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![]() | IBM Storage Insights |
様々な理由で IBM Storage Insights が提供するデータ・コレクターのサービス(或いはプロセス)が異常終了し、インスタンスへの再接続が為されないことが有ります。
- 本来は有るべき事象では有りませんが、IBM Cloud それ自体のネットワーク障害が原因となり、このような状態となることが有ります。
この状態で IBM Storage Insights インスタンスへブラウザーで接続すると、ブラウザーの最下方に以下のように表示されます(A, B は任意の自然数):
- 最近 2 日の間、A 個中 B 個のデータ・コレクターが非アクティブになりました。 更新データの一部は収集されていない可能性があります。 詳細情報
対処するには、データ・コレクターのサービス(或いはプロセス)を以下のように再起動する必要があります:
Windows
- データ・コレクターが導入されている Windows Server OS へログオン(要: Administrator 権限)
- 「スタート」上で services.msc と入力
- 「サービス」上で IBM Spectrum Control Storage Insights data collector と言う名称で始まるサービスを探し、右クリックして開始を選択
AIX or Linux
- データ・コレクターが導入されているサーバーへログイン(要: root 権限)
- コマンド・シェル上で Data Collector が導入されているディレクトリへ移動:
- AIX の場合 DataCollector_aix、Linux の場合 DataCollector_linux_ix86 がデフォルトのディレクトリ名
- コマンド・シェル上で dataCollector.sh start と入力
稀に Linux 上で Data Collector プロセスが可動しているにも関わらず、正しく接続できていない状況も有ります。そのような場合、以下操作例に示すようにデータ・コレクターのプロセスID (PID) を確認した上で:
$ sudo /Your_install_path/dataCollector.sh status The data collector is running from base directory: /Your_install_path/. Process Id: XXXXXX.
以下手順で、同プロセスの再起動を試みます(終了するに少し時間を要することがありますから、数分待って下さい):
- dataCollector.sh stop
- dataCollector.sh start
上記手順を実施したにも関わらず上手く再接続されない場合、データ・コレクターの PID に対して SIGTERM および SIGKILL シグナルを送付して強制終了した上で、dataCollector.sh start を実行し改めて同プロセスを起動します:
$ sudo kill -TERM <PID_for_Data_Collector> $ sudo kill -KILL <PID_for_Data_Collector> $ sudo /Your_install_path/dataCollector.sh start
ここに Your_install_path は、データ・コレクターを導入したディレクトリ名です。