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LDD Today

Notes 6 テクニカルオーバービュー

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注:このテクニカル概説はドラフトです。ここに記された内容はNotes 6 Release Candidateで見ることができる機能について書かれていますが、Lotus Software developmentは2002年第3四半期を予定しているゴールドリリース(最終製品)に向けて、改善作業をすすめています。その時点で、この概説も最終版に更新される予定です。

この記事では、Notes 6 Releace Candidateでの機能拡張や新機能についての概要を紹介します。新機能の詳細については、Release Candidateのリリースノート、および Notes 6ヘルプデータベースの "What's new in this release?" の項目をご覧ください。いずれも、Lotus Developer Domainの Notes/Domino 6(US)のページからダウンロードできます。

Notes 6における設計目標は次の通りです。

  • 操作性の向上
  • メール、カレンダー&スケジューリングそしてタスク管理クライアントとして首位の座を保ち続けること
  • 複製およびローミング、マルチユーザー機能の充実
  • コラボレーションに引き続き焦点を当てた製品とすること
  • パフォーマンスの向上
  • クライアントの展開、運用、管理のスムーズな流れを実現

次の各項目では、上記設計目標を達成すべく取り入れられた新機能、改善/拡張された機能、また変更された機能について一部ですが取り上げてご紹介します。

容易な操作性

Notes 6において向上した操作性について、そのハイライトをご紹介しましょう。

ログインダイアログボックス
ログインのダイアログボックスが新しくなり、ログイン時にユーザー ID とロケーションを選んだ上でパスワードを入れられるようになりました。また、今回からパスワードを入力した際に表示されるグラフィックとして、これまでのヒエログリフからキーチェーンへ変更しました。

Login dialog box
Login dialog box

ウェルカムページ
ノーツ R5 でウェルカムページが導入され、個々人がカスタマイズしてそれぞれ重要な内容、例えばメールやカレンダー、タスクリストや Web ページなど希望するものを簡単に表示する仕組みが用意されました。Notes 6では、デフォルトで用意されているウェルカムページはデザインし直され使い易くなっており、これまで以上に多くの様々な機能にアクセスできるようになっています。Welcomeページの画面は下記の通りです。

Welcome Screen
Welcome Screen

さらに、ウェルカムページでは次のような様々な新機能が搭載されています。

  • ウェルカムページオプションと新規ウィザードが改良され、カスタマイズとパーソナライズがより容易になりました。
  • ノーツクライアントを使いこなす上で便利な情報を表示する、「今日の Tip」が表示されます。
  • コンテンツの種類を増強。ノーツデータベースのビューやファイルシステムのフォルダへのアクセスを加えました。
  • フレームに区切られたウェルカムページで、フレーム内の表示内容のダイナミックな変更が可能な"switcher" があります。例えば、いままで受信ボックスを表示していたフレームに、カレンダーを表示させることができます。
  • ウェルカムページのアクションボタンが用意されます。例えば、新規メールの作成やカレンダーエントリの作成といったボタンが用意されます。
  • ノーツデータベースに似た、プリビューペインが用意されます。
  • アプリケーション、タスク、ノーツリンクや Web リンクへ瞬時にアクセスするためのラウンチパッドである "The Launch Pad" があります。
  • 次の図のように Quick Notes と呼ばれるものが画面右側に用意されます。これは、メールを作成したり、連絡先、ジャーナル、リマインダーを、毎回データベースを開かなくても作成できるようになるものです。
Quick Notes dialog

ブックマーク
ブックマークは、ナビゲーション及び分別して整理する目的で使われるものですが、Notes 6においてはフォルダが2つ追加されました。「スタートアップフォルダ」と「履歴フォルダ」です。

ブックマークの中のどこにでもスタートアップフォルダを作成できます。Startup フォルダを作成すると、データベース、Web ページ、さらにノーツ起動時に、一緒に起動させたいその他のプログラムなどをブックマークに登録できるようになります。これは、ノーツを起動するとすぐにウィンドウタブを開いて、ノーツのデータベースにアクセス可能になることを意味しています。ただ、パフォーマンスを考慮して、ノーツは実際に登録したアイテムを開くわけではなく、実際にウィンドウタブがクリックされてから開くようになっています。

履歴フォルダでは、ユーザーがその日、そしてこれまで開いた文書、ビュー、データベース、Web ページなど全てのものの一覧が表示されます。

ブックマークでは、ドラッグ&ドロップがフルサポートされ、ファイルシステム、例えばフリーランスファイルやマイクロソフトワードの文書を、デスクトップからドラッグ&ドロップでブックマークに登録することができます。さらに、ファイルフォルダも登録できるようになっています。また、コントロールキー(Macintosh では Command キー)を使って、複数のブックマークを選択することができるようになりました。例えば、3つのデータベースを同時に選択することができるようになります。

ブックマークページに関しては、サイト名、タイトル、ビューの項目(アイコンサイズ、未読数、サーバー名など)でソートが出来るようになります。この操作を行う個所は、メニューのビューへ移動しています。また、ブックマークフォルダーを新規作成するためのアイコンと、ブックマークページを検索するためのアイコンが追加されています。(Ctrl + F キーでも可)

Bookmarks -- Sort menuBookmarks -- Sort menu

そして、ワークスペースタブに似ている新しいグリッドビューの中に、各々のブックマークページを表示できるようになります。グリッドビューの表示を出したり、消したりするにはピンアイコンと x アイコンの間にあるグリッドアイコンをクリックしてみてください。スライドアウトを元に戻すには、グリッド (格子) アイコンを再度クリックしてみてください。あるいは、ワークスペース上で右クリックし、表示されるメニューから "Display as Slideout" を選択してください。

Bookmarks grid view
Bookmarks grid view

ウィンドウタブとメニュー
ノーツ R5 では新たにウィンドウタブが画面上部に加えられ、開いているウィンドウにアクセスできるようになりました。Notes 6においては、マウスを使ってドラッグ&ドロップの操作で、タブの位置を並び替えることができるようになります。 新規に用意されるオプションのウィンドウメニューは、ノーツ R4 にあったものを復活させたものになります。Notes 6のウィンドウメニューはアクセシビリティが向上しており、開いている全てのウィンドウを管理できるようになります。具体的には、次の図のように開いているウィンドウをブックマークに追加したり管理するダイアログボックスを表示することができるようになります。(ウィンドウメニューを表示する/しないは、ユーザープリファレンスの設定で行えます)

Windows menu dialog box
Windows menu dialog box

また、複数のノーツウィンドウが開いている場合(ノーツのヘルプや、ウィンドウタブで右クリック後、「新規ウィンドウを開く」を選択した場合)、Windows のメニューを使って重ねて表示したり、並べて表示することができます。

リサイズ可能なダイアログボックス
Windows のメニューダイアログボックスは一例ですが、Notes 6において数多くあるダイアログボックスは、リサイズ可能なダイアログボックスになります。次の例は、データベースを開く際のダイアログボックスですが、デフォルトより幅広くなっているのがお分かりかと思います。

Resizable Open Database dialog
Resizable Open Database dialog

リサイズしたダイアログボックスは、再度Notesを起動した際も、そのサイズを保持しています。

文書の編集
ドキュメントを編集する際に、Notes 6において向上した操作性について、その例をいくつかご紹介します。

表(table)編集と操作において、、いくつかの機能が向上しました。まず、表の内容の長さに合わせてサイズ変更を可能にする新しい表のプロパティ、「サイズに合わせる」が選択できることです。2つ目は、[表] - [選択] で列、欄(columns)、セル及び表全体を素早く選択する機能が付きました。これは表の内容をカットする場合や、コピーする場合に便利です。そして3つ目は、表のセルの並び替えが素早くできることです。移動の操作は次のようにして行います。移動させたいセル内のどこかにカーソルを置き、コントロールキーを押したまま、上下の矢印キーを使ってセルを移動させます。

別の編集機能の改善点として、コントロールキーと矢印キーの同様な操作のものがあります。ですが、これは表の外での話です。コントロールキーを押しながら上下の矢印キーを使うことで、番号リストやマーカーリストのようなリスト内のアイテムの順序を変更できます。

更に、ノーツの作業範囲内で添付ファイルの編集が可能になりました。添付ファイルのプロパティに編集ボタンが追加され、編集モードで添付ファイルを修正することができます。今までのように添付ファイルを保存してはら編集する手間が不要になりました。

またテキストプロパティの新規オプション(又は、新しく追加された「Language」ステータスバーメニュー)により、文書内のテキストに特定の言語の使用が指定できます(その言語の辞書がインストールされている場合)。

ツールバー
Notes 6ではツールバーが装備されます。このツールバーはスマートアイコンが持っていた機能、コマンド、オプションに、スマートアイコンと同様に素早くアクセスするできるものです。しかし、それだけではなく、新機能も加えられています。ツールバーは、ノーツの画面内ならだいたいどこでもドラッグ&ドロップで好きな位置に配置すうことができます。また、フローティング(浮動)した状態にすることも可能です。どのツールバーからでも右クリックでツールバーを消去したり、プリファレンス画面にアクセスすることも可能です。ツールバーに表示するボタンのサイズ、アイコンを入れるか否か、テキストを入れるか否か、といったことも選択できます。ツールバーを新規に作ることもできますし、既にあるものをカスタマイズすることも可能です。現在使用しているカスタマイズされたスマートアイコンはアップグレードの際に自動的に変換されます。

ステータスバー
新しいステータスバープリファレンスを使用して、ステータスバー(ノーツウィンドウの下にあるアイテムのセット)をカスタマイズできるオプションもあります。

Status Bar Preference
Status Bar Preference

この新しいプリファレンスメニューを使って、ステータスバーに表示させるアイテムや、ステータスバーの表示位置やサイズ(アイテムに応じて幅と高さのどちらか一方)を設定することができます。

ステータスバー上の新たなプログレスインジケータは、添付ファイルの保存、あるいはデータベースの複製のようなノーツがバックグラウンドで実行しているタスクを表示します。これをクリックすると、複数のタスクを同時に起動させたとき、これら全ての動作状況を表示できるようになります。

ログアウト時の画面
F5 キーを押すか、あるいは一定時間操作が無い場合にノーツ ID をロックする仕組みは既に組み込まれていますが、Notes 6ではその際にログアウト画面が表示されるようになります。ログアウト画面から再度ノーツを使うには、Enterキーを押してログインダイアログボックスを表示しパスワードを入力する必要があります。下の画面は プレリリース2でログアウトした状態のデフォルト画面です。(違う画像を使用して、ログアウト画面をカスタマイズすることもできます。)

Logout Screen
Logout Screen

メール、カレンダー&スケジューリングそしてタスク管理

メール、カレンダー&スケジューリングそしてタスク管理は、いずれも新機能が追加され、パフォーマンスが向上しています。

メール
メール機能については、利便性向上のための機能が追加され使い勝手が良くなっています。

例えば、プレリリース2では、フォルダについても未読マーク機能が備わっています。フォルダにメッセージを移動したりするなど、フォルダ内に文書が入ると、そのフォルダに未読文書がいくつあるかが表示されます。プレリリース2では、未読文書があると次の図のようにフォルダ名が太字で表示され、横に未読数が表示されます。

Mail pane

受信ボックス(Inbox)が簡単にカスタマイズできるようになっています。例えば、列の順序を入れ換えたりソートしたり、またフレームの位置をずらしたり、プリビューペインの境界を任意の位置にずらすことができます。こうした変更内容は保存されますので、次回メールファイルを開いた場合での以前に変更した状態のものが表示されます。(この機能はメールのみだけでなく、他のデータベースにも適用されます。)

ビューやフォルダの中にあるメールメッセージを識別するのに、送信者ごとに異なる色を選択することもできます。背景と文字の両方の色を選択できます。例えば下の画面のように、ライトブルーの背景とダークブルーの文字でメッセージを強調表示できます。

Mail colors
Mail colors

もうひとつ便利なビューの更新方法は、新しいメールの確認というユーザープリファレンス「受信ボックスの自動更新(Auto Inbox Refresh)」です。これを有効にすると、ノーツが新しいメールを確認するときに、「受信ボックス」ビューも自動的に更新されます。これにより、新しいメッセージを読むために、F9 キーを押下したり更新のアイコンをクリックしたりする必要がなくなります。

Notes 6では、返信メッセージ作成のときに新しい機能が2つ追加されています。1つは「添付ファイルを省いて返信(Reply without Attachment(s))」と「添付ファイルを省いて転送(Forward without Attachment(s))」で、これは添付ファイルや画像など大きなオブジェクトを省き、その旨を記す機能です。もう一つは「インターネット引用符での履歴付き返信(Reply with Internet-Style History)」と「インターネット引用符での履歴付き転送(Foward with Internet-Style History)」です。これは上記と同様に、添付ファイルやオブジェクトを省き、その代わりに省いた旨の記述を残し、更に履歴となる部分にあらかじめ設定した文字を先頭に入れて引用であることを明示するものです。

Internet-style reply
Internet-style reply

インターネットで使われている引用符を、返信時や転送時に使えるようになっているほか、一定文字数での折り返し機能も加わっています。これらの設定はユーザープリファレンスのインターネットタブから行います。デフォルトでは一般的な > の文字が引用符として使われています。

メールフォームには、チェックボックスがあり、メールの重要度を、送信ダイアログボックスを開くことなく、高度、受信確認、普通、暗号化の4つから選択できます。

チェックボックス
チェックボックス

Notes 6では、メールでのファイル添付機能について改善が図られています。ノーツ R5.0.1では、ファイルシステムから新規メールへドラッグ&ドロップすることでファイル添付が出来るようになりました。Notes 6では、添付ファイルをドラッグ&ドロップでファイルシステムに保存できるようになります。また、保存する際に進行状況を示すプログレスバーが表示されるようになります。(これは、Notes 6の新機能であるマルチタスク機能を利用した添付ファイル保存のバックエンド処理を利用した機能です。詳細については後述するパフォーマンスのセクションをご覧ください)。

以上に加えて、添付ファイルのメニュー、プロパティボックス、右マウスメニューに手が加えられており、より使いやすくなっています。「起動(Launch)」 と 「保存(Detach)」 のオプションについては名称を変え、それぞれ「開く(Open)」 と 「保存(Save)」 として分かりやすくしました。また、新たに「編集(Edit)」、「保存して削除(Save and Remove)」、「削除(Remove)」、「全て保存(Save All)」、「全て保存してから削除(Save and Remove All)」、そして「全て削除(Remove All)」の各オプションも加えました。

カレンダー&スケジューリング
Notes 6におけるカレンダー&スケジューリングには、様々な改善点、変更点が盛り込まれています。例えば、カレンダー画面では、「ミニビュー」が追加され、あらゆる機能をミニビュー内で行い、反映することができます。

Calenfer --- mini Van

また、カレンダーエントリーフォームはデザインの見直しがされており、フォームにツールが増えています。スケジューラは展開可能なセクションになり、同一フォーム上から招集した全メンバーのスケジュールを簡単に確認できるようになっています。また、会議室の予約とSametimeのオンラインミーティング機能を使用して、リソースデータベース内のリソースを表示させている場合には、Sametimeミーティングサーバーに、オンラインミーティングの予約を記載できます。カレンダー上で予定を変更した場合には、Sametimeミーティングサーバーに次のような画面でその変更が反映されます。

Meeting form
Meeting form

カレンダービューはタブ形式になり、1日表示、1週間表示、1ヶ月表示の切替が容易になりました。素早くエントリーを作成したい場合や、既存のエントリーに対してちょっとした変更を加える場合に、Notes 6のカレンダーではエントリー文書全体を開くことなく、ビューから直接作成したり編集したりできるというオプションがあります。例えば、新規に予約を作成したり編集するには、単にクリックするだけですし、ミーティングの開始時刻と終了時刻を変更するには、エントリーの枠をドラッグ&ドロップするだけです。他の時間枠や他の日に、エントリ自体をドラッグ&ドロップすることもできます。ノーツアプリケーション開発者はカレンダービューに限らず、このようなビューレベルの編集機能をどのようなデータベースにも使えるように設定できます。

スケジュールの競合が発生した場合には、これまで競合するエントリーが上下に並んで表示されていましたが、Notes 6では横並びで表示されます。また、全カレンダーエントリーのビュー表示は、Notes 6では色分けされて表示されます。ですから、ビューを一目見ただけで、リマインダーや予定など、数あるエントリーの中から会議招集だけをすぐに見分けることができるようになります。加えて、カレンダープリファレンスでその色(背景と文字の両方)も選択できます。

Calendar colors
Calendar colors

タイムゾーン関連機能のサポートに関しても改善が図られ、ミーティングの開始時間と終了時間を設定する際に、異なるタイムゾーンを選択できるようになります。また、深夜に(2日間に)またがるミーティングを設定できるようになり、日毎に表示する1日ビューなど特定のビューでは2つのタイムゾーンを表示できるようになります。

カレンダーの代理機能も改善され、ユーザーはカレンダーの管理を他の誰かに委任し、管理を任された側はそのユーザーの代理としてカレンダーをすべて管理できるようになります。例えば、仮に社長のカレンダーをあなたが管理していたとします。(つまり社長から委任されたことになります。)そうするとあなたは彼の代わりに会議招集を出すことができるようになります。会議招集に対する返答はすべてあなたに返ってきます。これは、カレンダーの管理者があなたに設定されているためです。つまり、社長のメールデータベースを直接操作することなく、会議招集の返事を管理できることになるのです。また、社長は出席者からの返事を気にすることなく、自分のスケジュールを確認するためにカレンダーを見るだけの作業で済むようになります。

この他、カレンダー&スケジューリングに関する新機能、改善点には次のようなものがあります。

  • iCalendar (iCalendar: Internet-standard calendaring and scheduling)と vCard (electronic business card) への対応
  • 1日表示、1週間表示、1ヶ月表示のビューが新しいものになっています
  • 印刷オプションが多数加わり、フレームで切られた画面をそのまま印刷する機能などが入っています
  • ビューのフォーマットオプションが追加されました:要約(すべてのビュー)や時間表示スロット(1週間表示、1ヶ月表示ビュー)
  • 日付をカレンダーから選択してジャンプする機能で、月と年にもクリックすることでジャンプできるようになりました。これにより素早い操作が可能となります。
  • 画面下部にスクロールバーが追加され、ビューの表示で他の日付へも素早く移動できるようになります。

タスク管理 (To Do)
Notes 6では、新しいタスク管理ビューに、様々なスタイルや色のグリッドラインを表示できるビューの新しい設計属性があります。タスク管理において、グリッドラインは下の画面のように「罫線紙(ruled paper)」の作成に利用されます。

To Do view
To Do view

タスク管理ビューにはもうひとつ別に、「1行編集(in-line editing)」ができるエリアもあります。そのため、ビューレベルでタスク管理エントリーを作成したり編集することができます。

New To Do entry
New To Do entry

複製機能とモバイル機能

Notes 6のレプリケータページも改善されており、使いやすくなっています。まず最初に気付くことは、レイアウトが見直されている点です。例えば、アイコンの大きさの大/小を選択することができます。また、ページをブックマークページスタイルの「スライドアウト」形式で表示することも可能です。

Replicator page slide-out

データベース、ビュー、文書をレプリケータページへドラッグ&ドロップすることでデータベースの複製、あるいは選択複製を行うことが可能です。例えば、メールデータベースの受信ボックスをレプリケータページにドラッグすると、受信ボックスに表示された文書が、複製されたデータベースに新規で作成できます。複製式は必要ありません。

今回機能拡張されたレプリケータページでは、データベースアイコンをフォルダにまとめて整理することができるようになっています。これにより、フォルダ内をまとめて複製することができます。加えて、レプリケータページをソートして、そこで複数のアイコンを選択することが可能です。最後になりますが、データベース及び文書の複製の進行状況を示すゲージが新しくなっており、詳細な情報が表示されるようになっています。

複製機能設定ダイアログ(Replication Settings dialog)には、機能についての変更、拡張、そして追加が行われています。例えば、[基本(Basics)] タブで複製スケジュールにアクセスすることができます。また、メールなどの特定のデータベースについては、[スペースセーバー(Space Saver)] タブに、新しくなった選択レプリカのオプションがあり、送信者、送信済みメール、下書きメール、カレンダーエントリーなどに基づいて、選択したものだけのレプリカを作るように設定できます。

Replication Settings -- Space saver Tab
Replication Settings -- Space saver Tab

複製に関してはもうひとつ改善されています。それは複製を行う際にデータベース内の文書をどのような順番で行うかというものです。例えば、文書のサイズが小さい順に並び替え、その順番で複製されます。さらに、文書が加わる度にビューが再構築されることで、ビューに複製が済んだ文書が次々と表示されます。このように複製から表示までの時間を短縮することで、入ってくる情報に対する対応を迅速に取れるようになっています。

モバイル運用面での改善点として、Notes 6では2種類の機能、ローミング機能とマルチユーザー機能が加わっています。ローミング機能とは、ユーザーがどこの PC でノーツを立ち上げても、動作させるためのユーザーの情報が、どの PC でも「ユーザーに付いてまわる」、といった機能です。技術的に見れば、ノーツクライアントを動作させるのに必要な個人情報(例えばウェルカムページ、ブックマーク、個人アドレス帳、プリファレンス設定、ジャーナル、ID ファイル)がサーバーに格納され、ユーザーが使用する移動先の PC へ複製される仕組みになっています。マルチユーザー機能では、ローミング機能の裏返しの機能を提供しています。つまり、1台の Windows OS の PC を複数のユーザーで簡単に共有するものです。しかも、共通する情報や個人情報にセキュアにアクセスすることができるようになっています。

コラボレーション

Notes 6における強力なコラボレーション機能として、文書のロックとアンロックがあります。この機能をデータベースで有効にしておくと、少なくとも作成者権限を持ったユーザーはどのレプリカであっても文書をロックすることが可能になります。ロックされると、他のユーザーは他のレプリカであっても文書に変更を加えることは出来なくなります。これはデータベース管理者であっても同様です。(但し、管理者はロック状態をアンロック状態に戻すことは可能です)この機能を使うには、データベースのプロパティで設計者が設定します。

パフォーマンス

Notes 6のパフォーマンスに関して最も目につくところとしては、数多くの機能がマルチタスク化していることでしょう。つまりバックグラウンドで何らかの処理をさせながら、ユーザーは作業をすることができるようになるのです。ここでいうバックグラウンドでの処理の具体的な例としては、新規メールの確認、添付ファイルの保存、複製、印刷、アラームをならすべき時刻かどうかの監視、購読処理、バックグラウンドエージェントの実行、設計の置換、データベースのコピーがあります。

その他のパフォーマンスの改善が見られる点としては、次のものがあります。

  • グラフィックオブジェクトおよびメモリ消費の削減
  • NRPC データの圧縮アルゴリズムの改善
  • 選択複製と添付ファイルの管理に関して、エンドユーザー側でのコントロールの自由度を向上
  • 添付ファイルの保存のスピードの高速化

管理機能

概要のところで、ウェルカムページに関する変更点について述べました。組織共通で使用するウェルカムページの作成と配布を行う場合は、新たなウェルカムページの展開処理機能と、デスクトップ管理ポリシー機能(新機能)とを組み合わせて使うと非常に容易になります。ウェルカムページを設計して、ユーザーにプッシュして適用することが可能であり、それをユーザーが変えないようにロックすることも可能です。ウェルカムページの展開についてさらにお知りになりたいときは、Domino Administrator 6ヘルプをご参照ください。

このウェルカムページだけに限らず、Notes 6に搭載されるポリシー文書はノーツクライアントを管理する様々な面で、非常に便利なツールです。その理由は、このポリシー文書を使えば、全社単位、部門単位、グループ単位で管理者側が用意した標準設定を強制的に適用することができるためです。

ローミングユーザー機能やマルチユーザー機能と併せて、様々なタイプのユーザーを作成、管理する完璧なツールセットがあるといえるでしょう。例えば、新規にポリシー文書を作成し、そのポリシー文書とユーザー文書の中にはローミングに関する情報を設定しておきます。そしてアップグレードツールを使って、既存のユーザーをローミングユーザーにするといったことが可能です。

新規に追加されたスマートアップデート機能を使って、管理者はクライアントが使用するバージョンの管理およびメンテナンスが可能になります。この機能は、ノーツクライアントをアップグレードするファイルをドミノサーバーに格納しておくものです。Release6クライアントのユーザーが Release6のホームサーバーに接続すると、自動的に新しいバージョンのノーツにアップグレードするかどうかを尋ねる画面が表示されます。そこで OK を押すと、サーバーからファイルがダウンロードされます。クライアントが自動的に終了し、アップグレードを実施し、それが終了すると自動的にノーツクライアントが再起動されます。

新しくなったユーザーセキュリティダイアログボックスには、セキュリティ上重要なプリファレンス設定やオプション設定がまとめられています。これを使って、クライアントユーザーはノーツクライアントのセキュリティ管理をすっきりスムーズに行うことができます。ダイアログボックスでは、ノーツ ID やパスワードの管理、インターネット証明書、ECL (Execution Control List) や文書の暗号化、メールやローカルデータベースなどに関して設定、管理を行うことができます。ユーザーセキュリティダイアログボックスについての詳細は、Lotus Developer Domainの記事、"Bonding with User Security in Notes 6."(US)をご覧ください。

Security dialog
Security dialog

ノーツ/ドミノ管理についてさらに詳しい情報が必要な方は、Domino 6 テクニカルオーバービューをご覧ください。


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