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IBM SmarterCloud 上で DB2 と WAS をセットアップする

後編

最新の DB2、WAS をクラウド上で動かそう

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このコンテンツは全#シリーズのパート#です: IBM SmarterCloud 上で DB2 と WAS をセットアップする

このシリーズの続きに乞うご期待。

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4. DB2 セットアップ

4-1. DB2 のダウンロード

DB2 の評価版をダウンロードします。Red Hat の GUI から Firefox を起動し、下記 URL にアクセスします。緑色の「Download」ボタンをクリックして、SCE の Web ポータルで使用した ID とパスワードでログインします。http://www.ibm.com/developerworks/downloads/im/db2/

 

ダウンロードするモジュールは、「DB2 Data Server Trial Version 10.5」です。 ご使用条件に同意頂いた後、「Downloads」のページでは、まずファイルのダウンロード方法をタブで選択します。Firefox で Java プラグインを使えるように設定すれば、Download Director という Java アプレットによるダウンロードが可能です。本稿では、「Download using http」のタブに切り替えて HTTP でダウンロードするものとします。

 

タブを切り替えた後、リストから「DB2 10.5 data server trial for Linux on AMD64 and Intel EM64T systems (x64)」を選択します。「Download now」のリンクをクリックして、ファイルを任意のディレクトリに保存します。本稿では”/tmp/db2/”にファイルを保存するものとします。

 

続いて DB2 National Language Pack (NLP) のダウンロードです。このパッケージの適用は必須ではありませんが、NLP を導入すると DB2 のメッセージが日本語化されます。併せて修正プログラムもダウンロードしておきましょう。Firefox で下記 URL の Fix Central にアクセスします。http://www.ibm.com/support/fixcentral/

製品グループは”Information Management”、製品は”DB2”、バージョンは”10.5.*”、プラットフォームは”Linux 64-bit,x86_64”を指定して「次へ進む」をクリックします。

 

「フィックスの特定」のページでは、テキストを選択し、検索キーワードとして”language”と入力して「次へ進む」をクリックします。

 

該当の DB2 NLP を選択して「次へ進む」をクリックし、ファイルを任意のディレクトリに保存します。本稿では”/tmp/db2”にファイルを保存するものとします。

 

ダウンロードしたファイルはそれぞれ”tar zxvf v10.5_linuxx64_server_t.tar.gz”および” tar zxvf v10.5_linuxx64_nlpack.tar.gz”で解凍します。

4-2. DB2 のインストール

DB2 のインストールの前提条件はこちらに解説があります。必要に応じてパッケージの追加やカーネル・パラメーターの変更などの構成作業を行います。 SCE でプロビジョニングされた Red Hat Enterprise Linux 6.4 には基本的なパッケージは導入されていますので、ここでは SELinux の無効化のみ実施します。SELinux の動作状態は”getenforce”コマンドで確認出来ます。デフォルトでは Enforcing 設定になっていますので、DB2 導入時に一時的に Permissive 状態に変更します。そのために、Red Hat のコマンドラインから”setenforce 0”を実行します。

 
[root@vhost2407 /]# getenforce
Enforcing
[root@vhost2407 /]# setenforce 0
[root@vhost2407 /]# getenforce
Permissive
[root@vhost2407 /]#

それでは GUI を使って DB2 をインストールします。 Red Hat のファイル・ブラウザ、もしくはコマンドラインから、DB2 モジュールを解凍したディレクトリ内にある db2setup を実行します。(本稿では “/tmp/db2/server_t/db2setup”) GUI のインストーラー、「DB2 セットアップ・ランチパッド」が起動します。

 

左のメニューから「製品のインストール」をクリックし、インストールするモジュールを選択します。

 

ソフトウェアのご使用条件に同意頂いた後、インストールウィザードに従って構成内容を指定していきます。本稿では、パスワードの指定と、「通知のセットアップ」で “通知を送信するように DB2 サーバーをセットアップしない”を選択した以外は、すべてデフォルトの設定のままにしています。 最後に「サマリー」で構成内容を確認し、問題がなければ「完了」ボタンをクリックすると DB2 のインストールが開始されます。

 

インストールの途中で、DB2 NLP のインストール・イメージのロケーション指定を要求された場合は、NLP のモジュールの存在するディレクトリを指定して OK をクリックします。

 

「セットアップ完了」のウィンドウが表示されれば導入完了です。

 

5. WAS セットアップ

5-1. WAS のダウンロード

WAS の評価版をダウンロードします。Red Hat の GUI から Firefox を起動し、下記 URL にアクセスします。 http://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/downloads/was/

ダウンロード形式を選択します。本稿では「Installation Manager」を選択します。Installation Manager は WAS や関連モジュールのインストールやアップグレードなどの管理を行うツールです。 SCE の Web ポータルで使用した ID とパスワードでログインします。

 

ご使用条件に同意頂いた後、「Downloads」のページでは、まずファイルのダウンロード方法をタブで選択します。Firefox で Java プラグインを使えるように設定すれば、Download Director という Java アプレットを使用したダウンロードが可能です。本稿では、「Download using http」のタブに切り替えて HTTP でダウンロードするものとします。

 

タブを切り替えた後、リストから「Installation Manager for Linux x86_64 with WebSphere Application Server Trial including Liberty, v8.5.5」を選択します。「Download now」のリンクをクリックして、ファイルを任意のディレクトリに保存します。本稿では”/tmp/was/”にファイルを保存するものとします。

 

ダウンロードしたファイルは”unzip BASETRIAL.agent.installer.linux.gtk.x86_64.zip”で解凍します。

5-2. WAS のインストール

WAS のインストールの前提条件はこちらに解説があります。必要に応じてパッケージの追加などの構成作業を行います。

それでは Installation Manager を使って WAS をインストールします。 Red Hat のファイル・ブラウザ、もしくはコマンドラインから、WAS モジュールを解凍したディレクトリ内にある install を実行します。(本稿では “/tmp/was/install”) GUI のインストーラー、「IBM Installation Manager」が起動されるので、IBM ID とパスワードを入力して「OK」をクリックします。

 

Installation Manager がインターネット経由でリポジトリにアクセスします。しばらく待つと、インストール可能なパッケージのリストが表示されます。 このリストからインストールしたいパッケージを選択します。デフォルトで「IBM WebSphere Application Server Trial」および「IBM Installation Manager」が選択されていますが、他に導入したいパッケージをチェックボックスで選んでください。 本稿では、「IBM HTTP Server」、「Web Server Plug-ins」、「WebSphere Customization Toolbox」を追加選択しています。

 

続いて、選択したパッケージに関連するフィックスを選択し、「次へ」をクリックします。

 

使用条件にご同意頂いた後、インストールウィザードに従って構成内容を指定していきます。本稿では、言語選択で”日本語”を指定する以外は、すべてデフォルトの設定のままにしています。

 

最後に「要約情報」で構成内容を確認し、「インストール」ボタンをクリックすると WAS および関連パッケージのインストールが開始されます。

 

「パッケージがインストールされました」のウィンドウが表示されれば導入完了です。 この後、選択したパッケージごとに必要な構成を行ってください。

 

6. ネットワーク設定

SCE でプロビジョニングされた直後の Red Hat インスタンスは、ほとんどのポートが閉じた状態になっています。 通信がインスタンス内で完結するような使い方であれば問題ありませんが、もし外部からのアクセスを受け付ける必要がある場合には、ファイアーウォールの設定を変更して通信ポートを開放します。 Red Hat のメニューから「システム」→「管理」→「ファイアーウォール」で「ファイアーウォールの設定」ウィンドウが表示されます。例えば DB2 インスタンスの場合はデフォルトでポート番号 50000 を使用するので、このポートへのアクセスを許可する設定を行います。

 

7. おわりに

現在、SCE を新規にご契約頂いたお客様は、最大 60 日間の無償トライアルがご利用頂けます。 すなわち本稿にてご紹介しました、クラウド上にインスタンスを作成して DB2/WAS をセットアップして検証するという内容は、すべて無償にてお試し頂くことが可能です。 ぜひ、IBM のクラウド上で、IBM ミドルウェアが提供する先進機能を体験してください。


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Zone=Cloud computing, Information Management, WebSphere
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ArticleTitle=IBM SmarterCloud 上で DB2 と WAS をセットアップする: 後編
publish-date=09192013