Db2モニタリング分析ツール (MON_GET_DATABASE)

 

当ツールは、Db2 10.5以降で提供されているMON_GET_DATABASE表関数から取得したデータベースのモニター結果(csv)を元に、データベースの負荷状況を可視化するツールです。AIXおよびLinux向けに提供されているnmonやnmon analyzerのように、Db2の管理を行う技術者が短時間でデータベースの全体像を把握し、必要に応じてさらなる調査をするための手がかりを得られるようにすることを目的としています。

当ツールで生成されるレポートには、9種類の分析済みシートと2種類のデータシートが含まれます。

分析済みシート

  • Summary:単位時間あたりのSQL処理数と平均応答時間
  • Appl_stats:接続数の推移など、アプリケーション関連の情報
  • Rows_processed:データベースが処理したレコード数(SELECT/UPDATE/DELETE/INSERT)
  • Major_wait_time:Db2内部での主要なコンポーネントでの待ち時間
  • Activity_time:SQLの処理時間や待ち時間などの情報
  • IO_activity:DISK I/Oに関連する性能情報
  • Network_activity:FCMやTCPなど、ネットワーク関連のアクティビティ
  • lock_event:ロック関連のイベント情報
  • Cache_hit%:バッファープールなどキャッシュ系のヒット率

データシート

  • Data_Delta:MON_GET_DATABASE の出力を元に差分情報を算出したデータ
  • Data_org:MON_GET_DATABASE の出力をそのまま取り込んだデータ(蓄積)

このように、単位時間あたりのSQL処理数や平均応答時間のようなサマリー情報、Db2内での各種コンポーネントでの待ち時間などのボトルネックを判別するための情報など、MON_GET_DATABASEに含まれる多種多様な情報を簡単に可視化するためのツールとして利用できます。

【作成されるレポートの例】

SQL処理数と平均応答時間のグラフの例(Summaryシート)

この例では、10:10付近にSQL完了数(ACT_COMPLETED_TOTAL、青線)がピークを迎えており、データベースの活動状況がもっとも高くなっています。その一方で、この時間帯のSQL平均応答時間(TOTAL_ACT_TIME/ACTs、赤線)は1ミリ秒以下で推移しており、全体として健全なSQL応答時間を維持していることがわかります。

【分析対象データの収集】

このツールで分析可能なデータは、MON_GET_DATABASE表関数の出力結果をcsvとして保存したファイルです。一定時間の推移を把握することを目的としているため、5分間隔や10分間隔など、一定の時間間隔で収集されていることが望ましいです。

現時点では、以下のMON_GETモニタリングツールで収集したcsvフィアルを前提としています。

Db2モニタリング情報取得ツール(MON_GET_*)


ダウンロード可能なリソース

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Zone=Information Management
ArticleID=1054629
SummaryTitle=Db2モニタリング分析ツール (MON_GET_DATABASE)
publish-date=12112017