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アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3)

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このラボでは、IBM Bluemix 上にデプロイされて実行されている、既存の Web アプリケーションに変更を加えます。具体的には、これまでとは異なるデータベース・サービス Redis を使用するようにアプリケーションに変更を加えます。

Redis は、Berkeley Software Distribution (BSD) ライセンスが適用される、オープンソースの先進的なキー・バリュー型キャッシュ兼ストアです。キーには文字列、ハッシュ、リスト、セット、ソートされたセット、ビットマップ、および HyperLogLog を格納することができるため、Redis は通常、データ構造サーバーと呼ばれています。

Etherpad ラボ 3 のアーキテクチャーのリファレンス・ダイアグラム (1024x593) (アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3))
Etherpad ラボ 3 のアーキテクチャーのリファレンス・ダイアグラム (1024x593) (アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3))

始める前に

このラボは、Ubuntu 14 および Mac OSX 開発ワークステーションを対象として作成されています。というのも、これらのプラットフォーム上では、必要なツールを簡単にセットアップできるからです。お使いの開発ワークステーションが別のオペレーティング・システム (Windows など) を実行している場合は、Ubuntu を実行するサーバーを別途用意するか、開発ワークステーション上の仮想マシンで Ubuntu を実行してください。

重要: このラボを開始する前に、このシリーズのラボ 1ラボ 2 を完了しておく必要があります。

このラボでは Bluemix のアプリケーションをコンテナーと組み合わせて使用します。Bluemix のアプリケーションとコンテナーは、現在、Bluemix の内部でコードを実行するための 2 つのまったく異なる概念です。アプリケーションは Cloud Foundry アプリケーション・モデルに密接に対応している一方、コンテナーは Bluemix 上で実行されるというだけの単なる Docker コンテナーです。最終的には、コンテナー・インスタンスをアプリケーションにバインドして、Bluemix 内のアプリケーションとサービスで現在利用可能なネイティブ統合ポイントのすべてを活用できるようになるはずです。

ただし、IBM Containers サービスは試験段階であることから、すべてのユーザーの IBM Containers サービス・インターフェースでネイティブ統合ポイントを利用できるわけではありません。そのため、このラボを含む一連のラボでは、サービスをインスタンス化するためにバインド先とするアプリケーションを作成します。ビルド・ステージと実行ステージでは、そのサービス・インスタンスを直接コンテナーから参照します。作成するアプリケーションは、このラボ・シリーズで使用するサービスのプレースホルダーに過ぎません。将来、アプリケーションとコンテナーの間でのプラットフォーム統合を利用できるようになれば、Docker イメージや Dockerfile で環境変数を使用して、この同じ情報を動的に取得することが可能になります。

タスク 1. Redis サービス・インスタンスを作成する

  1. Bluemix にログインします。すると、以下に示すダッシュボードが開きます。
    Bluemix ダッシュボード
    【ALT】Bluemix ダッシュボードのスクリーンショット (アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3))
    【ALT】Bluemix ダッシュボードのスクリーンショット (アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3))

    ダッシュボードには、自分の組織でアクティブになっている Bluemix スペースの概要が示されます。これから、既存のアプリケーションに関連付ける新しいデータベース・サービスを作成します。
  2. 「DASHBOARD (ダッシュボード)」を表示し、左側のナビゲーション・メニューで「CF APPS (CF アプリ)」をクリックします。
  3. 「etherpad-container」という名前のアプリケーションをクリックします。このアプリケーションは前回のラボ (「データベース・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング」) で作成したものなので、皆さんのアプリケーションとは名前が異なるかもしれません。名前が異なるとしても、前回のラボで作成したアプリケーションを選択してください。
  4. 「ADD A SERVICE OR API (サービスまたは API の追加)」をクリックします。サービス・カタログが開いたら、「Data Management (データ管理)」セクションまでスクロールダウンして「Redis Cloud」を探します。
  5. 新規データベース・サービスを作成するために、「Redis Cloud」アイコンをクリックします。デフォルト設定を受け入れて「CREATE (作成)」をクリックします。

    アプリケーションを再ステージングするよう要求される場合があります。その場合には、「RESTAGE (再ステージ)」をクリックし、アプリケーションが再ステージングされるまで数秒待ちます。

    ページが最新の表示に更新されてアプリケーションの再ステージが完了すると、管理対象の Redis データ・ストアが使用可能になります。

タスク 2. Redis サービスを利用するようにアプリケーションを構成する

以下の手順に従って、Redis サービスを利用するようにアプリケーションを構成します。

  1. アプリケーションの詳細が表示された画面で、「Redis Cloud」サービスの「Show Credentials (資格情報の表示)」をクリックします。
    「Show Credentials (資格情報の表示)」
    「Redis Cloud」サービスの「Show Credentials (資格情報の表示)」のスクリーンショット (アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3))
    「Redis Cloud」サービスの「Show Credentials (資格情報の表示)」のスクリーンショット (アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3))

    名前 (生成されたデータベースの名前)、ホスト名、ポート、ユーザー名、パスワードのそれぞれをメモします。これらのフィールドはすべて自動的に生成されて、データベース・サービスに設定済みになっています。これらのフィールドの値を使用して settings.json ファイルを更新し、アプリケーションを再デプロイします。
  2. テキスト・エディターで、etherpad-lite/settings.json ファイルを開きます。この settings.json ファイルは、(ラボ 2 を完了していれば、「タスク 2. MySQL サービスを利用するようにアプリケーションを構成する」のステップ 2 で) 既に MySQL 用に構成してあるかもしれません。“dbType”: “dirty” で始まる行がコメント・アウトされていなかったり、削除されていなかったりする場合には、この行と、この行に関連する“dbSettings” プロパティーをコメント・アウトまたは削除します。

    1. “dbType” : “mysql” とある行で、“mysql” を “redis” に変更します。
      この後は、Bluemix 内で Redis サービスを作成したときに保存した資格情報データを参照しながら作業します。
    2. Bluemix パネルから取得した hostname フィールドの値を host フィールドにコピーして、__hostname__ を置き換えます。
    3. Bluemix パネルから取得した password フィールドの値を password フィールドにコピーして、__password__ を置き換えます。
    4. database フィールドの値を “0” に設定します。二重引用符は、設定の一部であることに注意してください。
    5. dbSettings の下に user フィールドがある場合、そのフィールドを settings.json から削除します。
    6. 新しく更新された settings.json を保存します。

      更新後の settings.json の内容は以下のようになっているはずです。
      settings.json
      更新後の settings.json ファイルのスクリーンショット (アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3))
      更新後の settings.json ファイルのスクリーンショット (アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3))

注: 本来は、これよりも柔軟な方法で実装できるはずです。ここでは、Docker イメージのビルド時にサービス・プロパティーをハードコーディングしていますが、最終的には Docker イメージが初めてブートする際にサービス・プロパティーを動的にバインドできるようになります。そうなれば、サービス・プロパティーをハードコーディングする必要はなくなりますが、前述のとおり、IBM Containers サービスは試験段階であることから、コンテナーをアプリケーションにバインドしてプロパティーを動的にバインドする機能はまだグローバルに使用できるようにはなっていません。この機能が IBM Containers サービスの今後のリリースで使用可能になった時点で、このラボを更新する予定です。

タスク 3. アプリケーション用のイメージをビルドする

このセクションで説明する内容は、ラボ 1「タスク 4. アプリケーション用のイメージをビルドする」と似ていますが、今回のラボ 3 では Redis サービスを追加で利用しているので、イメージ名はラボ 1 とは異なります。

ヒント: Linux では一般に、以下の ICE (IBM Containers Extension) コマンドは、最初に sudo ice を実行してから、続けて実行する必要があります。Mac OSX では、sudo コマンドを使用しないでください。

  1. ICE コマンド・ライン・ツールにログインします。
    ice login
  2. etherpad-lite ディレクトリーから、以下のコマンドを続けて実行してコンテナーをビルドします。コマンドに含まれるレジストリー URL は、自分用の値を使用する必要があります。これに相当する値は、Bluemix ダッシュボードで「CREATE A CONTAINER (コンテナーの作成)」ボタンをクリックすると開く、コンテナーの起動ページで確認することができます。

    最初に実行する以下のコマンドは、グローバル IBM リポジトリーから最新の公式 IBM Node.js コンテナーを取得します。
    ice --local pull registry-ice.ng.bluemix.net/ibmnode:latest

    2 番目に実行する以下のコマンドは、最初のコマンドで取得した最新イメージと、ラボの GIT リポジトリーから抽出した Dockerfile および settings.json を使用してアプリケーション・コンテナーをビルドします。-t パラメーターで指定されるタグは、ビルドされるイメージに自動的に適用されるので、このタグをローカルで参照することができます。コマンド末尾のピリオド (.) は重要です。このピリオドによって、カレント・ディレクトリー (複製された etherpad-lite ディレクトリー) が作業ディレクトリーとして指定され、Docker はそのディレクトリーからイメージをビルドするようになります。
    • フォーマット:
      ice --local build -t YOUR_LOCAL_IMAGE_NAME .
    • 例:
      ice --local build -t etherpad_bluemix_redis .

    最後に、リポジトリーに入れるイメージに、以下のフォーマットでタグを付けます。このフォーマットを使用することで、ビルドしたイメージを Bluemix に公開して、IBM Containers サービス上でそのイメージを実行することができます。このコマンドは、前に build コマンドを実行したときにタグを付けたローカル・イメージを取得し、そのイメージにリポジトリー固有のタグを適用します。これにより、イメージを IBM Containers サービスの共有リポジトリーに正しく配置することができます。フォーマットは以下のとおりでなければなりません。これとは一致しない別のイメージ名のフォーマットを使用した場合、イメージを正常に Bluemix にプッシュすることはできません。
    • フォーマット:
      ice --local tag -f YOUR_LOCAL_IMAGE_NAME registry-ice.ng.bluemix.net/ YOUR_REGISTRY_URL / YOUR_REMOTE_IMAGE_NAME
    • 例:
      ice --local tag -f etherpad_bluemix_redis registry-ice.ng.bluemix.net/bluemix_residency/etherpad_bluemix_redis
    ローカルのイメージ名とリモートのイメージ名を同じにする必要はありませんが、同じイメージ名を使用すると、ローカルとリモートのイメージ・リストを比較する場合に、比較するイメージを明確にする上で役立ちます。また、ビルド・ステップで初期イメージにフルネームのリポジトリー・タグを付けることもできますが、ローカルで実行するときには短いタグを使用したほうが、イメージを Bluemix にプッシュする前に時間を節約して Bluemix に必要なフォーマットを適用する上では有効です

    以上のコマンドを実行順に示すと以下のようになります。フォーマットが指定された必須パラメーターを、各自の組織とイメージの情報で置き換えてください。
    ice --local pull registry-ice.ng.bluemix.net/ibmnode:latest
    ice --local build -t etherpad_bluemix_redis .
    ice --local tag -f etherpad_bluemix_redis registry-ice.ng.bluemix.net/bluemix_residency/etherpad_bluemix_redis

タスク 4. アプリケーションをワークステーション上でテストする

コンテナーのビルドが完了したら、試しにローカルで Etherpad Web アプリケーションをテストすることができます。

  1. 以下のコマンドは、Docker コンテナーを起動して、そのコンテナー内で Etherpad を実行するとともに、次のステップで必要となるコンテナー ID (CID) を出力します。
    docker run -d -p 9080:9080 etherpad_bluemix_redis
  2. 次のステップは、ブラウザーに入力する URL を調べ、実行中の Etherpad Web アプリケーションを確認することです。Linux オペレーティング・システムで、Linux デスクトップ環境を実行している場合は、Docker コンテナー自体の IP アドレスを取得する必要があります。以下のコマンドに含まれる CID は、前のステップの docker run コマンドから出力されたコンテナー ID で置き換えてください。
    docker inspect --format '{{ .NetworkSettings.IPAddress }}' CID

    Mac OSX の場合は、boot2docker が仮想マシン内で Docker を実行しているので、boot2docker の IP アドレスが必要となります (通常は 192.168.59.103)。boot2docker の IP アドレスを取得するには、以下のコマンドを実行します。
    boot2dockerip
  3. 仮想マシン内で Linux サーバー環境を実行している場合、ホスト・マシンからコンテナー上で実行中の Etherpad にアクセスするために、仮想化プラットフォームのポート・フォワーディングを構成する必要があります。ポート・フォワーディングの構成はプラットフォームによって異なりますが、通常は、ホスト・マシン上のポート 9080 を内部仮想マシン・ゲストに転送するだけで十分です。以下に、VirtualBox ポート・フォワーディングの構成例を示します。
    ポート・フォワーディング・ルールのウィンドウ
    ポート・フォワーディング・ルールの設定画面 (アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3))
    ポート・フォワーディング・ルールの設定画面 (アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3))

    同様に、VMWare 上で実行されている仮想マシンにもポート・フォワーディング・ルールが必要です。ただし、「Guest IP (ゲスト IP)」の値には、VMWare 8 ネットワークに関連付けられた IP アドレスを指定する必要があります。
  4. このラボでは Etherpad をポート 9080 でホストしているため、ブラウザーで以下のような URL (ポート・フォワーディングを構成してある場合は、192.168.59.103 の部分はコンテナーの IP アドレス、または localhost で置き換えます) を開くことで、実行中の Etherpad アプリケーションをテストすることができます。

    http://192.168.59.103:9080/

    すべてが正常に実行されると、以下に示すようなウェルカム画面が表示されます。
    新規パッドを作成するためのウィンドウ
    ウェルカム画面 (アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3))
    ウェルカム画面 (アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3))
  5. この画面から新しいパッドを作成して、いろいろと試してください。前回のラボの例では、パッドのテキストをローカル・ファイルに保存するという、単純な Etherpad のセットアップを使用しました。したがって、データはコンテナーの間で永続化されることはなく、コンテナーをシャットダウンすると、パッドとテキストは削除されました。今回は管理されたキャッシュ環境にデータが永続化されるので、サーバーが停止したり、ネットワークの問題が発生したりしても、パッドとテキストを引き続き使用することができます。アプリケーションとそのデータ・モデルが拡大していく中で、遅延を最小レベルに抑えるのに最適な方法は、キャッシュ・サービスをプライマリー・データ・ストアとして使用することです。最終的には、永続的な不揮発性のバックエンド・データ・ストアにデータを永続化するように、キャッシュ・サービスを構成することができます。これにより、全体的なオーバーヘッドが低く抑えられ、管理が簡素化され、非常に小さい遅延、超高速の検索、そして自動的に階層化されたデータ・ストレージが実現されます。

    ここで作成したパッドの名前を覚えておいてください。後でその名前が必要になります。
  6. コマンド・ラインから以下のコマンドを実行して、ローカルで実行中のコンテナー・インスタンスを確認します。
    docker ps

    以下のような出力が表示されるはずです。
    CONTAINER ID IMAGE COMMAND CREATED
    7dad5190094a regist...redis:latest /src/etherpad-lite/b 18 seconds ago
  7. このコンテナーをいったん停止して再起動したとしても、パッドのデータが失われることはありません。

    コマンド・ラインから以下のコマンドを実行することで、実行中のコンテナー・インスタンスを停止した後、そのコンテナー・インスタンスを削除します。コマンドに指定するコンテナー ID (7dad で始まる値) は、自分のコンテナー固有のコンテナー ID で置き換える必要があります。
    docker stop 7dad5190094a
    docker rm 7dad5190094a

    上に示す docker run コマンドを実行して、別のコンテナー・インスタンスを起動します。ただし、アクセスするのは前に作成したパッドです。このパッドにアクセスすることで、コンテナー・インスタンスの存続期間全体にわたり、変更が永続化されることを確認できます。

    注: IP アドレスを更新しなければならない場合があります。前に実行した docker inspect コマンドを、新しい CID を指定して再実行し、IP アドレスが変更されているかどうかを確認してください。

タスク 5. アプリケーションを Bluemix 内で実行する

アプリケーションがローカルで実行されるようになったら、Bluemix 内で実行されているコンテナーにアプリケーションを公開して、インターネット上で実行することができます。その手順は、ラボ 1「タスク 6. アプリケーションを Bluemix 内で実行する」と同様です。Bluemix 内でコンテナーを実行するためのコマンドは以下のとおりです。いくつかの値は環境に固有の値で置き換える必要があるため、各コマンドのフォーマット設定を読んでから、以下のコマンドを順に実行してください。

ice --local push registry-ice.ng.bluemix.net/bluemix_residency/etherpad_bluemix_redis
ice images
ice run --name etherpad_redis_01 registry-ice.ng.bluemix.net/bluemix_residency/etherpad_bluemix_redis:latest

ice –local push コマンドはコンテナー・イメージを Bluemix に公開し、自分の組織のレジストリーに配置します。レジストリーのスコープは、IBM Containers サービス・インスタンスを作成したときに構成したレジストリー URL によって設定されています。

  • フォーマット:
    ice --local push registry-ice.ng.bluemix.net/ YOUR_REGISTRY_URL / YOUR_REMOTE_IMAGE_NAME
  • 例:
    ice --local push registry-ice.ng.bluemix.net/bluemix_residency/etherpad_bluemix_redis

ice images コマンドは、公開されたイメージの URL と、Bluemix にプッシュした残りのイメージに関連する、他のデータを出力します。以下に、ice images コマンドの出力例を記載します。出力されるフィールドには、Bluemix にプッシュされたイメージごとに生成される、実際の一意の ID が示されます。

ice images コマンドの出力
ice images コマンドの出力例 (アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3))
ice images コマンドの出力例 (アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3))

出力には、先ほどのコマンドで Bluemix にプッシュした etherpad_bluemix_redis イメージがあること、そしてその etherpad_bluemix_redis イメージの名前と IBM によって提供されている他の 2 つのイメージとの違いに注意してください。エンド・ユーザーは、ベース・グローバル・ディレクトリーからしかプル操作を行うことができませんが、先ほどのコマンドのフォーマットを使用することで、組織に限定されたリポジトリーに対してプッシュ操作 (またはプル操作) を行うことができます。

今度は、以下のコマンドを実行することで、Bluemix 上で実行されるコンテナー・インスタンスを作成します。

ice run -p 9080 --name etherpad__redis_01 registry-ice.ng.bluemix.net/bluemix_residency/etherpad_bluemix_redis:latest

コンテナー名を指定するパラメーターは、etherpad_redis_01 から新規コンテナーの作成時に選択するコンテナー名に変更する必要があります。イメージ名とは異なり、コンテナー名を完全な URL でスコープ設定する必要はありません。コンテナー名は、実行中のコンテナーを識別しやすくするためだけに使用されるものだからです。名前は、ご使用の IBM Containers サービス・インスタンス内で実行中のコンテナー全体で一意である限り、単純なストリングにして構いません。また、registry-ice.ng.bluemix.net/bluemix_residency/etherpad_bluemix_redis:latest についても、自分用のイメージ URL で置き換える必要があります。URL の末尾にある :latest タグは、そのイメージに複数のバージョンがある場合、最新のバージョンを実行するように指定します。-p パラメーターを指定すると、IBM Containers サービス内で実行されるコンテナーの要求ポートが公開されます。このパラメーターは、コンテナー上でアクセスできるようにしたい各ポートに対して指定する必要があります。

  • フォーマット:
    ice run -p PORT_TO_EXPOSE --name  registry-ice.ng.bluemix.net/YOUR_REGISTRY_URL/YOUR_REMOTE_IMAGE_NAME:latest
  • 例:
    ice run -p 9080 --name etherpad_redis_01 registry-ice.ng.bluemix.net/bluemix_residency/etherpad_bluemix_redis:latest

ice run コマンドによって一意のコンテナー ID (CID) が返されるので、そのコンテナーに対して実行されるコマンドでは、この CID を使用します。以下の例では、CID は dd489740-ffff-4c8f-9117-d94cd147f122 となっているので、これを自分のコンテナー用の CID で置き換えてください。

Web アプリケーションに接続するには、その前に、アプリーションにフローティング・パブリック IP アドレスを割り当てる必要があります。フローティング・パブリック IP アドレスは、ice ip request コマンドを実行すると割り当てられます。以下の例では、129.0.0.0 の部分を ice ip request コマンドから返された IP アドレスで置き換え、dd489740-ffff-4c8f-9117-d94cd147f122 を自分用の CID に置き換える必要があります。

ice ip request
ice ip bind 129.0.0.0 dd489740-ffff-4c8f-9117-d94cd147f122

このラボでは Etherpad をポート 9080 でホストしているため、ブラウザーで以下のような URL (129.0.0.0 の部分は ice ip request コマンドを実行して返された IP アドレスで置き換えます) を開くことで、実行中の Etherpad アプリケーションをテストすることができます。

http://129.0.0.0:9080/

お使いのアカウントでは、無料で取得できるパブリック IP アドレスは 2 つに限られるため、使用していない IP アドレスはアンバインドしてください。以下の例では、129.0.0.0 の部分を ice ip request コマンドを実行して返された IP アドレスで置き換え、dd489740-ffff-4c8f-9117-d94cd147f122 を自分のコンテナー用の CID で置き換える必要があります。

ice ip unbind 129.0.0.0 dd489740-ffff-4c8f-9117-d94cd147f122

実行中のコンテナーの CID や、公開されたイメージ名を参照するには、Bluemix ダッシュボードで「Create A Container (コンテナーの作成)」ビューをクリックするか、以下の ICE コマンドを使用して実行中のコンテナーと公開されたイメージをそれぞれ表示します。

ice ps
ice images

Bluemix 上で実行中のコンテナー・インスタンスを停止または削除するには、操作対象のコンテナーの必要な CID を指定して以下のそれぞれのコマンドを実行します。

sudo ice stop CID
sudo ice rm CID

IBM Containers サービスからコンテナーを削除するには、その前にコンテナーを停止する必要がないことを確認してください。これは、Docker を使用してローカルでコンテナーを実行する際の要件となっています。

タスク 6. Redis データベース内のアプリケーション・データを検証する (オプション)

データベースの管理コンソールを開くと、アプリケーションがデータベースに情報を保管していることが証明されます。

  1. Bluemix ダッシュボードに戻り、左側のナビゲーションから「Services (サービス)」を表示して Redis Cloud サービスを見つけます。】「Services (サービス)」が強調表示されている Bluemix ダッシュボードのスクリーンショット (アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3))
    】「Services (サービス)」が強調表示されている Bluemix ダッシュボードのスクリーンショット (アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3))
  2. Redis Cloud サービスをクリックします。すると、以下の画面が表示されます。
    「OPEN REDIS CLOUD DASHBOARD (Redis Cloud ダッシュボードを開く)」
    】Redis Cloud ダッシュボードを開く画面のスクリーンショット (アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3))
    】Redis Cloud ダッシュボードを開く画面のスクリーンショット (アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3))
  3. 「OPEN REDIS CLOUD DASHBOARD (Redis Cloud ダッシュボードを開く)」をクリックします。すると、新しいブラウザー・ウィンドウに、以下のようなページが開きます。
    Redis Cloud ウィンドウ
    Redis Cloud ダッシュボードのスクリーンショット (アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3))
    Redis Cloud ダッシュボードのスクリーンショット (アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3))

Etherpad アプリケーションにより、データベース内に数メガ・バイトのデータが保管されていることがわかります。

次のステップ

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Zone=Cloud computing, Web development
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ArticleTitle=アーキテクチャー・ラボ: キャッシング・サービスを利用した Web アプリケーションのホスティング (Etherpad ラボ 3)
publish-date=05212015