IBM Cloud リリース 1.2 を使うためのヒント

Windows Server 2008 R2 に IIS Web サーバーをインストールする

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この連載について

この連載記事では、IBM Smart Business Development and Test Cloud の技術専門家が、クラウドでタスクを実行する方法についての知識を紹介します。あらゆるスキル・レベルの設計者、開発者、デプロイメント技術者が学べるように、説明するタスクは驚くほど簡単なものから複雑で困難なものに至るまで広範です。この連載で取り上げるトピックの一覧をご参照ください。

Windows のイメージがサポートされるようになったため、この連載では Windows インスタンスに関するトピックに焦点を絞ります。しかし、だからと言って、それ以外の非常に便利なタスクをこの連載で取り上げないという意味ではありません。実際、この連載で取り上げて欲しいタスクがある場合には、お知らせいただければ検討したいと思います。

最初に、IIS をよく理解していない人のために、少し背景を説明しましょう。

IIS (Internet Information Services) Web サーバー

Microsoft® は、Windows オペレーティング・システムで使用するための IIS Web サーバー・アプリケーションと一連の機能拡張モジュールを作成しました。少し前に行った集計では、IIS は Apache HTTP サーバーに次いで最もよく使われている Web サーバーであるとされていました。

Windows Server 2008 R2 に付属しているバージョンの IIS 7.5 は、プロトコルとして FTP、FTPS、SMTP、NNTP、HTTP/HTTPS をサポートしています。IIS はモジュール形式で作られています。モジュール (拡張機能) は個々に追加または削除することができるため、特定の機能をインストールするのに必要なことは、インストールしたいその機能に必要なモジュールをインストールすることだけです。IIS 7.5 には以下のようなネイティブ・モジュールが含まれています。

  • HTTP モジュール: クライアント・ヘッダーに含めて送信された情報や問い合わせへの応答、HTTP エラーの返送、リクエストのリダイレクトなどを行います。
  • セキュリティー・モジュール: 認証方式の指定、URL の承認、リクエストのフィルタリングなどを行います。
  • コンテンツ・モジュール: 静的ファイルに対するリクエストの処理、クライアントがリクエストの中でリソースを指定しなかった場合のデフォルト・ページの返送、ディレクトリーの内容の一覧作成などを行います。
  • 圧縮モジュール: レスポンスの圧縮、レスポンスへの Gzip 圧縮転送コーディングの適用、静的コンテンツに対する事前圧縮などを行います。
  • キャッシング・モジュール: 処理された情報をサーバー上のメモリーに格納し、その後同じリソースがリクエストされると、キャッシュされた内容を使用します。
  • ロギングおよび診断モジュール: ロギング、イベントのレポート作成、ワーカー・プロセス内で現在実行中のリクエストの追跡などを行う上で必要な情報を HTTP.sys に渡し、ステータスを処理するといったタスクを実行します。

では、Windows Server 2008 R2 に IIS Web サーバーをインストールしましょう。

Windows Server 2008 R2 に IIS Web サーバーをインストールする

以下の手順は非常に単純です。Windows 2008 R2 のインスタンスをプロビジョニングすると、リモート・デスクトップ・プロトコル・ツールを使ってそのインスタンスにアクセスすることができます。そのインスタンスにアクセスできたという前提で、以下の方法を説明します。

  • Web サーバーをインストールする方法
  • ファイアウォールが適切に設定されていることを確認する方法
  • Web サーバーに表示される最初のページを更新する方法

Web サーバーをインストールする

Windows Server 2008 R2 に Web サーバー (IIS) をインストールするには、以下のようにします。

  1. 「Start (スタート)」メニューから「Administrative Tools (管理ツール)」 > 「Server Manager (サーバー マネージャー)」の順にクリックすると、「Server Manager (サーバー マネージャー)」ウィンドウが開きます。
    「Server Manager (サーバー マネージャー)」ウィンドウ
    「Server Manager (サーバー マネージャー)」ウィンドウ
    「Server Manager (サーバー マネージャー)」ウィンドウ
  2. 「Server Manager (サーバー マネージャー)」の下にある「Roles (役割)」をクリックし、右ペインで「Add Roles (役割の追加)」をクリックします。
    「Add Roles (役割の追加)」
    Add Roles
    Add Roles
  3. 「Add Roles Wizard (役割の追加ウィザード)」が開始され、「Before You Begin (開始する前に)」ウィンドウが開きます。「Server Roles (サーバーの役割)」を選択し、「Next (次へ)」をクリックします。
    「Add Roles Wizard (役割の追加ウィザード)」
    「Add Roles Wizard (役割の追加ウィザード)」
    「Add Roles Wizard (役割の追加ウィザード)」
  4. 「Web Server (IIS) (Web サーバー (IIS))」というチェックボックスを選択し、「Next (次へ)」をクリックします。
  5. 「Select Role Services (役割サービスの選択)」ウィンドウで、デフォルトのオプションのままにし、「Next (次へ)」をクリックします。
    「Select Role Services (役割サービスの選択)」ウィンドウ
    「Select Role Services (役割サービスの選択)」ウィンドウ
    「Select Role Services (役割サービスの選択)」ウィンドウ
  6. 「Confirm Installation Selections (インストール オプションの確認)」ウィンドウが開きます。内容を確認し、「Install (インストール)」をクリックしてインストール・プロセスを完了します。
    「Confirm Installation Selections (インストール オプションの確認)」ウィンドウ
    「Confirm Installation Selections (インストール オプションの確認)」ウィンドウ
    「Confirm Installation Selections (インストール オプションの確認)」ウィンドウ

ファイアウォールが適切に設定されていることを確認する

このステップは上記のステップよりもさらに簡単です。

  1. 「Server Manager (サーバー マネージャー)」ウィンドウで「Configuration (構成)」をクリックし、「Windows Firewall with Advanced Security (セキュリティが強化された Windows ファイアウォール)」を選択します。
    「Windows Firewall with Advanced Security (セキュリティが強化された Windows ファイアウォール)」
    「Windows Firewall with Advanced Security (セキュリティが強化された Windows ファイアウォール)」
  2. ファイアウォールがデフォルトの「World Wide Web Services (HTTP) (World Wide Web サービス (HTTP))」に設定され、http/port 80 トラフィックが許可されていることを確認します。
    「Allowed Programs (許可されたプログラム)」ウィンドウ
    「Allowed Programs (許可されたプログラム)」ウィンドウ
    「Allowed Programs (許可されたプログラム)」ウィンドウ

Web サーバーが最初に表示するページを更新する

今度は Web サーバーが最初に表示するページを更新し、「Hello! Welcome to the IBM Compute Cloud」と表示されるようにします。

  1. 「iisstart」という HTML 文書を変更します。「Computer (コンピューター)」配下にある wwwroot フォルダーの内容を表示する画面で「iisstart」を探します。(HTML 文書「iisstart」の場所は C: > inetpub > wwwroot です)。
    wwwroot フォルダーの内容を表示する画面
    wwwroot フォルダーの内容を表示する画面
    wwwroot フォルダーの内容を表示する画面
  2. ノートパッド (または任意のテキスト・エディターやコード・エディター) で HTML 文書「iisstart」を開き、以下のコードを追加します。
    <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=iso-8859-1" />
    <h1><center>"Hello! Welcome to the IBM Copute Cloud"</h1>
    <title>IIS7</title>

    すると以下のようになります。

    HTML 文書「iisstart」
    HTML 文書「iisstart」
    HTML 文書「iisstart」
  3. ファイルを保存します。
  4. ローカル・マシンでブラウザーを開き、デフォルトの Web ページを開きます。すると、以下のようなウィンドウが表示されるはずです。
    デフォルトの Web ページ
    デフォルトの Web ページ
    デフォルトの Web ページ

これで終わりです。簡単だと思いませんか。


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Zone=Cloud computing
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ArticleTitle=IBM Cloud リリース 1.2 を使うためのヒント: Windows Server 2008 R2 に IIS Web サーバーをインストールする
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