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プロセス参加者向けのモバイル対応 Process Portal の詳細を探る

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極めて重要なビジネス・タスクに対処するのに、オフィスに戻るまで待ってはいられない場合があります。昼食に出かけていようと、ゴルフ・コースを回っている最中であろうと、そのような高価値の要請には応えなければなりません。そこで、プロセス参加者が外出先でモバイル端末を使って直接 IBM Business Process Manager (BPM) の Process Portal を実行し、どのようにアクションを実行できるかを学んでください。完全に作成し直された Process Portal は、HTML5、AngularJS、Bootstrap CSS、そして LESS テンプレートなどのレスポンシブ・ユーザー・インターフェース (UI) テクノロジーを使用しているため、スマートフォン、タブレット、ラップトップ、さらに巨大なモニターのどれをとっても、素晴らしい外観と動作を発揮します。

このシリーズの第 1 回では、プロセス・タスクについて取り上げ、ダッシュボードにどのようにしてアクセスするのか、スマートフォンを使用して自撮りした写真を追加してユーザー・プロファイルをどのようにして更新するのかなどを説明します。プロセス参加者がスマートフォン上またはタブレット上で完了できる手順に従って実際にテストしてください。第 2 回では、プロセス参加者に表示されるユーザー・インターフェースのルック・アンド・フィールを更新するために、Coach のユーザー・インターフェースのスタイルをどのようにして更新するのか、プロセス・アプリケーション用のテーマをどのようにして作成するのかを説明します。

第 1 回では、以下の筋書きに沿って、プロセス参加者がモバイル端末上で Process Portal にアクセスしてタスクを実行するにはどのようにするのかを説明します。

  • Process Portal にログインします。
  • タスク・リストとプロセス詳細をナビゲートして、タスクを開始します。
  • ダッシュボードを使用してリストを開き、ソーシャル機能を使用します。
  • プロファイルを管理します。
  • 保存済み検索を作成し、使用します。
  • タスク・リストをフィルタリング、ソート、カスタマイズします。

Process Portal にログインする

第 1 回で記載するスクリーン・キャプチャーのほとんどは、iPhone 6 上の Process Portal から取り込んだものです。第 2 回では例として、主に macOS で稼働する MacBook を使用して取り込んだスクリーン・キャプチャーを使用します。

  1. まず、https://your_hostname:9443/ProcessPortal/login.jsp にアクセスして Process Portal を開きます。

    IBM BPM on Cloud を使用している場合は、https://www.bpm.ibmcloud.com/#login にアクセスして IBM BPM on Cloud にログインしてから、Process Portal を開く必要があります。

  2. 目的のサブスクリプションを選択します (複数のサブスクリプションを使用している場合)。
  3. IBM BPM on liCloud を使用している場合は https://your_hostname/bpm/dev/ProcessPortal、オンプレミスで IBM BPM を使用している場合は https://your_hostname:9443/ProcessPortal/ にアクセスして、Process Portal 開発環境を開きます。

    第 1 回で記載する例に合わせるには、モバイル端末の Web ブラウザー内にアドレスを入力します。デスクトップまたはラップトップを使用することもできますが、このチュートリアルで記載するスクリーン・キャプチャーの中には、デスクトップまたはラップトップでの画面とは一致しないものや、モバイル端末に固有の操作 (写真の自撮りや画面の向きの変更など) を示しているものがあります。

IBM BPM のデフォルト・ランディング・ページが開きます。おめでとうございます!これで、お手元の端末から IBM BPM on Cloud 環境にログインしている状態になりました。

環境内で実行中のタスクやプロセスの数によっては、表示されるタスクの数が以下に示すスクリーン・キャプチャーとは若干異なる場合があります。このスクリーン・キャプチャーと同じようなタスクが表示されていない場合は、Advanced HR Open New PositionReplenishmentBPDStandard HR Open New Position という 3 つのプロセスそれぞれのインスタンスを起動してください。

モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示された「Work (ワーク)」ダッシュボードのスクリーン・キャプチャー
モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示された「Work (ワーク)」ダッシュボードのスクリーン・キャプチャー

端末の向きを縦方向から横方向に変えてみてください。モバイル・アプリだけあって、以下のスクリーン・キャプチャーに示されているように、端末の向きに応じて表示が調整されます。

横向きのモバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示された「Work (ワーク)」ダッシュボードのスクリーン・キャプチャー
横向きのモバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示された「Work (ワーク)」ダッシュボードのスクリーン・キャプチャー

モバイル環境の Process Portal へようこそ。Process Portal は Process Federation Server と組み合わせて使用することもできます。その場合、フェデレーテッド環境全体にわたるプロセス、タスク、ダッシュボードのすべてが、単一のポータルを通じて利用できるようになります。このリンク先の IBM BPM 資料で説明されている「Process Federation Server 入門」を参照してください。

タスク・リストとプロセス詳細をナビゲートして、タスクを開始する

このセクションでは、モバイル端末からどのようにしてタスクを処理するのかを説明します。例えば、タスクの Coach を起動する、公開されているタスクの変数の値を確認する、タスクの詳細を編集する、タスクのプロセス・ダイアグラムを表示するなどの操作を行うことができます。

デフォルトの保存済み検索

前のセクションに記載したスクリーン・キャプチャーに示されているように、プロセス参加者がログインすると、そのプロセス参加者に割り当てられているタスクのリストが表示されます。実際のところ、ここに表示されるのは事前に定義されているダッシュボードです (「Work (ワーク)」ダッシュボード)。このダッシュボードには以下のヒューマン・タスクが表示されます。

  • ユーザーがクレーム済みのタスク
  • ユーザーに割り当てられていて、ユーザーによるクレームを待機しているタスク
  • ユーザーが所属するチームに割り当てられているタスク

デフォルトでは、アクティブなタスクだけが表示されます。後のほうのセクションで、完了済みのタスクなどといった他のタスクを一覧表示するための検索基準をどのようにして構成するのかを説明します。

タスクの詳細を表示する

特定のタスクの詳細を調べます。前のセクションで例として記載したスクリーン・キャプチャーに示されている、タスク名の左側にあるページの形をしたアイコンをタップすると、タスクの詳細が開きます (タスク名は、タスクの名前そのものではなく、Coach を開くためのハイパーリンクです)。環境内に該当する名前のタスクがない場合は、環境内で開かれている任意のタスクを調べるか、少なくとも 1 つのタスクが含まれる新しいプロセスを開いて調べることができます。

以下のスクリーン・キャプチャーを見るとわかるように、タスクの詳細には、該当するタスクのビジネス・データ (部門の名前、雇用管理者などのデータ) と併せて、いくつかのアクション・ボタンが表示されます。

モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示されたタスク詳細のスクリーン・キャプチャー
モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示されたタスク詳細のスクリーン・キャプチャー

上記に示されている変数は、IBM BPM 内でプロセスが作成された時点で「Visible in Process Portal (Process Portal に表示)」としてマークされたものです。変数によっては、その変数が設定されるアクティビティーにプロセスが達するまではブランクになる場合もあります。

タスクを修正する

ここで、プロセス参加者が選択したタスクに対して実行できるアクションをいくつか試してみましょう。前のスクリーン・キャプチャーに示されている「Modify Task (タスクの変更)」ボタンをタップしてください。

以下のスクリーン・キャプチャーに示されているように、タスクを特定のユーザーに再割り当てしたり、タスクの担当をチームに戻したりできます。また、タスクの期日と優先度を調整することも可能です。

期日を変更するには、「Due Date (期日)」リストをタップします。すると、その端末に固有の日付選択用インターフェイスが表示されます。iOS の場合は、スクロール可能な標準的な 3D 日付シリンダーが表示されます (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。

モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示された「Modify Task (タスクの変更)」ウィンドウのスクリーン・キャプチャー
モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示された「Modify Task (タスクの変更)」ウィンドウのスクリーン・キャプチャー

次に、タスクの優先度を「Medium (中)」から「High (高)」に変更します。それには、「Priority (優先度)」リストをタップします。この操作により、Apple 端末ではピッカーが表示されるなど、各端末に固有の選択ツールが表示されます。

変更を適用するには、「Save (保存)」をタップします。

プロセスの詳細を修正する

タスクが属するプロセス・インスタンスの詳細に変更を加えることもできます。それには、タスク詳細の「Modify Instance (インスタンスの変更)」をタップします (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。

モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示されたタスク詳細のスクリーン・キャプチャー
モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示されたタスク詳細のスクリーン・キャプチャー

プロセス・インスタンスに変更を加える方法としては、プロセス・インスタンス自体の期日を編集するか、期日を完全に無効にするかのどちらかしかありません。タスクごとに期日が設定されるため、「Modify Instance (インスタンスの変更)」ユーザー・インターフェースに表示される日付は、プロセス・インスタンス全体の期日です。その期日までにプロセスに含まれるすべてのタスクを完了しなければ、プロセス・インスタンス自体が予定どおりに完了しません。
以下のスクリーン・キャプチャーに示されているように、目的の日付を選んでから「Save (保存)」をタップします。

モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示された「Modify Task (インスタンスの変更)」ウィンドウのスクリーン・キャプチャー
モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示された「Modify Task (インスタンスの変更)」ウィンドウのスクリーン・キャプチャー

プロセス・ダイアグラムを表示する

このタスクに関連付けられているプロセス・インスタンスのダイアグラムを見てください。タスク詳細ユーザー・インターフェースで「View Process Diagram (プロセス・ダイアグラムの表示)」(以下のスクリーン・キャプチャーを参照) をタップすると、プロセス・ダイアグラムが表示されます。

モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示されたタスク詳細のスクリーン・キャプチャー
モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示されたタスク詳細のスクリーン・キャプチャー

プロセス・ダイアグラムには、プロセス・フロー全体 (出発点から最終目標までのフロー) において現在どこまで進んでいるかが示されます。ダイアグラムの幅はかなり広くなる傾向があるため、デバイスを横向きにして表示するのが最善です。横向きにしたとしても、スマートフォンの画面上にダイアグラムの幅全体は収まりきらないかもしれません。その場合は、ダイアグラムをパンして異なる部分を表示するか、右上に表示されているズーム・レベルを調整してください。

ダイアグラムの表示を終了します。確認し終わった画面を閉じるには、タスク名の下にある、タスク・バーの上部中央に表示されている省略記号をタップします。この操作により、以下のスクリーン・キャプチャーに示されているメニューが開きます。このメニューで「Close (閉じる)」をタップすると、前に表示していたページが再表示されます。

モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示されたプロセス・ダイアグラムのスクリーン・キャプチャー
モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示されたプロセス・ダイアグラムのスクリーン・キャプチャー

タスクを開始する

タスク・インスタンスとタスクに関連付けられているプロセス・インスタンスのさまざまなメタデータを見てきました。次は、タスクの Coach を起動して、このタスクのユーザー・インターフェースを確認します。タスク詳細で、タスク名をタップしてタスク完了ユーザー・インターフェースを開きます。このチュートリアルの例はタスク完了の組み込み Coach テクノロジーに基づいていますが、このタスクに外部アクティビティーが構成されているとしたら、Coach テクノロジーに基づいていない外部 URL も Process Portal を使用して起動することができます。

以下のスクリーン・キャプチャーには例として、Hiring Sample サンプル・プロセス・アプリケーションの「Submit Job Requisition (ジョブ申請の送信)」タスクをタップすると開く Coach ユーザー・インターフェースが示されています。

モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示された「Submit Job Requisition (ジョブ申請の送信)」サンプル・タスクのスクリーン・キャプチャー
モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示された「Submit Job Requisition (ジョブ申請の送信)」サンプル・タスクのスクリーン・キャプチャー

タスクがクレーム済みでない場合は、クレームするためのウィンドウが開きます。その場合は、タスクをクレームしてください。必要に応じて、Coach ユーザー・インターフェースの詳細を入力します。ユーザー・インターフェースを閉じるには、タスク名の下の中央に表示されている省略記号をタップして、メニューから「Close (閉じる)」を選択します。メニューには、この Coach を専用のブラウザー・ウィンドウ内で開くための選択項目もあります。Coach を完了する前にもう一度 Process Portal にアクセスする必要がある場合は、この選択項目が役立ちます。

ダッシュボード、起動リスト、ソーシャル機能を使用する

このセクションでは、さまざまなダッシュボードと起動リストをどのようにして操作するのかを説明します。また、モバイル端末上の Process Portal に備わっているソーシャル機能についてもいくつか紹介します。

ダッシュボードと起動リスト

これまでの操作は、モバイル端末上に表示される Process Portal の中央ペインを使用して行ってきました。実際は、Process Portal には 3 つのペインがあるのですが、小さな端末上では左側と右側のペインがデフォルトで非表示にされます。ラップトップを使用してこのチュートリアルに従っているとしたら、左側のペインが表示されているはずです。ブラウザーの表示画面の幅が広ければ、動的に左側ペインが表示されるからです (また、ブラウザーの幅が狭くなると自動的に非表示になります)。

まず、ダッシュボードのリストを見てください。スマートフォンを縦向きで使っている場合など、表示画面の幅が狭い端末上では、モバイル対応の選択項目だけが表示されます。Heritage ヒューマン・サービス (プロセス・パフォーマンス・ダッシュボードやチーム・パフォーマンス・ダッシュボードなど) を表示するには端末またはブラウザーの表示画面の幅が狭すぎると、それらのサービスはフィルタリングされて除外されます。ヒューマン・サービスを作成する際に「Intended for multiple devices (複数のデバイス向け)」チェック・ボックスのチェック・マークが外された場合は、クライアント・サイド・ヒューマン・サービスもフィルタリングされて除外されます。一部のスマートフォン (iPhone 6 など) では計算が画面の幅に基づいているため、端末を横向きにすると、これらの項目が選択可能になります。もちろん、保存済み検索 (ワーク・ダッシュボードを含む) は画面のサイズとは関係なく常に使用できます。

画面の幅によって Process Portal の左側または右側のペインが非表示にされているとしても、手で左または右にスライドすれば、対応するペインを表示して使用することができます。また、以下のスクリーン・キャプチャーに示されている、左上にある 3 本の横線が付いたボタンをタップすると、左側のペインが表示されます。このペインには、ダッシュボードと保存済み検索のリストと、「Launch (起動)」リストが表示されます。

モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示された「Launch (起動)」リストのスクリーン・キャプチャー
モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示された「Launch (起動)」リストのスクリーン・キャプチャー

【ALT】

上記のように、左側ペインには 2 つのリストが表示されます。1 つはダッシュボードのリストです。このリストには IBM BPM に用意されているデフォルトのダッシュボードと独自に作成したカスタム・ダッシュボードの両方が含まれます。保存済み検索はダッシュボードと同様の扱いなので、新しい保存済み検索を定義するたびに、その保存済み検索がダッシュボードのリストに追加されます。保存済み検索については、このチュートリアルの後半の手順でその作成方法を詳しく説明します。

使用可能になっているダッシュボードを遠慮なくいろいろと試してみてください。ダッシュボードによっては、ロードするまでに数秒かかる場合があります。プロセス・パフォーマンスやチーム・パフォーマンスなどの非レスポンシブ対応のダッシュボードは小型の端末上では良好に機能しないため、スマートフォンが縦向きになっていると、これらのダッシュボードは非表示にされます (前のスクリーン・キャプチャーを参照)。スマートフォンを横向きにすると、以下のスクリーン・キャプチャーに示すようにダッシュボードに一覧表示される内容が変わります。

モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示された「Launch (起動)」リストのスクリーン・キャプチャー
モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示された「Launch (起動)」リストのスクリーン・キャプチャー

左側ペインに表示されるもう 1 つのリストは、「Launch (起動)」リストです。このリストから、新規プロセス・インスタンスを起動することができます。起動されたプロセスの最初のヒューマン・タスクが、ユーザーが所属するチームに割り当てられている場合、そのユーザーが表示している Process Portal では Coach が開き、その最初のタスクの担当をクレームする選択肢が与えられます。

リストには、そのユーザーのユーザー ID に対して許可されているプロセスだけが表示されます。ロール・ベースのアクセス制御に基づき、ユーザーによって表示されるリストの内容がまったく異なる場合があります。

また、ユーザーに始動可能サービス (選択されたチームのメンバーがProcess Portal の「Launch (起動)」エリアから開始できるとして指定された、ルート・クライアント・サイド・ヒューマン・サービス) がある場合、それらのサービスもリストに表示されます。基本的に、左側のペインはナビゲーション・ペインであり、このペインを使ってメインの中央ペインに表示する内容を選択できます。

ユーザーに対してリストに表示されるプロセスや始動可能サービスはいずれも、そのユーザーが開始することができます。

ソーシャル機能

皆さんはまだ目にしていませんが、前述したように右側にもペインがあります。このペインを表示するには、右上にある、3 つのドットが縦に並んでいるボタン (つまり、横向きの省略記号) をタップします。以下のスクリーン・キャプチャーに示されているように、右側のペインが表示されます。このペインでは、チームの他のメンバーとコラボレーションを取るためのソーシャル機能を使用できるようになっています。投稿されたメンションや現在フォロー中のプロセスが環境内にない場合もあることに注意してください。

モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示された「Following (フォロー中)」リストと「Mentions (メンション)」リストのスクリーン・キャプチャー
モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示された「Following (フォロー中)」リストと「Mentions (メンション)」リストのスクリーン・キャプチャー

右側ペインには 2 つのリストが表示されます。1 つは、そのユーザーが現在フォローしているプロセス・インスタンスのリストです。例えば、特定のプロセス・インスタンス (例えば、上得意客からの融資申し込み) がとりわけ重要だとしたら、そのプロセス・インスタンスにフォロー中のマークを付けると、以降はプロセスのライフサイクルが終わるまで、右側ペイン内でそのインスタンスに簡単にアクセスできるようになります。

フォロー中のプロセス・インスタンスのリストに続く 2 番目のリストには、ユーザーがメンションされた、プロセス・インスタンスの各段階が示されます。例えば、タスクを担当しているチーム・メンバーがヘルプを必要とする段階に達したとします。そのチーム・メンバーは、タスクのアクティビティー・ストリーム内で特定のユーザーをメンションできます (タスク・ユーザー・インターフェース内で右側ペインにスライドすると、アクティビティー・ストリームにアクセスできます)。以降はプロセス・インスタンスのライフサイクルが終わるまで、メンションされたユーザーが Process Portal にログインして右側ペインを表示すると、そのリクエストが表示されることになります。ユーザーをメンションしている時点で、メンションされているユーザーがたまたまログインしたとしたら、そのユーザーにはログインすると同時に通知ウィンドウが表示されて、すぐにリクエストに応答できるようになっています。

ユーザー・プロファイルを管理する

自分のユーザー・プロファイルを管理するための作業には、ユーザー情報 (役職、電話番号、e-メールなど) の構成、自分の写真またはアバターの設定、確認メッセージや e-メール通知の設定といった作業があります。

ユーザー・アバター

ユーザー・プロファイルを更新して、Process Portal 内でのユーザー・エクスペリエンスをパーソナライズすることができます。ユーザー・プロファイルを更新するには、左側ペインのダッシュボード・リストの上にある「Edit Profile (プロファイルの編集)」をタップします。ウィンドウが開き、現在のアバター写真ならびにその他の情報が表示されます。

このウィンドウは、最初は空白の状態で表示されます。「Change Avatar (アバターの変更)」をタップすると、新しい画像の取得元を選択できます (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。

モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示されたユーザー・アバターの例を示すスクリーン・キャプチャー
モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示されたユーザー・アバターの例を示すスクリーン・キャプチャー

ご覧のように、私は飼い猫の Aslan を膝の上に乗せて自撮りしましたが、写真ライブラリーの写真を使ったり、Apple 端末を使用している場合は iCloud から写真を取り込んだりすることもできます。このウィンドウは端末に固有のものです。上記の例に示されているのは、iOS の場合のウィンドウです。ラップトップを使用している場合は、通常のファイルを開くためのウィンドウが表示されて、そこで画像ファイルを選択することになります。

ユーザー設定

ユーザー・プロファイルには、変更可能な複数のユーザー設定があります。そのうち最も重要な設定の 1 つは、(要求に応じて) サーバーからの通知を受信するための e-メール・アドレスです。また、優先する言語を設定したり、ローカルに関連する他の設定を変更したりすることもできます (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。

モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示されたユーザー設定を入力する画面のスクリーン・キャプチャー
モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示されたユーザー設定を入力する画面のスクリーン・キャプチャー

スクロールダウンすると、受信したい通知を設定するなどといった、他のユーザー設定も確認できます。

モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示されたユーザー設定を入力する画面のスクリーン・キャプチャー
モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示されたユーザー設定を入力する画面のスクリーン・キャプチャー

さらにスクロールダウンすると、ウィンドウの最下部が表示されます (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。アバター画像を含め、変更内容に満足したら、「Save (保存)」をタップします。

モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示されたユーザー設定を入力する画面のスクリーン・キャプチャー
モバイル端末上の IBM BPM Process Portal に表示されたユーザー設定を入力する画面のスクリーン・キャプチャー

これで、このチュートリアルでのモバイルについての説明は終わりです。以降に例として記載するスクリーン・キャプチャーはすべて、Apple MacBook Pro から取り込んだものです。保存済み検索エディターや Process Designer を実行するなどといったアクティビティーは、ラップトップ上や、あるいは大型のモニターを備えたコンピューター上で行うのが最善です。

ユーザーが保存済み検索を定義およびカスタマイズした後は、そのユーザー、そしてそのユーザーが検索を共有するグループ・メンバーが、それらの保存済み検索をモバイル端末から実行できるようになります。

保存済み検索を作成して使用する

チュートリアルの残りでは、保存済み検索を作成して共有するにはどのようにするのか、保存済み検索をお気に入りとしてマークするにはどのようにするのか、タスク・リストをフィルタリング、ソート、カスタマイズするにはどのようにするのか、そして表形式のビューに切り替えるにはどのようにするのかを説明します。また、プロセス・アプリケーション用のカスタム・テーマを作成して、ユーザー・インターフェースのルック・アンド・フィールを変更するにはどのようにするのかについても説明します。これらのタスクは一般に、チームで使用する保存済み検索を作成するチーム・リードまたはプロジェクト・リードが行います。

このセクションで例として記載するスクリーン・キャプチャーは、MacBook から取り込んだものです。ここで説明する手順は、ラップトップ、または大型モニターを備えたデスクトップ・コンピューター上で実行することを前提としています。このセクションで作成した保存済み検索は、チーム・メンバーがモバイル端末、ラップトップ、またはデスクトップ・コンピューター上で使用できるようになります。

保存済み検索の作成作業に取り掛かる前に、セットアップ作業として、Process Portal にログインしてプロセス・インスタンスを作成し、保存済み検索内で表示するデータを用意しておく必要があります。

デスクトップから Process Portal にログインする

  1. https://your_hostname:9443/ProcessPortal/login.jsp にアクセスして Process Portal を開きます。
  2. IBM BPM on Cloud を使用している場合は、https://www.bpm.ibmcloud.com/#login にアクセスして IBM BPM on Cloud にログインしてから、Process Portal を開く必要があります。
  3. 目的のサブスクリプションを選択します (複数のサブスクリプションを使用している場合)。
  4. IBM BPM on Cloud を使用している場合は https://your_hostname/bpm/dev/ProcessPortal、オンプレミスで IBM BPM を使用している場合は https://your_hostname:9443/ProcessPortal/ にアクセスして、Process Portal 開発環境を開きます。

新規インスタンスを作成する

このチュートリアルの残りのタスクを完了するには、あらかじめ、いくつかのプロセス・インスタンスを作成しておく必要があります。

  1. 「Advanced HR Open New Position」サンプル・プロセスの新規インスタンスを開始して、そのタスクをクレームします。ただし、タスクを完了しないでください。
    1. 「Launch (起動)」の下にリストアップされている「Advanced HR Open New Position」サンプル・プロセスをクリックして、タスクを開きます。
    2. 「Hiring Manager (雇用管理者)」の値を自分の名前に変更し、場所を「Minneapolis (ミネアポリス)」に変更します。「Qualifications (資格)」セクションで、「Education (教育)」、「Skills (スキル)」、「Experience (経験)」の値を任意で選択します。「Next (次へ)」をクリックします。
    3. データを確認してから、「Submit (送信)」をクリックします。
      ワーク・ダッシュボードに、「Approve / reject requisition (申請の承認/却下)」という別のタスクが表示されます。
    4. 「Step: Approve / reject requisition (ステップ: 申請の承認/却下)」をクリックします。表示される「Claim Task (タスクのクレーム)」ウィンドウで、「Claim Task (タスクのクレーム)」をクリックします。
    5. 「Step: Approve / reject requisition (ステップ: 申請の承認/却下)」の下に表示されている省略記号をクリックしてメニューを表示します。「Close (閉じる)」をクリックして、タスクを未完了の状態で閉じます。
  2. 以下の手順に従って、ReplenishmentBPD の新規インスタンスを開始します。
    1. 「Launch (起動)」セクションの左側にある検索アイコンをクリックし、「Replenishment」の最初の数文字を入力します (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。 IBM BPM Process Portal に表示された検索ボックスのスクリーン・キャプチャー
    2. 入力候補として示された「ReplenishmentBPD」をクリックしてインスタンスを開始します。ワーク・ダッシュボードに別のタスクがリストアップされるようになっているはずです。リストが自動更新されない場合は、「Work (ワーク)」をクリックします。
  3. 前の手順と同じようにして、Standard HR Open New Position の新規インスタンスを開始します。自動的にタスクが開いたら、未完了のままタスクを閉じます。タスク・リストには、今開始したタスクを含め、少なくとも 3 つのタスクが示されているはずです (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。 IBM BPM Process Portal に表示されたワーク・ダッシュボードのスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Portal に表示されたワーク・ダッシュボードのスクリーン・キャプチャー

保存済み検索を作成し、お気に入りとしてマークし、共有する

タスク・リストにいくつかのプロセス・インスタンスが含まれるようになったので、このセクションでは、プロセス参加者が使用できる保存済み検索を作成して、その保存済み検索を所属するチームと共有するにはどのようにするのかを説明します。管理者が保存済み検索を作成する場合は、その保存済み検索を任意のチームと共有できます。プロセス参加者は、ダッシュボード・リストから簡単にアクセスできるよう、保存済み検索にお気に入りのマークを付けることができます。さらに、お気に入りの保存済み検索やダッシュボードをリストの先頭に移動することで、デフォルトの開始ページを設定することもできます。

保存済み検索を作成するには、以下の手順に従います。

  1. 「Dashboards (ダッシュボード)」の横に表示されている下向き矢印をクリックし、メニューから「Create Saved Search (保存済み検索の作成)」を選択します。
    「New Saved Search (新しい保存済み検索)」エディターが開きます。このエディターで、フィルター基準を追加できます。ただし、今回は新しく作成する検索なので、フィルター基準はまだ追加されていません。タスク・リストに表示されている項目は、保存済み検索を変更すると動的に更新されます。
  2. フィルター基準を追加するために、「add (追加)」をクリックします。
  3. 「Filter Criteria (フィルター基準)」ウィンドウが開きます。ユーザー ID とパスワードを入力して、「OK」をクリックします。
    タスク・リストが更新されて、前に開始したプロセスの少なくとも 3 つのタスクが表示されます。 IBM BPM Process Portal に表示された「New Saved Search (新しい保存済み検索)」ウィンドウのスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Portal に表示された「New Saved Search (新しい保存済み検索)」ウィンドウのスクリーン・キャプチャー
  4. 上記のスクリーン・キャプチャーに示されている「Save (保存)」をクリックします。
  5. この検索の名前として「Free form search by name (名前によるフリー・フォーム検索)」と入力してから「Save (保存)」をクリックします。
  6. 保存済み検索に再びアクセスするには、「Dashboards (ダッシュボード)」の下にある「Show more (詳細の表示)」をクリックします (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。 IBM BPM Process Portal に表示されたダッシュボード・リストのスクリーン・キャプチャー

    ダッシュボードのリストに、作成した保存済み検索が表示されていることを確認します。あるいは、ダッシュボードの検索機能を使って、保存済み検索を名前で検索することもできます。

保存済み検索をお気に入りとしてマークするには、以下の手順に従います。

  1. 保存済み検索の名前の横にあるアイコンをクリックします。保存済み検索をお気に入りにするためのメニュー項目、そして保存済み検索を編集、複製、削除するためのメニュー項目が表示されます。
  2. 保存済み検索をお気に入りにするには、星形のアイコンをクリックします。 IBM BPM Process Portal の検索機能のスクリーン・キャプチャー

    お気に入りとしてマークしたことで、この保存済み検索はダッシュボードのリストに表示されるようになりました。これで、今後は検索機能や「Show More (詳細の表示)」を使ってこの保存済み検索を見つける必要はありません。

    IBM BPM Process Portal に表示されたダッシュボード・リストのスクリーン・キャプチャー

保存済み検索を共有するには、以下の手順に従います。

  1. 「Free form search by name (名前によるフリー・フォーム検索)」の左側にあるアイコンをクリックし、表示されるメニューで「Edit (編集)」をクリックします。
  2. 「Show Advanced Options (詳細設定の表示)」をクリックします。
  3. 「Share with Team (チームと共有)」を選択し、「hir」と入力します。これにより、「hir」という文字列が含まれるチーム名のフィルター・リストが表示されます。
  4. Hiring Sample プロセス・アプリケーションを示している 2 番目の「Hiring Manager (雇用管理者)」を選択してから (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)、「Save (保存)」をクリックします。 IBM BPM Process Portal 内で編集された保存済み検索のスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Portal 内で編集された保存済み検索のスクリーン・キャプチャー
  5. 「Work (ワーク)」ダッシュボードをクリックして保存済み検索を閉じます。

ダッシュボードの表示順を変更し、デフォルトの開始ページを設定する

このセクションでは、表示されるダッシュボード (保存済み検索を含む) の順序を変更し、お気に入りの保存済み検索やダッシュボードをリストの先頭に移動してデフォルトの開始ページを設定するにはどのようにするのかを説明します。

  1. 「Free form search by name (名前によるフリー・フォーム検索)」の右側にあるアイコン (以下のスクリーン・キャプチャーを参照) をクリックしたままにして、その形が変わるまで待ちます。形が変わったら、アイコンをダッシュボード・リストの先頭までドラッグします。 IBM BPM Process Portal に表示されたダッシュボード・リストのスクリーン・キャプチャー
  2. ダッシュボード・リストの先頭に「Free form search by name (名前によるフリー・フォーム検索)」が表示されていることを確認します。
  3. プロファイル名の下に表示されている「Log Out (ログアウト)」をクリックして Process Portal からログアウトします。再びログインして、「Free form search by name (名前によるフリー・フォーム検索)」が最初のページとして表示されることを確認します。

タスク・リストをフィルタリング、ソート、カスタマイズする

このセクションでは、表形式のスプレッドシートのようなワーク・ダッシュボードのビューを作成して、期日が過ぎているタスクだけが表示されるようにするためにフィルター基準を追加するにはどのようにするのかを説明します。例として記載するスクリーン・キャプチャーは、MacBook から取り込んだものです。保存済み検索を編集するには、大型の画面を備えた端末を使用するのが最善です。編集が完了すると、コンピューターを使用しているか、画面が小さいモバイル端末を使用しているかに関係なく、保存済み検索を共有するユーザーが同じようにその検索を使用できます。

ワーク・ダッシュボードを表形式に変更する

ワーク・ダッシュボードを表形式に変更するには、以下の手順に従います。

  1. ワーク・ダッシュボードを開きます (まだ表示されていない場合)。
  2. 「Work (ワーク)」の下に表示されている「…」をクリックし、メニューから「Table View (テーブル・ビュー)」を選択します (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。 IBM BPM Process Portal に表示されたワーク・ダッシュボードのスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Portal に表示されたワーク・ダッシュボードのスクリーン・キャプチャー

    ダッシュボードが表形式に変わります。
  3. デスクトップまたはブラウザーを使用している場合は、ブラウザーのサイズを変更したり、幅を狭くしたりできます。ダッシュボードが「Table View (テーブル・ビュー)」に設定されている場合でも、ブラウザーの幅を狭くすると、ダッシュボードはリスト・ビューとして表示されることに注意してください。

フィルター基準を設定し、表示される列を追加する

ワーク・ダッシュボードには、使用可能な列のリストといくつかのフィルター基準が事前に設定されています。このセクションでは、表示される列を新しく 2 つ追加して、設定済みのものとは別のフィルター基準を追加します。

表示される列を追加するには、以下の手順に従います。

  1. 「Work (ワーク)」の下に表示されている「…」をクリックし、メニューから「Edit Columns (列の編集)」を選択します。
  2. 「Available columns (使用可能な列)」ウィンドウに、表示できる列のリストが示されています。スクロールアップまたはスクロールダウンして、「Instance name (インスタンス名)」列、「Name (名前)」列、「Task status (タスクのステータス)」列、「Priority (優先度)」列が選択済みになっていることを確認します。
  3. 「Owner (所有者)」「Task Due Date (タスクの期日)」を選択してから、「OK」をクリックします。

    「Owner (所有者)」列と「Task Due Date (タスクの期日)」列が表示されます。「Owner (所有者)」列には自分のユーザー ID が割り当てられているインスタンスが表示されているはずです。

別のフィルター基準を追加するには、以下の手順に従います。

  1. 「Saved Search (保存済み検索)」アイコンをクリックします (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。 IBM BPM Process Portal に表示された「Saved Search (保存済み検索)」アイコンのスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Portal に表示された「Saved Search (保存済み検索)」アイコンのスクリーン・キャプチャー

    ワーク・ダッシュボードでは「Filter Criteria (検索基準)」の値としてデフォルトで「Claimed (クレーム済み)」と「Available (使用可能)」が設定されていることに注意してください。
  2. 所有者としての自分のユーザー ID を基準にフィルタリングするためのフィルター基準を追加します。
    1. 「Add (追加)」をクリックします。
    2. 「Owner (所有者)」を選択します。
    3. 「Equals (等しい)」を選択して、自分のユーザー ID を入力します。
    4. 「OK」をクリックします。
  3. 更新されたタスク・リストに、自分が所有する項目だけが表示されていることを確認します。
  4. 「Save (保存)」をクリックします。ワーク・ダッシュボードは編集できないデフォルトのダッシュボードであるため、保存済み検索の名前を入力して保存しなければならないことに注意してください。名前として、「My Overdue Tabular Task List (マイ期日超過タスクの表形式リスト)」と入力してから、「Save (保存)」をクリックします (期日超過の部分は、次の手順でこの保存済み検索に追加します)。
    「My Overdue Tabular Task List (マイ期日超過表形式タスク・リスト)」には、現時点で 2 つのフィルター基準が設定されています (以下のスクリーン・キャプチャーを参照)。 IBM BPM Process Portal に表示された保存済み検索のフィルター基準を示すスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Portal に表示された保存済み検索のフィルター基準を示すスクリーン・キャプチャー
  5. 1 日前が期日だったタスクだけが表示されるようにするためのフィルター基準を追加します。
    1. 「Add (追加)」をクリックします。
    2. 「Task due date (タスクの期日)」を選択します。
    3. 「Before (前)」を選択します。
    4. 「OK」をクリックします。
  6. 「Filter Criteria (フィルター基準)」ウィンドウに新しい基準が表示されます。ただし、デフォルトでは、選択した期日の 24 時間前になっています。当日の深夜を選択する場合は、カレンダーの日付コントロールと時刻コントロールを使用して適切な日時を設定してください。それには、カレンダーをクリックして、日付と時刻の両方を調整し、「Save (保存)」をクリックして変更を保存します。「My Overdue Tabular Task List (マイ期日超過タスクの表形式リスト)」に、以下に示すフィルター基準が設定されました。 IBM BPM Process Portal に表示された保存済み検索のフィルター基準を示すスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Portal に表示された保存済み検索のフィルター基準を示すスクリーン・キャプチャー
  7. (任意のステップ) いずれかのタスクの期日を翌日に変更するか、タスクの担当をチームに戻します (これにより、暗黙的に期日が変更されます)。期日を変更したタスクがリストに表示されなくなっていることを確認します。

表形式ビューの列をソートして列の順序を変更する

このセクションでは、表形式ビューの列の配置順を変更し、列を基準にソートするにはどのようにするのかを説明します。

  1. ワーク・ダッシュボードを開きます。前回開いていたビューは表形式であったため、ワーク・ダッシュボードが表形式で表示されます。
  2. 「Name (名前)」列を「Instance name (インスタンス名)」列の右側に移動します。それには、列タイトル「Name (名前)」をクリックしたまま、「Instance name (インスタンス名)」列の右側までドラッグします。
  3. 列の配置順を変更するには、列コントロールを使用するという方法もあります。「Priority (優先度)」の右側にある下向き矢印をクリックして、メニューから「Move left (左へ移動)」を選択します。これで、「Priority (優先度)」列が「Task Status (タスクのステータス)」列の右側に移動します。 IBM BPM Process Portal に表示されたワーク・ダッシュボードの表形式ビューを示すスクリーン・キャプチャー
    IBM BPM Process Portal に表示されたワーク・ダッシュボードの表形式ビューを示すスクリーン・キャプチャー
  4. 「Instance name (インスタンス名)」列を昇順でソートするために、「Instance name (インスタンス名)」の右にある下向き矢印をクリックし、メニューから「Sort Ascending (昇順でソート)」を選択します。
  5. 同じようにして、「Name (名前)」列を降順でソートします。
    ソートに使用した 2 つの列がそれぞれのソート順で表示されるようになります。最初のソート基準となっている列と、2 番目のソート基準となっている列を見分けてください。予想どおり、「Instance name (インスタンス名)」列が最初のソート基準で、「Name (名前)」列が 2 番目のソート基準になっています。最大 3 つの列を使用してソートすることができます。

まとめ

このチュートリアルでは、IBM BPM のモバイル機能を実際に試してみました。皆さんは自分のスマートフォンまたはタブレットから Process Portal の新しいレスポンシブな実装を実行し、プロセス・アプリケーションのプロセス参加者のユーザー・エクスペリエンスを理解することができたはずです。また、ラップトップからのオーサリング・エクスペリエンスも体験しました。

IBM BPM V8.5.6 で導入されたレスポンシブ・ユーザー・インターフェース・テクノロジーにより、プロセス参加者はスマートフォン、タブレット、ラップトップ、あるいは大型モニターのどこからでもアプリケーションにアクセスできるようになりました。IBM BPM V8.5.7 以降からは、テーマとインスタンスのスタイルを使ってユーザー・インターフェースのルック・アンド・フィールを更新することもできます。これまでになく簡単に、表示する項目 (タスクなど) とその表示方法 (リストまたはテーブルのどちらで表示するかの設定や、色、フォントの設定) を決定できるようになっています。

モバイル端末を使って作業するプロセス参加者のために、これらの機能や他の拡張機能を利用したいと思ったら、IBM BPM V8.5.7 以降に移行することを検討してください。

このシリーズの第 2 回では、ユーザー・インターフェースのルック・アンド・フィールをどのようにして更新するのかとして、以下のタスクについて説明します。

  • Coach レベルでインスタンスのスタイルを設定する
  • プロセス・アプリケーションのスタイルを設定するためのテーマを作成する
  • 作成したテーマをプロセス・アプリケーションに適用する
  • 作成したテーマをツールキットに移動する

謝辞

このチュートリアルをレビューしてくれた Ricardo Ramos に感謝の言葉を贈ります。


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Zone=Mobile development
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ArticleTitle=プロセス参加者向けのモバイル対応 Process Portal の詳細を探る
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