその参照先をご覧ください。これ以外にも、リスト・スタイルのナビゲーション、前の画面に戻るヘッダー・ボタン、ボタンとヘッダー用のアプリケーション・スタイルのオーバーライドなどの手法が説明されています。

この簡単なバンキング・アプリケーションのフローは次のとおりです。

  • メイン・メニュー – バンキング・オプションをリストアップします。「Bank Accounts」を選択します。
  • 「サインイン」 - 任意の値を入力し、「Sign In」ボタンを押します。
  • 口座リスト – 口座リストを表示します。任意の口座を選択します。
  • 取引 – 選択口座の取引リストを表示します。任意の取引を選択します。
  • 取引の詳細 – 選択取引の詳細を表示します。前に戻るときは、ヘッダーの「List」ボタンを使用します。
 

「WPF モバイル注文」サンプル

このサンプルは、同じ基本 UI を保持しながら微調整を行い、コンテンツをモバイル・デバイスに適合させる方法と、カラー・スキーム全体を変更する方法を示しています。このサンプルでは、mobile_table テーマを適用することにより外観を変更します。このテーマは、「ビューとフォーム」ビルダーが使う基本ページとスタイル・シートの制御、およびページング UI スタイルの変更に使用されます。モバイル・デバイスの限られたスペースに表を収めるために、「データ・フィールドの設定」ビルダーを使用して、スマートフォンでレンダリングする際に一部の列を非表示にします。

マルチチャネルのサポートを有効にするには、mobile_device_type プロファイル・セットを「モバイル・デバイス・タイプ」選択ハンドラーとともに使用します。「モバイル・デバイス・タイプ」ハンドラーは、クライアント・デバイス・タイプの「user-agent」を参照し、アプリケーションの生成時にどのプロファイルを使用するのかを決定します。モデルのテーマ、ビューとフォーム、およびデータ・フィールドの設定の変更には、プロファイル・エントリーが使用されます。

アプリケーションのルック・アンド・フィールの変更には、モバイル・テーマを使用します。モバイル・テーマを使用して基本ページやスタイル・シートなどを変えることにより、UI 生成を変更します。 詳細については、WEB-INF\samples\mobile\themes\mobile_table.uitheme テーマ・ファイルとその参照先をご覧ください。

 
 

「WPF モバイル販売注文」

このモデルは、デスクトップ・ブラウザーで実行したときに、複数の列を持つ表がデフォルト表示されるようにプロファイル設定されています。スマートフォン・デバイスで実行したときは「Smartphone」プロファイルが選択され、リスト・ビューはクリック可能なブロックの縦表示リストとなります。

 
 

マルチチャネルのサポートを有効にするには、mobile_device_type プロファイル・セットを「モバイル・デバイス・タイプ」選択ハンドラーとともに使用します。「モバイル・デバイス・タイプ」ハンドラーは、クライアント・デバイス・タイプの「user-agent」を参照し、アプリケーションの生成時にどのプロファイルを使用するのかを決定します。モデルのテーマ、ビューとフォーム、およびデータ・フィールドの設定の変更には、プロファイル・エントリーが使用されます。

アプリケーションのルック・アンド・フィールの変更には、モバイル・テーマが使用されます。モバイル・テーマを使用し、HTML テンプレート、基本ページ、スタイル・シートなどを変えることにより、UI 生成を変更します。 詳細については、WEB-INF\samples\mobile\themes\mobile.uitheme テーマ・ファイルとその参照先をご覧ください。

「WPF モバイル社員の写真アイコン」サンプル

このサンプルは、「HTML データ・レイアウト」ビルダーを使用して、デフォルトの表レイアウトをリスト・フロー・レイアウトに変更する方法を示しています。HTML データ・レイアウトにより、ページ自動化で作成されたアイテムのレイアウトを変更できます。このサンプルに含まれるレイアウト用の HTML では、順序なしリストのマークアップをスタイル・シート設定とともに使用して、レイアウトを制御しています。順序なしリストの作成方法については、/samples/mobile/view/vf_ViewPage.html ページを参照してください。

 

「WPF モバイル・タブ付きコンテナー」

このサンプルは、モバイル用の外観を持つタブ・コンテナーの作成方法を示しています。このサンプルでは、各タブ・アイテムのデータ (表示名、モデル、スタイルなど) を保持する変数を用いた手法を使用します。ページ上に複数のタブを表示するために、繰り返し領域を使用してタブを列挙します。また、「モデル・コンテナー」ビルダーを使用して、各タブのコンテンツを取り込んでいます。

 

「WPF モバイル GeoLocation NWS 天候」サンプル

このサンプルは、ブラウザーの Geolocation API を使用してデバイスの現在のロケーションを取得し、その情報をサーバーに送り返す方法を示しています。Geolocation API は HTML 5 目標仕様の一部であり、Webkit に基づくブラウザーなど、最新の多くのブラウザーによってサポートされています。このサンプルでは、天候データを取り出す REST サービス呼び出しに対する入力として、Geolocation が使用されています。また、このサンプルでは、クライアントからサーバーに Geolocation データを返す手法として、経度と緯度の値について非表示入力が含まれるページ上の任意のフォームを使用します。リンク・ビルダーが非表示セクション内の対象モデル (AJAX 要求を通じてサーバー・アクションにフォーム値を送信するのに使用されるもの) に追加されます。Geolocation は、ページが完全にロードされたときに呼び出される「DOMContentLoaded」イベント・ハンドラーで取得します。「DOMContentLoaded」イベント・ハンドラーの JavaScript はブラウザー API を使用して Geolocation を取り出し、経度と緯度の非表示入力値をセットします。この値を送信するために、送信リンクが配置され、その onclick() 関数が呼び出されます。このリンクの onclick() によってフォームがサーバーに送信され、ターゲット・アクションが起動されます。このアクションは天候 REST サービスを呼び出し、ページを再表示します。

 

「WPF モバイル・オリエンテーション変更」

このサンプルは、Android および Apple iPhone のスマートフォンにおけるオリエンテーション変更のイベントを取得して処理し、オリエンテーション・ポジションをサーバーに送り返す方法を示しています。このサンプルでは、縦長モードのときは縦列の数を減らして表示し、横長モードのときに縦列の数を増やして表示します。分かりやすくするために、2 つのページを使用してこれを視覚的に表現しています。サンプルの JavaScript からサーバーへデータを送り返す手法として、オリエンテーションの値について単一の非表示入力が含まれるページ上の任意のフォームを使用します。リンク・ビルダーが非表示ページ・セクション内の対象モデル (サーバー・アクションにフォームのオリエンテーションの値を送信するのに使用されるもの) に追加されます。オリエンテーションは、iPhone の「onorientationchange」イベント・ハンドラーおよび Android の「resize」イベント・ハンドラーを使用して取得します。このイベント・ハンドラーの JavaScript で window.orientation を取得して縦長か横長かを検出し、オリエンテーションの非表示入力値を設定します。この値を送信するために、送信リンクが配置され、その onclick() 関数が呼び出されます。このリンクの onclick() によってフォームがサーバーに送信され、ターゲット・アクションが起動されます。このアクションによって、表示するページが選択されます。

 
 

メモ
- これらのサンプルの多くを、Portal 6.1.5 のサンプル IBM WebSphere Portal モバイル・テーマとともに WebSphere Portal で実行する場合、現在のポートレットに水平と垂直のスペースが追加されるようにポータル・テーマのスタイリングが調整されたことを通知します。このスタイリングの変更は、モバイル・テーマを通じて間接的に取り込まれるsamples\mobile\html_templates\mobile_portal_override.css スタイル・シートを使用して処理されます。

IBM WebSphere Portal モバイル・テーマ

このサンプルを使用して、モバイル・デバイスで実行するポートレットの開発方法を学習しながら、「IBM WebSphere Portal モバイル・テーマ」を使用できます。「IBM Lotus and WebSphere Portal Business Solutions Catalog」にアクセスしてサンプル・コードをダウンロードすると、Apple iPhone、Blackberry、Droid などのモバイル・デバイス用 IBM WebSphere Portal テーマの開発をすぐに始められます。


ダウンロード可能なリソース


コメント

コメントを登録するにはサインインあるいは登録してください。

static.content.url=http://www.ibm.com/developerworks/js/artrating/
SITE_ID=60
Zone=Lotus, WebSphere
ArticleID=680343
ArticleTitle=IBM WebSphere Portlet Factory 7.0を使用したスマートフォン向けWebアプリケーションの開発
publish-date=06242011