プレビュー: IBM z/OS バージョン 2 リリース 4

概要概要機能詳細機能詳細
主要要件主要要件開発意向表明開発意向表明
開始予定日開始予定日

(2019 年 3 月 5 日修正)

2019 年、第 1 四半期の z/OS V2.3 の機能拡張のソフトウェア発表レターへのリンクを追加し、そのほかの発表レターのリンクの記述タイトルを追加しました。



ハイライト

Top rule

企業は、新たなビジネス上の課題に対処し、新規市場に参入し、顧客に新しい価値を提供するために、デジタル変換に取り掛かっています。新規ビジネスの機会に対処するには、クラウド、アナリティクス、コグニティブ・コンピューティング、モバイル、Internet of Things(モノのインターネット)などの幅広いテクノロジーのオーケストレーションを介した効果的なデジタル変革によって、新しい社内外のクライアント・エクスペリエンスを可能にすることが要求されます。

IBM® のアプローチは、新しいアプリケーション開発プロセスを可能にし、既存のアプリケーションへの投資を新しい革新的な方法で最適化することで、お客様が保有する豊富なアプリケーション開発の人材を解放すると同時に、お客様が IBM Z® に期待するようになったアプリケーション・レベルの回復力とセキュリティーを提供することです。

ビジネスの成功は、以下のように敏捷性、最適化、および回復力を取り入れることが前提になります。

  • 価値実現までの時間を短縮するためのサービスとして提供される DevOps、マイクロサービス、および消費モデルへの新規テクノロジーの採用における俊敏性
  • 最も効率的な環境でコンピューティング・ワークロードを実行する機能による最適化
  • 暗号化や高可用性などの機能を活用してビジネス・サービスの継続性を提供するための回復力

これらの要因により、中断することなくオンデマンドで結果を提供できるようになります。これは、満足度の高いクライアント・エクスペリエンスを生み出し維持するために重要です。

IBM z/OS® V2.4 オペレーティング・システムは、企業のデジタル変換を可能にするオンプレミス・ワークロードや プロビジョニングのサービスとして提供される ワークロードのパフォーマンスと可用性を提供する非常にスケーラブルかつ安全なインフラストラクチャーに基づいて、お客様がアプリケーションやサービスを構築するのに役立つ、アジャイルで最適化された回復力のあるプラットフォームによって革新を引き起こすことを目的としています。



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概要

Top rule

z/OS は、ワークロード効率、スケーラビリティー、アナリティクス機能の向上と、可用性とパフォーマンスを向上させ、セキュリティーとデータ保護を強化する機能を提供するための回復力によってお客様を支援します。

俊敏性、最適化、および回復力を提供する機能をサポートするために、 z/OS V2.4 は以下を提供する予定です。

  • z/OS V2.4 では、ユーザーが z/OS 内で既存の z/OS アプリケーションおよびデータと一緒に Linux® on IBM Z Docker コンテナーを実行できるようにするための、斬新で注目の新機能 IBM z/OS Container Extensions を導入する予定です。これは、 z/OS 上で利用できる戦略的ソフトウェアを拡張することを目的としています。
  • z/OS Container Extensions は、アプリケーション開発者が一般的なオープン・ソース・パッケージ、 Linux アプリケーション、 IBM ソフトウェア、およびサード・パーティー・ソフトウェアを開発し、それをデータ・センターで z/OS アプリケーションやデータ活用の業界標準スキルと一緒に運用できるようにする予定です。お客様は、ビジネスの要求が高まるにつれて価値実現までの時間を短縮して、最も効率的な環境でアプリケーションの開発と実行を最適化できるようになります。
  • IBM は、より堅牢で可用性の高い IBM Cloud™ Provisioning and Management for z/OS 、および z/OS データのクラウド・ストレージ・アクセスの機能強化によって、企業が z/OS をプライベート環境やマルチクラウド環境に容易に統合できるようにする予定です。
  • z/OS V2.4 では、 z/OS を保守するために必要な IBM Z 固有のスキルのレベルを軽減し、z/OSMF によってさまざまなアクティビティーを排除および自動化することで、ユーザー・エクスペリエンスと生産性を向上させるための z/OS 環境の簡素化と最新化を継続的に行う予定です。
  • IBM は、他の主要な z/OS プラットフォーム・ソフトウェア・ベンダーと合意した、一貫性のあるパッケージ化およびデプロイメントの形式を活用して、 z/OS プラットフォームを提供する予定です。この計画された提供は、共通の機能を使用することで、パッケージ化とインストールの両方で業界の改善をサポートする IBM の方向性を表しています。 z/OS ソフトウェアのパッケージ化とデプロイメントの両方を改善および簡素化することで、お客様は価値実現までの時間の短縮を実感できます。
  • IBM Open Data Analytics for z/OS は、オープン・ソースのランタイムとライブラリーをソースでの z/OS データの分析と組み合わせることでデータ分析を簡素化するための機能拡張を提供し、データ移動を減らして鮮度の高いデータの活用から得られる洞察の価値を高めることを計画しています。
  • これらの改善は、 IBM Z のデータ分析エコシステムをさらに強化し、業界標準のスキルとツールを活用して価値実現までの時間を短縮するための洞察を迅速に構築することを目的としています。
  • z/OS V2.4 では、OpenSSH 7.6p1 の新しいセキュリティー機能を提供することを目的として、システムのセキュリティーおよびデータ保護をさらに強化することを計画しているほか、アプリケーションを変更せずにデータを暗号化し、コンプライアンスの作業を簡素化するための機能をユーザーに提供することで、継続的に全方位型暗号化を促進します。さらに、 z/OS V2.4 では、 RACF® でのアクセス権および特権の管理を強化するための機能の拡張および新規提供を予定しています。
  • 新規サポートは、シスプレックス環境で共有される zFS ファイル・システムを使用しているアプリケーションの可用性を高めることを目的としています。


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主要要件

Top rule

IBM z/OS V2.4 は、以下の IBM Z プラットフォーム上で稼働する予定です。

  • IBM z14™ Model M01 から M05
  • IBM z14 Model ZR1
  • IBM z13®
  • IBM z13s®
  • IBM zEnterprise® EC12 (zEC12)
  • IBM zEnterprise BC12 (zBC12)

IBM z/OS V2.4 を IBM z/VM® 上で実行する予定の場合、その z/VM リリースは z/VM 6.4 以降でなければなりません。

z/OS V2.4 ハードウェア前提条件の詳しい説明は、 IBM Knowledge Center で参照可能になった場合に、「 z/OS V2R4 インストール計画」 (GA88-7202) を参照してください。



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開始予定日

Top rule

2019 年 9 月

プレビューは、 IBM の計画および方向性を理解する手掛かりとなります。出荷予定日、価格、発注情報、および取引条件は、製品の発表時に提供されます。



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機能詳細

Top rule

z/OS V2.4 で提供される予定の以下の機能は、 z/OS V2.3 の一般出荷開始以降に継続的デリバリーによって提供された機能と、 z/OS V2.4 で新たに提供される新機能をすべて含んでいます。 継続的デリバリーで提供された内容については、以下を参照してください。

  • ソフトウェア発表レター JP19-0146 (2019 年、第 1 四半期の z/OS V2.3 の機能拡張)
  • ソフトウェア発表レター JP18-0563 (2018 年、第 4 四半期の z/OS V2.3 の機能拡張)
  • ソフトウェア発表レター JP18-0387 (2018 年、第 3 四半期の z/OS V2.3 の機能拡張)
  • ソフトウェア発表レター JP18-0288 (2018 年、第 2 四半期の z/OS V2.3 の機能拡張)
  • ソフトウェア発表レター JP18-0129 (2018 年、第 1 四半期の z/OS V2.3 の機能拡張)
  • ソフトウェア発表レター JP17-0638 (2017 年、第 4 四半期の z/OS V2.3 の機能拡張)
  • ソフトウェア発表レター JP17-0306 (z/OS V2.3 GA)

IBM z/OS V2.3 の一般出荷開始以降に継続的デリバリーによって提供された新機能のハイライト

回復力/セキュリティー

z/OS システムのセキュリティーと保護のために、複数の機能強化が行われました。システム共通メモリーは、無許可ユーザーによる使用から保護されており、ユーザー鍵共通ストレージが使用されている場所を検出し、特定するための計測機能を備えています。 また、セキュリティー・ポリシー・プロファイルを指定することで、MCS ログオン・パスフレーズも使用できるようになります。これにより、インストール済み環境でさらに一貫性のあるセキュアなシステム環境を提供して、企業/業界のセキュリティー要件への対応を支援できるようになります。

z/OS Communications Server は、IPSec 保護トラフィックを非 IPSec 保護トラフィックから分離することで、OSA-Express6S を使用する最適な処理環境を実現します。 さらに、Network Configuration Assistant が拡張され、TCP/IP プロファイルの代替構成をサポートするようになったことで、柔軟性と可用性が備わりました。 NFS サーバーが拡張され、 z/OS 暗号化データがサポートされるようになります。

対称鍵暗号および MAC アルゴリズムに CPACF 命令を使用する場合、ICSF を必要とせずに OpenSSH パフォーマンスが向上します。

IBM HyperWrite データ複製サポートにより、ロギング・スループットが向上します。

RMF™ は、 IBM zHyperLink 関連のパフォーマンス測定をレポートするようになりました。

z/OSMF では、より多くの機能がシスプレックス対応になり、さらに可用性と柔軟性に重点を置くようになりました。ユーザーは、リモート・システム上で、あるいはリモート・システムからタスク (ワークフロー、ISPF、REST TSO、デフォルト設定、シスプレックス内のシステムをまたがるシングル・サインオンなど) を実行および管理できます。 これは、回復力と可用性の高いクラウド・プロビジョニング環境を実現するのに役立ちます。

DFSORT による System z High Performance FICON® (zHPF) の活用: DFSORT の機能拡張 (APAR PI99290) は、DFSORT sortwork ファイルに zHPF を活用します。 これにより、zHPF が使用可能で、zHPF 要件が満たされている場合には、CPU時間 と経過時間が向上する可能性があります。 この際にアプリケーションの変更は不要です。

開発運用 (DevOps)、アプリケーション開発、および API による敏捷性

DevOps/ツールをサポートするために、 z/OS UNIX® System Services の cp (コピー) ユーティリティーは、さまざまな環境間でバイナリーを転送し、 z/OS 上でのアプリケーション開発の拡大を可能にします。お客様は、拡張された zlsof ユーティリティーを使用して、 z/OS UNIX プロセスによるファイル使用量をさらに詳細に把握できます。また、Web 対応ツールキットには、アプリケーション開発者が価値実現までの時間を短縮するために JSON データ・ストリームをより適切に処理するための新たな機能拡張が備わっています。 追加の機能拡張は次のとおりです。

  • 真の乱数を生成する機能。これは、ICSF に依存せずに sftp と ssh を使用できる OpenSSH ユーザーにとって特に有用です。 これは、 IBM z14 ファミリーでのみ利用可能です。
  • SMTPD から CSSMTP メール・クライアントへの移行を容易にするためのコード・ページ・サポートの強化による、オープン/クロス・プラットフォームのアプリケーション開発およびワークロードのサポート
  • プラットフォーム間での z/OS データの UTF-8 テキスト変換のサポート
  • Web 配布物として提供されるフォント・コレクション
  • VSAMDB と呼ばれる新機能により、前例のない規模でデータを管理することが可能。この機能によって、NoSQL アプリケーションは、 z/OS ファイルに保管されているオープン標準ベースのデータへの低コスト、高性能、透過的なアクセスが可能になるほか、代替鍵への索引付けによってさらに高速な照会とアナリティクスが可能になり、ビジネスの成長に役立つリアルタイム・アナリティクスを手頃な価格で使用できるようになります。
  • クラウド・オブジェクト・ストレージへのポリシー駆動型のマイグレーションをサポートするための自動マイグレーション機能を拡張する、透過的なクラウド階層化

IBM Cloud Provisioning and Management:

  • CPU リソースの計測とキャッピングのサポートによる、リソース管理の向上
  • 動的にプロビジョニングされたインスタンスを再配置する機能
  • テナントのテンプレート間でリソースを共有する機能
  • テンプレートの作成および管理の簡素化
  • 開発/テスト環境でミドルウェアをプロビジョニングして価値実現までの時間を短縮するための、簡素化されたセキュリティー設定
  • REST API 用の z/OS での Swagger 仕様の新規サポートにより、クラウド設計者がクロスプラットフォームのクラウド・ソリューションに z/OS クラウド・プロビジョニングを含めるための機能

z/OSMF は、生産性を向上させるためにユーザー・エクスペリエンスをさらに簡素化および最新化しました。

  • z/OSMF は、使いやすさの向上 (設定、カスタマイズ)、保守容易性の向上 (バージョン管理、Liberty アップグレード、ブラウザー・サポート、サーバーの更新、最新の問題管理システムのサポート)、より堅牢なデータ・セットとファイル REST API、ワークフローによるタスクの自動化を実現しました。また、ワークフローをより使いやすいものにし、シスプレックスを使用できるようにしました (リモート・システム上で機能します)。
  • z/OSMF には、カスタマイズ可能なエンド・ユーザー・エクスペリエンスと実行されるタスクを最適化する機能を提供する、新しいルック・アンド・フィール(ユーザー・インターフェース)も備わっています。
  • zERT Network Analyzer と呼ばれる新規の z/OS MF プラグインが提供されるようになり、どの z/OS TCP Enterprise Extender トラフィックが暗号で保護されるか、あるいは保護されないかを視覚的に判断できるようになりました。

コンテナー料金:

Container Pricing for IBM Z は、適格ソリューションに対する柔軟、簡素、かつ透明性の高いソフトウェア料金設定を提供することで、競争力のある料金でより幅広いアプリケーションを IBM Z に導入できるようにします。

最新の機能拡張の入手

新機能 APAR が z/OS プラットフォーム全体の IBM サービス・ストリームに提供されると、便利な参照形式で Web 上でまとめて確認できます。 IBM が提供する最新の機能拡張を New Function APARs for the z/OS Platform Web サイトで確認して、実装したい最新の機能を判別できます。

さらに、 z/OS V2.4 では、ハードウェア発表レター JG18-0102 (z14 GA2) および JG18-0022 (z14 モデル ZR1) で発表されたハードウェア機能をサポートするための多くの機能拡張が予定されています。

今後の発表の通知を受け取るには、 Subscribe to IBM product announcement newsletter Web サイトで登録します。

IBM z/OS V2.4 で予定されている機能のプレビュー

アプリケーション開発の改善と簡素化

IBM z/OS Container Extensions

z/OS V2.4 では、お客様が z/OS 内で既存の z/OS アプリケーションおよびデータと一緒にほぼすべての Linux on IBM Z Docker コンテナーをデプロイできるようにするための斬新で注目の新機能を、既存の z/OS イメージに導入する予定です。予定されているオープン・ソース・コンポーネントを活用することで、お客様は、利用可能な最新のテクノロジーと整合した標準のパッケージ化アプローチによって、幅広い既存の Linux on IBM Z アプリケーションにアクセスできるようになります。

z/OS Container Extensions は、お客様の現在の z/OS 運用スタッフが、高可用性とセキュリティーを備えた既存の z/OS 環境をそのまま利用して保守することを想定しています。また、 z/OS のスキルをそれほど持っていないアプリケーション開発者でも、標準の Docker コマンドを使用してパッケージを管理できるようにすることが計画されています。

IBM は、オープン・ソース・パッケージに加えて、 IBM ソフトウェアとサード・パーティー・ソフトウェアも使用できるようにする予定です。

これは、お客様が、独自の Linux アプリケーションを Docker 形式で簡単にパッケージ化し、 IBM 、ベンダー、およびオープン・ソースのパッケージと同じ方法でデプロイできるようにすることを目的としています。

z/OS Container Extensions では、アプリケーション開発者が一般的なオープン・ソース・パッケージを開発し、それをデータ・センターで z/OS アプリケーションおよびデータと一緒に運用できるようにする予定です。そしてこれにより、 z/OS のお客様が今日持っている多くの課題が解決され、変更管理ウィンドウの同期化や災害復旧の調整が容易になります。

Container Extensions は IBM z14 サーバーで稼働するように設計されます。

生産性を向上させるためのユーザー・エクスペリエンスの簡素化と最新化

z/OS V2.4 は、以下によって継続的に z/OS 環境を簡素化していく予定です。

  • z/OS を保守するために必要なアセンブラー・スキルを軽減する
  • アクティビティーを排除および自動化する
  • z/OS の管理を容易にする新規アプリケーションを追加する

計画されている更新には、以下のものがあります。

z/OSMF およびその他の簡素化の機能拡張

z/OS Management Facility (z/OSMF) は、引き続きブラウザー・ベースのユーザー・インターフェース機能を促進する予定です。シスプレックス管理、ワークフローの向上、およびソフトウェア管理はすべて、複雑さの軽減を目的としています。

z/OSMF は、拡張されたシスプレックス管理アプリケーションによって、シスプレックス管理のステージ 2 を提供する予定です。 これは、許可されたシステム・プログラマーが自分のシステムの詳細ビューを取得できるようにするだけでなく、二重化を有効にするか代替の結合データ・セットを追加することで Single Point of Failure を除去するなど、構成を変更するための機能 (ステージ 2 の新機能) も提供する予定です。 コマンドは、シスプレックス操作用に 1 つのコマンド・ログに集約することが計画されており、複数の同僚が他のユーザーの実行内容を確認できるようになります。 アプリケーションでは、表示と変更の両方で、データのグラフィカル・ビューと表ベース・ビューの両方が提供される予定です。

ワークフロー・エンジンは、配列変数のサポート、並列ステップの実行、およびジョブ管理の向上によって強化される予定です。 追加される機能の多くは、製品のインストールとアップグレードをサポートする予定です (ワークフローの PDF を生成する機能など)。

最後に、クラウドのプロビジョニングと管理では、シスプレックス内のソフトウェアのプロビジョニングを処理するための一連の機能を強化する予定です (サーバーのクラスターとそのネットワーキングのニーズを含む)。 ワークフロー・エンジンの機能強化に加えて、ワークフロー・エディターも新しいワークフロー機能をサポートするように拡張される予定です。 z/OSMF ユーザー・インターフェースを使用した z/OS ソフトウェアのプロビジョニングに加えて、 IBM Cloud Private を使用すると、ボタンをクリックするだけで z/OS ソフトウェアがプロビジョンされるようにする予定です。

アセンブラー出口の修復

JES2 は、より少ないコード・アセンブラー出口に対する要件で JES2 をカスタマイズできるように設計された新規インフラストラクチャーによって拡張される予定です。 新たに計画されているアプローチでは、条件が満たされた場合に処理のさまざまな時点でアクションを実行するポリシーを指定できるようになります。 これらのポリシーは、リリース依存にならないようにし、新規リリースへのアップグレードが容易になる予定です。 このリリースでは、基本的な条件とアクションをサポートするポリシー用のインフラストラクチャーを導入する予定です。

システム表示/検索機能 (SDSF) の強化

SDSF は、最近のいくつかのリリースで更新され、基本コマンドの数が約 2 倍になりました。 z/OS V2.4 では、JES2 スプール暗号化および JES2 スプール・スロットルのサポートやデータ収集効率の向上など、多くの機能強化が予定されています。

IBM Open Data Analytics for z/OS

ソフトウェア発表レター JP17-0281 で発表された IBM Open Data Analytics for z/OS では、主要なオープン・ソース・アナリティクス・テクノロジーを高度なデータ・アクセス・サービスや抽象化サービスに統合する予定です。このソリューションの目的は、データ分析を簡素化することです。また、オープン・ソースのランタイムとライブラリーをソースでの z/OS データの分析と組み合わせ、データ移動を減らして鮮度の高いデータの活用から得られる洞察の価値を高める予定です。

最初のリリース以降、Open Data Analytics for z/OS ではいくつかの改善が行われました。最新の Spark 関連の更新では、Spark 構成および z/OS 上での Spark 2.2.0.8 以降のワークフローを組み込み、アプリケーションをスケジュールするためのオプションを提供する予定です。これにより、システムのメモリーおよび CPU の構成を大幅に調整しなくても複数のアプリケーションを同時に実行できるようになります。

組み込まれる予定のその他のハイライトとして、使いやすさの向上、新規のオープン・ソース・パッケージ、セキュリティーの強化、およびパフォーマンスの向上などがあります。 新規のメインフレーム・データ・サービス機能には、新たに仮想テーブル・サポート、リアルタイム SMF データ・ストリーム、 IBM Db2® Direct によるパフォーマンスの強化が組み込まれる予定です。暗号化パスワードの DRDA 認証サポートとグローバル・デフォルト・ユーザー ID の作成、JDBC ドライバーを使用して Data Services サーバーに接続する場合のパスワード・フレーズ認証、ドライバーとデータ・サービス・サーバーの間でサポートされているユーザー ID エンコードなど、多くのセキュリティー機能の強化が新たに追加される予定です。

z/OS 上の Anaconda スタックは、ビルド自動化を向上させるために Apache Maven のサポートを追加するように強化される予定であり、XGBoost のサポートと一緒に組み込まれる予定です。 XGBoost は、速度とパフォーマンスを重視して設計された勾配ブースティング決定木が実装されていることで、業界で非常に好まれています。 これらの機能強化は、 z/OS でのオープン・ソース標準の価値の向上、Open Data Analytics for z/OS のセキュリティーの強化、 z/OS でのオープン・ソース・テクノロジーの活用を支援することを目的としています。

最新の更新情報については、 IBM Knowledge Center の『 IBM Open Data Analytics for z/OS 』のトピックを参照してください。

セキュリティーとデータ保護の強化

セキュリティー標準

z/OS V2.4 では、OpenSSH 7.6p1 が組み込まれる予定です。 Open SSH 7.6p1 には、以下のような重要な新機能があります。

  • 以下のような新規の鍵交換 (KEX) アルゴリズムのサポート。
    • diffie-hellman-group14-sha256
    • diffie-hellman-group16-sha512
    • diffie-hellman-group18-sha512
    • curve25519-sha256
  • 新規の ssh-ed25519 および ssh-ed25519-cert-v01 鍵アルゴリズムのサポート。
  • 新規の chacha20-ploy1305 暗号のサポート。
  • SMF タイプ 119 サブタイプ 94 および 95 (ssh / sshd 接続開始) レコードの機能強化に、接続の IP アドレスとポートを識別するセクションが含まれるようになります。
  • 鍵リングおよび FIPS モードで楕円曲線 DSA (ECDSA) 鍵がサポートされるようになりました。
  • 鍵リングの鍵で、署名の作成および検証に System SSL が使用されるようになります。
  • 新規の ssh-proxyc コマンドが追加されました。ssh クライアントでこのコマンドを使用すると、SOCKS5 プロキシー・サーバー経由の接続が可能になります。

全方位型暗号化

z/OS V2.4 は、追加の z/OS データ・セット・タイプ (PDSE など) のサポートによって、継続的に企業内での全方位型暗号化の取り組みを促進し、SPOOL 上での JES 管理データ・セットの JES2 暗号化を提供する予定です。予定されているこれらの機能強化は、アプリケーションを変更することなくデータを暗号化し、コンプライアンスのタスクを簡素化する機能をユーザーに提供することを目的としています。

RACF の機能強化

z/OS V2.4 では、 RACF は、PassTicket 鍵の鍵ストアとして ICSF を使用する暗号化の使用を容易にする新機能を提供することで、PassTicket 鍵のセキュリティーの強化とサイバー攻撃に対する保護を提供する予定です。

z/OS V2.4 では、 RACF は、お客様がセキュリティー関連情報を RACF データベース内に保管するために「 RACF スキーマ」を拡張できるように強化される予定です。これにより、既存のレポート作成ツールやプログラミング・インターフェースを使用して、データを管理および取得できるようになります。

また、 RACF は、ユーザーのセキュリティー環境に対する変更 (特権の変更など) を検出できるようにするための強化も予定されています。

可用性、スケーラビリティー、およびパフォーマンスの向上

スタンドアロン・カップリング・ファシリティーの入出力構成の動的アクティベーション

カップリング・ファシリティー (CF) は、カップリング対応の z/OS プロセッサー間のロック・サービス、キャッシュ・サービス、およびリスト・サービスを提供します。これは、可用性の高い Parallel Sysplex® 構成の重要なコンポーネントです。 スタンドアロン CF (定義としては、サーバー上に存在し、共存する z/OS イメージがないカップリング・ファシリティー) は、スタンドアロン CF に影響を及ぼす動的入出力の構成変更に関与できるようになり、そのような変更をアクティブ化するためにサーバーを再始動する必要がなくなりました。 これまでは、再始動を行うと、CF イメージのコンテンツを他の CF イメージに再配置する必要があったため、スタンドアロン CF を使用している Parallel Sysplex が中断されていました。

本発表によって、スタンドアロン CF サーバーは、中断を伴うリセットを必要とせずに、そこに存在する CF 区画の代わりに、ハードウェアのみの動的入出力の構成変更をシームレスに行うことが可能になります。 この機能は、お客様のワークロード可用性を向上させるだけではなく、CF 構造の再配置に関連するリスクも最小化します。 この機能拡張には、スタンドアロン CF サーバーの z14 GA2 ファームウェア・サポートが必要です。また、その後もこのサポートを使用できるようにするために、z14 GA2 ファームウェアの適用後に IML または POR アクションをスタンドアロン CF サーバー上で実行する必要があります。 この機能拡張を使用するには、ドライビング HCD システムが存在する接続サーバー上で、z14 GA2 の拡張ファームウェア・サポートも必要です。ただし、スタンドアロン CF サーバー以外のサーバー上で IML または POR アクションを有効にするための要件はありません。

一般的に、スタンドアロン CF には、 Parallel Sysplex CF 要求トラフィックに使用されるカップリング・リンク以外の外部接続はありません。この機能拡張について、スタンドアロン CF サーバーでの追加の接続要件はありません。

シスプレックス環境で共有されている zFS ファイル・システムに影響する計画外の停止に対するアプリケーションの透過性

シスプレックス環境で実行され、読み取り/書き込み用にマウントされた zFS ファイル・システムを共有しているアプリケーションが計画外の停止の影響を受けないようにするための、新規サポートが計画されています。 今日、計画外の停止が発生すると、zFS ファイル・システムにアクセスしているアプリケーションでは、入出力エラーが発生します。多くのお客様は、アプリケーションを再始動することでこの問題に対処するしかありません。この新規サポートでは、計画外の停止はシスプレックスの他のメンバー上のアプリケーションに対して透過的になり、zFS ファイル・システムで入出力エラーが発生しなくなるようにすることを目的としています。 この新規サポートは、マウント・オプションとして使用可能になる予定であり、影響を受ける個々の zFS ファイル・システムに対してそれぞれのマウント・ステートメントで指定でき、グローバルに指定することで読み取り/書き込み用にマウントされたすべての zFSファイル・システムでこのサポートを有効にすることができます。また、既にマウントされている zFS ファイル・システムを変更するために動的に指定することもできます。 これは、zFS ファイル・システムを共有している場合のシスプレックス関連サポートであるため、単一のシステム環境で zFS ファイル・システムを使用するアプリケーションでは、この新規オプションは無視されます。

zFS ファイル・システムのマイグレーション機能

ファイル・システム・マイグレーション機能 BPXWMIGF は、ソース・ファイル・システムをアンマウントせずに zFS ファイル・システム間でデータをマイグレーションできるように拡張される予定です。 この新機能は、zFS ファイル・システムをディスク・ストレージ・ボリューム間でマイグレーションする場合に便利です。 マイグレーション・プロセス時にアプリケーションによって使用されているファイルは、アプリケーションに影響を及ぼすことなく、自動的かつ透過的にターゲット・ファイル・システムに移動されます。 これ以前は、BPXWMIGF は、HFS ファイル・システムから zFS ファイル・システムへのアプリケーションに対して透過的なデータ・マイグレーションのみをサポートしていました。

プライベート・クラウドおよびマルチクラウドへの z/OS の統合

IBM Cloud Provisioning and Management for z/OS

  • システム・プログラマーは、特定のテナントによってプロビジョニングされたソフトウェア・サービス・インスタンスが消費しているメモリーを表示し、メモリー消費量のキャッピングを設定できるようになる予定です。 z/OSMF クラウド・プロビジョニング・リソース管理タスクを使用しており、テナントのメモリー計測またはキャッピングが有効になっている場合、ワークロード・マネージャー(WLM)ポリシーは、テナントのメモリー・キャッピング設定を WLM に提供するテナント・リソース・グループで更新されます。
  • クラスター複合テンプレートは、シスプレックス機能を活用して、使用可能なミドルウェア環境を継続的にプロビジョニングできるようにする予定です。 1 回のプロビジョニング・アクションで、シスプレックス内の特定のミドルウェアのネットワーク・クラスター化インスタンスをプロビジョニングできるようになる予定です。 DVIPA などのネットワーク・リソースがクラスター複合テンプレート用にプロビジョニングされている場合は、新しいネットワーク・リソースでシスプレックス・ディストリビューター構成が動的に更新されるようになる予定です。 同様に、1 回のプロビジョン解除アクションで、クラスター複合テンプレート・インスタンスに関連付けられたすべてのメンバー・インスタンスが解放されるようになる予定です。 クラスター複合テンプレートの作成をサポートするための新機能が、複合テンプレートに導入される予定です。システム・プログラマーは、単一の公開テンプレートまたは複数の公開テンプレートからクラスター複合テンプレートを作成できるようになる予定です。 クラスター複合テンプレートのメンバー・テンプレートは、すべて同じソフトウェア・タイプである (つまり、同じミドルウェアのクラスターをプロビジョニングする) 必要があります。 z/OS V2.4 では、複数の z/OS システムを持つクラウド・ドメイン内に作成できるクラスター複合テンプレートを提供する予定です。クラスター複合テンプレートをプロビジョニングすると、メンバー・テンプレートの各インスタンスは、クラウド・ドメイン内の別個のシステムにプロビジョニングされるようになる予定です。 クラスター複合テンプレートには、独自のリソース・プールがあります。 すべてのメンバー・インスタンスの z/OS リソースは、クラスター複合テンプレートのプロビジョニング時に、同じリソース・プールから取得されるようになる予定です。 IBM Db2 および MQ ミドルウェアは、クラスター複合テンプレート機能を使用して、事前定義されたカップリング・ファシリティー・リソースを持つ並列シスプレックスで、 Db2 共有グループまたは MQ キュー共有グループのプロビジョニングをサポートできます。
  • ワークフロー・エディター・タスクは、以下のように拡張される予定です。
    • ワークフロー・エディターには、 IBM 提供のステップの「ツールボックス」が組み込まれる予定です。これは、データ・セットの作成や REST 要求の送信など、 z/OS 上での一般的なタスクを実行するために設計されています。 ワークフロー定義を作成する際には、ステップ・ツールボックスを調べて、各ステップが自分のニーズに適用可能かどうかを確認してください。 適用可能なステップがある場合、 IBM 提供のステップを共有ステップ・ライブラリーからインポートして変更することで、独自のステップを作成するより時間を節約できるようになります。
    • 配列は、ワークフロー用に定義できる新しいタイプの変数になる予定です。 値のリストをマップする必要がある場合は、配列変数の使用を検討してください。
    • ワークフロー定義 XML ファイル、フラグメント・ファイル、および変数入力ファイルにより、順次データ・セットあるいは区分データ・セットにオプションを入れることを可能にする予定です。 以前は、これらは z/OS UNIX ファイルでなければなりませんでした。

z/OS のクラウド・ストレージ・アクセス - 透過的な階層化

データはあらゆるビジネスの中心であり、そのデータをどのように保管および管理するかは重要です。 クラウド・ストレージを使用すると、実質的に無制限の量のデータを簡単かつ低コストで保管し、インターネット・プロトコルを使用して世界中のどこからでもそのデータにアクセスすることが可能になります。 データとそれに関連するメタデータは、拡張性と柔軟性を兼ね備えるように設計されたフラット・アドレス・スペースに、固有の ID を持つ個別のオブジェクトとして保管されます。

  • 多くの z/OS のお客様は、データ・ストレージ環境の複雑さを軽減し、総所有コストを最小化するために、クラウド・ストレージを採用しようとしています。 IBM DS8000® System Storage® の透過的なクラウド階層化は、 z/OS や DFSMShsm との連携で開発された機能であり、OpenStack Swift または S3 互換インターフェースを使用して、アーカイブ・データをクラウド・オブジェクト・ストレージ・ソリューションに、ポリシーに基づいてサーバーレスで自動的に直接移動できます。 以前にデータのマイグレーションに使用されていた従来のテープ・ボリュームの代わりに、ホストから DS8000 へのデータ移動をオフロードすることで、DFSMShsm はテープ中心のアーキテクチャーでの多くの制限をバイパスできるようになります。 また、リサイクル、16K ブロック・サイズ、順次アクセスなどのアクティビティーも不要になります。 DFSMShsm の自動マイグレーションは、SMS 管理クラス・ポリシーを介して透過的なクラウド階層化をサポートし、データ・セットが参照された場合には、パラメーターを変更する必要なく、常にそのデータ・セットを自動的に 1 次ストレージに再呼び出しします。 透過的なクラウド階層化には、 DS8000 サーバー上の既存のイーサネット・ポートが使用されるため、追加の装置は不要です。2 サイトのメトロ・ミラー、 FlashCopy® 、およびグローバル・ミラーを含む、シンプレックスとコピー・サービスの両方の関係内にあるボリュームへのデータのマイグレーションおよび再呼び出しがサポートされています。また、使用中のデータのセキュリティーを提供するために、暗号化がサポートされています。 このソリューションは、アプリケーションおよびエンド・ユーザーに対して透過的であり、 IBM Z 上でのデータ・アーカイブ操作を簡素化します。
  • OAM のオブジェクト・サポートによるクラウド・ストレージの追加の z/OS 活用について詳しくは、ソフトウェア発表レター JP18-0563 の OAM クラウド・ストレージの開発意向表明を参照してください。

企業に積極的な IT ガイダンスとサポートを提供する効果的なシステム管理

z/OS プラットフォーム・ソフトウェア・インストールの改善

ソフトウェア発表レター JP16-0498 および JP17-0104 と、このセクションの最初にリストされている後続の発表で発表されたとおり、 IBM と業界をリードするその他のソフトウェア・ベンダーは、インストール関連の様々な改善で連携してきました。 IBM は、インストールおよびデプロイメントにおける z/OS プラットフォームの全般的な改善を、 IBM とその他のソフトウェア・ベンダーが使用できるようにする予定の機能とともに、推進することを支援する計画です。一方これらの改善は、経験の多少に関係なく、 z/OS システム・プログラマーが一貫性のある簡単な方法で z/OS プラットフォームを管理できるようにすることを目的としています。 IBM は、 z/OS MF Software Management の一部である新しいインストーラーを使用してソフトウェアをインストールし、ソフトウェア・ベンダーがサポートするサーバーからパッケージを取得するように設計された新しい形式でソフトウェアをパッケージ化して配布できるようにする機能を提供してきました。 これらの要件を満たすように設計された多くの機能は、PTF を適用した z/OS V2.2 以降で、 z/OS Management Facility Software Management コンポーネントで使用できます。

z/OS V2.2 および z/OS V2.3 で z/OS MF Software Management APAR PH02650 の PTF を使用すると、 IBM およびその他のソフトウェア・ベンダーによって指定されたワークフローを起動して、インストール時の構成ステップおよびカスタマイズ・ステップを実行できるようになります。 そのようなワークフローをデプロイメント操作にリンクすることで、新規のデプロイメントを一貫性のある方法で実行できるガイド付きの一連のステップが提供され、インストールが簡単になります。 ソフトウェア・ベンダーは、対応する機能を使用して、実行するワークフローを指定できます。 IBM は、このサポートを、デプロイメントのソースまたはターゲットとして 1 次 z/OSMF ホストを使用しないデプロイメント操作に拡張する予定です。

さらに、Software Management では、z/OSMF ワークフロー機能によって提供される新機能を活用する予定です。 ワークフローは、タスクの実行を簡素化する目的で定義された一連のステップによってユーザーをガイドするソフトウェア成果物です。 この新しい Software Management 機能は、値が割り当てられた変数のリストをサポートするように設計されています。例えば、ソフトウェア・ベンダーは、ワークフロー内の後続のスクリプトまたはプログラムで処理されるデータ・セットの長いリストを持っている場合があります。エンティティーごとに個別のワークフロー変数を使用する代わりに変数配列型を使用することで、ソフトウェア・ベンダーは、柔軟かつ強力な構成およびカスタマイズのワークフローを非常に簡単に構築できるようになります。

IBM WebSphere® Application Server の機能強化

IBM は、 z/OS MF、 z/OS の Knowledge Center、PKI サービスなどの内部コンポーネントで使用するために、 z/OS 用の WebSphere Application Server Liberty プロファイルを引き続き z/OS で提供する予定です。 このコンポーネントには、引き続き 1 年間のローリング・メンテナンスが含まれる予定です。 JSON Web Token サポートなどの新機能は、このパッケージで提供される予定です。また、利用しているコンポーネントに応じて、パッケージでこれらの新機能が公開されます。

ISPF 大文字英語機能

また z/OS V2.3 をまだ発注しておらず、この機能を組み込みたい日本のお客様向けに、個別に注文可能なフィーチャーとして ISPF 大文字英語機能が z/OS V2.3 に追加される予定です。 既に z/OS V2.3 を発注済みの日本のお客様向けには、既存のシステムに簡単に追加できるように Web 配布物が提供されます。 詳しくは、ソフトウェア発表レター JP19-0152 を参照してください。

印刷の機能強化: IBM Infoprint、フォント・コレクション、変換

IBM Infoprint Server のデフォルト動作として動的構成が有効になる予定です。デフォルト動作のこの変更は必須であり、元に戻せません。これは、この変更に関する以前の開発意向表明を実現するものです。

動的構成を有効にする利点には次のものがあります。

  • 権限がある管理者は、/etc./Printsrv/aopd.conf ファイルを編集するのではなく、Infoprint Server ISPF パネルまたは Printer Inventory Definition Utility (PIDU) を使用して動的属性を表示し、変更することができます。
  • システム構成定義内の属性を変更する場合は、いくつか例外はあるものの、変更を有効にするために Infoprint Server の停止と再始動を行う必要はありません。
  • 個々のデーモンの開始と停止を行うように、Infoprint Server を構成できます。
  • 動的構成を必要とする、Infoprint Server の新機能のメリットを活用できます。例えば、 MVS™ システム・ロガー機能を使用できます。

JES3 から JES2 への移行補助

将来的に JES2 が戦略的なジョブ入力サブシステムになることを示した 2017 年の発表により、JES3 から JES2 に移行するお客様の新たな関心が高まっています。 移行に対するお客様の懸念に基づいて、JES2 はいくつかの重要な JES3 機能を含むように機能強化されました。 これらは、JCL/JECL 処理 (//*ROUTE XEQ JECL のサポート)、ネットワーク・ジョブ入力 (NJE ジョブ・ストリームでの複数ジョブのサポート)、およびその他の機能 (JES3 ディスク・リーダーなど) の領域です。 これらの機能は、どちらも JES3 から JES2 への移行を補助しますが、システム・プログラマー向けの JES2 の機能も強化します。



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開発意向表明

Top rule

JES2

z/OS V2.4 は、JES2 がチェックポイント・データ・セットで z11 レベルをサポートする最後のリリースになる予定です。 z22 モードが z/OS V2.2 において提供されました。 IBM は、z22 モードに移行することを推奨しています (まだ移行していない場合)。

JES3 から JES2 への計画的なマイグレーション

ソフトウェア発表レター JP17-0306 で、 IBM は、JES2 が z/OS オペレーティング・システムの戦略的ジョブ入力サブシステム (JES) であること、および JES3 のサポートと保守は継続されることを発表しました。 今日まで、 IBM は、JCL での E メール・サポート、スプールのマイグレーションとマージ、動的チェックポイント拡張と管理を容易にするための調整など、独自の機能を提供することで、JES2 に多大な投資をしてきました。 z/OS V2.4 で、 IBM は、出口プログラムをパラメーター化されたルール・ベースのアプローチで実装できるようにするポリシーの定義に基づいて、JES2 スプール暗号化および新しいユーザー出口の代替手段を提供する予定です。JES3 から JES2 にマイグレーションする取り組みを支援するために、依存ジョブ制御、期限スケジューリング、8 文字のジョブ・クラス、および JES3 JECL 制御ステートメントの解釈などの機能が JES2 に追加されました。 z/OS V2.4 では、ディスク・リーダー機能や JES2 での JES3 JECL サポートの拡張 (ROUTE XEQ) など、マイグレーションを補助する追加機能が予定されています。 今日、 IBM は、JES2 に対する戦略的投資と継続的な取り組み、ならびに JES3 から JES2へのマイグレーションの補助の継続的な強化の結果として、 z/OS V2.4 の次のリリースが、JES3 フィーチャーを提供する最後の z/OS のリリースになることを発表します。

JES3 を利用されているお客様は、JES2へのマイグレーションの計画を開始することをお勧めします。質問がある場合は、jes3q@us.ibm.com にお問い合わせください。

z/OSMF ServerPac

z/OSMF Software Management のポータブル・ソフトウェア・インスタンス形式での IBM の最初の ServerPac は、 CICS® Transaction Server とそれに関連する CICS 製品に対して提供される予定です。最初は、 IBM は、 CICS および関連製品用の ServerPac を新規の z/OS MF ポータブル・ソフトウェア・インスタンス形式または既存の CustomPac ダイアログ・ベース形式のどちらで注文するかを選択できるようにする予定です。 z/OS MF ポータブル・ソフトウェア・インスタンス形式は、 z/OS MF Software Management を使用してインストールするように設計されています。CustomPac ダイアログ・ベース形式を使用する要件は、変更されていません。また、これは PSI 形式での提供が予定されている多くのオファリングの最初のケースです。 どちらの形式についても、 IBM は、インターネット・ダウンロードまたは DVD での配布を引き続き提供する予定です。この z/OS MF ポータブル・ソフトウェア・インスタンス形式での IBM ServerPac の最初のオファリングは、z/OSMF Software Management で共通インストーラーとして使用される予定の一貫性のあるパッケージ形式を提供するための、 IBM と他の主要な z/OS プラットフォーム・ソフトウェア・ベンダーとのコラボレーションにおける次のステップを象徴しています。

z/OS マイグレーション・ワークフロー

z/OS V2.4 以降、 IBM は、「 z/OS マイグレーション」資料 (GA88-5487) を現行の形式で提供するのを終了する予定です。 z/OS V2.2 以降、マイグレーション・アクションについて学習する方法として推奨されているのは、「 z/OS マイグレーション・ワークフロー」です。 従来のブック形式の代わりに、 z/OS MF ワークフロー機能を介して多くのマイグレーション・アクションの検出、実行、および検証を行うことで、特定のシステムにあわせて調整された、固有のアップグレード・パスが可能になります。 z/OS V2.4 リリース以降では、 IBM は、 z/OS MF ワークフローでのマイグレーション・タスクと、エクスポートされた単一ファイルの提供を継続する予定です。 z/OS V2.4 マイグレーション資料を両方の形式で提供することで、ユーザーは、引き続き z/OSMF ワークフローの利点を享受できるだけではなく、従来の形式で検索、参照、印刷を行うこともできます。

従来の「 z/OS マイグレーション」資料 (GA88-5487) の廃止に伴って、次回のアップグレードは、企業内の少なくとも 1 カ所で z/OS MF を使用できるように準備した状態で計画することが強く推奨されます。 z/OS MF 機能がなくても容易に読んだり印刷したりすることができるエクスポート形式の z/OS マイグレーション資料は、いずれかの特定の環境にあわせて調整されたものではないので注意してください。 z/OS V2.4 でマイグレーション用に z/OS ワークフローが提供されている場合は、名前を「 z/OS アップグレード・ワークフロー」に変更することで、各 z/OS リリースに以前のリリースより高レベルの機能が組み込まれていることを明確に示します。 一般的に、「アップグレード」という用語が「マイグレーション」の代わりに使用されます。「 z/OS アップグレード・ワークフロー」は、 IBM/IBM-Z-zOS の git repository を使用して提供される予定です。ここでは、現在は「 z/OS マイグレーション・ワークフロー」が提供されています。

ISPF ワークステーション・エージェント (WSA) のサポートの終了

z/OS V2.4 は、ISPF ワークステーション・エージェント (WSA) (ISPF クライアント/サーバー・コンポーネントとも呼ばれる) をサポートする最後のリリースになる予定です。 WSA は、ローカル・ワークステーション上で稼働するアプリケーションで、ワークステーションと ISPF ホストの間の接続を維持します。 これは、主にワークステーションとホストの間のファイル転送に使用されます。 IBM は、Zowe Dataset Explorer、 z/OS FTP、および同様のファイル転送メカニズムで提供されているような、新しいファイル転送ソリューションを使用することを推奨しています。 これらのソリューションには、セキュア通信を提供する機能など、より多くの機能があります。

CMIP のサポートの終了

z/OS V2.4 は、 VTAM® Common Management Information Protocol (CMIP) をサポートする最後のリリースになる予定です。CMIP サービスは、管理アプリケーション・プログラムが、 VTAM 内で実行されるトポロジー・エージェント と呼ばれる CMIP アプリケーションから、さまざまなタイプの SNA トポロジー・データを収集できるようにする API です。 IBM は、SNA ネットワーク・モニタリングのネットワーク管理インターフェース (NMI) を使用して SNA Enterprise Extender および High Performance Routing のデータをモニターすることを推奨しています。

Transport Layer Security (TLS) V1.3 プロトコルのサポート

IBM は、RFC 8446 に指定されているように、TLS V1.3 プロトコルのサポートを z/OS 暗号化サービスの System SSL コンポーネントおよび z/OS Communications Server の Application Transparent TLS (AT-TLS) 機能に追加する予定です。 このサポートは、最新かつ最も安全な TLS 標準を、すべての z/OS System SSL アプリケーション、および AT-TLS 経由で System SSL にアクセスするすべてのアプリケーションで使用できるようにすることを目的としています。

IBM の計画、方向性および指針に関する記述は、IBM の裁量に基づき予告なく変更または撤回される場合があります。今後の製品に関する情報は、IBM の製品の一般的な方向性を示すことを目的としたものであり、発注の意思決定のための判断基準の利用を意図したものではありません。今後の製品に関する情報は、いかなる資料、コード、または機能性を提供というコミットメント、約束、または法律上の義務について言及するものでもありません。 今後の製品に関する情報は、いかなる契約にも含めることはできません。IBM はその裁量に基づき、IBM 製品の将来の機能開発、リリースおよびタイミングを決定します。



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適切なセキュリティー実施について

Top rule

IT システム・セキュリティーには、企業内外からの不正アクセスの防止、検出、および対応によって、システムや情報を保護することが求められます。不適切なアクセスにより、情報の改ざん、破壊、または悪用を招くおそれがあるほか、システムが誤用された場合は他者へのシステムを攻撃してしまうおそれがあります。セキュリティーに対して包括的なアプローチをとらない IT システムや IT 製品は、完全にセキュアであるとみなすべきではなく、また単一の製品や単一のセキュリティー対策で極めて効果的に不正アクセスを防止できるものはありません。 IBM システムおよび製品は、セキュリティーに関する包括的な取り組みの一環として設計されています。これには必然的に追加の運用手順が含まれ、これを最も効果的なものとするには、他のシステム、製品、またはサービスが必要となる場合もあります。 IBM では、システムおよび製品が第三者の悪質な行為、および不正な行為による影響を受けないことを保証することはできません。

商標

IBM Cloud、IBM z14、RMF、および MVS は、世界の多くの国における International Business Machines Corporation の商標です。

IBM、z/OS、IBM Z、RACF、IBM z13、IBM z13s、zEnterprise、z/VM、System z、FICON、Db2、Parallel Sysplex、DS8000、System Storage、FlashCopy、WebSphere、CICS、および VTAM は、世界の多くの国で登録された International Business Machines Corporation の商標です。

Linux は、Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標です。

UNIX は、The Open Group の米国およびその他の国における登録商標です。

その他の会社名、製品名、およびサービス名は、それぞれの会社の商標またはサービス・マークです。

ご利用条件

お客様の国で発表されて入手可能な IBM の製品およびサービスは、その時点で有効な適用可能な標準契約書、条項、条件、および料金に基づいて発注できます。 IBM は、この発表をいつでも予告なしに変更または撤回する権利を保有します。この発表は情報提供のみを目的としています。追加のご利用条件については、以下の Web サイトをご覧ください。

ご利用条件

この製品発表レターは、IBM Corporation が発表した時点での製品発表レターの抄訳です。

IBM 製品に関する最新情報については、 IBM 担当員または販売店にお問い合わせいただくか、 IBM Worldwide Contacts ページをご覧ください。

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