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モバイル・ユーザー・インターフェースのスタイルとテーマを更新する

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IBM Business Process Manager (BPM) V8.5.6 で導入されたレスポンシブ・ユーザー・インターフェース・テクノロジーにより、プロセス参加者がスマートフォン、タブレット、ラップトップ、あるいは大型モニターのどこからでもアプリケーションにアクセスできるようになりました。IBM BPM V8.5.7 以降からは、テーマとインスタンスのスタイルを使ってユーザー・インターフェースのルック・アンド・フィールを更新することもできます。

このシリーズの第 1 回では、プロセス参加者がどのようにしてタスクを処理し、ダッシュボードにアクセスし、ユーザー・プロファイルを更新し、保存済み検索とカスタム・タスク・リストを操作するのかを説明しました。

この第 2 回では、以下の手順に従って、プロセス参加者がモバイル端末からアクセスするユーザー・インターフェースのルック・アンド・フィールドをどのようにして更新するのかを説明します。

  • Coach レベルでインスタンスのスタイルを設定する
  • プロセス・アプリケーションのテーマを作成する
  • 作成したテーマをプロセス・アプリケーションに適用する
  • 作成したテーマをツールキットに移動する

Process Portal にログインする

第 2 回では例として、主に macOS で稼働する MacBook を使用して取り込んだスクリーン・キャプチャーを使用します。

  1. https://your_hostname:9443/ProcessPortal/login.jsp にアクセスして Process Portal を開きます。

    IBM BPM on Cloud を使用している場合は、https://www.bpm.ibmcloud.com/#login にアクセスして IBM BPM on Cloud にログインしてから、Process Portal を開く必要があります。

  2. 目的のサブスクリプションを選択します (複数のサブスクリプションを使用している場合)。
  3. IBM BPM on Cloud を使用している場合は https://your_hostname/bpm/dev/ProcessPortal、オンプレミスで IBM BPM を使用している場合は https://your_hostname:9443/ProcessPortal/ にアクセスして、Process Portal 開発環境を開きます。

これで、あなたのプロセス・アプリケーションを利用するすべてのユーザーに提示される Process Portal ユーザー・インターフェースが表示されます。

ユーザー・インターフェースのルック・アンド・フィールを更新する

IBM BPM V8.5.7 には、小さな変更を加えるための Coach レベルのインスタンス・スタイルと、プロセス・アプリケーション全体またはツールキットに適用できるテーマが導入されています。テーマは、テーマ定義、動的スタイル・シート、そして生成された CSS (Cascading Style Sheet) のセットで構成されます。

セクションやボタンの色を変更する、文字サイズを変更するなどといった小さな変更を加える場合は、インスタンス・スタイルを利用してユーザー・インターフェースに基本的な変更を加えることができます。IBM BPM V8.5.7 では、(オープンソースのフロントエンド Web 開発フレームワークである Bootstrap と同様に) テーマの 6 種類のデフォルトの色に対する設定を使用して、一部の UI 要素をオーバーライドできるようになっています。デフォルト・テーマには、5 種類の色 (以下のスクリーン・キャプチャーを参照) の他、alternate という名前の代替色が使用されます。代替色は、デフォルトでは白またはオフホワイトです。

IBM BPM Process Portal 内で Coach のテーマに設定されているデフォルトの色を示すスクリーン・キャプチャー
IBM BPM Process Portal 内で Coach のテーマに設定されているデフォルトの色を示すスクリーン・キャプチャー

このチュートリアルの最後のセクションで、カスタム・テーマを作成して、デフォルトの色相、色、そしてさらに詳細な特性を調整するにはどのようにするのかを説明します。

ここからは、ユーザー・インターフェースのルック・アンド・フィールを更新するために、Coach レベルでインスタンス・スタイルを設定するにはどのようにするのか、プロセス・アプリケーションのスタイルを設定するためのテーマをどのようにして作成するのか、作成したテーマをプロセス・アプリケーションにどのようにして適用するのか、そして作成したテーマをツールキットにどのようにして移動するのかを説明します。

Coach レベルでインスタンス・スタイルを設定する

次のいくつかのステップではラップトップ、MacBook、またはデスクトップ上で、6 種類のデフォルトの色に対するデフォルト・テーマの設定を使用して、セクションとボタンの色を設定し、ボタンの文字サイズをオーバーライドします。デフォルト・テーマの設定を使用して、一部の UI 要素をオーバーライドすることができます。

  1. Web ブラウザーを開き、管理者として Process Center にログインします。
  2. Hiring Sample サンプル・アプリケーションを開きます。
  3. 「Create Position Request CSHS (雇用申請の作成 CSHS)」を開きます。
  4. Coach が開いたら「Coaches (コーチ)」をクリックし、次に「Create position request (雇用申請の作成)」をクリックします。
  5. 「Position Request (雇用申請)」をクリックします。「Properties (プロパティー)」にある「Common (共通)」セクションで、ラベルが「Position Request (雇用申請)」になっていることを確認します (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。 IBM BPM Process Portal に表示された「Create Position Request (雇用申請の作成)」Coach のスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Portal に表示された「Create Position Request (雇用申請の作成)」Coach のスクリーン・キャプチャー
  6. 「Configuration (構成)」をクリックし、次に「Style (スタイル)」を展開します。以下のスクリーン・キャプチャーを見るとわかるように、テーマのカラー・タイプ、セクションの配列、ヘッダー・テキスト、境界線の表示/非表示を制御することができます。 IBM BPM Process Portal に表示された「Create Position Request (雇用申請の作成)」Coach のスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Portal に表示された「Create Position Request (雇用申請の作成)」Coach のスクリーン・キャプチャー
  7. 「Alternate (代替)」を選択して、テーマのカラー・タイプを「Primary (基本)」から「Alternate (代替)」に変更します。 IBM BPM Process Portal に表示された「Create Position Request (雇用申請の作成)」Coach のスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Portal に表示された「Create Position Request (雇用申請の作成)」Coach のスクリーン・キャプチャー

    見出しの背景色が青から白に変わっていることに注意してください。このステップを取り消してやり直すことで、色の変更を確認できます。このエディターは WYSIWYG (What You See Is What You Get) 式のエディターなので、UI に変更を加えると、その変更がすぐに反映されます。

  8. テーマのカラー・タイプを「Alternate (代替)」から「Success (成功)」に変更します。これにより、見出しの背景色が白から薄緑に変わります (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。 IBM BPM Process Portal に表示された「Create Position Request (雇用申請の作成)」Coach のスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Portal に表示された「Create Position Request (雇用申請の作成)」Coach のスクリーン・キャプチャー
  9. Coach のリストにある「Confirm position request (雇用申請の確認)」をクリックして、このタスクの Coach を開きます。
  10. 前のステップに従って、以下の表に記載する 3 つのセクションのテーマのカラー・タイプを変更します。
    セクション名テーマのカラー・タイプ
    Confirm Position Request (雇用申請の確認)」Success (成功)
    Request data (申請データ)Information (情報)
    Position data (職務データ)Information (情報)
  11. 「Back (戻る)」ボタンの色を白 (代替色) に変更します。ページの最下部にある「Back (戻る)」をクリックし、「Configuration (構成)」に分類されている「Style (スタイル)」を展開して、テーマのカラー・タイプを「Alternate (代替)」に設定し、文字サイズを「Large (大)」 に設定します (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。IBM BPM Process Portal に表示された「Confirm Position Request (雇用申請の確認)」Coach のスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Portal に表示された「Confirm Position Request (雇用申請の確認)」Coach のスクリーン・キャプチャー
  12. 同じようにして、「Submit (送信)」ボタンの色を「Alert (アラート)」に変更し、文字サイズを「Large (大)」に変更します (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。 IBM BPM Process Portal に表示された「Confirm Position Request (雇用申請の確認)」Coach のスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Portal に表示された「Confirm Position Request (雇用申請の確認)」Coach のスクリーン・キャプチャー
  13. Coach が中型サイズの端末 (iPad など) でどのように表示されるかを確認するために、右上にまとめられているうちの真ん中のアイコン 中型サイズの端末を表すアイコンのスクリーン・キャプチャー をクリックしてプレビューを表示します。
  14. 小型サイズのアイコンをクリックし、画面のサイズが小さくなると UI がどのように調整されるのかを確かめます。以下のスクリーン・キャプチャーに示すように、画面のサイズが半分になっても、ボタンのサイズが小型の端末に応じて調整され、設定したセクションの色が即時に適用されるはずです。 IBM BPM Process Portal に表示された「Confirm Position Request (雇用申請の確認)」Coach のスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Portal に表示された「Confirm Position Request (雇用申請の確認)」Coach のスクリーン・キャプチャー
  15. 右上の保存アイコン 保存アイコンのスクリーン・キャプチャー をクリックして Coach を保存します。
  16. 変更を確認するために、Coach を実行します。右上にある実行アイコン 実行アイコンのスクリーン・キャプチャー
  17. をクリックします。「Next (次へ)」をクリックして 2 つ目の「Confirm Position Request (雇用申請の確認)」Coach を表示します。確認し終わったら、「Submit (送信)」をクリックしてウィンドウを閉じます。

プロセス・アプリケーションのスタイルを設定するためのテーマを作成する

このセクションでは、アイルランドをはじめ世界の各地で催される聖パトリック祭向けアプリケーションを例に、カスタム・テーマを作成します。

  1. 同じく Process Center にある「Process App Settings (プロセス・アプリケーションの設定)」で、新規テーマを追加します。それには、左側のサイドバーにカーソルを合わせて「User Interface (ユーザー・インターフェース)」の横にある「+」をクリックし、「Theme (テーマ)」を選択します。
  2. 「New Theme (新しいテーマ)」ウィンドウで、テーマの名前として「StPatricksDayTheme」と入力し、「Finish (完了)」をクリックします。「BPM Theme (System Data) (BPM テーマ (システム・テーマ))」を選択して「Copy an existing theme (既存のテーマをコピー)」が選択された状態のままにします。
  3. テーマ・エディターが設計モードで開きます。設計モードでは、左側で行った変更が右側に反映されるので、変更を目で確認しながら作業を行うことができます (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。 IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
  4. 「Base Settings (基本設定)」カテゴリー (または他のカテゴリー) の左側にある矢印を使用してカテゴリーを閉じて最小化できます。
  5. LESS 動的スタイル・シート言語のソース・ファイルを直接処理したい場合は、「Source (ソース)」をクリックしてソース・エディターに切り替えることもできます (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。 IBM BPM Process Designer に表示されたテーマのソース・エディターのスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Designer に表示されたテーマのソース・エディターのスクリーン・キャプチャー
  6. 設計ビューに戻るには、「Design (設計)」をクリックしてから、「Base Settings (基本設定)」を展開します。
  7. 以下のようにして「@bpm-color-primary」を設定します。
    1. 「@bpm-color-primary」の横にある青の色見本をクリックします。
    2. 以下のスクリーン・キャプチャーに示すように、緑の色相を選択します (オペレーティング・システムが Apple または Windows のどちらであるかによって、カラー・ウィンドウの表示内容は多少異なります)。 IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
      IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
    3. 「OK」をクリックします。この変更により、「@bpm-link-color」の色も変わっているはずです。

    同様のステップを繰り返して、「@bpm-color-success」を前のステップと同じ色に設定します。以下のスクリーン・キャプチャーと見比べて変更を確認してください。

    IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
  8. @bpm-color-success の下にある「@bpm-color-warning」を、以下のスクリーン・キャプチャーに示されているように設定します。 IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのカラー・ウィンドウのスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのカラー・ウィンドウのスクリーン・キャプチャー
  9. 以下のスクリーン・キャプチャーに示すステップに従って「@bpm-body-bg」を緑に設定します。IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
  10. 以下のスクリーン・キャプチャーと見比べてテーマを確認します。 IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
  11. 「Base Settings (基本設定)」の一番下までスクロールダウンし、以下のスクリーン・キャプチャーに示されているように「@bpm-active-bg」を変更します。 IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
  12. 「Primary (基本)」ボタンの色を「Success (成功)」ボタンとは異なる色に変更します (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。
    • 「Base Settings (基本設定)」を閉じて (ステップ 1)、「Buttons (ボタン)」を展開します (ステップ 2)。
    • 「@bpm-btn-primary-bg」をクリックします。
    • 黄色を選択し (ステップ 4)、「OK」をクリックします (ステップ 5)。
    IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
  13. 以下のスクリーン・キャプチャーに示されているように変更されていることを確認します。 IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
  14. 以下のスクリーン・キャプチャーに示されているテーブルの行を選択して色を変更します。
    • 「Buttons (ボタン)」を閉じて (ステップ 1)、「Table (テーブル)」を展開します (ステップ 2)。
    • 「@bpm-table-bg-select」をクリックします。
    • 緑を選択し (ステップ 4)、「OK」をクリックします (ステップ 5)。
    IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
  15. 以下のようにテーブルの「@bpm-table-bg」を変更します。
    • 「@bpm-table-bg」をクリックします。
    • カラー・ウィンドウで白を選択して「OK」をクリックします。
  16. 以下のスクリーン・キャプチャーに示されているように変更されていることを確認します。 IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
  17. フォントを変更します。
    1. 「Table (テーブル)」を閉じます。
    2. 「Base Settings (基本設定)」を展開します。
    3. 「@bpm-font-family-sans-serif」をクリックします。
    4. フォントのリストから、「"Comic San MS", cursive, san-serif」を選択します。
  18. 「@bpm-font-family-sans-serif」の 2 つ上にある「@bpm-text-color」変数に設定されている色をグレーに変更します。

    以下のスクリーン・キャプチャーと見比べて変更を確認します。「Primary Button (基本ボタン)」のテキストがはっきり読み取れないことに注目してください。

    IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
  19. コントロールに関連付けられている設定を識別するには、カーソルをそのコントロールに合わせて設定を開きます。以下のスクリーン・キャプチャーに示されているように、「Primary Button (基本ボタン)」にカーソルを合わせます。 IBM BPM Process Designer に表示されたテーマのプレビュー・ペインのスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Designer に表示されたテーマのプレビュー・ペインのスクリーン・キャプチャー
  20. 以下のスクリーン・キャプチャーに示すステップに従って、「@bpm-btn-primary-color」の色を黒に変更します。
    • 「Base Settings (基本設定)」を閉じて (ステップ 1)、「Buttons (ボタン)」を展開します (ステップ 2)。
    • 「@bpm-btn-primary-color」をクリックします (ステップ 3)。
    • 黒を選択し (ステップ 4)、「OK」をクリックします (ステップ 5)。
    IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
  21. 「Primary Button (基本ボタン)」のテキストが読めるようになったことを確認します (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。 IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Designer に表示されたテーマ・エディターのスクリーン・キャプチャー
  22. 「Save (保存)」ボタンをクリックしてテーマを保存します。

作成したテーマをプロセス・アプリケーションに適用する

このセクションでは、前のセクションで作成したテーマをプロセス・アプリケーションにどのようにして適用するのかを説明します。新しいテーマを適用する前に、デフォルトのテーマが使用されている既存の Coach を開いて実行してください。新しいテーマを Coach に適用して実行したときに、どのように変更されているかを確認するためです。

  1. プロセス・アプリケーションのテーマは、「Process App Settings (プロセス・アプリケーションの設定)」で適用します。テーマを作成した Process Designer で、「StPatricksDayTheme」の横にある矢印をクリックし、メニューから「Process App Settings (プロセス・アプリケーションの設定)」を選択して「Process App Settings (プロセス・アプリケーションの設定)」ウィンドウに切り替えます。
  2. 「Coach Designer Settings (Coach Designer の設定)」セクションを見ると、プロセス・アプリケーションがデフォルトのテーマである「BPM Theme (BPM テーマ)」を使用していることを確認できます (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。 IBM BPM Process Designer に表示された「Process App Settings (プロセス・アプリケーションの設定)」のスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Designer に表示された「Process App Settings (プロセス・アプリケーションの設定)」のスクリーン・キャプチャー
  3. 「Create Position Request CSHS (雇用申請の作成 CSHS)」Coach を閉じてしまった場合、左側のサイドバーにカーソルを合わせて「User Interface (ユーザー・インターフェース)」を選択し、「Client-Side Human Service (クライアント・サイド・ヒューマン・サービス)」に分類されている「Create Position Request CSHS (雇用申請の作成 CSHS)」をダブルクリックして、この Coach を開きます。
  4. 前の手順では、この Coach のスタイルを Coach レベルで設定したことを思い出してください (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。 IBM BPM Process Designer に表示された Coach のスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Designer に表示された Coach のスクリーン・キャプチャー
  5. 「Process Application Settings (プロセス・アプリケーションの設定)」を再表示し、「Coach Designer Settings (Coach Designer の設定)」で「Select (選択)」をクリックし、「StPatricksDayTheme」を適用した後、変更を保存します (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。 IBM BPM Process Designer に表示された Coach の「Process Application Settings (プロセス・アプリケーションの設定)」画面のスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Designer に表示された Coach の「Process Application Settings (プロセス・アプリケーションの設定)」画面のスクリーン・キャプチャー
  6. 「Process App Settings (プロセス・アプリケーションの設定)」の横にある矢印をクリックし、メニューから「Create Position Request CSHS (雇用申請の作成)」を選択して、「Create Position Request CSHS (雇用申請の作成 CSHS)」Coach を再表示します。
  7. Coach を実行し、テーマが適用されていることを確認します (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。テーマが適用されるのは、前のセクションで Coach レベルでオーバーライドしなかった部分であることに注意してください。「Next (次へ)」をクリックします。 「Create Position Request CSHS (雇用申請の作成 CSHS)」サンプル・ユーザー・インターフェースのスクリーン・キャプチャー
    「Create Position Request CSHS (雇用申請の作成 CSHS)」サンプル・ユーザー・インターフェースのスクリーン・キャプチャー
  8. 前のセクションで適用した Coach 固有のスタイルが引き続き適用されていることを確認します (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。「Submit (送信)」をクリックして Coach を閉じます。 「Create Position Request CSHS (雇用申請の作成 CSHS)」サンプル・ユーザー・インターフェースのスクリーン・キャプチャー
    「Create Position Request CSHS (雇用申請の作成 CSHS)」サンプル・ユーザー・インターフェースのスクリーン・キャプチャー
  9. (任意のステップ) Coach レベルのスタイルを変更して、この新しいテーマにふさわしい色にします。
  10. Process Designer 内でテーマを閉じます。

テーマを再利用できるようにしたいとしたら、ツールキットに配置するのが理想的です。そうすれば、同じテーマが必要となる 1 つ以上のプロセス・アプリケーションでテーマを再利用できます。例えば、企業テーマをツールキットに配置すれば、組織全体で再利用可能になります。次のセクションでは、どのようにして行うのかを説明します。

作成したテーマをツールキットに移動する

再利用可能にしたいテーマがある場合は、そのテーマをツールキットに移動してください。ツールキットに移動されたテーマは、すべてのプロセス・アプリケーションで利用できるようになります。wsadmin コマンドを使ってプロセス・アプリケーションのテーマを更新すれば、プロセスを再デプロイする必要がなくなります。詳細については、このリンク先の BPMUpdateTheme コマンド・マニュアルを参照してください。

テーマをツールキットに移動するには、以下の手順に従います。

  1. 新しいツールキットを作成し、そのツールキットに「StPatricksDayToolkit」という名前を付けます。
    1. Process Center を開きます。
    2. 「Toolkits (ツールキット)」タブを表示します。
    3. 「Create New Toolkit (新規ツールキットの作成)」をクリックし、以下の情報を入力してから「Create (作成)」をクリックします。
      • Toolkit Name (ツールキット名): StPatricksDayToolkit
      • Acronym (頭字語): STPATTK
      • Documentation (説明): Theme for St. Patrick's Day toolkit (聖パトリック祭向けテーマのツールキット)
  2. テーマを新しく作成したツールキットに移動します。
    1. 「User Interface (ユーザー・インターフェース)」をクリックします。
    2. 「StPatrickDayTheme」を右クリックします。
    3. 「Move item to (アイテムの移動先)」を選択します。
    4. 「StPatrickDayToolkit」を選択します。
    5. アイテムの移動に関するメッセージが表示されたら、「Move (移動)」をクリックします。
  3. プロセス・アプリケーションのライブラリー・ビューから、プロセス・アプリケーションの依存関係として「StPatricksDayToolkit」が追加されたことを確認できます。
  4. Web 版 Process Designer からは、「Process App Settings (プロセス・アプリケーションの設定)」で、プロセス・アプリケーションがツールキットに含まれるテーマを使用するように更新されたことを確認できます。 IBM BPM Process Designer に表示された Hiring Sample の「Process Application Settings (プロセス・アプリケーションの設定)」画面のスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Designer に表示された Hiring Sample の「Process Application Settings (プロセス・アプリケーションの設定)」画面のスクリーン・キャプチャー
  5. これで、このツールキットとテーマを他のプロセス・アプリケーションでも利用できるようになりました。

まとめ

これで、IBM BPM V8.5.7 を使用して、プロセス・アプリケーションのユーザー・インターフェースのルック・アンド・フィールをどのように更新するのかを把握していただけたはずです。このチュートリアルでは、Coach インスタンスのスタイルをカスタマイズし、プロセス・アプリケーション全体に適用するテーマを定義しました。

モバイル端末を使って作業するプロセス参加者のために、これらの機能や他の拡張機能を利用したいと思ったら、IBM BPM V8.5.7 以降に移行することを検討してください。このチュートリアルで実際にユーザー・インターフェースを変更した経験を基に、学んだ知識を独自のプロセス・アプリケーションのユーザー・インターフェースに適用できるようになります。

IBM BPM V8.5.7 では、プロセス参加者がモバイル端末から Process Portal を使用してプロセスのタスクを処理したり、モバイル端末を使用して自撮りした写真でユーザー・プロファイルを更新したりできるようになっています。第 1 回では、プロセス参加者が保存済み検索をどのようにして作成、使用、共有するのかと、タスク・リストをどのようにしてフィルタリング、ソート、カスタマイズするのかを説明しました。この第 2 回では、Coach レベルでユーザー・インターフェースのスタイルをどのようにして設定するのかと、プロセス・アプリケーションのユーザー・インターフェースを対象としたテーマをどのようにして作成するのかを説明しました。

謝辞

このチュートリアルをレビューしてくれた Ricardo Ramos に感謝の言葉を贈ります。


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ArticleTitle=モバイル・ユーザー・インターフェースのスタイルとテーマを更新する
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