目次


理解が信頼につながる: InfoSphere Foundation Tools 全体を通した共通用語の共有

InfoSphere Data Architect、InfoSphere Business Glossary、および IBM Information Server の使用

Comments

はじめに

組織内全体で「純売上高」および「顧客」などの用語定義について同意を得ることは困難です。さらに大きな問題は、ビジネス単位をまたがった共通理解や、ビジネスと IT をまたがった共通理解を育成することです。このような理解は、効果的なウェアハウス設計およびレポート設計、マスター・データ管理の取り組み、および企業吸収活動による整理統合にとって非常に重要となります。

「ビジネス・メタデータ」は、データ資産のビジネス上の意味およびカテゴリー化を記録します。 ビジネス言語で定義されているため、技術とのつながりはありません。InfoSphere Foundation Tools を使用すると、各ビジネス用語または各ビジネス・カテゴリーにかかわる責任、説明責任、および追跡可能性を確立でき、ビジネス・アナリスト、ビジネス・ユーザー、データ・モデラー、およびその他の IT 専門家らの間でのコラボレーションが可能になります。

InfoSphere Foundation Tools には次が含まれます。

InfoSphere の統合メタデータ管理レイヤーは、InfoSphere 製品間でメタデータをアクティブに共有するために設計されたコア・インフラストラクチャーです。図 1 では、図の中央に位置する共通メタデータ (Common Metadata) が、そのレイヤーにあたります。

図1. InfoSphere Foundation Tools
図1. InfoSphere Foundation Tools

InfoSphere Foundation Tools では、次の 3つの主なメタデータ・タイプがサポートされます。

  • ビジネス・メタデータ (Business metadata) は、統合プロジェクトのコンテキストを付加するために重要です。ここでは、技術実装に関係なく日常言語で用語を定義することに重点が置かれます。ビジネス・メタデータ (Business metadata) には通常、定義、用語、省略語、グロッサリー、分類、カテゴリー、例、スチュワード、および所有者が含まれ、これらはビジネス用語で説明されます。次に例を示します。「顧客オーダーは何ですか。顧客オーダーをどのようにカテゴリー化すべきですか。」このタイプのメタデータの対象者はビジネス・ユーザーです。
  • 技術メタデータ (Technical metadata) は、開発者などの技術度の高いスタッフによって頻繁に使用されます。 技術メタデータ (Technical metadata) にはホスト・サーバー、データベース・タイプ、データベース・スキーマ、表名、列名、およびデータ・タイプが含まれ、これらはすべて技術的な詳細まで説明されます。これらのオブジェクトは、アプリケーション設計プロセス中に頻繁に使用されます。このタイプのメタデータの対象者は、ビジネス・インテリジェンス、ETL、プロファイル、およびモデリングなどの特定ツールのユーザーです。
  • オペレーショナル・メタデータ (Operational metadata) は、プロセス実行時に生成およびキャプチャーされたメタデータを指します。オペレーショナル・メタデータ (Operational metadata) によって、管理者はシステムの管理、問題のトラブルシューティング、および確実な正常稼働を実行できます。これに含まれるものとしてジョブ名、ジョブ実行時間、処理された行数、エラーまたは成功の状況、開始時間、および完了時間があり、これらはすべて順次に説明されます。このメタデータの対象者のタイプは、オペレーター、管理者、およびビジネス・ユーザーです。

これらの各メタデータ・タイプは、リンクさせてエンドツーエンドの相互関係を作成できるため、ユーザーは情報の格納場所だけでなく、その情報のビジネス・コンテキストも理解できます。

図2. 統合メタデータ管理レイヤー
図2. 統合メタデータ管理レイヤー
図2. 統合メタデータ管理レイヤー

図 2 で示すように、Information Server でこれら 3 つのメタデータ・タイプを管理するために、メタデータの格納、拡張、および交換に対して共通アーキテクチャーが使用されます。

  • 格納 (Store) は InfoSphere Information Server プラットフォームの統合メタデータの基盤で、ビジネス・ドメインと技術ドメインをまたがった共通理解を促進するアクティブな単一リポジトリーの役目を果たすことで、共通サービス・レイヤーからアクセスできるメタデータ主導型統合を実現します。
  • 拡張 (Enhance) は、共通リポジトリーに格納されるメタデータをサード・パーティー・メタデータにリンクして拡張したり、制御されたメタデータ拡張機能を実装することで、追加のビジネス要件をキャプチャーできることを意味します。
  • 交換 (Exchange) は、InfoSphere Information Server がタスク主導型モジュールの概念に基づいて構築されていることを意味します。関連メタデータは、適切なインターフェースを使用しているこれらの各ユーザー・ロールに公開および共有されています。

統合メタデータ管理レイヤーの目的は次のとおりです。

  • すべてのモジュールが同じアクティブ・リポジトリーを使用して、ユーザー・ロールをまたがってメタデータを簡単に共有および交換できる。
  • 関連メタデータを、ユーザー・ロールをまたがって共有および交換できる。
  • 技術メタデータにビジネス・コンテキストを追加できる。
  • すべての統合プロジェクトでの管理および再利用が向上する。
  • 統合プロセスによって、手動の操作手順やメタデータのメンテナンスを省くことができる。
  • 情報の取得元やその意味を明らかにすることで、組織内の信頼性を高める。
  • 組織が、準拠および法規制を含むガバナンス要件を満たすだけでなくそれらを上回ることができる。

このメタデータは、Rational、InfoSphere、Cognos® の開発プロジェクト内で効率的に共有および再利用できます。 本資料では次に、InfoSphere Foundation Tools の一部を使用して、主なビジネス・メタデータを作成、管理、および共有する方法を説明します。

InfoSphere Business Glossary へのビジネス・メタデータの挿入

ビジネス・メタデータは、InfoSphere Business Glossary で作成したりロードすることができます。本資料での例では、Information Server がインストールされていますが、これは InfoSphere Business Glossary を使用するための前提条件ではありません。Information Server がインストールされている場合、Information Server Web コンソール内の「グロッサリー (Glossary)」タブを使用すると InfoSphere Business Glossary にアクセスできます。「グロッサリー (Glossary)」タブにアクセスするには、最初に Information Server Web コンソールからログオンする必要があります。ログイン後、図 3 のような画面が表示されます。

図3. Information Server Web コンソールの主画面
図3. Information Server Web コンソールの主画面
図3. Information Server Web コンソールの主画面

ビジネス・メタデータにアクセスするには、図 3 のように「グロッサリー (Glossary)」タブをクリックします。
図 4 で示すように、「グロッサリー (Glossary)」タブでは、ビジネス用語、カテゴリー、スチュワード、およびカスタム属性を参照、編集、インポート、およびエクスポートできます。

図4. 「グロッサリー (Glossary)」タブ
図4. 「グロッサリー (Glossary)」タブ
図4. 「グロッサリー (Glossary)」タブ
  • カテゴリー (Categories) を使用すると、ビジネス用語およびその他のカテゴリーを階層に編成することができます。
  • ビジネス用語 (Business terms) は、ビジネス・ユーザーと技術ユーザーの間の共通用語を定義します。これらの用語は、定義、検討、およびパブリッシュされると、企業内の標準用語になります。説明、例、省略語、スチュワードシップ、同義語、および関連用語を含めることもできます。
  • スチュワード (Stewards) は、割り当てられたビジネス用語やカテゴリーの文書化および保守を担当する人です。
  • カスタム属性 (Custom attributes) は、アプリケーションをユーザーのニーズに合わせてカスタマイズするときに使用します。

「グロッサリー (Glossary)」には、ビジネス用語およびカテゴリーを作成するための 2 つのオプションがあります。 それらは、手動作成するオプション、およびファイル (CSV または XML) からインポートするオプションです。これらの 2 つのオプションとは別に、グロッサリーから、および InfoSphere Data Architect で作成された物理モデルからエクスポート機能 (US)を使用して、グロッサリー用語をカテゴリーと共にエクスポートすることもできます。

カテゴリーの手動作成

新規カテゴリーを作成するには、図 5 で示すようにナビゲーション・フレームの「表示と編集 (Browse and Edit)」にある「カテゴリー (Categories)」をクリックします。

図5. ナビゲーション・フレーム
図5. ナビゲーション・フレーム

「カテゴリー (Categories)」ビューが開きます。このビューでは、新規のカテゴリーまたはサブカテゴリーを参照、検索、編集、削除、および作成できます。新規カテゴリーを作成するには、図 6 で示すように「新規 (New)」をクリックします。

図6. 「カテゴリー (Categories)」ビュー
図6. 「カテゴリー (Categories)」ビュー
図6. 「カテゴリー (Categories)」ビュー

新規 (New)」をクリックした後、図 7 で示すように、作成する新規カテゴリーを定義できます。

図7. 新規カテゴリーのビュー
図7. 新規カテゴリーのビュー
図7. 新規カテゴリーのビュー

次の必要情報を入力します。

  • 名前 (Name):カテゴリー名を入力します。例えば、「一般用語(General terms)」を使用できます。カテゴリーは、エンド・ユーザーが簡単に情報を見つけられるようにするためのサブジェクト・エリア・フォルダーとして設計されています。複数言語の場合、各国または各言語が最上位カテゴリーになります。
  • 親カテゴリー (Parent Category):これを使用するのは、作成中のカテゴリーがサブカテゴリーである場合のみです。「選択 (Select)」をクリックし、親カテゴリーを選択します。この例では、空欄です。下位のカテゴリーは、ビジネス領域に合わせ、そしてエンド・ユーザーが内容を見つけられそうだと考える場所に合わせて編成します。主なカテゴリーの一例は、customer です。customer のサブカテゴリーは high value および low-value がありえます。
  • スチュワード (Steward):アイコンをクリックし、ユーザー ID を選択してスチュワードを割り当てます。この例では、左側のブランクに当たります。
  • 簡略説明 (Short Description) :カテゴリーを説明するテキストを入力します。例では、「一般用語 (General terms)」と入力されています。
  • すべての説明 (Long Description) :カテゴリーの詳細説明をすべて入力します。この例では、空欄です。

カテゴリーの作成中に、「カスタム属性 (custom attributes)」を使用してカスタム属性、含まれている用語、およびその他のオプションを設定できます。「カテゴリー (Categories)」および「用語 (Terms)」には、企業固有のプロパティーを定義できます。「カスタム属性 (custom attributes)」の例として、「HQ 承認要 (HQ Approval Required)」、「バーゼル II 用語 (Basel II Term)」、および「レガシー・データ・ディクショナリーへのリンク (Link to Legacy Data Dictionary)」などがあります。この情報を設定するには、図 8 で示すように画面左側のリンクをクリックします。

図8. カテゴリーの追加情報の作成
図8. カテゴリーの追加情報の作成

カテゴリー情報を完成したら、「保存して閉じる (Save and Close)」をクリックします。図 9 では、先ほど作成したカテゴリー (汎用用語) がリストされています。

図9. 作成された新規カテゴリー
図9. 作成された新規カテゴリー
図9. 作成された新規カテゴリー

ビジネス用語の手動作成

新規用語を作成するには、図 10 で示すようにナビゲーション・フレームにある「用語 (Terms)」リンクをクリックします。

図10. ナビゲーション・フレーム
図10. ナビゲーション・フレーム

「用語 (Terms)」ビューが表示されます。図 11 のように、新規用語を追加するには、「新規 (New)」をクリックします。

図11. 「用語 (Terms)」ビュー
図11. 「用語 (Terms)」ビュー
図11. 「用語 (Terms)」ビュー

新規のビジネス用語を定義します。大半の情報はオプションですが、ベスト・プラクティスでは、ビジネス用語を完全に文書化できるよう可能な限りの情報をキャプチャーすることが奨励されています。この例では、図 12 および図 13 で示すように、「州コード (State Code)」が追加されています。

図12. 新規ビジネス用語
図12. 新規ビジネス用語
図12. 新規ビジネス用語

ビジネス用語情報を完成したら、「保存して閉じる (Save and Close)」をクリックします。

図13. 入力済みの新規ビジネス用語
図13. 入力済みの新規ビジネス用語
図13. 入力済みの新規ビジネス用語

図 14 のように、新規用語は「用語 (Terms)」リストに追加されます。

図14. 作成された新規ビジネス用語
図14. 作成された新規ビジネス用語
図14. 作成された新規ビジネス用語

ビジネス用語およびカテゴリーの CSV ファイルからのインポート

別の文書または InfoSphere Foundation Tools 以外のソフトウェアで作成されたビジネス用語やカテゴリーがある場合は、それらを CSV ファイルにエクスポートします。このファイルはリスト 1 で示すフォーマットでなければなりません。本資料での演習ではサンプル CSV ファイル (ダウンロードを参照) を使用できます。

リスト 1. ビジネス用語およびカテゴリーのインポート用サンプル CSV ファイル
 +++ Import Categories - Begin +++,,,,,,,
Category Name,Parent Category,Steward,Short Description,Long Description,,,
Customer,,,Captures information about customers,,,, +++ Import Categories - End
+++,,,,,,, +++ Import Terms - Begin +++,,,,,,, Term Name,Parent
Category,Steward,Short Description,Long Description,Usage,Example,Status
Gender,Customer,,Gender,,,,Accepted +++ Import Terms - End +++,,,,,,,

このサンプル CSV ファイルは、次に示す 2 つの主なセクションで構成されています。「カテゴリー (Categories)」セクションおよび「用語 (Terms)」セクションです。「カテゴリー (Categories)」セクションには、5 つの列が含まれます。

  • カテゴリー名 (Category Name)
  • 親カテゴリー (Parent Category)
  • スチュワード (Steward)
  • 簡略説明 (Short Description)
  • すべての説明 (Long Description)

「用語 (Terms)」セクションには 12 列含まれます。

  • 用語名 (Term Name)
  • 親カテゴリー (Parent Category)
  • スチュワード (Steward)
  • 簡略説明 (Short Description)
  • すべての説明 (Long Description)
  • 使用法 (Usage)
  • 例 (Example)
  • 状況 (Status)
  • 省略形 1 (Abbreviation 1)
  • 省略形 2 (Abbreviation 2)
  • 修飾子 (Is Modifier)
  • タイプ (Type)

リスト 1 のコードの説明を次に示します。

  • +++ Import Categories - Begin +++,,,,,,,
    この 1 行目は、「カテゴリー (Categories)」セクションの開始を示します。
  • Category Name,Parent Category,Steward,Short Description,Long Description,,,
    2 行目は、インポート処理に使用する列名を示します。
  • Customer,,,Captures information about customers,,,,
    各セクションの 3 行目は、インポートする実際のデータを示します。この場合は、「カテゴリー (Categories)」セクションの 3 行目を示します。各列のデータはコンマで区切られています。
  • +++ Import Categories - End +++,,,,,,,
    このセクションの最終行は、「カテゴリー (Categories)」セクションの終わりを示します。
  • +++ Import Terms - Begin +++,,,,,,,
    この行は、「用語 (Terms)」セクションの開始を示します。
  • Term Name,Parent Category,Steward,Short Description,Long Description,Usage,Example,Status
    2 行目は、インポートに使用する列名を示します。
  • Gender,Customer,,Gender,,,,Accepted
    各セクションの 3 行目は、インポートする実際のデータを示します。各列のデータはコンマで区切られています。
  • +++ Import Terms - End +++,,,,,,,
    このセクションの最終行は、「用語 (Terms)」セクションの終わりを示します。

ビジネス用語およびカテゴリーのインポートのプロセスは簡単かつ短時間で実行できます。図 15 で示すように、ナビゲーション・フレームにある「用語とカテゴリーのインポート (Import Terms and Categories)」リンクをクリックします。

図15. ナビゲーション・フレーム
図15. ナビゲーション・フレーム

図 16 で示すように、「用語とカテゴリーのインポート (Import Terms and Categories)」ビューで、用語およびカテゴリーを含むファイルの名前とパスを入力します。

図16. 「用語とカテゴリーのインポート (Import Terms and Categories)」ビュー
図16. 「用語とカテゴリーのインポート (Import Terms and Categories)」ビュー
図16. 「用語とカテゴリーのインポート (Import Terms and Categories)」ビュー

インポート (Import)」をクリックして処理を開始します。図 17 は、出力結果の例です。

図17. インポート処理の出力
図17. インポート処理の出力
図17. インポート処理の出力

「グロッサリー (Glossary)」タブに戻ると、新規カテゴリーおよび新規ビジネス用語が表示されています。 これらはインポート後に編集可能で、新規ビジネス用語について技術チームのメンバーに通知することもできます。

Metadata Server から InfoSphere Data Architect へのメタデータのインポート

InfoSphere Data Architect は、Metadata Server との間でメタデータをインポートおよびエクスポートできます。この機能により、企業は産業データ・モデルを Metadata Server にエクスポートできます。データ・モデラーは、ビジネス用語をインポートし、これらのビジネス用語を使用してビジネス概念を概念的データ・モデル要素および物理的なデータ・モデル要素に関連付けます。メタデータをインポートするには、 図 18 で示すように InfoSphere Data Architect を開き、「ファイル (File)」->「インポート (Import)」をクリックします。

図18. メタデータのインポート
図18. メタデータのインポート
図18. メタデータのインポート

図 19 で示すように、「データ (Data)」フォルダーにある「グロッサリー・モデルをメタデータ・サーバーからインポートする (Import a Glossary Model from the Metadata Server)」を選択し、「次へ (Next)」をクリックします。

図19. 「インポート (Import)」ウィンドウ
図19. 「インポート (Import)」ウィンドウ
図19. 「インポート (Import)」ウィンドウ

次に、グロッサリー・モデルを作成するプロジェクトを指定します。新規モデルの名前を定義するか、更新するグロッサリー・モデルを指定します。「次へ (Next)」をクリックします。この例では、Glossary Model.ndm という名前の新規モデルが作成されます。

図20. 「モデルのインポート (Import Model)」ウィンドウ
図20. 「モデルのインポート (Import Model)」ウィンドウ
図20. 「モデルのインポート (Import Model)」ウィンドウ

図 21 のような「グロッサリーの変換オプション (Glossary Transformation Options)」画面が表示されます。オプションで、この新規グロッサリー・モデルを論理データ・モデルに変換することもできます。このようにモデルを変換した場合、後で適切なチェック・ボックスを選択することで物理データ・モデルに変換することができます。

図21. 「モデルのインポート (Import Model)」ウィザード
図21. 「モデルのインポート (Import Model)」ウィザード
図21. 「モデルのインポート (Import Model)」ウィザード

図 22 で示すように、InfoSphere Data Architect からメタデータ・サーバーに接続するには、ホスト名、ポート番号、ユーザー ID、およびパスワードなどの情報がさらに必要となります。

図22. 「パラメーターの選択 (Parameter selection)」ウィンドウ
図22. 「パラメーターの選択 (Parameter selection)」ウィンドウ
図22. 「パラメーターの選択 (Parameter selection)」ウィンドウ

必要情報を入力して、「OK」をクリックします。

図 23 は、結果として表示される Metabroker の「状況 (Status)」ウィンドウです。

図23. 「状況 (Status)」ウィンドウ
図23. 「状況 (Status)」ウィンドウ
図23. 「状況 (Status)」ウィンドウ

接続が確立した場合、図 24 のような Metabroker の「メタデータの事前フィルター (Metadata Prefilter)」ウィンドウが表示されます。

図24. 「事前フィルター (Prefilter)」ウィンドウ
図24. 「事前フィルター (Prefilter)」ウィンドウ
図24. 「事前フィルター (Prefilter)」ウィンドウ

Metabroker の「メタデータの事前フィルター (Metadata Prefilter)」ウィンドウで、メタデータ・サーバーからインポートするカテゴリーをフィルターに掛けることができます。インポートするカテゴリーを選択して、「OK」をクリックします。

図 25 のように Metabroker の「状況 (Status)」ウィンドウが再び表示されます。正常であれば、「完了 (Finish)」をクリックします。

図25. Metabroker の「状況 (Status)」ウィンドウ
図25. Metabroker の「状況 (Status)」ウィンドウ
図25. Metabroker の「状況 (Status)」ウィンドウ

図 26 のように、新規グロッサリー・モデルが InfoSphere Data Architect に表示されます。

図26. Business Glossary からインポートされた新規グロッサリー・モデル
図26. Business Glossary からインポートされた新規グロッサリー・モデル
図26. Business Glossary からインポートされた新規グロッサリー・モデル

InfoSphere Data Architect から Metadata Server へのメタデータのエクスポート

InfoSphere Data Architect から Metadata Server へのメタデータのエクスポート処理は、Metadata Server から InfoSphere Data Architect へのデータのインポート処理とほぼ同じです。InfoSphere Data Architect から、グロッサリー・モデルまたは物理モデルのいずれかを Metadata Server にエクスポートできます。

グロッサリー・モデルのエクスポート方法を説明するために、図 27 でグロッサリー・モデルが開いた状態の InfoSphere Data Architect を示しています。

図27. 開いた状態のグロッサリー・モデル (Glossary Model)
図27. 開いた状態のグロッサリー・モデル (Glossary Model)
図27. 開いた状態のグロッサリー・モデル (Glossary Model)

グロッサリーを Metadata Server にエクスポートして、InfoSphere Business Glossary として使用可能にするには、「ファイル (File)」->「エクスポート (Export)」をクリックします。図28 に示す「エクスポート (Export)」ウィンドウが開きます。

図28. 「エクスポート (Export)」ウィンドウ
図28. 「エクスポート (Export)」ウィンドウ
図28. 「エクスポート (Export)」ウィンドウ

「データ (Data)」フォルダーには、次の 2 つのエクスポート・オプションがあります。

  • グロッサリー・モデルを Metadata Server にエクスポートする (Export a Glossary Model to the Metadata Server) :メタデータをグロッサリー・モデルからメタデータ・リポジトリーにエクスポートします。エクスポート後、メタデータはカテゴリーおよび用語として表示されます。InfoSphere Business Glossary では、これらの用語によって、リポジトリーのメタデータ・オブジェクトが分類されます。
  • 物理モデルをメタデータ・サーバーにエクスポートする (Export a Physical Model to the Metadata Server) :メタデータを物理モデルからメタデータ・リポジトリーにエクスポートします。エクスポート後、メタデータはリポジトリーと対話するツールで使用されます。例えば、インポートされた表定義は、IBM InfoSphere DataStage and QualityStage Designer のジョブで使用できる他、IBM InfoSphere Information Analyzer の列の分析、または InfoSphere Business Glossary を使用したメタデータ・オブジェクトへのスチュワードの割り当てにも使用できます。

この例を示すために、「グロッサリー・モデルを Metadata Server にエクスポートする (Export a Glossary Model to the Metadata Server)」オプションを選択します。 「次へ (Next)」をクリックします。図 29 のような「モデルをメタデータ・サーバーにエクスポートする (Export Model to Metadata Server)」画面が表示されます。

図29. 「モデルをエクスポートする (Export Model)」ウィンドウ
図29. 「モデルをエクスポートする (Export Model)」ウィンドウ
図29. 「モデルをエクスポートする (Export Model)」ウィンドウ

「モデルをエクスポートする (Export Model)」ウィンドウで、情報をエクスポートするグロッサリー・モデルを選択します。Corporate Glossary Model などのモデルの選択後、ログ・ファイルの場所を定義して「完了 (Finish)」をクリックします。図 30 のように Metabroker の画面が表示されます。

図30. Metabroker の「状況 (Status)」ウィンドウ
図30. Metabroker の「状況 (Status)」ウィンドウ
図30. Metabroker の「状況 (Status)」ウィンドウ

Metabroker の「状況 (Status)」ウィンドウには、グロッサリー・モデル全体を Metadata Server にエクスポートするオプション、またはエクスポートする情報をフィルターに掛けるオプションがあります。例えば、グロッサリーが小さい場合はグロッサリー全体をエクスポートします。 エクスポートする情報を定義した後、図 31 で示すように次の画面でアクセス情報を入力できます。

図31. 「パラメーターの選択 (Parameter selection)」ウィンドウ
図31. 「パラメーターの選択 (Parameter selection)」ウィンドウ
図31. 「パラメーターの選択 (Parameter selection)」ウィンドウ

必要情報の入力後、Data Architect が Metadata Server に接続され、選択した情報がエクスポートされます。図 32 で示すような Metabroker の「状況 (Status)」ウィンドウが再び表示され、この処理が正常に実行されたことを通知します。

図32. 正常処理を示す Metabroker の「状況 (Status)」ウィンドウ
図32. 正常処理を示す Metabroker の「状況 (Status)」ウィンドウ
図32. 正常処理を示す Metabroker の「状況 (Status)」ウィンドウ

正常な処理を確認するには、Information Server の「グロッサリー (Glossary)」タブにアクセスします。そこには、エクスポートした用語およびカテゴリーが表示されています。この例では、図 33 で示すようにカテゴリーがハイライトされています。

図33. カテゴリーがハイライトされた Information Server の「グロッサリー (Glossary)」タブ
図33. カテゴリーがハイライトされた Information Server の「グロッサリー (Glossary)」タブ
図33. カテゴリーがハイライトされた Information Server の「グロッサリー (Glossary)」タブ

結論

統合メタデータ管理レイヤーは、InfoSphere 製品間でメタデータをアクティブに共有するために設計されたコア・インフラストラクチャーです。このレイヤーによって、InfoSphere Data Architect や Information Server などの、ビジネス・アナリストが使用するツールと技術チーム・メンバーが使用するツールを統合できます。データ・アーキテクトはビジネス・メタデータを使用して、既存のグロッサリー・モデルや論理モデルを作成または更新できます。

※本資料は Understanding leads to trust: Sharing a common vocabulary across InfoSphere Foundation Tools (2009年2月12日)(US)を翻訳したものです。


ダウンロード可能なリソース


関連トピック

  • IBM InfoSphere Data Architect (US) の詳細情報を入手できます。
  • CA ERwin Data Modeler で作成した既存データ・モデルを RDA にマイグレーションするには、「Migrate ERwin Data Models to Rational Data Architect (US)」(developerWorks、2007 年 9 月) を参照してください。データ・モデラーおよびデータ・アーキテクトが日常的に使用する RDA の機能について記述されています。
  • オブジェクト命名標準の定義および実装、そして実社会の例の探索を可能にする Rational Data Architect の機能を調べるには、「Use Rational Data Architect to define and enforce data object naming standards(US)」 (developerWorks、2007 年 1 月) を確認してください。
  • Rational Data Architect からの XML ファイルの作成方法、および XML ファイルからのデータ・モデルの作成方法の段階的な説明については、「Using Rational Data Architect to import and export XML (US)」 (developerWorks、2006 年 11 月) を参照してください。
  • 情報管理についての詳細は、「developerWorks Information Management ゾーン」を参照してください。技術文書、手引書、研修資料、ダウンロード、製品情報などを検索できます。
  • 次の開発プロジェクトの構築する際は、developerWorks から直接入手できる「InfoSphere Data Architect download (US)」を利用できます。

コメント

コメントを登録するにはサインインあるいは登録してください。

static.content.url=http://www.ibm.com/developerworks/js/artrating/
SITE_ID=60
Zone=Information Management
ArticleID=456885
ArticleTitle=理解が信頼につながる: InfoSphere Foundation Tools 全体を通した共通用語の共有
publish-date=12182009